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高岡古城公園 景観再生プロジェクト2024 ~みんなの力で高岡古城公園の価値と魅力を高めよう~

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 9,389,500

93.8%

目標金額:10,000,000

達成率
93.8%
支援人数
290
終了まで
受付終了

富山県高岡市(とやまけん たかおかし)

寄付募集期間:2024年10月4日~2025年1月6日(95日間)

富山県高岡市

プロジェクトオーナー

高岡古城公園は中心市街地に広大な面積を有し、四季折々の美しい自然が楽しめる都市公園であると共に、高岡城築城当時の遺構を残す国指定史跡であり、長く市民に愛され続けてきた高岡のシンボルです。しかし、公園指定後に植樹された樹木や自生した雑木が生い茂り、緑豊かな公園となっている一方で、樹木の密生により、植生の生育不良、眺望や景観の魅力が十分に伝わらない状況となっており、さらに史跡の本質的価値である濠や郭、土塁、石垣の保存への影響が課題となっています。
そこで私たちは、ガバメントクラウドファンディングを活用して市内外からの寄付を募り、公園内の生い茂った樹木の伐採を進め、城跡としての価値と魅力が感じられる公園を目指します。

高岡古城公園 景観再生プロジェクト2024
~みんなの力で高岡古城公園の価値と魅力を高めよう~

この度、「高岡古城公園樹木管理行動計画」のさらなる推進を目的として、昨年に引き続き「高岡古城公園 景観再生プロジェクト2024」を立ち上げ、ガバメントクラウドファンディングを活用して市内外からの寄附を募り早期の事業完了を目指します!

※目標額に達しなかった場合も、本事業に活用させていただきます。
※目標額を上回った場合は、事業速度をさらに加速させます。

昨年度の取り組み

令和5年度の景観再生プロジェクトの伐採によって、石垣が良く見えるようになり景観が向上しました。

本プロジェクトの実施内容

現況と実現したい整備イメージ

現況の写真の左側は、令和5年度 景観再生プロジェクトの寄附によって伐採した場所です。
みなさまのご協力により実現したい整備イメージのように石垣などの史跡がよく見えるようになり、景観が向上しました。
令和6年度 景観再生プロジェクト2024の寄附で、右側の樹木の伐採等を行い、実現したい整備イメージのような景観となるよう、さらに取り組みを進めます。

高岡古城公園とは・・・?

前田利長が築いた高岡城~大戦を想定した最強の城~

上空からみた高岡城跡(高岡古城公園)

慶長14年(1609)、4年前に隠居していた加賀藩前田家二代当主の前田利長公は、当時関野と呼ばれていた原野に高岡城を築城しました。
この高岡城跡が現在の「高岡古城公園」になります。
利長は、武士とその家来を連れて高岡城に入城し、城下町には武家屋敷、町人地、社寺地などを配置し、町の繁栄を図りました。これが現在の高岡市中心部の起源です。

高岡御城景台之絵図(慶長17年8月写)高岡市立中央図書館蔵
高岡古城公園案内図(2020) 一部加工

高岡城は利長の隠居城として築城されましたが、実は実戦も想定した最強の城といわれています。
時代は、豊臣から徳川へ世の中が変わる変革期。また戦になるかもしれないと全国的にも築城ブームの中、利長は難攻不落の城を築きました。

高岡城最強説の理由は【馬出】にあります。(馬出:防御と反撃の両方の機能を兼ね備えた陣地のこと)
本丸を中心に、二の丸、鍛冶丸、明丸、三の丸、本丸東、小竹薮の馬出を土橋でつなげた「連続馬出」が高岡城の守りの堅さを象徴しています。

「高岡城跡は天守が無いからお城らしくないな・・・」と思っている方も多いかもしれませんが、
お城の真の価値は、地形を活かした郭(区画)や濠などによって、いかに攻めにくく守りやすい縄張り(設計)となっているかにあります。
高岡城ほど論理的に馬出を使いこなし、純粋に城全体の縄張りに昇華させた城は、全国でも唯一といえます。
つまり、高岡城は最高水準の縄張りで築かれた日本を代表する城です。

熱い想いで奇跡的に守られた城跡

最強と言われた高岡城ですが、幾度も危機に直面します。

入城から5年後の慶長19年(1614)に利長が死去。
翌同年20年(1615)徳川幕府の一国一城令により、わずか6年で廃城となります。
武士は金沢に、町人も高岡を離れ、町は急速にさびれてしまいました。

こうした中、家督を継いだ加賀前田家三代当主前田利常は、城下町から町人たちの転出を禁止し、
塩や魚の問屋を造らせ、城跡には米蔵や塩蔵を置くなどして、高岡を城下町から商工業の町へと転換しました。
利常は、高岡城跡の土塁や濠などをそのまま保有し、いざという時の防御の拠点として守ったと考えられています。
利常の優れた手腕により、高岡に物資を集め、まちは「加賀藩の台所」と言われるほどの経済都市へと発展しました。

