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【史跡高松城跡】 高松城跡ビジターセンター(仮称)の整備プロジェクト

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 1,285,000

85.6%

目標金額:1,500,000

達成率
85.6%
支援人数
18
終了まで
受付終了

香川県高松市(かがわけん たかまつし)

寄付募集期間:2023年10月1日~2023年12月31日(92日間)

香川県高松市

プロジェクトオーナー

瀬戸内海に面して築かれた日本三大海城の一つ、高松城。現在は国指定史跡高松城跡として、また都市公園玉藻公園として、多くの方々に親しまれています。
高松市では高松城跡の史跡としての価値を伝えるために、既存の展示施設である陳列館の展示をリニューアルし、ガイダンス機能の向上を目指しています。

ビジターセンター(仮称)の役割と現状

ビジターセンター(仮称)は史跡高松城跡を紹介するガイダンス機能をもった施設です。史跡の本質的価値や特質、最新の史跡整備の状況を紹介するとともに、史跡の周遊の拠点としての役割があります。
しかし、現在の陳列館は高松城内という歴史を体感できる場所にありながら、展示内容が古く、体系だった展示ができていない状況になっています。

ビジターセンター完成予想図

Before After

陳列館の外観

既存の陳列館の展示をリニューアルし、ビジターセンター(仮称)として整備します。展示内容や照明設備などを更新し、高松城の歴史、史跡や重要文化財、名勝などの文化財、整備状況などを紹介する展示とする予定です。

陳列館内部現状

ビジターセンター完成予想図

そもそも高松城の魅力とは?

高松城跡天守台

高松城は生駒親正によって天正16年(1588)に築城された城郭です。寛永19年(1642)、水戸藩の2代藩主徳川光圀(水戸黄門)の兄、松平賴重が城主となり、それ以後明治になるまで高松松平家が居城としました。
明治時代には一時的に陸軍の拠点となっていましたが、再び高松松平家の所有になります。大正時代には披雲閣と呼ばれる和風の建物が建てられました。

現在は史跡高松城跡、重要文化財艮櫓・月見櫓、重要文化財披雲閣、名勝披雲閣庭園など、多様な文化財が残る都市公園となっており、歴史を身近に感じることのできる憩いの場となっています。

高松城の魅力!

①海城

天守台から内堀を望む
写真

【和船乗舟体験】
高松城は日本三大海城の一つに数えられるように、海に面して築城されました。瀬戸内海を縄張りとして取り込んでいる点が特徴です。城の東西には舟入(=港)が整備されるなど、海上交通が意識されていました。
高松城の内堀は水門を通じて海水を引き込んでいます。そのため、潮の満ち引きによる水位の変化がみられ、鯛などの海生生物が多く生息しています。鯛のエサやり体験や、和船に乗って堀をめぐることができます。

②近世城郭の遺構

高松城月見櫓・水手御門・渡櫓
復元された桜御門
写真

高松城跡には生駒家が慶長年間に整備した石垣と、高松松平家が寛文年間に拡張整備した際の石垣が見られます。また、月見櫓・艮櫓などの城郭建造物が残されており、石垣とあわせて江戸時代の城を体感できます。
さらに令和4年に桜御門を復元するなど、城内の歴史的建造物の整備が進められています。
※改修されている渡櫓石垣

③明治・大正の歴史的建造物

高松城三の丸には高松松平家の別邸として建築された披雲閣があります。披雲閣は大正時代に建てられ、迎賓館として利用されました。披雲閣の周囲には同時期に造られた庭園が広がっています。披雲閣の各部屋の名称は、この庭園に植えられた樹木等にちなんでいます。
旧藩主家が城跡に邸宅と庭園を整備するという全国的にみても少ない事例であること、また江戸時代の御殿を意識した建物配置や大規模な和風住宅であることなどに歴史的価値があることから、披雲閣は国の重要文化財に指定されています。

披雲閣全景
披雲閣蘇鉄の間
披雲閣庭園から月見櫓を望む

④都市公園

現在、高松城跡は玉藻公園として市民の憩いと潤いの場となっており、年間約20万人が訪れています。桜の馬場は高松市街中心で桜を見ることができる貴重なスポットで、4月上旬には夜間開放され、夜桜見物が楽しめます。他にも、桜御門にプロジェクションマッピングを投影するイベントや、ヨガ、フラワーフェスティバルなど、様々な催しが行われています。

桜の馬場 夜間開放
高松城跡のイベントの様子

寄付金の使い道

既存の陳列館の展示をリニューアルし、ビジターセンター(仮称)の整備費用として使わせていただきます。

史跡高松城跡は高松の歴史を語る上でなくてはならない文化財です。
より多くの人に高松城跡の歴史や魅力、最新の調査研究成果を知ってもらうため、皆様の御協力をお願いいたします。

※目標金額に達しなかった場合、また、目標金額以上の寄附をいただいた場合でも、本プロジェクトの事業費として活用させていただきます。

現在進捗情報はありません。

香川県高松市

高松市は、北は多島美を誇る海の国立公園、瀬戸内海に面し、南は讃岐山脈を臨む、風光明媚で温暖な人口約42万人を擁する中核市であり、香川県の県庁所在都市です。

高松市には、高松城跡や石清尾山古墳群などの国指定史跡や、国分寺本堂などの重要文化財、屋島などの天然記念物があり、本市は歴史・文化・自然を身近に感じられる、見どころの多い都市です。

今後も人とまちが活気にあふれ、全ての人が心豊かに暮らすことができ、全ての市民が誇りを持てる歴史文化の継承に取り組んでいきたいと思います。

皆様には、ぜひ一度本市へお越しいただき、「活力にあふれ、創造性豊かな瀬戸の都・高松」の魅力を、一つでも多く発見していただくとともに、高松市政へ関心を持っていただきたいと存じます。