100年の歴史を持つ「大宮盆栽村」を次の世代に繋げたい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 93,000

0.9%

目標金額:10,000,000

達成率
0.9%
支援人数
6
終了まで
87
/ 90

埼玉県さいたま市(さいたまけん さいたまし)

寄付募集期間:2024年5月1日~2024年7月29日(90日間)

埼玉県さいたま市 × 大宮盆栽村

プロジェクトオーナー

1923年の関東大震災をきっかけに、東京の盆栽業者が大宮に移り住み、「大宮盆栽村」が1925年に誕生しました。
その後、盆栽文化は世界に広まり、世界的な盆栽の聖地となったのが「大宮盆栽村」です。
しかし、高齢化や後継者不足により盆栽園は減少し、現在は6園のみとなってしまいました。
2025年に開村100周年を迎える中、後継者育成や若い世代への魅力発信が課題となっております。
伝統継承のため、大宮盆栽の魅力を発信し、次の世代の盆栽ファンを増やすため、市内外での活動をするため、
本プロジェクトでその資金を募りたく思います。温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

先人たちから引き継いできた大宮盆栽の技術を、次の世代に残したい!

出生届を提出した方へミニ盆栽を贈呈する記念事業

大宮盆栽村とは

かつて、東京の団子坂(文京区千駄木)周辺には、江戸の大名屋敷などの庭造りをしていた植木職人が多く住んでおり、明治になってから盆栽専門の職人も生まれました。関東大震災(1923年)で大きな被害を受けた盆栽業者が、壊滅した東京から離れ、盆栽育成に適した土壌を求めて大宮(現さいたま市)へ移り住みました。1925年には彼らの自治共同体として大宮盆栽村が生まれ、最盛期の1935年頃には30以上の盆栽園がありました。大宮盆栽村は、いまも名品盆栽の聖地として知られ、日本だけでなく世界から多くの愛好家が訪れています。

1935年頃に制作された盆栽村紹介リーフレット 出典:大宮盆栽美術館
1935年頃に制作された盆栽村紹介リーフレット 出典:大宮盆栽美術館
大宮盆栽村の歴史 出典:大宮盆栽ウェブサイト
大宮盆栽村の歴史 出典:大宮盆栽ウェブサイト
大宮盆栽の繁栄 出典:大宮盆栽ウェブサイト
大宮盆栽の繁栄 出典:大宮盆栽ウェブサイト

世界にも認められた"BONSAI"

大宮盆栽村の名は、開村以来世界中に轟き、外国人団体の見学、海外の盆栽愛好家からの講習希望はもちろん、世界各国の要人も大宮盆栽村を訪れています。
1970年には、大阪で開催された日本万国博覧会において、日本政府は盆栽水石展示を行いました。この時に展示した盆栽の最多数を占めていたのが、大宮盆栽村からの出品です。
また、1989年に、第1回世界盆栽大会が、さいたま市(旧大宮市)で開催されました。大会は4日間にわたって開催され、デモンストレーションやワークショップなどに世界32か国の盆栽愛好家約1,200名が参加して大成功を収めました。
その後、2017年には、「第8回世界盆栽大会 in さいたま」が開催されました。1989年の第1回から28年、世界盆栽大会発祥の地、さいたま市からまた新たなスタートを切り、「盆栽、~次の100年へ~」をテーマに伝統の盆栽を受け継ぐとともに、世代を超えて愛される盆栽の可能性を世界に向けて発信しました。世界中の40を超える国と地域から、関連イベントを含め約12万人が訪れ、多くの来場者で賑わいました。

出典:大宮盆栽ウェブサイト
出典:大宮盆栽ウェブサイト
第1回世界盆栽大会(1989)の際に盆栽園を訪れた海外の盆栽愛好家
第8回世界盆栽大会(2017)の様子

大宮盆栽村の現状

現在、大宮盆栽村には、6軒の盆栽園があります。1925年の開村後、東京から移転する盆栽園の数は次第に増加し、開村して約10年後の1936年には35園の盆栽園があったという記録が残されています。
以降、盆栽業の停滞や盆栽園主の高齢化、ライフスタイルの変化などにより、盆栽園の数は減少傾向にあります。

出典:さいたま観光国際協会ウェブサイト
出典:さいたま観光国際協会ウェブサイト
出典:さいたま観光国際協会ウェブサイト
出典:さいたま観光国際協会ウェブサイト

若手の盆栽師の活躍

園主の高齢化が進む大宮盆栽村ですが、この文化を継承するために、若手の盆栽師も活躍しています。
毎年5月のゴールデンウイークの時期に開催される「大盆栽まつり」では、市民盆栽展、盆栽・盆器の即売会などが開催され、国内外から多くの愛好家で賑わいます。
近年では、そうしたイベントの際にSNSを活用することで、これまで以上に多くの方に大宮盆栽の魅力を届けることができています。
特に盆栽専門YouTubeチャンネル「盆栽Q」では、大宮盆栽村の若手盆栽師を中心に、盆栽の育て方や、手入れの方法などを紹介し、海外からの視聴者も含め、幅広い世代に受け入れられています。

また、近年では、都内ラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」でも盆栽を展示するほか、盆栽の実技を披露するデモンストレーションや、盆栽作り体験ワークショップを実施しています。
その他にも、石川県金沢市(金沢駅、ハイアットセントリック金沢)や、羽田空港の国際線ターミナルでも盆栽のプロモーションを実施するなど、活躍の場を広げています。

大盆栽まつりの様子
さいたま市へ避難したウクライナ避難民へ盆栽を教える盆栽若手盆栽師
金沢駅で盆栽プロモーションを行う若手盆栽師
ザ・リッツ・カールトン東京での盆栽デモンストレーションの様子

大宮盆栽村存続のためには、後継者の育成や若い世代へのPRが必要!

