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「佐賀発の実践的グローバル人財育成事業」 〜SDGsを推進し、佐賀と世界の未来を担うグローバル人財の育成〜

カテゴリー:子ども・教育 

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寄付金額 1,132,000

45.2%

目標金額:2,500,000

達成率
45.2%
支援人数
9
終了まで
受付終了

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2022年12月20日~2023年3月20日(91日間)

佐賀県NPO支援 × 特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス

プロジェクトオーナー

本事業は、未来を担う若者(高校生)が、主体的に社会と関わって他者に貢献できる市民となれるよう、途上国の課題解決を対象としたProject Based Learning(以下、PBL:問題解決型学習)の手法を取り入れて学ぶグローバル人財育成事業です。
「変化の激しいこれからの時代において、平和の担い手たるグローバル人財が、自らの未来を自らの手で創造していき、未来の世代に、持続可能で平和な社会を準備する」ことを事業理念に掲げています。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

自ら社会課題解決に挑む平和の担い手の育成

グローバル人財育成の歩みを止めない

佐賀県におけるグローバル人財育成は、2019年に始まった新型コロナウィルスによるパンデミックの影響により、留学補助事業、海外研修等の事業に多大な影響が出ており、 今後も予測の困難な状況です。
国際社会で活躍し、SDGsに代表されるような地球規模の社会課題の解決に挑む人財の育成は、長期的に考えると日本と世界の未来を左右する重要なものであり、新型コロナウイルスによるパンデミックのような事態においても、その歩みを止めてはならない活動です。

SDGs(持続可能な開発目標)は、先進国・途上国の枠組みにとらわれず、世界・地域の社会的課題を解決することを求めています。
本事業は上記の観点から、単に語学力の向上に留めず、あらゆる規模の課題に気づき、その解決に挑む人財を「グローバル人財」と捉え、国内外の社会課題を自分事として関心を持ち、他者に貢献し、自ら問題解決に挑む「平和の担い手」の育成を目指しています。

国際協力NGOと教育現場の密な連携を実現

リアルで実践的な学びを本格的かつ継続的に

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活動① 弊会日本事務局スタッフによる社会課題解決講座
地球規模の社会課題を解決するために必要な基礎知識を習得するための講義・対話ワークショップ・ディスカッションを学校の総合学習等の授業で行う。
特に、現代社会を形作ってきた世界の歴史・社会構造・経済システム等について学び、 社会問題を引き起こす背景に着目し、探究学習により、問題の本質を捉える力を育む。
また、世界の課題の構造と、国内・地域の課題の構造を比較して学ぶ機会を創出し、世界と日本・身近な地域の繋がりや関わりについて考察し、未来を担う学生が「今何ができるか」を考える機会を提供する。

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活動② 弊会海外事務所スタッフによる社会課題解決講座
日本事務局スタッフによる講座によって学んだ知識や経験に基づき、人権問題、貧困の問題や平和構築の問題などの世界の課題について、海外の現場で働く当会の海外スタッフや現地の受益者等と意見交換やディスカッション、ワークショップを主に英語によるコミュニケーションで行う。
特に、学生に現地の生きた経験や感覚を体感させ、異文化・他言語でのコミュニケーションの機会を提供し、多様かつグローバルな着想で物事を捉えられる力を育む。

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活動③ 海外事業地と連携した「高校生による問題解決プログラム」
日本事務局スタッフ・海外事務所スタッフによる社会課題解決講座によって身に着けた知識・視点・対話力・コミュニケーション能力を生かし、弊会海外事業地で生じている現地の課題の解決のための小規模プロジェクトを学生が立案・計画・実行する。

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活動④ 海外スタディツアー
問題解決プログラムで学んだ現地を訪問し、自らが計画し、現地で実行されたプログラムの効果を確認し、検証を行う。(状況により、オンラインで実施する。)

活動⑤ 国内での啓発活動
問題解決プログラムで学んだ経験を活かし、取り組んだ社会課題について県内・日本国内での啓発キャンペーンを実施し、課題の現状を周囲の人々に伝えるとともに、課題解決のためにできる第一歩を踏み出す。

寄付金の使い道

佐賀県内の高等学校への職員の旅費交通費の一部、高校生による問題解決プログラムのため海外事業地で行うプロジェクトの調査・実行費用の一部、国内での啓発キャンペーンの実行費用の一部、担当職員の人件費の一部に使用します。

【内訳】
・国内旅費交通費 100,000円
・海外旅費交通費(タイ・カンボジア・ラオス実地調査費) 300,000円
・タイ・カンボジア・ラオス現地プロジェクト実行費用 1,000,000円
・国内啓発キャンペーン実行費用(宣伝・広告費、消耗品費、イベント会場費等)500,000円
・担当スタッフ人件費 600,000円

