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視覚障がい者の世界を広げる「NaviLens」をもっと広めたい!

カテゴリー:まちづくり 

main_img 達成

寄付金額 2,120,000

100%

目標金額:2,120,000

達成率
100%
支援人数
7
終了まで
受付終了

東京都文京区(とうきょうと ぶんきょうく)

寄付募集期間:2022年10月3日~2022年12月31日(90日間)

東京都文京区×株式会社メジャメンツ

プロジェクトオーナー

スペイン発祥の視覚障がい者向けアプリ「NaviLens(ナビレンス)」を用いて、視覚障がい者の移動時の不安・不満・不便を和らげるお手伝いをいたします。
「NaviLens」は海外では地下鉄の乗り場案内や、バスの行先や時刻案内、施設の展示物案内、レストランのメニュー案内、災害時の避難経路案内など多岐にわたり活用されています。
今回は文京シビックセンターの1階や9階などに「タグ」と言われる2次元コードを貼り、移動時に必要な情報をアプリ経由で音声で伝えることで、移動時の不安を和らげるお手伝いをします。

一人でできることが増えるとやりたいことも増え、積極的に外に出て、イベントに参加したり、映画鑑賞したり、旅行にも行きたくなる人も増えてくると思います。

今回はそのきっかけとなる「NaviLens」を体験していただきたいと思っています。

ひとりで移動できる範囲を広げたい!!

障がい者が抱える不安と課題

視覚障がい者は外出時の移動に不安があります。
また同行援護にも限界があり、可能な限り一人で行動できるようになることが自立した活動を支援することにもなります。
今回の事業は視覚障がい者の不安・不満・不便を和らげ、自立した活動を支援するためのものとなります。

進んでいる方向が正しいのか?進んでいる先は安全なのか?白杖や点字ブロックだけでは得られない情報を伝えることで視覚障がい者は不安を和らげることができます。
今回は文京シビックセンターに訪れる視覚障がい者が安心して移動できるようにしたいと考えています。

スマホアプリで視覚障がい者の移動支援

点字ブロックがなくても方向が分かるアプリ「NaviLens」の導入・活用

視覚障がい者向け移動支援アプリ「NaviLens」を用いて、視覚障がい者の移動時の不安・不満・不便を和らげます。

文京シビックセンターを活用する、主に文京区に住む視覚に障がいのある方々がシビックセンターを安全に移動できるように、「NaviLens」の「タグ」と言われる2次元コードを要所要所に貼り、移動時に必要な情報をアプリ経由で音声で伝え、不安を解消します。

もっと自由に視覚障がい者も外出して遊びに行ける世界に

音声情報が視覚障がい者の生活を変える

視覚障がい者が同行援護なく一人で歩行する場合、危険な場所を歩かないでいいように点字ブロックと呼ばれる黄色い視覚障がいのある歩行者向けのブロックがあります。これにより、一人で行動する際のある程度の不安は解消されました。ですが、点字ブロックだけでは「正しい方向に進んでいるのか」「どっちに何があるのか」までは分かりません。それらを解消するための今回の実証実験になります。

今回の「NaviLens」の導入により、行きたいところへの誘導だけでなく、間違った方向へは行かなくなること、点字ブロックがなくても方向が分かることなど視覚障がい者にとって様々なメリットがあります。

これらによって視覚障がい者がもっと自由に外出したくなる世の中になることを願っています。

寄付金の使い道

ご支援いただいた寄付金は、プロジェクトの実施費用(タグの作成など)に充てさせていただきます。
※ 寄付金が目標金額に達しなかった場合、目標金額以上の寄付をいただいた場合、いずれの場合でも、いただいた寄付金を活用させていただき、プロジェクトを実施させていただきます。

事業スケジュール

当事者の意見を聞きながら改善を進めていきます

2022年10月から第一次実証実験を開始
(逐次アンケートやヒアリングを実施)
2023年1月からアンケート結果などから第二次実証実験開始

関係者からのメッセージ

NPO法人アイ・コラボレーション神戸 理事 北山ともこさん

新たな街づくりに期待しています。

視覚や体に障がいや病気があっても、スマホをかざすだけで、「行きたい方向が見つけられる」「入り口を見つけられる」「目の前にあるモノが何なのかわかる」。
このプロジェクトが、すべての人が自分の意思で選択して移動できる街づくりの第一歩になると期待し、応援しています!

障がい者専門クラウドソーシングサービス「サニーバンク」運営事務局 岡上洋子

視覚障がい者だけでなく、多くの人にとって便利になることを期待しています。

「サニーバンク」という障がい者専門のクラウドソーシングサービスのスタッフとして、さまざまな障がいのある方たちと一緒に、ウェブサイトが使えるかどうかを確認するウェブアクセシビリティ診断や、ウェブやサービス、製品等に関するユーザーレビューやインタビューなどを行っています。仕事を通じ、アクセシビリティの向上に取り組む中で、視覚障がい者が直面する障壁や不便について、そしてそれを解決できるかもしれないアプリ「NaviLens」について知りました。

