2026/01/27 (火) 14:25

人気返礼品をつくる職人《ひと》 ~鹿嶋市ふるさと納税 特別編 Vo.9~

この記事について

鹿嶋市ふるさと納税は、鹿嶋市にふるさと納税(ご寄附)をいただく皆さんはもちろん、返礼品を用意していただく市内生産•事業者の皆さんのご協力があって成り立っています。
そこで、ふるさと納税ポータルサイトなどでは伝えきれない、生産•事業者の皆さんが「どんなこだわりや想いを抱いて作っているのか」などをご紹介します。

※最下部にもリンクがあります。

1.ツマギアンズ・山町 未来さん、詩音さん

鹿嶋市爪木(つまぎ)。北浦に沈む夕日が、空と湖を鮮やかに染め上げるこの場所に、地域の方々やアントラーズサポーターが集う特別なカフェ&キャンプ場があります。その名も「ツマギアンズ」

少人数の集まりから、少年団の催し、そしてアントラーズの試合後のサポーターの交流で人々が集える場所として、また、地元の豚肉・かしまし豚を使用した「シン・かしまし豚丼」をメルカリスタジアムだけではなく、「シン・いばらきめし総選挙」やさまざまなイベントに出店し、大好評を博しています。

賑やかなオーナー、山町浩信さんの“人たらし”な魅力によって集う人々を、陰に日向に支えるのは、妻の未来(みく)さんと、娘の詩音(しおん)さん。

(写真左から)山町未来さん、山町詩音さん。現在、新商品を開発中です。

この地で生まれ育った鹿嶋への愛、そして強い家族の絆が、ツマギアンズというユニークで温かい場所を形作っています。

(写真)メルスタでも大人気のシン・かしまし豚丼

2.「ツマギアンズ」誕生秘話

ツマギアンズは、オーナーである山町浩信さんの「サポーターが集まる場所を作りたい」という長年の夢から始まりました。

・自宅が発祥!人と人が繋がるにぎやかベースキャンプ

ツマギアンズができる前、山町家の自宅はすでに、交流の中心地でした。妻の未来さんは当時を振り返ります。

「コロナ前とか、本当にサッカーに限らず、夫(浩信さん)がどこかで仲良くなった、自転車で日本一周をしているような人まで連れてきて、そのまま自宅に滞在させていたんです。それはもうビジネスではないだけの“ツマギアンズ”でしたね。」

その規模は、時には家に30人もの人が集まるほど。試合後に「ヤマさんち行くぞ!」と若者がバーベキューを始めたり、サッカーの試合から帰るとすでにコンビニで食料を買ってきた10人ほどのサポーターが家で盛り上がっていたり…。多い時には玄関には靴が入りきらず、外に置きっぱなしという光景も見られるほど。

(写真)現在のツマギアンズでのバーベキュー

しかし、当時、小学生だった娘の詩音さんにとって、それはもう「当たり前」の日常。

「毎回初めましての人が新しく来る感じだったから、今日はこの人か、くらいの感覚で。全然そこに違和感はなかったです」と思い出しながら笑顔を見せます。

大人たちに可愛がられ、連れてこられた子どもたちと遊ぶ—。そんな「人が集まる家」という土壌が、ツマギアンズのベースとなったのです。

・家族の願いが叶えた場所:夕日が見える「爪木」

自宅での交流がいっぱいいっぱいになってきた頃、浩信さんが長年願い続けていた「アントラーズサポーターが集まる場所」を実現する計画が始まります。

しかし、周囲の反応は厳しいものでした。

「『こんなところに作っても誰も来ないよ』って、商業地でやった方がいいと、かなり否定的な意見が多かったです。(未来さん)」

(写真)ツマギアンズの場所(Google mapsから引用)

