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【佐賀コミュニティフリッジ】食事に困っているひとり親家庭への支援を拡充させたい!

カテゴリー:子ども・教育 

main_img 達成

寄付金額 1,772,000

177.2%

目標金額:1,000,000

達成率
177.2%
支援人数
40
終了まで
受付終了

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2023年10月30日~2023年12月31日(63日間)

佐賀県NPO支援 × 空家・空地活用サポートSAGA(そらそら)

プロジェクトオーナー

私たち「空家・空地活用サポートSAGA」(以下:「そらそら」)は、佐賀県内の空き家と空き地の問題解消に取り組むNPO法人です。特に、高齢者や外国人、ひとり親家庭など、住居を得ることが難しい社会的弱者の方への居住支援を行っています。長期間手つかずの空き家は、放火や不法侵入、ごみの不法投棄など、犯罪の温床、まちの景観悪化、倒壊被害など、地域として見過ごすことのできない問題をはらんでいます。空き家問題の解消と支援を必要とする人の住居の確保という課題の2つを結びつけることで、解決できる社会課題は2倍になると考えました。

そしてその先に見えてきたのが、社会的に支援を必要とする方々へのサポートは「住宅をお世話するだけでは十分ではない」という現実でした。経済的に困窮するひとり親家庭へ食事支援ができないか?「そらそら」だけでは解決することが難しい社会課題も、地域のさまざまな組織と連携・協力することで、解決できるのではないか。こうして始まった取り組みの一つが、2022年5月、食事支援を行う「佐賀コミュニティフリッジ」開設という形で実現しました。

私たちは、佐賀県の未来を担う子どもたちが生き生きと生活し、誰もが幸せに住み続けることのできる地域づくりを目指しています。ぜひ皆様のご協力をお願いします!

九州初のコミュニティフリッジを開設し、160世帯を支援中

ひとり親家庭の2人に1人は貧困状態

佐賀県内の空き家の状況をみると、2013年には4.3万戸だったものが、2018年には5万戸に増加しており、人口減少や高齢化の進展により今後も増加していくことが予想されています。
一方、佐賀県では8人に1人の子どもが貧困状態にあり、ひとり親家庭の48%が貧困状態にあるともいわれています。佐賀県が2021年に実施した「子どもの生活実態調査」では、所得が低い世帯の子どもの3割は朝食を毎日食べていないという状況も浮かびあがりました。この他にもデータには表れないところで、貧困に苦しんでいるご家庭があります。

そこで私たちは、一般家庭や企業の皆様からいただいた食料品や日用品をストックし、支援を必要とする人に提供するため、2022年5月に空き家を改修して「佐賀コミュニティフリッジ」をオープンしました。コミュニティフリッジとは、食料品や日用品の支援が必要な方が、時間や人目を気にせず、24時間いつでも無料で受け取ることができる仕組みのことです。

これまで、経済的に特に困窮するひとり親等のご家庭160世帯を支援してきました。去年皆様から頂いた善意の寄付により、2022年9月には、コミュニティフリッジ利用者の中から支援物資の棚卸しのためのスタッフを採用し、ひとり親家庭の雇用創出にも寄与しています。
しかし、支援物資や事業継続のための人員はまだまだ足りていません。2023年、コロナ禍による社会的影響は⻑期化し、また物価や光熱費高騰もあいまって、困窮家庭には継続的な支援が必要になっています。どうか、みなさまのお力添えを頂けますと幸いです。

寄付の食品 24時間受け取り可能

地域のなかで助け合う「みんなの冷蔵庫」

「佐賀コミュニティフリッジ」の運営は、「そらそら」と、子どもの居場所づくりを進める「さが・こども未来応援プロジェクト実行委員会」が担っており、その他にもさまざまな組織や団体が連携・協力することで成り立っています。