【目標金額に達しなかった場合の寄附金の取扱い】
目標金額に達しなかった場合、自己資金にて費用を補い、本プロジェクトへ活用させていただきます。また、目標金額以上の寄附を頂いた場合、本プロジェクトのカンボジア・ラオス現地プロジェクト実行費用、国内啓発キャンペーン実行費用、担当スタッフ人件費として活用させていただきます。

未来の子どもたちに持続可能で平和な社会を

若い世代が自らの未来を、自らの手で創造

本事業の大きな特徴の一つは、高校生が発案したプロジェクトによってタイ・カンボジア・ラオス等の社会課題の解決に挑む実践性であり、その学びの過程で世界の社会構造の矛盾や社会課題について深く、年間を通じて学ぶ継続性です。

特に、世界の課題と日本での自己の生活との繋がりを学ぶことによって、他者の苦しみや困難に対して「自分ごと化」する習性が身に付き、家庭や学校、友人関係などの身近な問題から地域・日本・世界の課題に対する当事者意識と問題解決能力を年間を通して継続的に育むことができます。

このような学びを若者が高校時代に経験することにより、国際協力業界で活躍する人財の輩出に加え、ビジネスセクターや教育機関、公的機関等あらゆる分野・領域の仕事においても、地球規模の社会課題の解決や世界平和の実現に挑む人財を育成することができます。

また、変化の激しいこれからの時代において、若い世代が自らの未来を、自らの手で創造していく上で有意義な機会となるとともに、「未来の子どもたち」に、「持続可能な社会」、「平和な社会」を準備することに繋がる価値のある事業だと思います。

年間を通じて継続的な学びを

本事業の実施スケジュール(予定)です。

2023年3月: 事業準備期間
2023年4月-7月: 活動①弊会日本事務局スタッフによる社会課題解決講座
2023年8月-10月: 活動②弊会海外事務所スタッフによる社会課題解決講座
2023年11月-2024年3月: 活動③海外事業地と連携した「高校生による問題解決プログラム」
2024年3月: 活動④海外スタディツアー(海外プロジェクトの実行)
2024年4月-8月: 活動⑤国内での啓発活動

テラ・ルネッサンス創設者・理事 鬼丸昌也

世界平和実現のために欠かせない事業

テラ・ルネッサンスだけでは、「すべての生命が安心して生活できる社会(世界平和)」を実現することはできません。平和を願い、平和をつくろうとする担い手(人財)をたくさん育み、共に行動していくことで、きっと世界平和は実現すると、私たちは信じています。

だからこそ、「佐賀発の実践的グローバル人財育成事業」を立案した時、私は嬉しくて仕方がありませんでした。

佐賀県の高校生が、単発の講演・講義ではなく2年間ものあいだ現地(タイ・ラオス・カンボジア)の人々と触れ合い、その課題と背景を学び、課題解決のために「自分たちに何ができるか」を探究していく。そんなプロセスを通じて、平和の担い手を育むことができる。

テラ・ルネッサンスがずっと取り組みたいと願っていたことに、佐賀県民のご理解を得て、共にチャレンジする。そのことが、とても嬉しかったのです。さらには、このチャレンジが定着した暁には、佐賀県内、そして全国、世界でも、同じようなプロジェクトを展開していきたいという夢(目標)も湧いてきました。

佐賀県(行政)、教育機関、企業、NPOが一体となって、佐賀県から平和の担い手を育むという新たなチャレンジへのご理解とご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

東明館高等学校 山元祐輝さん

子どもたちが平和な未来を創造するために

2021年7月にテラ・ルネッサンスと連携協定を結んでから本校探究コース(1期生)との協働プロジェクトであるグローバル人財育成事業が始まりました。
探究コースでは2年生の2学期からは生徒が自分たちでプロジェクトを立ち上げ各教科のカリキュラムを作り替えてから学んでいくスタイルを取っていたため、テラ・ルネッサンスとは一緒にカリキュラムの作成からスタートしました。

授業では地理Aと倫理という科目でテラ・ルネッサンスの社会課題解決講座や鬼丸さんによる起業家教育を担当していただき、理系科目でコンポストや圧力発電の研究、国語や英語では子ども兵についてのトピックで研究を行いました。
特に社会課題解決講座ではアフリカの地誌学や、正義とは何か、支援するとはどういうことか、などの哲学を通して本質を学んでいきました。その本質を知った上で、私たちは何ができるのか、どんな課題にどう向き合っていくことが平和につながるのかを何度も確認しながら、他教科で学んだ中で使えることをプロジェクトに取り込んでいきました。
最終的には、プロジェクトの計画を立て、副知事をはじめとした佐賀県庁職員や全校生徒にプレゼンをし、現地との調整を図った後、現地で実践をしました。