そんな中、家族を突き動かしたのが、「爪木の夕日」への特別な想いでした。

「私たち家族の中では、この夕日が見える、この爪木でやりたいよね、という気持ちが強かったんです。(未来さん)」

鹿島アントラーズのアウェイ戦で日本各地を旅する中、福岡の美しい夕日スポットを訪れた際、子どもたちが口にした一言が、未来さんの心に深く残っています。

「『爪木の夕日も負けてないよね』って。その頃から、家族では、ここ(爪木)がいいよね、という思いで一致していました。」

(写真)爪木から見える夕日(未来さん提供)

(写真)ツマギアンズからトゥクトゥクに乗って夕日を見に行くこともできます(未来さん提供)

(写真)近くを走るJR鹿島線と夕日、湖のコラボレーションも(未来さん提供)

親族の心配や否定的意見も押し切り、家族の愛する景色をシンボルに、ツマギアンズは2022年7月にオープン。「ツマギアンズ」というユニークな名前も、自宅の庭に本格的なウォータースライダー(爪木のハワイアンズ=ツマギアンズ)を作って遊んでいた頃の愛称がそのまま定着したものです。

3.天真爛漫なオーナーを支える、二人の「屋台骨」

表舞台で豪快に人を集め、注目を集めるオーナーの浩信さんを、妻の未来さんと娘の詩音さんは、それぞれの役割で支えています。
ツマギアンズは、この三者の絶妙なバランスの上に成り立っているのです。

・突っ走る「営業部長」:オーナー・浩信さん

未来さん、詩音さんが語る浩信さんの姿は、「ツマギアンズの顔」であり、「イケイケ、ゴーゴーのプラス思考」です。

詩音さん「身内に割と厳しくて、他人に優しい(笑)。自分を強く信じてて、人の意見を聞かずに突っ走ってっちゃうような人。」

未来さん「夫はまずノーじゃなくて、できることを考えて、できるところに持っていくのが基本姿勢なんです。とはいえ、『なんとかなれ』で言うなら、なんとかはするんだけど、裏ではみんなでフォローに回る、という感じです(笑)」

誰とでも友達になれるような、天性の社交性と推進力で、ツマギアンズをたくさんの人に知ってもらうためのけん引役にもなっています。

・縁の下の「ハンドラー」:妻・未来さん

自分の性格を人見知りと語りつつ、夫の旗振りから目を離さないようにして、実務をこなすのが未来さんです。

未来さんは仕入れ、調理、そして事務作業までを担います。ふるさと納税の返礼品として大人気の「シン・かしまし丼」の材料の下ごしらえをはじめ、具を焼く作業を一手に引き受けます。
また、超マイナス思考(本人談)で、あらゆるリスクを想定して動く未来さんは、突っ走る夫の「手綱を握る」というより、「見えないところに行かないように紐でくっついてってる」イメージだと笑います。

「私はゆとりを持っていたいタイプなので、次の予約が15時だとしたら、午前のうちに準備を終わらせておきたい。でも夫は『15時なんだから、あとから準備しても間に合う。空いてる時間は別のことをやろう』というタイプ。いつもそこの温度差でぶつかります。」

浩信さんが人に頼むのが得意なのに対し、未来さんは人に頼むのが苦手で、自分で自分を追い込みがち。
しかし、娘の詩音さんからは「本当に寝ずに作業をやっている」と、その努力を尊敬されています。ツマギアンズの安定的な運営は、未来さんのひたむきさによって支えられているのです。

・いつも笑顔「広報・調理補助」:娘・詩音さん

高校を卒業したあと、2025年4月からツマギアンズに就職を決めた詩音さんは、ツマギアンズの未来を担う存在です。

詩音さんは現在、未来さんのもとで、ピザづくりや調理技術を習得中。そして「シン・かしまし丼」の真空パック作業を行っています。
また、Instagramの管理や、イベント出店時のポップ作りなどを担当。
思ったことはしっかりと伝えられる詩音さんは、頑固な父と意見がぶつかることもしばしば。

