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【第2弾】豊岡市の新たな挑戦!演劇ワークショップで子どもたちの「非認知能力」を育てる~劇作家平田オリザ氏監修~

カテゴリー:子ども・教育 

main_img 達成

寄付金額 1,071,000

107.1%

目標金額:1,000,000

達成率
107.1%
支援人数
16
終了まで
受付終了

兵庫県豊岡市 (ひょうごけん とよおかし)

寄付募集期間:2020年10月1日~2020年12月31日(92日間)

豊岡市

プロジェクトオーナー

小学校の低学年に演劇ワークショップで非認知能力=生きる力を育てる

【非認知能力の重要性】
これまで学校教育では、テストの点など数値に表せる認知能力に重点を置いてきました。しかし、OECD(経済協力開発機構)等の調査結果から、子どもの生きる力を育むためには、「自制心、やり抜く力、他者と協働する力」などの数値に表しにくい非認知能力の向上が重要であることが分かってきました。

【非認知能力向上のプログラム開発】
非認知能力の向上には、演劇やダンス等の表現を大切にした学習が有効とされています。豊岡市では、既に小学校6年生と中学校1年生で演劇的手法を取り入れた授業(コミュニケーション授業)を導入しており、この取組を基に、小学校低学年での演劇ワークショップのプログラムを開発します。

【この取組の効果】
青山学院大学と提携し、プログラムの効果について研究していきます。プログラム開発とその評価を連動させた研究は、日本でも先進的な取組です。

【豊岡から全国へ発信】
豊岡市独自プログラムは多くの方々が活用できるよう全国へ発信していきます。

豊岡の新たな挑戦が全国各地に拡がっていき、日本の教育改革が大きく前進することを願ってやみません。
ぜひとも、ご支援をお願いします。


兵庫県豊岡市

私たちは、目指す都市像を「小さな世界都市-Local&Global City-」と定めました。「小さな」を「Local」と訳しています。
豊岡というローカルに深く根ざしながら、世界で輝き「小さくてもいいのだ」という堂々とした態度のまちを創ろうということです。
豊岡が小さな世界都市となるためには、6つの条件が必要であると考えています。

1.自然との共生が徹底されていること。
2.地域の歴史、伝統、文化が守られ、新しい工夫が加わり、引き継がれていること。
3.優れた文化芸術が創造され、人々が楽しんでいること。
4.多様性を受け入れ、支え合うリベラルな気風がまちに満ちていること。
5.内発型の地域産業がすくすくと育っていること。
6.子どもたちが地域への愛着を育み、豊岡で世界と出会っていること。

これらの状態を達成すれば、豊岡は世界で輝くことができるはずです。
私たちは、みんなの力を合せて目指す都市像に向かっていきます。

GCFプロジェクト進捗情報一覧

  • 寄附募集期間終了と寄附の御礼

    2021年01月15日 11:49

    本プロジェクトは2020年12月31日を持って、寄附募集期間を終了しました。
    たくさんの寄附を頂き、誠にありがとうございました。

    全国の皆さまから当プロジェクトにご寄附を賜り、お陰様で目標額を達成することができました。
    ご支援いただきました皆さまに、心より厚く御礼申し上げます。
    皆さまからの大変貴重な寄附金は、子どもたちの生きる力を育むために活用させていただきます。

    当プロジェクトは、2年目の取組になります。
    演劇ワークショップでは、「自分たちはできる」と自信をもってやり遂げたり、
    相手の意見を受け入れて折合いをつけたりしながら、全ての子どもたちが活発に活動することができました。
    今後、プログラムの修正と併せて2年目の効果と評価(非認知能力測定)についても検証を行ってまいります。

    引き続き、御支援を賜りますようお願い申し上げます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

子どもの「非認知能力」の向上

演劇的手法を用いて

文部科学省は、新しい学習指導要領の中で、子どもたちに育成すべき資質・能力を三つにまとめています。

従来から重視してきた①知識・技能②思考力・判断力・表現力の育成だけでは、子どもたちを取り巻く社会的背景や家庭環境が影響し、学力が向上しないという現実が見られました。

そこで、それらを下支えするものとして新たに③学びに向かう力を掲げましたが、私たちはこの資質・能力を非認知能力と捉え、その育成をこれまで取り組んできた演劇的手法を用いて進めることにしました。

小学校低学年における演劇ワークショップ

プログラムの開発と実施・評価の研究

1.演劇ワークショップを取り入れた授業の導入

子どもたちの非認知能力を向上させるためには、就学前から小学校低学年の間に、演劇やダンス、メデイア表現等を用いたアウトプット(出力)型の学習を行うことが有効とされています。

そこで豊岡市が、これまでコミュニケーション教育で取り入れている演劇的手法を活用し、1~3年生を対象に、演劇ワークショップの授業を導入します。

2.プログラム(とよおかSESプログラム)の開発

平田オリザ氏が監修した、一人一人のアイデイアや表現方法・個性を大切にしながら行うゲームから、徐々に少人数で話し合いながら劇を創り、発表し、良さを認め合うようなプログラムに発展していきます。

