満84歳!まだまだ現役の日本最大級の木造校舎の保存・活用プロジェクト!
カテゴリー:伝統・文化・歴史
寄付金額 738,000円
目標金額:40,000,000円
- 達成率
- 1.8%
- 支援人数
- 46人
- 終了まで
- 受付終了
山形県長井市(やまがたけん ながいし)
寄付募集期間:2017年11月20日~2018年2月17日(90日間)
山形県長井市
山形県長井市は、江戸時代に最上川舟運の流通拠点として栄えた街です。商人を中心に上方文化の影響を受けながら、発展してきました。そのため、長井市には中心市街地に江戸時代や明治、大正時代の歴史的建造物が多く残っていて、この町並みを巡るまち歩き観光が人気です。
今回、地方創生の取り組みとして、歴史的建造物のひとつであり、平成27年度まで校舎として利用していた「長井小学校第一校舎」(国登録有形文化財)を保存・再生し、「まなび」をコンセプトにした新たなまちなか交流拠点として整備します。この校舎の保存・再生プロジェクトには、老朽化対策工事や消防施設等の設置工事が必要です。全国の皆様からご寄附によるあたたかいご支援をぜひお願いいたします。
国の登録有形文化財である校舎をリノベーションして活用!
■現存する最大級の木造校舎・長井小学校第一校舎
いま、日本国中で廃校や廃校舎が増え、地域から子どもたちの声が消えています。
昭和8年に建設された「長井小学校第一校舎」は、幅93mの2階建て木造校舎。朱色の外観と瓦屋根が目を引く建物です。平成27年度まで、現役の校舎として子どもたちや市民に愛されてきましたが、現在は児童減少や老朽化のため使用を止めています。
現存する木造校舎は全国的にも数少なくなっています。
長井市でも木造校舎はこの一棟だけです。この校舎がなくなってしまうと建物がなくなるというだけではなく、建設した当時の人の思いや子どもたちの学校生活の記憶、建築物としての価値など、一つの文化が消えてしまうのです。
しかし、なくしてしまったものは二度と甦りません。歴史を積み重ねて今ここにあるものを次の世代につないでいくことは、今を生きる私たちの使命です。
この校舎も次の世代へつなぐべき大切な宝物ですが、今後の活用にあたっては、耐震強度不足や老朽化の対策のため、大規模な改修工事が必要となるという大きな壁が立ちふさがっています。
貴重な未利用資源を磨き、全国の宝へ!
この校舎を未来につないでいくため、私たち市民自身が改めてこの校舎が持つ多様な価値に目を向け、「全国に自信を持って誇れる宝物」として、市民にも市外の方にも開かれた交流拠点に生まれ変わらせよう! という想いで、校舎保存・活用のプロジェクトを開始しました。
昨年開催した「校舎活用を考えるシンポジウム」では、市民と行政が共に先進事例等を学び、活用アイディアの意見を交わしました。
市民の方からは、
「卒業生の一人として、第一校舎の保存が決まったことが嬉しい。この校舎が長井の新たなシンボルとなり、多くの人に活用してもらえることで、校舎の第二の使命を果たしてほしい」
「校舎の雰囲気を残しながら、若い人にもお年寄りにとっても、お茶を飲みながら会話を楽しんだり、本を読んだりしたくなる、そんな『みんなの居場所』にしていきたい」
「観光客の皆さんが長井のことをもっと知りたくなるような展示や、まち歩きの休憩所としても使ってほしい」
といった声があがりました。
また、市民有志の皆さんが「第一校舎の保存・利活用を推進する会」を平成29年9月に設立されていて、今後、市民への寄附の呼びかけを開始していきます。
■今後とこれまでの長井市の取り組みについて
市民の声や長井市の地方創生の方針に基づいて、長井小学校第一校舎は多様な「まなび」をテーマとする交流拠点として、子どもたちのキャリア教育や自学のためのスペース、学び舎の雰囲気を生かしたカフェ等の飲食スペース、ギャラリーやまちなか案内機能等を整備し、市民や観光客の皆様にとって居心地の良い空間を整備していきます。