旗振り役の父の浩信さんの意見が通るとしても、二人のさまざまな思いを取り込み、最終的には家族で同じ方向を向いているそうです。

4.地元愛が導いた進路

高校卒業時、詩音さんは大学進学も考えましたが、「鹿嶋にいたい」「鹿嶋の地域に関わっていきたい」という想いから、ツマギアンズでの就職を決意しました。

「自分の性格的にコツコツやるのが苦手で、大学に行っても勉強は続かないだろうと(笑)。だったら、習うより慣れろじゃないけど、働きながら何かを学んでいって、やりたいことが見つかったら専門的なことを学ぶのでも遅くないんじゃないかと思いました。」

ツマギアンズという職場環境は、その性質上、決して休みが取りやすいわけではありません。土日に出店が重なると、休めない日々が続くこともあります。それでも、仲間たちとイベント出店を乗り切ったときの達成感が、詩音さんを支えるエネルギーとなっています。

「イベント出店したときに、仲間たちといそがしさを乗り切って終わった時の達成感。それが頑張れる理由かな。」

(写真)シン・いばらきメシ総選挙2024で、仲間たちとともに三冠★★★を獲得(ツマギアンズ提供)

詩音さんの「鹿嶋市にいたい」という強い地元愛と、両親を支えたいという思いが、ツマギアンズという場所の明るい未来を照らしています。

5. 「おかえり」が聞こえる、温かい場所

ツマギアンズが目指すのは、「他の地域のとても良い場所に行っても、やっぱり帰ってくると落ち着く」という鹿嶋市、そして爪木を、もっと多くの人に知ってもらうことです。

鹿嶋市は、サッカーや鹿島神宮だけではありません。ツマギアンズのような、人が集まる温かい居場所があり、美味しい地元の食材があり、そして何よりも美しい自然があります。

(写真)人気の鹿島灘しらすのピザ!

「ツマギアンズでは『鹿嶋市だからこれがある』みたいなものを、前面に出しているところがこだわりです。鹿島たこ、鹿島のしらす、ハマグリに加え、地元の新拓農園の野菜など、市内で頑張ってる若者たちがつくる食材を推しています。そして広大な空と湖の風景が楽しめます」と未来さんは胸を張ります。

そして、たまにしか帰ってこないはずの人が、「ただいま」って言って帰ってこれる場所…爪木はそんなあたたかい場所かな、と微笑みました。

(写真)暖かな炎を囲んで、夜もバーベキューを楽しめます。

「鹿嶋市にはいいものがたくさんあるけれど、知られていないものもたくさんあります。実際に足を運んで来てもらったら、違った印象を感じられると思います。
鹿嶋には美味しいもの、面白いところがいっぱいあるのをぜひ知っていただきたいです(未来さん)」

鹿嶋市に訪れた際、そして、ふるさと納税で鹿嶋市に思いを馳せたときは、鹿嶋の「食」の魅力、「自然」の魅力、そして何よりも、この愛にあふれたご家族をはじめとした「人」の魅力を、ぜひ感じてみてください。

きっとあなたの心にも、爪木を包み込む夕焼けのような、温かい光が灯るはずです。

6.店舗情報

【ツマギアンズ】

所在地:茨城県鹿嶋市爪木232-1
営業日:完全予約制(あらかじめ電話かInstagramのDMで確認を)
月曜日はランチ営業あり(予約不要)

7.ふるさと納税返礼品を紹介

・シン・かしまし豚丼、かしまし豚のホルモン炭火焼

(写真左)「シン・かしまし豚丼」の盛り付け例
(写真中央)「かしまし豚のホルモン炭火焼」。「シン・かしまし丼」は、このホルモン炭火焼と、写真右の豚バラのセットでお送りします。

・ツマギアンズ貸し切り利用券

ウッドフェンスで囲われたプライベート空間で、リラックスして過ごせます。なんと、バレルサウナも設置。テントやプール、その他、快適に過ごせるアイテムもレンタル可。夕暮れ時のトゥクトゥク体験もお楽しみください。

8.【鹿嶋市ふるさと納税の返礼品ページ】

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