□演劇ワークショップの様子

1年生.「何やってるの?あてっこゲーム」

※SES 社会情緒的スキル Social Emotional Skills

3.モデル校による実施

2019年度の2学期から、2校の小学校を「モデル校」とし、試行的にプロの演劇指導者(ファシリテータ―)による演劇ワークショップを行いながら、プログラムの開発を行っていきました。
モデル校のうち1校は単学年で、もう1校は小規模校による複数学年の学習集団でワークショップを行います。
この2校での試行を通して、大規模校から小規模校まで汎用性のあるプログラムの開発を目指しています。

4.非認知能力の評価・測定方法の研究

演劇ワークショップを行いながら、子どもたちの非認知能力の変容を測定する方法を青山学院大学へ委託し研究しています。

数値では測れない力を様々な観点でデータ分析をし、測定しようとする取組は、全国的にもその例は少なく先進的な取組となります。

□検証方法の研究(青山学院大学苅宿教授研究チーム)
測定方法
・ワークショップ前後の児童アンケート(質問紙法)
・ファシリテーターへの聞き取り調査
・学級担任への聞き取り調査
・児童の自由題作文

5 検証会議で見えてきたこと

(1)演劇ワークショップの授業前後のアンケート結果

(2)子どもの事実(モデル校教師による聞き取りから)
・「自分一人でやりたいことだけやる」から「チームでやる」というふうに変わってきた。
・グループの発表を見て、「自分には、こういうふうに見えた。」と言えるようになった。
(見る側のスキルが育ってきている。)
(3)ファシリテーターの声
・できることが増え、モチベーションが高くなるなど、2回目から3回目にかけて子どもの成長の幅が大きかった。
・失敗することで、次はどうするかを子どもたちは考えている。
・困難なこと(課題)でも受け入れられるようになったのが、子どもたちの成長だ。
(4)研究チームによる結果考察
・アンケート結果では、認知的な能力の向上をめざす「普段の授業」より、非認知能力の向上を意図した「演劇ワークショップ」の方が「協働性」「自制心」「自己効力感」において結果数値が高いことから、その効果をみることができる。
・3回の数値変化では、ワークショップの回数を重ねるたびに数値が上昇しており、継続することで「協働性」「自制心」「自己効力感」にプラスの変容を与えることができる。
・演劇ワークショップによる非認知能力の向上を継続性のあるものにするためには、効果をもたらした手法を学級経営や授業で活用していくことが重要となる。

  

たくましく生き抜く力の育成

子どもの貧困対策

この事業の最大の目的は、子どもたちがたくましく生き抜くために必要な資質・能力の育成にあります。

そして、非認知能力が高まり、相関性のある学力が向上することは、親の所得格差が子どもの学力格差を生み出し、さらにはそのことが将来の格差につながるという社会的な負の連鎖を断ち切る可能性をもたらし、子どもの貧困対策を推進することになります。

全市展開を目指して

モデル校2校での実施

【事業実施のスケジュール】
2020年
・10月:第1回演劇ワークショップ授業
・11月:第2回演劇ワークショップ授業
2021年
・ 1月:第3回演劇ワークショップ授業
・ 2月:非認知能力向上事業検証会議

【寄附金の使い道】
・演劇ワークショップのプログラムの開発費用
・非認知能力の評価方法の研究費用

寄附者の皆様へ

豊岡市 市長 中貝 宗治

■豊岡市から全国へ

写真

この非認知能力向上プロジェクトは、貧困対策が起点となっています。貧困の世代的再生産を断つためには、貧困の状況にある子どもの学力保証が重要であり、そのための環境整備を進めようと考えました。
 
学校の教育環境に着目する中で、文部科学省の委託研究やOECDの研究の結果、社会的背景による学力格差を抑え込むためには非認知能力の育成が重要であることが明らかになってきました。忍耐力、自制心、協働性といった非認知能力は、文字や数、思考力と相互に関係しあい、認知能力を向上させることが指摘されています。また、アメリカの研究では、学力への相関関係以前に、非認知能力自体が「生きる力」として重要であるとの報告もあります。

この能力を向上させるためには、芸術系のワークショップが有効であることから、本市では演劇的手法による非認知能力向上プロジェクトを立ち上げることとしました。これまでから劇作家平田オリザ氏の指導で小6、中1の「コミュニケーション教育の授業」を市内全小中学校で実施してきています。本プロジェクトも専門的知識や技能をもつアーティストを指導者として招聘し、低学年児童を対象として非認知能力の育成を先行研究しようとするものです。

プログラム研究、作成と併せて、大学へ委託し評価研究も行います。この能力は、様々な観点でデータを分析する必要があり多大な時間と費用を必要とします。
今年は2年目の取組となります。モデル校の実践と評価を通して、この演劇ワークショップが「協調性」「自制心」「自己効力感」においてプラスの変容を与えることが証明され、取組の手ごたえを感じ始めています。
今年度は、昨年一年間かけて作り上げたプログラムと評価方法をブラッシュアップさせていきます。


プロジェクトで得た成果等は教育関係者の皆様へ広く還元してまいりたいと考えておりますので、多くの皆様のご支援をお願い申しあげます。

お礼の品をご紹介