3年目の挑戦!アマミノクロウサギと共に暮らす島プロジェクト
カテゴリー:災害
寄付金額 1,712,000円
目標金額:1,470,000円
- 達成率
- 116.4%
- 支援人数
- 146人
- 終了まで
- 受付終了
鹿児島県徳之島町(かごしまけん とくのしまちょう)
寄付募集期間:2020年11月16日~2021年2月13日(90日間)
徳之島町
![プロジェクトオーナー](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/forms/20200925/o_396a4973288712e6b07b3bd6e9e40f2e2f9db15f.jpg)
世界自然遺産登録を目指す徳之島には、徳之島と奄美大島だけに暮らすアマミノクロウサギが生息しています。
徳之島に暮らすアマミノクロウサギの生息数は、200頭前後となっており、国の特別天然記念物に指定され、環境省レッドリスト絶滅危惧種IB類にも指定されていることから、世界自然遺産候補地である徳之島のシンボルとなっています。
今回行うアマミノクロウサギと共に暮らす島プロジェクトでは、そのシンボルであるアマミノクロウサギの保護活動を展開しながら、私達人間の永遠の課題でもある人と自然・野生動物との共存を目指します。
3年目の挑戦!
島の人もアマミノクロウサギも
みんなが笑顔で暮らせる島に
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20201108/gpfd_de1f5aada192f4a3f42aff3410dc363694935db2.jpg)
鹿児島県徳之島町では2018年にアマミノクロウサギを守る取り組みとして「GCFアマミノクロウサギふるさと納税」を募集させて頂き、林道への自動車専用ゲートの設置等、アマミノクロウサギを守る取組みを行いました。
すると、減少傾向だったアマミノクロウサギが増え始め、今度は農作物をかじるなどの食害被害が発生して島の農家さんが大変困ってしまいました。
2019年には「GCFアマミノクロウサギとトモダチプロジェクト」として、農園に食害対策用の柵を設置し、島の農家さんとウサギさんが仲良くなれる取組みに力を入れました。
そして、2020年はトモダチになった農家さんとウサギさんが力を合わせ、いつまでも仲良く暮らせる環境づくりを全国に発信する為の取組みを行いたいと考えております。
3年目だからこそ実現できた目標として、みんなが笑顔で暮らせる島を目指します。
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20201108/gpfd_c264e2754fd922f7747945bab1be428e8b56f3f1.jpg)
世界でもここだけ アマミノクロウサギ
鹿児島県の中心部から南南西に約470㎞、奄美群島の中にある徳之島には世界中でも徳之島と奄美大島だけに生息する国の特別天然記念物アマミノクロウサギが暮らしています。
アマミノクロウサギは、徳之島の中央に広がる井之川岳や天城岳等の亜熱帯照葉樹林帯を中心に生息しており、環境省の生息数調査の結果、徳之島に生息するアマミノクロウサギは200頭前後といわれています。
徳之島では、アマミノクロウサギを絶滅から守ろうと交通事故対策などの保護活動を続けた結果、アマミノクロウサギの分布域は緩やかではありますが拡大傾向にあります。
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20201001/gpfd_14642bc169b7f10369352e9baf8e89c70be334ac.jpg)
しかしながら、その傾向を喜ぶ一方で、大きな問題を引き起こすようにもなりました。
2018年1月、農家さんから「タンカンの木をかじる動物を断定してほしい」との依頼を受け、センサーカメラを設置したところ、そこに映っていたのはタンカン木の表皮を剥がすアマミノクロウサギの姿でした。
また、長期に及ぶモニタリングの結果、森林内の餌が少なくなる冬のごく一部の期間に集中してタンカン木をかじることが分かりました。
2019年、アマミノクロウサギによるタンカン木への食害被害を減らすことを目的にタンカン食害防護柵の設置に関するGCF(ガバメントクラウドファンディング)を実施したところ、全国の方々からたくさんのご寄附をいただき、食害被害が発生していた農園に食害防護柵を設置することが出来ました。
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20201001/gpfd_9e23ebd05668c9d6d24c71ae8353bd2d5ed2ebd5.jpg)
食害防護柵を設置した農園では、アマミノクロウサギがタンカンの木をかじらず、農園に生えている雑草をモクモクと食べている姿が映っていました。
また、これまで1匹だったウサギが子ウサギと思われるウサギを連れて農園に訪れる姿も映っており、農園の存在がアマミノクロウサギにとって大切な餌場であることが分かりました。
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20201002/gpfd_527b06b4ae15d7bd85a52307af26dde8d2d7d813.jpg)
現在もアマミノクロウサギの分布域は拡大傾向であり、その食害発生を未然に防ぐことは、徳之島においてとても重要な課題です。
また、これまでアマミノクロウサギが棲んでいると確認できていなかった場所でもアマミノクロウサギの食痕やフンが見つかっており、付近のタンカン畑では早急な対応が求められています。
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20201001/gpfd_5d8d43083f8d96100a5ad3f167304ba4dc89e38e.jpg)
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20201108/gpfd_81394dd5d7941f3ea5d121d3d8ef8da7e0ac1bbc.jpg)
今年度の計画している取組み
今年度実施するガバメントクラウドファンディングでは、
〇地元高校生達と取り組む食害防止活動と環境学習を兼ねたエコツアーの実施