そして、再び危機に直面します。
明治3年(1870)に金沢藩は城跡の民間払い下げを決定。
こうした中で、当時の第十七大区長(市長に相当)服部嘉十郎ら有志が嘆願書を提出し、
明治8年(1875)に「高岡公園」に指定され、城郭は消失の危機を逃れました。

さらに、高岡城跡(高岡古城公園)は、戦災を逃れ、高度経済成長期にも開発されず、
幾度の危機を乗り越え、いまも、往時の姿を多くとどめました。
この結果、他の城のように濠が埋められることなく、築城時の姿が残され、当時最高水準の縄張りを体感できる公園となっています。

春は桜、秋は紅葉の名所として市民の憩いの場となっています。

城跡としての価値と魅力を高めたい!

高岡古城公園の現状

市民に長く愛され続けてきた高岡のシンボルですが、公園指定後に植樹された樹木や自生した雑木が生い茂り、緑豊かな公園となっている一方で、
樹木の密生により
● 植生の生育不良
● 眺望や景観の魅力が十分に伝わらない
● 史跡の本質的価値である濠や郭、土塁、石垣の保存への影響
が課題となっています。

高岡古城公園樹木管理行動計画の策定

そこで、高岡市では「城跡の風格漂う、みどりの安らぎと潤いある高岡古城公園」 を将来像として掲げ、令和5年3月に「高岡古城公園樹木管理行動計画」を策定しました。
本計画では都市公園としての緑の機能を保全し、自然的環境に配慮しつつ、現在、樹木で覆われてしまった高岡城跡の最大の魅力である縄張(郭、濠、土塁、土橋など)の姿を再び出現させ、訪れた人達が在りし日の高岡城の面影やその風格を感じることができる空間づくりに取り組むこととしました。

寄附者のみなさまへ

高岡市長 角田悠紀

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この度は、「高岡古城公園 景観再生プロジェクト」にご関心を寄せ、ご支援いただき心から感謝いたします。
高岡古城公園の史跡の価値や公園の魅力をさらに向上させるため、昨年多くの方々からご支援いただいた「高岡古城公園 景観再生プロジェクト」に今年も挑戦します。
一人でも多くのみなさんからのあたたかいご支援があれば、街のシンボルとも言える高岡古城公園が、さらに素晴らしい場所となることでしょう。
私自身も市民の一人として、私たちの街をもっとよくしたいと願っています。みなさんのお力を貸していただき、一緒に高岡古城公園を、次世代へ繋げましょう。
引き続き、みなさまからのあたたかいご支援を宜しくお願いします。

寄附をしてくださる市民のみなさまへ

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5,000円以上の寄附をいただいた方に、「御城印型お礼状」を進呈します。
※市内在住の方は、ふるさと納税返礼品の進呈はございません。

市民の方は下記の「ふるさと納税で応援」から寄附をお願いします。

市外在住のみなさまへ

市外在住の方で、プロジェクトに賛同し、寄附をしてくださる方は、下記の「お礼の品を選んでこのプロジェクトへ寄付をする」から寄附をお願いします。

お礼の品をご紹介

  • 2025年01月09日 09:43

    【プロジェクトの受付期間終了】ご支援いただき、ありがとうございました。

    2025年1月6日を以ってプロジェクトの寄付受付を終了しました。

    目標額には届かなかったものの、多くの方からのご支援いただけたこと、大変嬉しく思っております。
    温かいメッセージと共に、応援いただき本当にありがとうございました。
    いただいた寄付金は、高岡古城公園の史跡としての価値と魅力が感じられる公園を目指す事業に、大切に活用させていただきます。
    「高岡古城公園樹木管理行動計画」の早期完了を目指し、取組みを進めてまいります。
    ぜひ高岡古城公園を訪れ、景観の変化を感じていただけたらと思います。
    この度は、誠にありがとうございました。

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富山県高岡市

高岡市は、本州のほぼ中央で日本海に面する富山県の北西部に位置し、平成17年11月1日に旧高岡市、旧福岡町が合併し誕生しました。
市内の西側は山間地域で西山丘陵や二上山が連なり、北東側は富山湾、東側は庄川・小矢部川によって形成された良質な地下水を有する扇状地が広がるなど、深緑と清らかな水に包まれたとても自然豊かな地域です。豊富な歴史・文化資産やものづくりの伝統に支えられた歴史都市・高岡の強みをさらに磨き、活かしながら、まちの魅力、存在感を高め、「元気なふるさと高岡」の創造を進めています。