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横浜が誇る文化財!美しい国指定史跡 称名寺境内を次世代へ

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

main_img 達成

寄付金額 3,910,000

130.3%

目標金額:3,000,000

達成率
130.3%
支援人数
168
終了まで
受付終了

神奈川県横浜市(かながわけん よこはまし)

寄付募集期間:2023年10月2日~2023年12月31日(91日間)

横浜市

プロジェクトオーナー

横浜の歴史といえば「開港」というイメージをおもちかもしれませんが、幅広い時代の歴史を伝える文化財が多くあります。
そのうちの一つ、金沢区の「称名寺境内」は、鎌倉時代からの歴史を伝える国指定の史跡です。横浜市は史跡の管理団体として、庭園苑池の保存整備事業を実施し、朱橋を配した美しい浄土式庭園を復原しました。
整備から35年が経過し、史跡の維持管理にも課題が生じています。そこで、より多くの方々に次世代への継承にご参画いただき、また、これを機に幅広い横浜の歴史文化を知っていただきたいと思い、本プロジェクトを立ち上げました。
市内外問わず、ご支援をよろしくお願いいたします。

金沢北条氏と称名寺

多くの文化財が伝わる金沢北条氏の菩提寺 称名寺

称名寺(しょうみょうじ)は、横浜市金沢区にある金沢北条氏一門の菩提寺です。鎌倉幕府二代執権の北条義時の孫である北条実時が居館内に建てた持仏堂が起源といわれています。隣接地には、実時が造った武家の文庫、金沢文庫がありました。なお、現在の神奈川県立金沢文庫は、昭和5年に県の施設として復興し、平成2年から歴史博物館として活動を行っているものです。
大正11年に中心区域63,956㎡が「稱名寺内界 附金澤氏墓及開山審海上人以下世代塔」という名称で国指定史跡に指定され、その後、昭和47年に周辺区域91,289㎡が追加指定され、指定名称が「称名寺境内」になりました。
称名寺の庭園は、南の大門から反橋・中島・平橋を経て金堂に達する形式の浄土式庭園としては時代的に最後の例といえることから、庭園史上における高い価値を有しています。
また、史跡内には文化財指定された建造物が点在するほか、隣接する神奈川県立金沢文庫には称名寺に伝わる文選集注(国宝)、称名寺聖教・金沢文庫文書(国宝)をはじめ、多くの文化財が所蔵されています。

庭園の整備と現在の維持管理

庭園の復原的整備

横浜市は、史跡 称名寺境内の管理団体として、昭和59年度から62年度にかけて庭園の保存整備を行いました。
整備方針は、昭和53年度からの発掘調査の結果をふまえ、「称名寺絵図並結界図」(国指定重要文化財)に基づき反橋と平橋を整備し、鎌倉時代の苑池造園当初の姿に復元しました。

調査で発見された、絵図に描かれている反橋・平橋の一部と考えられる橋脚

その後、平成19年度から20年度にかけて反橋と平橋の架け替えを行ったほか、令和3年度には色褪せた橋の塗り替えを行うなど、安全管理や景観の維持に努めています。今後も史跡の美しい景観を維持し、次世代に継承していくことが必要です。

令和3年度に行った平橋と反橋の塗り替え

整備から約35年、国史跡を次世代に継承していくための環境整備

庭園の整備から約35年が経過し、称名寺の歴史的背景や価値をわかりやすくお伝えするための説明板の修繕のほか、老朽化した設備(ベンチ等)の更新など、庭園内の環境整備も課題となっています。

経年劣化により、「称名寺絵図並結界図」が見えにくくなっている説明板
長年、使用され老朽化したベンチ

貴重な文化財はみんなの財産、だからみんなで守りたい

文化財は、市民、国民共有の財産ですが、所有者や管理者の努力だけでは、継承が難しくなることもあります。
そこで、横浜市では、文化財をまずは知ってもらい、地域社会で継承していくための取組みとして、必要な経費の一部に、クラウドファンディングを活用することとしました。
今回は、横浜の「称名寺境内」の環境整備の一部に皆様のお力をいただき、横浜の歴史文化に興味を持ってもらい、次世代につなぐために参画していただける方を増やしていきたいと考えています。

