• TOP
  • 過去実績
  • 終着駅のあるまち「いなべ」 鉄道を活用したまちづくり

終着駅のあるまち「いなべ」 鉄道を活用したまちづくり

カテゴリー:まちづくり 

main_img

寄付金額 730,000

73%

目標金額:1,000,000

達成率
73%
支援人数
31
終了まで
受付終了

三重県いなべ市(みえけん いなべし)

寄付募集期間:2018年4月2日~2018年6月30日(90日間)

三重県いなべ市:終着駅サミットin阿下喜実行委員会

プロジェクトオーナー

終着駅が持つ魅力と役割を再認識し、終着駅を活かしたまちづくりについて考える終着駅サミット。これまで全国で5回開催されてきた終着駅サミットが今回、三重県いなべ市で11月10日(土)に開催されます。いなべ市には、三岐鉄道三岐線の西藤原駅と北勢線の阿下喜駅の2つの終着駅があります。また、特に北勢線は線路幅が762ミリで日本に3路線しか残っていない珍しいナローゲージ路線です。北勢線終着駅の阿下喜がサミット会場となります。みなさまのご来場、ご寄附をお待ちしております。

※いなべ市役所窓口へ直接ご寄附をいただいた金額・件数を追加しました。(6月末時点)

終着駅のあるまちが「鉄道を活用したまちづくり」に挑戦

地元企業による北勢線沿線クリーン活動の様子

北勢線は地元住民の重要な交通手段として、また、木材、砂利などの運搬手段としても経済成長期には重要かつ欠かせないものでした。

しかし、自動車の増加や道路を中心とした社会基盤の充実、さらに少子化等による人口形態の変化により、年々乗客が減少し、1975年度は年間約597万人あった輸送人員は、2001年度には約261万人と2分の1以下に減少しました。

さらに、さまざまな環境の変化から一時は廃線の危機に直面した北勢線は、近畿日本鉄道、国、県及び沿線市町の協力体制のもと、2003年4月から三岐鉄道に事業譲渡されましたが、通学定期乗客の激減により2004年度には年間乗客数が過去最低の約192万人まで減少しました。

その後は三岐鉄道株式会社の努力と沿線市町の支援により、乗車人数は除々にではありますが増加傾向にあります。

今回、終着駅サミットを開催し、三岐鉄道北勢線が、軽便鉄道として全国に3路線しかない珍しい鉄道であることを全国にPRし、さらなる乗客数の増加を図ります。また、これらの活動から阿下喜駅を含めた阿下喜中心市街地の活性化につなげていきます。

学生や高齢者など、交通困難者によりそう鉄道でありたい

交通困難者と呼ばれる高齢者や学生たちにとって、公共交通機関としてなくてはならない存在です。とりわけ鉄道は、「定時性が保たれること」「乗降時に安全性が高いこと」「急発進急停車が稀なこと」など、安全でやさしい交通手段といえます。

今後、さらなる高齢化社会の到来とともに、公共交通機関の確保が必要となると思われます。また、学生たちが多く利用する鉄道は、公共のマナーなどを身につける学習の場でもあり、コミュニケーションの希少化がいわれて久しい地域の媒介役にもなり得るものと考えます。

交流を生み出す拠点になる

写真

住みよい地域づくり、活気のあるまちづくりをめざすうえで、観光産業は見逃せない要素です。

地域を構成する自然・人・暮らし・行事・風習・考え方など、
特徴のある産業資源を活用し、ありのままの姿を地域住民と来訪者が一緒になって楽しみ学ぼうという「エコツーリズム」と呼ばれる新しい考え方が生まれてきています。

北勢線は、広域にわたり地域間を結ぶという大きな役割をはたしており、特殊狭軌線として特徴ある地域資源の代表格です。これからも、人と人とをつなげる役割を担い、まちの活性化につなげていきます。

今でも、これからも北勢線

北勢線が地域の交通手段として、地域の財産としてなくてはならないものであり、文化的遺産として考慮することも忘れず、住民、行政、鉄道事業者などが一体となってまちづくりを進めます。

終着駅サミットin阿下喜を開催したい

終着駅があるいなべ市をどのように活性化させるかを考えるサミットを開催する予定です。

終着駅サミットin阿下喜

終着駅があるまちづくりを考える
日時:2018年11月10日(土)13:00~ 
場所:いなべ市北勢市民会館さくらホール
主催:終着駅サミットin阿下喜実行委員会
○基調講演 岡 将男  氏(RACDA会長)
○講演   山本 志乃 氏(旅の文化研究所)
○パネルディスカッション(案)

コーディネーター 
 岩崎 恭典 氏(四日市大学学長)

パネリスト  
 日比 義三 氏(三岐鉄道社長)
 岡 将男 氏(RACDA会長)
山本 志乃 氏(旅の文化研究所)
 安藤 たみよ 氏(ASITA会長)
 日沖 靖 氏(いなべ市長)

・講演会終了後、交流会を阿下喜温泉内ホールで行います。(参加者負担)
 いなべ市内のお店がいなべの食材を使って自慢の料理を持ち寄ります。
・マルシェを桐林館・ウッドヘッド三重で11月10・11日に行います。(参加者負担)
・プラレール運転会を桐林館で、鉄道模型運転会をウッドヘッド三重で11月10・11日に行います。
・「軽便鉄道と昭和のまちに出逢う道」ウォーキングを11月11日に開催します。(参加者負担)
 一般社団法人日本ウォーキング協会の「美しい日本の歩きたくなる道」500選に選定されたいなべ市内のコース(語り部同行)を歩きます。

このサミット開催のために、お力添えをお願いいたします!