IT技術の進歩・活用により、障がい者が自分でできることが増えていると感じています。それはある意味、社会的にある障がいをなくすことでもあると思っています。NaviLens は、視覚に障がいのある人が、外出するために誰かのサポートが必要だったり、誰かに代わりに見て教えてもらったりしないといけなかったことを、自分自身で出来るようにしてくれます。視覚障がい者に利用しやすいように工夫されているだけでなく、他言語翻訳機能があったり、プライバシーにも配慮されていたりなど、NaviLens の可能性は視覚障がい者にとどまらず、高齢者や外国人をはじめ、多くの人にとって助けになったり、便利になったりするものだと思います。

今回の文京区における NaviLens 導入の検証により、視覚に障がいのある人をはじめとした多くの人たちにとって、移動や施設利用等における可能性が広がることに期待しています。

伊敷政英さん(全盲)

教育機関の多い文京区での取り組みに期待しています。

みなさんはじめまして。伊敷政英(いしきまさひで)と申します。
視覚障がいがあり、今は全盲です。

文京区には私の母校である筑波大学付属視覚特別支援学校(当時は筑波大学付属盲学校)をはじめ視覚特別支援学校が2校あります。
毎年全国から視覚障がいのある中学生・高校生・専攻科生たちが不安と期待を胸に集まり、学生生活を送り始めます。その中でも大変なのが移動です。
寄宿舎の周辺や最寄りのターミナルである池袋駅、さまざまな手続きなどで訪れる文京区役所などへの行き方を、授業の中で先生方から、または普段の生活の中で先輩や友達から教えてもらいます。

そして自分で実際に行ってみて失敗と工夫を繰り返しながら少しずつ「自分の地図」を広げていきます。

NaviLensは、そんな学生たちを含め視覚障がい者一人一人の地図を、さらに世界を広げる強力なサポートになると思います。

そして、こうした取り組みが文京区を舞台に行われることをとてもうれしく思っています。

応援しています。

寄付者のみなさまへ

株式会社メジャメンツ 代表取締役 上濱 直樹

海外では交通機関などにも導入が進んでいる「NaviLens」、日本では静岡や福岡の美術館、兵庫などで少しずつ導入が進んでいます。もっといろんな施設で導入が進むように今回の東京(文京シビックセンター)での実証実験は重要だと思っております。
東京にお住まいの方は是非訪れて実際に体験してみてください。そして、ご意見を取り入れながら、より当事者の方々が生活しやすいようにしていきたいと思っております。
何卒ご協力の程、よろしくお願いいたします。

文京区長 成澤 廣修

皆さんこんにちは。文京区長の成澤 廣修です。

このプロジェクトは、スタートアップ企業等の実証の場として、「文京区」をその「フィールド」として活用していただき、民間企業等の新たな技術やサービスの普及に向けた支援を行うものです。

私たちを取り巻く社会・経済状況の変化の速度は日々増しており、多様化する行政課題やニーズに対して、様々な切り口からのスピード感をもったアプローチが必要です。そのために、民間企業等による新たな技術等の実証と文京区の行政課題の解決に向けた検証を一緒に行うことにより、本区としては、これまでの常識や既成概念にとらわれない新たな取組へとつなげることを目指しております。

事業名にある『共創』は、「民間企業等による実証事業」、「実証の場としての文京区」、「実証事業にご賛同いただけます寄付者の皆様の思い」により、従来のアプローチでは難しかった“新たな価値”を創出していきたいという思いを込めております。

文京区の取組が、様々な方の未来を変える“新たな価値”の創出へとつながることを願い、皆様の、温かなご支援と応援をよろしくお願いいたします。

  • 2022年12月12日 20:35

    文京シビックセンターにて「ナビレンス」の実証事業が始まりました!

    11月15日より、文京シビックセンター(東京都文京区春日1-16-21)にて「ナビレンス」の実証実験が始まりました!

    1階と地下2階の入り口から2階の戸籍住民課および9階の障害福祉課への動線案内を「ナビレンス」の二次元コードによって行っています。

    早速ご利用いただいている方もいらっしゃって、「使ってみたよ」との声をいただいております。
    今回の実証実験は、時間を決めて数人で集まって行う形式ではなく、いつでもどなたでも好きなタイミングでご利用いただけるものとなっております。
    来庁された際には是非使ってみて、アンケートにお答えいただけましたら幸いです。

    なお、実際に文京シビックセンターにいらっしゃる際には予めアプリをインストールして、使い方や設定をした上で、いらっしゃることをお勧めいたします。
    ※ 現在は、地下2階、1階、2階、9階の一部のみ二次元コードを貼って動線案内を行っております。他の階には貼っておりませんのでご注意ください。

    もっと見る

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東京都文京区

【自治体の紹介】
文京区は、東京区部(23区)の中心地に近く、皇居の北の方角に位置します。
明治期に大学など多くの教育機関が設立され、これとともに森鴎外や夏目漱石など著名な文人が済み、その作品の舞台になるなど「文教の府」として発展してきました。

(このプロジェクトは文京共創フィールドプロジェクト(B+)採択事業です)
文京共創フィールドプロジェクト(B+)とは、文京区をフィールドとし、企業や大学等が実施する先進的・画期的な技術等を活用した実証事業等を支援し、区と企業等が"共創"することで、地域課題や社会的課題の解決を目指すものです。
文京共創フィールドプロジェクト(B+)の詳細は文京区ホームページ(https://www.city.bunkyo.lg.jp/kusejoho/torikumi/b-tas.html)をご覧ください。