旧太子駅跡地復元プロジェクト「つなげ未来へのレール」 ~戦後日本の復興を支えた旧太子駅の復元~
カテゴリー:観光・PR
寄付金額 330,500円
目標金額:2,500,000円
- 達成率
- 13.2%
- 支援人数
- 24人
- 終了まで
- 受付終了
群馬県中之条町(ぐんまけん なかのじょうまち)
寄付募集期間:2016年12月9日~2017年2月28日(82日間)
群馬県中之条町
![プロジェクトオーナー](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/forms/20161110/o_b547dd6c210da071b1113904d07cbb57375d88c0.gif)
中之条町では町内六合地区にある戦中戦後にかけての貴重な産業遺産群の適切な保全と継承のため、これらを「中之条町六合地区産業遺産群(仮称)」と名付けて保全事業を行っています。
そのひとつ、鉄鉱石運搬専用線の駅として開業した旧・太子駅の復元作業に平成25年から取り組み、今回、レール用枕木購入他、復元費用をふるさと納税を通じて募ります。
地域のシンボルであっただけでなく、終戦直後からの日本復興を支える鉄資源を供給した場所の記憶を蘇らせる事業となります。
中之条町といえば温泉ですが、当地においでの際には工業にまつわるノスタルジーにも浸ってみませんか?
※目標金額達成しなかった場合でも、本プロジェクトの使い道の一部へ寄附金をあてさせていただきます。
プロジェクト概要
群馬県中之条町に残る旧太子駅・旧太子線跡地
![](/images/x/gcf/project/form/details/20161108/gpfd_13d89bd1e35936f4b22b21481f5ea6df707a5113.jpg)
昭和20年1月、太平洋戦争末期、国内鉄鉱石需要の増産に伴い群馬鉄山(現チャツボミゴケ公園)で採掘された鉄鉱石を積み込んだ貨物専用汽車がここ旧太子駅から初出荷として旧日本鋼管川崎製鉄所へ向け出発しました。
![](/images/x/gcf/project/form/details/20161108/gpfd_e38b9316ee12d8e58cdfaaed77989988bff61d75.jpg)
旧太子駅は現在のJR吾妻線が昭和20年(1945年)に長野原線として開通した際、長野原(現:長野原草津口)駅から太子駅までが群馬鉄山の鉄鉱石運搬の専用線として開業し、昭和27年(1952年)に国鉄に移管されました。
群馬鉄山は戦後、外国産鉄鉱石の輸入が再開されてもしばらくの間、露天掘りによる採掘が続けられ、日本の復興に貢献しましたが、昭和41年3月閉山を迎えました。
旧太子線は昭和29年より客車の乗り入れが開始されましたが、長野原線の電化、嬬恋線の新設等時代の流れと共に、昭和45年9月に営業廃止、昭和47年3月に廃線となりました。
![](/images/x/gcf/project/form/details/20161108/gpfd_18d1444e4898605182ecfcc74fd43602727f61b9.jpg)
現在、ホッパの基礎(コンクリート建造物)や車止めが残され、線路の跡地は生活道路として利用されています。 中之条町では平成25年より旧太子駅の復元事業を開始しました。旧太子駅を中核として、中之条町六合地区の関連施設を仮称「中之条町六合地区産業遺産群」とし、戦中戦後にかけての遺産群を適切に保全し、後世に継承して参ります。
今回、募集させて頂く内容はレール用枕木購入他、復元費用についてご協力をお願いさせて頂くものです。
ご協力頂いたお礼には、皆様のお名前を記したご芳名一覧を構内に掲載させて頂きます。
【注意事項】
仮称「中之条町六合地区産業遺産群」とは、上流よりラムサール条約湿地登録を受けたチャツボミゴケ公園(群馬鉄山の中核)、上州湯ノ湖(死の川の再生)、吾妻橋(あずまばし/日本近代土木遺産)、旧太子駅(戦中・戦後復興で大きな役割を果たす)、赤岩地区重要伝統的建造物群保存地区(山村養蚕集落群)等を総表した呼称です。
「チャツボミゴケ公園」と「群馬鉄山」
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20161108/gpfd_f8af93bba2611d066dd47551abd2b6219d59c228.jpg)
日本では草津、阿蘇山など、酸性の水が流れる場所だけに生育する「チャツボミゴケ」。群馬県中之条町には全国でも珍しい、チャツボミゴケが広範囲に自生する「チャツボミゴケ公園」があります。
その周辺、六合地区元山には鉄鉱山の鉱床があり、昭和41年(1966年)まで露天掘りによる採掘が行われていました。その窪み(通称「穴地獄」)がそのままチャツボミゴケ公園となっています。
【注意事項】
参考文献:中之条観光協会(http://www.nakanojo-kanko.jp/shizen/chatsubomigoke.shtml)