駅長からのメッセージ

パークアンドライド、三岐鉄道がいなべ市にとって、ずっと走り続ける公共交通であるために

写真

鉄道は地域の財産であり、定時性が優位です。駅周辺のパークアンドライドの整備等を通じ、鉄道を利用することが自動車による道路渋滞を緩和し、排気ガスを減少させるなど、地域の環境負荷の低減につながることでもあります。

三岐鉄道は、通勤、通学はもとより、鈴鹿山脈へのアクセスとしての公共交通機関であり、観光資源でもあります。今回の「終着駅サミット」を通じ県内外に「三岐鉄道/三岐線、北勢線」そして「いなべ市」を発信することにより、少しでも鉄道、市の発展につなげることができればと考えます。

走っているのが当たり前のように思われがちな鉄道ですが、全国では毎年、1路線が廃線になるといわれ、鉄道の衰退は、地域の衰退につながります。

当市の北勢線も、過去に廃線の危機を乗り越え、沿線自治体の支援で三岐鉄道が運営を引き継ぎ現在に至った経緯があります。今後も地元や鉄道ファンに愛され続け50、100周年といつまでも走り続ける鉄道であって欲しいと思います。

市内には「軽便鉄道博物館」、「いなべまちかど博物館」、「貨物鉄道博物館」など多くのボランティアに支えられ運営されている鉄道関連施設があります。このように地域をあげて鉄道を大切に考え、盛り上げていければと考えます。

日常生活を支える鉄道

住みよい地域づくり、活気のあるまちづくりをめざすうえで、地域住民が活発に行動できるよう、施設や環境を整備することが大切な要素になります。その点で鉄道がはたす役割は大きなものがあり、高齢者や学生たちにとっては、その重要度が高くなります。

市に届いている高校生や高齢者の方の声を紹介します。

高校生の声

毎日通学で北勢線を使い、阿下喜から西桑名駅まで利用しています。私が北勢線に乗っていて一番好きなのは、ほかの路線に比べて速度が遅いので景色がじっくり見られることです。

田園風景や鈴鹿山脈がとてもきれいです。通勤、通学の人だけではなくもっとたくさんの人に乗ってもらい、この景色を楽しんでもらいたいです。

高校生の声

高齢者の声

北勢線が走り続けた100年は私たちの時代も大きく変化を成し遂げた時代でした。戦争、急速な経済成長、車社会の到来、環境問題、少子高齢化など。時代に翻弄されながらも多くの人に愛され北勢線は走り続けてきました。

鉄道は、いつの時代も地域が栄えるための重要な位置づけで、北勢線もその役割を担っていると思います。

高齢者の声

阿下喜温泉あじさいの里

阿下喜温泉あじさいの里は、三岐鉄道北勢線阿下喜駅から徒歩で3分で行くことが出来る、かけ流しのアルカリ性の温泉です。
いつも新しくきれいなお湯を楽しんでいただくため、 毎日お湯を落とし、張りかえています。
pH8.98のお湯は、温まりやすく湯冷めもしにくく、肌を保護します。
岩露天風呂・石露天風呂、大浴槽・水風呂・サウナとお気軽にお楽しみいただけます。

ご寄附に感謝いたします

この度はご寄附をいただき、誠にありがとうございます。こちらの寄附金は終着駅サミットin阿下喜に活用させていただきます。

なお、2万円以上ご寄附の方(市外の方に限る)にはお礼の品としまして「北勢線往復切符+阿下喜温泉入浴券」をお贈りさせていただきます。ぜひ、いなべ市へお越しください。

※1 返礼品の「北勢線往復切符+阿下喜温泉入浴券」は、サミット終了後に送付させていただきます。
※2 事業完了後、補助金精算で残金が発生しましたら、いなべ市の北勢線支援事業へ充てさせていただきますので、ご承知おきください。

 

現在進捗情報はありません。

三重県いなべ市

いなべ市は、北に養老山地、西に鈴鹿山脈をいただき、中央を流れる員弁川を挟んで緑豊かな自然と平野に囲まれた地域です。なかでも、鈴鹿国定公園内にある花の百名山藤原岳、滝めぐりの宇賀渓、竜ヶ岳は、年中トレッキング客で賑わっています。