この1年間を通して、私たちは実践しないとわからないことがたくさんあることに気づきました。何かを成し遂げたいと思うのであれば、それをやってみないと大変さに気付けない、何が実現可能かもわからないと思うのです。その「実践知」をこのテラ・ルネッサンスの社会課題解決講座で学ぶことができたと思っています。

日本財団が行なっている18歳意識調査というものがあります。日本は他国と比べ各項目において低い数値が出ていることが問題視されていますが、グローバル人財育成事業を受けた生徒の皆さんに同じ調査を取ってみました。結果的に、①自分は責任がある社会の一員だと思う、②自分の行動で国や社会を変えられると思う、③国や社会に役立つことをしたいと思うの3つの項目について、全員がそう思うと答えました。

グローバル人財育成事業(協働プロジェクト)をやり遂げることで、生徒たちに社会課題に対する当事者意識が身につき、将来何かの課題を見つけ、解決したいと思った時に行動できる力を身に付けることができていると思います。

教育が変われば、未来が変わります。その未来を創るのは今の子どもたちです。
今の子どもたちが平和な未来を創造するためにもぜひできることを一緒に行っていけたらと思っています。

東明館高等学校探究コース3年生 宮村和暉

人生における一生の財産になる学び

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2021年9月から約1年間テラ・ルネッサンスとグローバル人財育成事業の一環でウガンダ・カンボジアの支援プロジェクトに参加しました。このプロジェクトを通じて、自分、そして探究コースメンバーの一人ひとりが価値観を大きく広げ、視座を高めることができました。

このプロジェクトを通じて大事だと感じた学びの一つが国際協力における支援の動機、社会課題を解決する動機に対する姿勢と考え方の変化です。
学び始めた当初は、途上国をなぜ私たち(日本人)が支援するのか?を周囲の人に説明するのに時間がかかっていました。

まず、紛争鉱物の問題など、今の私たちの生活とアフリカの紛争を引き起こしている原因は密接に繋がっており、現地の課題解決に対して私たちにも責任があるということを学びました。また、先進国に住む私たちは、その発展の過程で知らず知らず途上国からの資源の恩恵を受けており、今、これから途上国に対して「恩返し」をする必要があるのではないか、いうことも学びました。

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これらの動機付けはグローバル人財育成事業の授業で自分たちなりに必死に考え、見出しました。しかし、現地での支援プロジェクトを実際に実施し、ウガンダの皆さんとの交流を終えた今、「なぜ、支援をするのか」という理由を問われると「家族だから」と答えるようになりました。家族だから彼ら、彼女らが幸せになることは自分たちの幸せである、困っていたら支援するのは当たり前のことじゃないかと感じるようになりました。

他の身近な社会課題の解決に対しても同じような気持ちを持つようになりました。最初は義務感のようなものが動機でしたが、今はしたいからするし、それは当然のことだと思えるようになったのです。1年間、思考し、挑戦し、学び続けたこのプロジェクト。紆余曲折しながらも、歩み続けて得た経験や学び、気づきは僕たちの人生における一生の財産です。この事業を継続して、さらに多くの後輩たちにも生きた学びを得てもらいたいと思います。

佐賀から多くの平和の担い手を。

皆さまのご支援よろしくお願い申し上げます。

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本プロジェクトによって、世界で起きている課題について知り、そして、自分にできることは何かを考え、行動に移すことのできる子どもたちを育てたいと考えています。

課題を自分事として捉える力を養い、自らの力で課題の解決に挑む実体験を得ることで、将来国内外の課題に対して行動し、社会に変化をもたらすことができる大人になることができると信じています。

すでに2021年から本事業を実施しており、1期目、佐賀県の中学校・高等学校で大きな変化と教育成果が現れつつあります。

「この取り組みを来年も継続したい。もっともっと多くの進化をもたらしたい。」そう願って本プロジェクトのご支援をお願いしています。

「ひとり一人に未来をつくる力がある」

この言葉を胸に、当会は事業を実施してまいりました。
世界を変える平和の担い手の育成に、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

佐賀県の特産品を返礼品としてお届けします

佐賀牛、有田焼、有明の海苔、呼子のイカ、お米等の佐賀県の選び抜かれた特産品をお届けします

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

認定NPO法人テラ・ルネッサンスは、「すべての生命が安心して生活できる社会(=世界平和)の実現」を目指して2001年に誕生した国際協力NGOです。

地雷除去支援、紛争・災害被災地域での復興支援、地雷被害者や除隊兵士など紛争被害者への支援事業及び一般市民を対象とした地球市民意識の啓発活動などにより、「次世代への責任」を一人ひとりの 市民が認識することを促し、「すべての生命が安心して生活できる社 会(世界平和)」の実現に寄与することを目的としています。