例えば、物資の確保はフードバンクなどの食支援活動を行う団体が協力する。あるいは、支援が必要なひとり親家庭への告知は行政の子育て支援担当や、民間の子育て支援団体を通じて行う。また市内14の郵便局には「フードボックス」が設置され、家庭などで余っている食べ物を持ち寄り、それらを取りまとめて寄付するフードドライブを受け付けています。そのほか、佐賀県内のお寺や法人の皆様からも、寄付物資をご提供いただいています。空き家活用を核として複数の組織、団体が結集し、それぞれが得意としている分野で力を発揮して作り上げている点に「佐賀コミュニティフリッジ」の特徴があります。

運営を開始して以降、需要と供給のバランス、利用者に対する物資配布の公平性や本当に必要な人に届けるための仕組みづくりに努めてきました。
人員を増やしたり仕組みを変えたり改善を繰り返していますが、まだまだ理想的な状況には追いついていません。加えて、食品の安全性を担保するための厳しい管理条件についてもクリアしていく必要があります。

寄付金の使い道

お預かりしたご寄附は、コミニュティフリッジの運営経費として大切に活用させていただきます。具体的には、物資管理のためのスタッフの補充に加えて、食品を安全に管理するための冷蔵庫・冷凍庫や室内の空調などの電気代に充てる予定です。スタッフについては、コミュニティフリッジ利用者の中から採用することで、シングルマザーの雇用創出と利用者の目線に立った運営改善に活かしていきます。

現在当団体は、約160世帯とつながりコミュニティフリッジによる支援活動を行っていますが、1週間辺りの供給率は40%程度にとどまっています。今後人員と物資調達力を増強することで、2024年3月末までに100%に向上させる予定です。特に、貧困度が増す年末や年度末の臨時的な支援も強化します。また、佐賀県には貧困家庭が約7,900世帯あり、まだまだ支援を必要とするご家庭が多いのが現状です。長期的には、佐賀県内の他地域に支援エリアを拡大し、ひとり親家庭への食事支援率の向上を目指しています。

※目標金額に達しなかった場合、目標金額以上の寄附をいただいた場合でも、本事業のために活用させていただきます。。

私たちのこれからの動き(事業実施スケジュール)

2023年10月 個人の皆様から寄付物資募集開始
2024年3月 供給率100%の達成・支援振り返りと次年度支援にむけた準備

空き家活用を核とした地域のつながり

食事支援・居住支援・就労支援を視野に入れ

「雑草が生い茂っている。。。」
「誰かが住んでいるかも。最近のゴミが捨ててある。。。」
「建物が老朽化してきていて、怖い。。。」 など

景観の悪化や悪臭、老朽化による家屋の倒壊や不法侵入・不法占拠、放火などの犯罪リスクが高くなると言われています。

近隣住民の不安が大きくなり、その活用を望む声が多く聞かれます。

私たちは空家をシェアオフィスやシェアハウスに変え、その利用促進をしてきた団体です。
その中で貧困問題にも行き当たるようになり、4年前から住まいに困っている要配慮者向けに居住支援を行い、コミュニティフリッジではひとり家庭への食事支援をしています。
加えて、貧困家庭へ就労先の紹介なども行い、居住支援・食事支援・就労支援の 3 つの社会課題を同時に解決できるエコシステムの構築を目指しています。

空き家を活用し、人が住み、人が往来することで、活気は生まれます。活気が生まれることで魅力的な地域として、さらに人が集まるようになります。
私たちは支援を必要とする方々の生活基盤が安定することに重きを置いています。住まいを見つけて終わりではありません。その後も自立できるまで、見守りを続けます。

行政機関では手の届きにくい方々への支援

佐賀県こども家庭課副課長 石丸さん

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2022年5月に、九州初、全国で6か所となる「コミュニティフリッジ」が、NPO法人 空家・空地活用サポートSAGAの御尽力により佐賀県佐賀市に開所されました。

「コミュニティフリッジ」は、支援を必要とされる方が、時間や人目を気にせず、都合がよい時に、提供される食料品・日用品を取りに行ける仕組みです。
現在、本取組の支援対象とされているひとり親家庭に対して、行政機関では手の届きにくい部分での支援を実施していただいていることをありがたく思います。
また、コミュニティフリッジで提供される食料品・日用品は、企業や家庭からの寄付によりその多くが賄われており、家庭から提供のあった食料品・日用品の中には、そのままであれば活用されず、廃棄予定のものもあったと聞いています。
支援する側が負担感なく支援活動に参加できるところがこの仕組みの良いところだと思います。