大宮盆栽村の盆栽園の数が減少する中、その伝統や文化を守るため、その貴重な技術の継承を図るほか、若手盆栽師を中心に情報発信を行うなどプロモーションを実施していますが、今後も大宮盆栽村の盆栽園の減少は避けられない深刻な状況となっております。
そうした中、さいたま市では、盆栽文化の普及・啓発活動を図るため、盆栽の魅力を若い世代へ伝えるPR活動を実施しております。
昨年からは出生届を提出した方に対し、ミニ盆栽を贈呈する事業を新たに開始しました。
これまで盆栽に触れたことがなかった若い方々へ、さいたま市の伝統産業である「大宮盆栽」をPRすることができ、受け取った方々からも大変好評をいただきました。
また、若い方へのPRだけでなく、来年100周年を迎える大宮盆栽村の認知度の拡大や、郷土愛の醸成、産業支援、といった様々な効果が生まれ、未来の後継者の育成にも繋がる事業となっております。
今後もこうした事業をはじめ、盆栽師の活躍の場の創出や、若い世代へのPRをすることが重要であると考えております。

こどもへ盆栽の作り方を説明する若手盆栽師
金沢での盆栽プロモーション時の集合写真

寄附金の使いみち

来年、大宮盆栽村開村100周年を迎えますが、これまでの先人たちへの感謝を忘れることなく、次の世代へこの素晴らしい文化を引き継いで行く必要があります。
さいたま市では、新たな盆栽ファンを創出するために、若手盆栽師を中心に、市内外で大宮盆栽のPRを実施しブランディングを図ります。
若手盆栽師の活躍の場を広げることは、大宮盆栽の魅力の発信に繋がるだけでなく、産業支援にも繋がります。
また、次世代への盆栽文化の継承のため、市内で出生された方へミニ盆栽を贈呈する事業を実施し、大宮盆栽の魅力の発信を行います。
世界に誇る大宮盆栽の文化を継承するため、ぜひ全国の皆さまからのご支援をお願いします。

※目標金額に達しなかった場合でも、本事業は実施いたします。また、目標金額以上に集まった寄附金は、本プロジェクトの趣旨に沿った事業に活用させていただきます。

大宮盆栽協同組合 濱野理事長からのメッセージ

大宮盆栽協同組合 濱野理事長 @DeeperJapan.com

いよいよ2025年に、大宮盆栽村開村100周年を迎えます。
「Bonsai」として、盆栽が世界共通の文化となりつつある今、これまで素晴らしい技術で「大宮盆栽」を世に知らしめた先人たちに感謝するとともに、次の100年を見据え、世界に誇る「大宮盆栽」の素晴らしさを後世にも引き継いでいけるよう、準備していきたいと思っております。

さいたま市長 清水 勇人からのメッセージ

1925年に開村した大宮盆栽村は、盆栽の聖地として世界中から愛好家が訪れる場所となっており、いよいよ来年開村100周年を迎えます。
しかし、一方で、かつて市内に30以上あった盆栽園は園主の高齢化や後継者不足等により減少し、現在は6園のみとなっております。
盆栽は、世代を超えて受け継がれていく中で、その価値を高めていく芸術です。これからも末永く盆栽が継承されていくために、 私たちは盆栽の魅力をより強く発信し、後継者の育成に努めていきたいと考えております。
世界に誇るこの貴重な文化を次の世代に継承していくため、皆さまのご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

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お礼の品一覧

おすすめ PICK UP!

山もみじ盆栽(小型サイズ)樹齢5年程度

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樹齢5年程度(樹高10cm~20cm程度)
※樹齢、樹高は参考数値となりますので実際のお礼の品とは異なる場合があります。

◆寄附額30,000円~

真柏盆栽(小型サイズ)樹齢5~10年程度

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樹齢5~10年程度(樹高20cm~30cm程度)
※ 樹齢、樹高は参考数値となりますので実際のお礼の品とは異なる場合があります。

◆寄附額50,000円~

五葉松盆栽(中型サイズ)樹齢15~20年程度

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樹齢15~20年程度(樹高50cm~60cm程度)
※ 樹齢、樹高は参考数値となりますので実際のお礼の品とは異なる場合があります。

◆寄附額500,000円~

現在進捗情報はありません。

埼玉県さいたま市

さいたま市は、埼玉県南東部に位置する人口約134万人の政令指定都市です。
「SUUMO住みたい街ランキング2022関東版」では「大宮」が3位、「浦和」が5位、「さいたま新都心」が17位になるなど、住みやすい街として評価され、Jリーグ 浦和レッズと大宮アルディージャのホームタウンでもあり、熱いサポーターの存在で全国的に知られているところです。
また、「東日本の玄関口」大宮駅は全国有数の乗り入れ路線数を誇り、駅近くの鉄道博物館は世界中の鉄道ファンばかりでなく、多くの家族連れが訪れる人気施設です。
他にも、大宮盆栽博物館(2010年オープン)や岩槻人形博物館(2020年オープン)など、日本の伝統文化を体験できるスポットも注目されています。