長井市は、江戸時代に最上川の舟運で上杉氏の米沢藩と上方(大阪・京都)を結ぶ一大物流拠点として栄えたことから、有力商人たちが生活に上方文化を取り入れ、建造物も趣あるものが多数築き上げられてきました。
現代においても市民の熱心な保存活動を通して、数多くの歴史的建造物が受け継がれ、貴重な観光資源としてそれぞれの建物や商店街を巡るツアーが人気となっています。
長井小学校第一校舎もこの歴史的建造物の一つですが、これまでは学校施設であったことから、訪れた人は休日に外観だけを見学することしかできませんでした。
しかし、今回の保存・活用プロジェクトを経て一般にも開放されることで、いつでも誰でも中に入り、レトロで懐かしい木造校舎の雰囲気に触れることができるようになります。
また、長井市は地方創生の柱の一つに「教育」を掲げています。
世界に挑戦できる人材の育成に向けて、小学3年生からインターネットを使って子どもたちが直接外国人と英会話をする授業等の先駆的な英語教育や、幼児期からの早期国語教育に取り組んでいます。
さらに世界と対等に渡り合える人材を育てるため、キャリア教育の一環として起業家精神を学ぶプログラムを新たに実施する予定です。
このプログラムの実践の場として、地域の歴史や文化の息吹を感じながら、創造性を発揮させる場所として、第一校舎は最適な場所だと考えています。
市内だけではなく、参加を希望する子どもは誰でも参加できるプログラムづくりを進めます。
活用のため老朽化対策等を実施します
寄附金は、平成30年度に実施する本体部分の老朽化対策工事や防火装置等の設置工事に活用させていただきます。
■寄附金の使い道
皆さまから頂いたご寄附は以下のようなスケジュールで行なわれます。
寄附金の使途(「長井小学校第一校舎保存工事費用)
・老朽化対策工事費用 …3,000万円
・耐震工事費用 …1,500万円
・防火装置設置等 … 500万円
合計:5000万円(市内寄附見込み額1000万円含む)
平成29年9月現在、既に基礎部の耐震化工事は着手していますが、今後の活用のために必要な工事はまだたくさんあります。
行政負担や市民による寄附だけでは約4,000万円の財源不足が生じる見込みです。
事業スケジュール
皆さまから頂いたご寄附は以下のようなスケジュールで行なわれます。
・ご寄附受付終了…平成30年2月中旬頃
・耐震化等の工事着工…平成30年4月頃
・工事完了…平成30年12月頃
・校舎のリニューアルオープン…平成31年4月頃
長井市の宝を守っていきます
ふるさと納税の仕組みを活用し、このプロジェクトに、全国の皆様からご支援いただきたいと考えています。
ご寄附いただいた方には、お礼の品として、長井市の豊かな自然と清涼な水が育む果樹や米などの農産物をお届けします。(ふるさと納税の趣旨を踏まえ、長井市内在住の方へのお礼の品はお送りしておりません。ご了承ください。)また、ご寄付申し込みの際、氏名等の公表を可と選択いただいた方は、校舎へ掲出予定の芳名板にお名前を記させていただく予定です。
現在進捗情報はありません。
山形県長井市
山形県長井市は、山形県南西部に位置する人口約2.7万人の街です。朝日・飯豊連峰の山々に囲まれ、南北に最上川が流れる自然豊かな街です。最上川の舟運による歴史文化がもたらした商人屋敷や明治以降の洋館などが、まちなかに今も残ります。特に、豊かな水をまちなかの水路や家庭に引き込んだ生活様式は長井独特の文化です。これらの資源を生かすため、道の駅の開設、観光地域づくり組織の設立等により、まちなか歩き旅行商品を企画・販売するなど、観光振興に力を入れています。また、四季がはっきりとした気候が育んだ米や果樹等の農産物、米沢牛等の生産が盛んです。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。