寄附金の使いみち

説明板の修繕、庭園内のベンチなどの史跡の環境整備の一部に使わせていただきます。

※目標金額に達しなかった場合/目標金額以上のご寄附をいただいた場合も本事業に活用させていただきます

お礼の品をご紹介

ご寄附いただいた市外在住の方に向けた、本プロジェクト限定のお礼の品をご紹介します。
※このプロジェクトへの寄附はふるさと納税制度の対象となります。このため、横浜市にお住まいの方はご寄附をいただくことは可能ですが、お礼の品をお送りすることはできません。何卒ご了承ください。

第27回称名寺薪能チケットと出演者による特別事前講座

称名寺境内の特設能舞台で行われる「称名寺薪能」は、例年、当地ゆかりの演目が上演され、大変人気があります!
薪能観覧チケット(S席)に加え、称名寺薪能をよりお楽しみいただくため、出演者である櫻間右陣師による特別事前講座を受講できるスペシャルなセットです。

※お申込み数に限りがあります

◆第27回称名寺薪能開催概要(予定)

◆第27回称名寺薪能開催概要(予定)
日時:令和6年5月3日(祝・金) 午後5時開演(午後4時開場)※
会場:称名寺境内[特設能舞台](横浜市金沢区金沢町212-1)京急金沢文庫駅より徒歩約15分
   ※雨天時は、横浜市金沢公会堂(横浜市金沢区泥亀2-9-1 金沢区役所隣)にて実施します。
演目:能  「巴」   櫻間右陣
   狂言 「鐘の音」 野村萬斎

*諸般の事情により予告なく内容が変更になる場合がございます。

◆特別事前講座概要(予定)

日時:令和6年3月2日(土) 午後1時30分~午後3時
会場:櫻間會 富士見舞台(東京都千代田区富士見2-14-31)JR飯田橋駅より徒歩約5分
講師:櫻間右陣師(能「巴」のシテ)
タイトル:『称名寺薪能の楽しみ方』(仮)
内容:能の基礎知識や当日の演目解説をわかりやすくお話します。また櫻間家に代々伝わる美しい能面、装束、扇を数点ご鑑賞いただきます。その後、舞台にて櫻間右陣先生の仕舞をご覧いただきます。

*諸般の事情により予告なく内容が変更になる場合がございます。

第26回称名寺薪能の様子(曲目:清経、撮影:平舘 平)

称名寺 金堂(神奈川県指定重要文化財)、ご本尊 弥勒菩薩立像(国指定重要文化財)などの特別拝観とガイドつき境内散策

NPO法人横濱金澤シティガイド協会によるガイドを聞きながら園内を散策し、通常は非公開の金堂(神奈川県指定重要文化財)内を特別に拝観できるツアーです。
金堂内では、称名寺ご住職・横浜市歴史博物館学芸員のお話を聞きながら、ご本尊の弥勒菩薩立像(国指定重要文化財)などを拝観いただけます。
横浜の歴史、文化財を身近に感じていただき、大変貴重な経験ができる絶好の機会です!!

※お申込み数に限りがあります

◆実施概要(予定)

実施日時:令和6年2月24日(土) 午前10時~正午 雨天実施
コース:約2時間(説明・見学・休憩時間含む)
    称名寺赤門→ガイド付き境内散策→称名寺金堂(拝観とお話)→解散
集合場所:称名寺赤門前(神奈川県横浜市金沢区金沢町212-1)京急金沢文庫駅より徒歩約15分

*諸般の事情により予告なく内容が変更になる場合がございます。

称名寺金堂(神奈川県指定重要文化財)

たくさんの方々に愛される史跡 称名寺境内

NPO法人横濱金澤シティガイド協会

称名寺(金沢山称名寺)の史跡を守りたい

写真

私たちは金沢区及びその周辺の自然風土や文化等に関心を持つ金沢区民及び来訪者に対して、郷土愛とボランティア精神を持って案内や説明等を行い、この地に相応しい街づくりや社会教育等の推進に寄与することを目的とし、様々な事業を行っています。