「子どもの貧困」「食品ロス」といった社会問題の対策にもなっているこの取組に対する皆様の御支援をよろしくお願い申し上げます。

厳しい状況を生き抜く人達の切実な声

アバンセ館長 田口香津子さん

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2022年5月、コミュニティフリッジ佐賀の開設を私は美しい奇跡を見たように心震えました。
2年前、某外国の街ビルに食品や生活用品を保管するスペースで人が出入りする光景を偶然テレビ番組で見ました。
「日本では無理。まして佐賀では遠い先の話。」と感じていた私でしたが、「そらそら」は、九州最初の開設に漕ぎ着けてしまいました。

「そらそら」には、ひとり親家庭(シングルマザー)をはじめ、コロナ禍の厳しい状況を生き抜こうとする人達の切実な肉声が届いていたはずです。しかし、前例のないことの実現には、高い共感性と情熱だけではなしえず、豊かな経験から得た専門知識をもとに、課題を一つずつクリアする粘り強さが必要だったでしょう。

困った時に優れた専門性を持つ多くの仲間・協力者の存在も強みだったと思います。しかし何より今回は、「開設後の課題は、その時々に解決すれば、どうにかなる。始めよう。」という思い切りの良さ。
人への信頼感、楽観性、解決力あってこその決断です。ますます、そらそらへのファン度がアップしています。

気にかけてくれる、という実感が救いになる

たくさんの感謝の言葉を頂いています

田中里美様(仮名)

精神的にもきついときにこのような機会に恵まれたことに感謝しています。
事業を運営されてる方々、物資を寄付してくださる方々が気にかけてくれてるという意味にも感じられ孤独感が安らぎます。
ありがとうございます。

斉藤結子様(仮名)

2人の子どもと3人で暮らしています。 パート勤務をしながら、子育てと家事の毎日を送っています。
近くへ来た時は利用させていただいていますが、本当にありがたいです。
善意を大切に、自分自身もできる奉仕活動を行っていきたいと思います。 ありがとうございます。

鈴木あかり様(仮名)

食料品、日用品のご寄付本当にありがとうございます。
育児に家事に仕事に毎日目まぐるしい日々ですがみなさまの温かい気持ちを受け取り、励みにし頑張ります。
小学生と中学生の子がおり本当によく食べる年頃になりました。お腹いっぱい食べさせてあげれると思うとホッとします。衣食住があってこその生活…本当にそう思います。
食の部分が満たされるだけでも十分です。ありがとうございます。

貧困に苦しむ家庭があります

一日3食を食べられない子どもがいます

日本の「子どもの相対的貧困率」は2018年時点で13.5%となり、子ども(18歳未満)の7人に1人、実に約280万人の子どもたちが貧困に苦しんでいます。
さらに、ひとり親世帯では48.1%、2人に1人が貧困状態にあることを示しています。

ところが、実際は身の周りにそのような子どもを見かけないという貧困の見えづらさが、問題の解決を難しくしています。
私たちの地域でも生活に困難を抱える親子が増えてきていることを感じます。
経済の影響による仕事の事情、離婚や介護などの家庭の事情、それぞれに理由があります。
そしてそれは誰しもに、ある日、急に訪れるかもしれないことなのです。

こうしたときこそ「困ったときはお互いさま」の気持ちで助け合いたい。
コミュニティフリッジはこの助け合いの精神で、必要な支援を届ける事業です。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。少しでも、寄付をご検討して頂けたら幸いです。

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄付することができます。
お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 子供たちの笑顔のために頑張ってください

    2023年11月14日 11:31

  • 子供たちの明るい未来のためによろしくお願いします!

    2023年11月12日 0:43

  • 素晴らしい活動です。
    子供達が、安全な食事をお腹いっぱい食べられる事のが大事ですよね。

    2023年11月7日 8:50

  • 頑張れ!

    2023年10月30日 10:04

  • そらそらさんの活動、いつも応援しています!

    2023年10月30日 9:45

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