〇アマミノクロウサギが訪れる農園で採れたタンカンのブランド化の推進
〇新たに交通事故が発生した地点での交通事故防止看板の設置
などの事業に取り組み、アマミノクロウサギと共に暮らす島プロジェクトを行います。
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20201001/gpfd_8a51754ddaff0d72eed929850f5829deb750bf85.jpg)
取り組みの紹介
食害防止活動と環境学習を兼ねたエコツアーでは、地元の高校生達と一緒にアマミノクロウサギが訪れるタンカン農園での食害防護柵の設置、アマミノクロウサギ観察小屋での生態学習を行います。
アマミノクロウサギは夜行性であることから、その姿を見たことがある人は島民の1割程度となっています。
アマミノクロウサギの観察・生態を知ること、農家さんとアマミノクロウサギが共存していく取組みに地元の高校生達が携わることで、地域全体が200頭の命が将来に亘り守られていくことに繋がると考えています。
世界の中でもこの地域でしか行われていないアマミノクロウサギとの共存を目指した取り組みを応援していただくとともに、本取り組みを周りの方たちに紹介していただけると幸いです。
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20201001/gpfd_fad995a8a1794fff5187530d7e4e049730494fda.jpg)
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20201108/gpfd_0efb56216c27b1272b63fd9f6a01b8d92a3c7639.jpg)
《アマミノクロウサギについて》
アマミノクロウサギは、世界中でも徳之島と奄美大島だけに暮らすウサギで、その一番の特徴は一般的なウサギとは異なり耳が短いことが挙げられます。
また、この地域に適応するために変わった子育ての方法を行い、1度の出産で1頭だけの子どもを産み、親子別々の巣穴で暮らします。
これは、ハブからの危険性を少しでも回避することで子ウサギの生存率を高めるためで、親ウサギは子ウサギの棲む巣穴に2日に1度訪れ、巣穴にしていた土の蓋を開けて授乳を行い、わずか5分程度の再開を終えた後、約30分かけて再度巣穴の入り口を土で固める行為を行います。
特殊出生率が高く子宝の島として有名な徳之島ですが、子供を大事に想う気持ちはアマミノクロウサギも同じなのかもしれません。
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20201108/gpfd_b471898fb4456282b2cb8c5e8262b50ea200b6ae.jpg)
お礼の品の紹介
【ご寄附者を頂いた全員へ】
島の農家さんとアマミノクロウサギのオリジナル絵本“なかよしのしるし”(島の農家さんとアマミノクロウサギとの間に発生した問題から手に取り合うまでを描いた内容)を送付させていただきます。
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20201013/gpfd_b1d937a9277265aa3cde088bc80705e117c8fb13.jpg)
【5,000円以上の寄附を頂いた皆様へ】
徳之島町ふるさと納税特製“アマミノクロウサギオリジナルピンバッジ”を送付させていただきます。
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20201013/gpfd_23323e6313ad8e2a585721017ab5d2bdf77bfaf1.jpg)
【10,000円以上の寄附を頂いた皆様へ】
アマミノクロウサギが現れるたんかん農園さんの「たんかん3kg(2021年2月~3月配送)」又は、徳之島町ふるさと納税特製「アマミノクロウサギオリジナルトートバッグ」を送付させていただきます。(ご希望の返礼品をお選び下さい。)
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20201013/gpfd_f16d74d52b5e68bde582561e1fe3a1661af09a5c.jpg)
※天候等の影響により配送時期が変わる場合がございます。
※不作となった場合は、加工品への変更か2022年の配送となる場合ございます。
-
2020年12月28日 17:19
目標金額達成!たくさんの応援をおぼらだれん。(ありがとうございました。)
同じ島に暮らす仲間を守る。
2020年11月16日から受付を開始させていた、ふるさと納税型のクラウドファンディング事業「3年目の挑戦!アマミノクロウサギと共に暮らす島プロジェクト」ですが、全国の皆さまからのあたたかい応援によって目標金額147万円(寄附件数121件寄附額1,470,000円※12月28日16時現在)を達成することが出来ました。
全国区各地からあたたかい応援を頂き、誠にありがとうございました。
ぜひ、私達のこれからの活動にご注目頂ければ幸いです。
たくさんの想いを頂き、おぼらだれん。(ありがとうございました。)
(活動の内容は徳之島町ふるさと納税facebook、twitterで情報発信中です。)
もっと見るまだコメントはありません
コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。
鹿児島県徳之島町
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/forms/20200925/m_f737bf3e590ee4237d761cfca8ad56577f05b4b1.jpg)
徳之島町は、鹿児島から南南西約490キロ、奄美群島のほぼ中心に浮かぶ徳之島の東部に位置し、人口およそ1万人が暮らす自然豊かな町です。手付かずの大自然や透き通るコバルトブルーの海が広がる徳之島は、世界自然遺産候補地として世界から注目を浴びています。
また、アマミノクロウサギをはじめとする多くの固有種や種の多様性に富むサンゴ礁、地域特有の伝統芸能や闘牛大会などの歴史・文化が今なお色濃く残っており、都会の暮らしとは違ったスローライフが魅力の町です。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。