鎌倉幕府の要人北条実時はこの地に別業を造り、正嘉(しょうか)二年(1258)亡母の七回忌の法要のため、持仏堂を建てたのが始まりで、文永(ぶんえい)四年(1267)に審(しん)海(かい)を開山として迎えて、真言(しんごん)律宗(りっしゅう)の寺院とし、金沢北条氏の菩提寺としました。

鎌倉は幕府が開かれると人口も急増し、全国から米を始め大量の物資が船で運び込まれた江戸湾の六(むつ)浦(ら)が港は鎌倉の台所口となり、物資は朝夷奈(あさいな)切通(きりどおし)(国指定史跡)を超えて運ばれました。六(むつ)浦(うら)、金沢(かねさわ)は重要な地となり、金沢北条氏が別業を構えてこの地を抑えたとされています。

称名寺は750年以上の歴史を持つお寺ですが、阿字ケ池周囲の説明板などが老朽化しており、その修理の経費の一部にしたく、クラウドファンディングを実施するということですので、私たちも応援をしたいと思います。
また、ご寄附くださった市外の方に対するお礼として、ご住職のご厚意で金堂にてお話を聞き、 ご本尊等の重要文化財の拝観の機会をいただきました。皆様のお力添えをお願いいたします。

金沢区幸せお届け大使 ぼたんちゃん

写真

こんにちは。横浜市金沢区の花「牡丹」の妖精「ぼたんちゃん」です♪
横浜の18区のキャラクターを代表して、このプロジェクトを応援しにきたよ!

金沢区は、横浜市の中で一番南に位置しています。海と山に囲まれ、歴史を感じる場所がたくさんある魅力たくさんのまちなんだ!
鎌倉時代には、重要な交通ルート(朝夷奈切通)が作られたり、幕末には浮世絵師 歌川広重さんが「金沢八景」の絵を描いていたり、昭和にかけては伊藤博文さんや川合玉堂さんなど、たくさんの偉人が別荘で過ごしたり…。金沢区にはこうした歴史に関係する文化財がたくさん残っています!!

なかでも称名寺は、ぼたんちゃんや金沢区のみんなにとって大切な場所のひとつです。季節によって変わる景色を楽しんだり、称名寺市民の森でお散歩やハイキングをしたり、お隣の県立金沢文庫にも立ち寄ってみて歴史をお勉強してみたり!住んでいるまちに、歴史ある場所が今でも残っているって、とても誇らしい気持ちです。そしてこれまで、たくさんの人たちの努力や協力のおかげで守られてきたと思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。

これからもこの大切な史跡 称名寺境内をずっと残していきたいし、今よりもっともっとたくさんの人々に、称名寺を好きになってもらいたいと思います。
ぜひ、クラウドファンディングにご協力いただけたらとてもうれしいです!

武将風のぼたんちゃんだよ!

お礼の品一覧

  • 2024年01月05日 14:07

    みなさまのお陰で、目標額を達成することができました!

    皆様からのあたたかい応援により、目標金額の300万円を大きく上回る391万円、168人の方にご寄附いただき、無事目標を達成することができました。
    募集期間中には、温かい応援メッセージもいただき、私たちとプロジェクトの原動力になりました。
    たくさんのご支援、誠にありがとうございました。

    いただいたご寄附は、国指定史跡称名寺境内の環境整備のために大切に活用させていただきます。
    今後も、横浜市の文化財を次世代に継承するための取組への応援をよろしくお願いいたします。

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    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

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  • 2023年12月20日 09:59

    みなさまのお陰で90%を超えました。目標金額まであと30万円!

    プロジェクト終了まで、残すところ10日ほどとなりました。

    現在、128名の方々からご寄附をいただいております。
    応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!

    温かい応援メッセージも、随時拝見しております。
    応援の声とご支援が、私たちとプロジェクトの原動力になっています。
    残りの募集期間も頑張ってまいりますので、ぜひお知り合いやご友人に本プロジェクトを紹介いただけますと幸いです。
    拡散用のプロジェクトURLはこちら【https://www.furusato-tax.jp/gcf/2513】

    どうにか達成させたい想いです!
    引き続きよろしくお願いいたします。

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