【名水の里 秦野】の名水百選を守りたい―弘法の清水水屋更新プロジェクト

名水復活宣言20周年を記念して

平成元年、「弘法の清水」の水が、発がん性物質テトラクロロエチレンに汚染されているという報道が写真週刊誌に掲載されました。
秦野市は実態調査の後、審議会の設置、条例の制定、浄化事業の実施など市一丸となって地下水の保全に取り組み、2004年（平成16年）１月１日、当初100年はかかるといわれていた地下水の浄化を驚きの速さで推進し、名水復活を宣言しました。
2024年（令和６年）１月１日には、この「名水復活宣言」から20周年を迎える記念の年となるため、改めて過去の取組を振り返り、水の大切さを多くの方に感じていただければ幸いです。

名水の里　秦野

丹沢の山々に囲まれる秦野盆地には、市民共有の財産である豊富な地下水が貯えられており、市内の至る所で水が湧き、井戸や農業用水など多くの方が地下水を利用しています。
特に市営水道水源の約７割が地下水由来であり、人々の生活を「名水」が支えています。
市域では、川や滝、湖とともに表丹沢の豊かな自然が四季折々の姿を魅せ水と緑が育んだ生き物や食べ物、疲れた体を癒す温泉など、自然と人が共生しています。

名水百選選抜総選挙おいしさが素晴らしい名水部門１位

昭和６０年、当時の環境庁が選定した名水百選。「秦野盆地湧水群」は、全国初の自営簡易陶管水道である「曽屋水道」や条例等による地下水保全の取り組みが認められ、７８４件の応募の中から選ばれました。
そして、名水百選選定から３０周年を記念して行われた名水百選選抜総選挙では、秦野市の地下水を汲み上げて作られる「おいしい秦野の水－丹沢の雫－」が、おいしさが素晴らしい名水部門で全国１位を獲得しました。

寄附のお礼について

もりりんからひとこと

こんにちは！ボクは森の妖精　もりりんだよ！
「弘法の清水」には弘法大師の伝説がある、とっても歴史のある湧水なんだ。地元の人たちがこまめに掃除してくれていて、登山をしようと秦野に来た多くの人たちもこの水を汲んだりしているよ。
たくさんの人たちが大切にしている湧水を子どもたちに伝えていくためにみんな力を貸してね！

＜森の妖精「もりりん」のプロフィール＞
　名　前　もりりん（モリ目リン科カワイイ属ヨウセイ種）
　種　別　森の妖精
　生息地　くずはの広場（フォレストハイツくずは101号）
　好　物　おいしい秦野の水、盆地に差すおひさまの光、落花生など
　お友達　森に棲む生き物のなかま、自然を愛するみんな、ボンチーヌなど