その鉱床は群馬鉄山と呼ばれ、昭和18年(1943年)戦時中の金属資源不足解消のため、商工省が日本鋼管工業に採掘権をあっせんして開発計画が始まりました。
その群馬鉄山の鉄鉱石を運ぶために昭和20年(1945年)に渋川―長野原(現在の長野原草津口)間で開業したのが長野原線(現在の吾妻(あがつま)線)で、長野原から群馬鉄山のある太子までは日本鋼管工業の専用線が敷かれました。
太子駅は群馬鉄道専用線の始発駅として昭和20年(1945年)に開業しました。鉱石を積むためのホッパーも備えた施設で、ここから工業地帯のある京浜地区へ鉱石を送っていました。
![写真](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20161110/gpfd_29524810b406d4cf56aedb3723ab44e3888131b2.jpg)
ホッパーとは
ホッパーは鉱石、石炭、砂利などを出荷・積込まで蓄えておくための設備。
倉庫と積出の設備を兼ねているので、線路や道路の上に作られています。真下の貨車などに効率よく物資を流し込むために、いわばじょうごのように円錐型や四角錐の形をしています。
最初は貨物専用線として開業した長野原線でしたが、開業から半年ほどで旅客営業エリアを順次拡大。昭和36年(1961年)9月には長野原―太子間の旅客営業を開始しました。この区間は渋川―長野原間が電化されたあとも非電化のままで、ディーゼルカーが1日5往復していました。
、群馬鉄山は昭和40年に資源が枯渇し、採掘を終え、昭和41年(1966年)10月には長野原―太子間の貨物営業は廃止されました。以後も旅客営業は続きましたが昭和45年(1970年)9月に長野原―太子間および太子駅は営業を廃止、47年(1972年)3月、ついに廃線となりました。
![写真](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20161110/gpfd_28536f8a61863ddafd4d6b3d038eae6368128d7a.jpg)
【注意事項】
参考文献:六合村誌
なぜ旧太子駅を整備するか
旧太子駅を中核とし、六合地区に散在する戦中戦後の施設群を仮称「中之条町六合地区産業遺産群」として保全し、交流・観光・地域づくりの資源として各種振興を図りたいと考えています。
仮称「中之条町六合地区産業遺産群」
・チャツボミゴケ公園
ラムサール条約湿地登録を受けた・群馬鉄山の中核
・上州湯ノ湖
「死の川」の再生。吾妻川は温泉などによる天然の酸性河川水により生物は棲めず建築や利根川の水質にも悪影響を及ぼしていたが、品木ダムを建設し、ダム湖である上州湯ノ湖に石灰を大量投入して中和することで解決した
・吾妻橋
日本近代土木遺産
・旧太子駅
戦中・戦後復興で大きな役割を果たす
・赤岩地区重要伝統的建造物群保存地区
山村養蚕集落群
整備計画事業
平成25年度から、旧太子駅復元事業がはじまり、平成29年秋の一般開放を目標に進んでいます。
駅舎については外見を当時の雰囲気に整備して、内部は展示室と事務室にする予定です。
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/form/details/20161108/gpfd_9c7269e9fba9e20c358847defb1b7736357c16be.jpg)
整備計画のロードマップ
・平成25年度
レール購入・調査測量設計
・平成26年度
ホッパー復元整備・安全施設整備
・平成27年度
駐車場整備
・平成28年度
ホーム復元・レール復元
・平成29年度
駅舎およびトイレ復元(駅舎構内は展示ブース予定)
周辺整備(身体障碍者用駐車場等)
開設式(一般開放) 平成29年秋予定
ご賛同いただいた方へのお礼の品
今回のプロジェクトにご賛同いただいた皆様には、感謝のお礼と致しまして、
1万円以上のご寄附頂きました皆様のお名前を記したご芳名一覧を、
整備完了後の構内に掲載させて頂きます。
※中之条町ふるさと寄附感謝券と特産品の返礼はございません。
予めご了承くださいますようお願いいたします。
現在進捗情報はありません。
群馬県中之条町
![](https://img.furusato-tax.jp/img/x/gcf/project/forms/20161017/m_91586772e2dcd9c6840ec84223a51ed491d32213.gif)
中之条町は群馬県の北西部に位置する、新潟県と長野県に接する県境の町です。 四万(しま)温泉をはじめ、沢渡(さわたり)温泉、尻焼(しりやき)温泉などの豊富な温泉資源があり、町は古くからの温泉地です。また、神秘的な野反湖(のぞりこ)、貴重な高山植物の宝庫である芳ヶ平(よしがだいら)などがあり、自然美にあふれた町でもあります。
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