• TOP
  • 過去実績
  • 【絶滅したトキが飛び交うまちへ】環境にやさしいまちへチャレンジ!トキの絵本を作成し、野生復帰に向けた啓発を図りたい

【絶滅したトキが飛び交うまちへ】環境にやさしいまちへチャレンジ!トキの絵本を作成し、野生復帰に向けた啓発を図りたい

カテゴリー:自然・環境 

main_img

寄付金額 119,000

7.9%

目標金額:1,500,000

達成率
7.9%
支援人数
19
終了まで
受付終了

島根県出雲市(しまねけん いずもし)

寄付募集期間:2023年12月15日~2024年3月14日(91日間)

出雲市プロジェクト推進室

プロジェクトオーナー

みなさんは、トキという鳥を知っていますか。
「ニッポニアニッポン」という学名を冠した日本を代表する鳥です。
トキは、日本では昔から身近な鳥でしたが、乱獲や近代化に伴う生息環境の激変により、生息数は激減、そして日本のトキは絶滅してしまいました。
その後、新潟県佐渡市、環境省等を中心とした取組により、佐渡島ではトキの野生復帰に成功しており、ここ島根県出雲市も本州における野生復帰の候補地に選ばれています。
トキの生息には、えさ場となる田んぼやねぐらとなる里山が必要で、そのためには住民の理解と協力が不可欠です。
そこで、トキの野生復帰に向けた普及啓発・機運醸成を図り、このクラウドファンディングによって、トキのオリジナル絵本作成とトキ一般公開施設などの展示物リニューアルに取り組みます!
ご寄付いただいた皆様にも、トキのオリジナル絵本をお届けします。
どうか、「トキによるまちづくり」を応援していただきますようよろしくお願いします。

【絶滅したトキが飛び交うまちへ】環境にやさしいまちへチャレンジ!

日本の空から消えたトキ

トキは昔、日本中の里山で見ることができました。トキ色は淡い桃色と言われ、羽軸からのグラデーションの美しさが大きな特色であり、大空を飛び交う光景は見る者の心を魅了したことでしょう。

写真提供:環境省

出雲地方では、大正期まで宍道湖に飛来していたという記録があり、江戸、明治期には、おそらく普通に見ることができたと思われます。
しかしながら、美しい羽根や食用を目的とした狩猟、近代化に伴うトキの生息環境の激変により、生息数は激減しました。
絶滅が危惧される中、トキは昭和27年(1952)に特別天然記念物に指定、昭和35年(1960)に国際保護鳥に選定され、保護活動が行われましたが、昭和56年(1981)に佐渡に生息していた最後の5羽を保護のため捕獲し、日本の空からトキの姿は消えてしまいました。

トキの野生復帰に向けて

トキの分散飼育を開始

出雲市は、平成3年(1991)から続く中国漢中との交流の中で、平成12年(2000)から漢中市洋県で保護・飼育されているトキの飼育費用を負担してきました。
そして、平成23年(2011)からトキの分散飼育を開始し、これまで58羽のトキを佐渡へ送り、出雲生まれの多くのトキが放鳥されてきました。

『私たちが出雲のトキを育てています!』

トキは非常に憶病でデリケートな鳥です。特に繁殖期は気を使っており、神経を使いながらの飼育は疲れますが、幼鳥が誕生した時のうれしさは格別です。
佐渡へ出発する時は若干さみしい気持ちもありますが、佐渡島の大空で羽ばたいている姿を想像すると、充実感とさらに頑張ろうという気持ちになります。
出雲市でトキが放鳥され、出雲の空をトキが飛び交う日が来ることは、もはや現実になりつつあります。その日に向け、毎日しっかりと飼育と繁殖に取り組んでいきます。

『トキ一般公開施設とトキ学習コーナー』

令和元年度(2019)からは一般公開を開始し、関西以西で唯一トキが見れる場所となりました。通年で公開していますが、特に12月から2月にかけてはトキ色のトキを間近で見ることができる人気スポットとなっています。

近似種を飼っているゲージの横にトキ学習コーナーがあります。トキのライブ映像を見ることのできるモニターやトキのはく製、本物そっくりの偽卵などが展示されています。

合言葉は「トキも人も育つまちへ」

令和4年(2022)8月、トキの野生復帰をめざす里地(放鳥候補地)に選定

国は、令和12年(2030)から令和17年(2035)ごろまでに「本州でもトキが定着し繁殖できるようになること」を目標に掲げ、令和4年(2022)8月、出雲市は石川県とともに、トキの野生復帰をめざす里地(放鳥候補地)に選定されました。
出雲市では、トキの放鳥・野生復帰に向け3つの柱で取り組んでいます。
  ① 普及啓発・機運醸成「トキの放鳥を心待ちにできる社会へ」
  ② 生息環境の整備  「トキを育む自然豊かな環境へ」
  ③ 地域活性化    「トキを出雲市の新たなブランドへ」

トキの放鳥・野生復帰には、市民・県民の理解と協力が必要です。

『なぜ出雲市がトキの放鳥・野生復帰に取り組むのか』

生物多様性の損失や生態系の崩壊といったグローバルリスクは、気候変動に次ぐ深刻な危機と言われていますが、日常生活においてなかなか感じることはできません。私たちの生活は、多くの部分が自然によって支えられており、人と自然が共生する社会を構築するためには、生物多様性の維持や地球環境の保全を積極的に推進していく必要があります。
そうした中で、出雲市は縁あってトキの野生復帰に長年関わってきました。
多様な生き物が生息する環境にやさしいまちであればトキも生息することができ、それは人にとっても住みやすい、暮らしやすい環境となります。出雲市はそんなまちを目指し、取り組んでいきます。
合言葉は「トキも人も育つまちへ」。出雲市は、トキをシンボルとした環境にやさしいまちづくりの価値観を市民が共有するとともに、市外に向けてこの独自価値をしっかりと発信し、ネイチャーポジティブの実現につなげていきます。

写真提供:環境省

幼少期からトキに接する機会を増やすため、トキのオリジナル絵本を作成し、乳幼児健診時の無償配布や、トキ一般公開施設及びトキ学習コーナーの展示物のリニューアル等を行い、トキによるまちづくりをPRしていきます!

寄付金の使い道

・トキの絵本作成:900,000円
・展示物、シンポジウム、生息環境整備:600,000円

※目標金額を超えた場合でも、目標金額に達しなかった場合でも、上記の費用として大切に活用させていただきます。

事業実施のスケジュール

・2024年4月:絵本の作成に着手

トキの野生復帰の実現は、島根の豊かな自然環境を実証するものです。豊かな自然環境を次世代に引き継いでいくためには、長い目で見た取組も必要であり、幼少期からトキに接する機会を増やし、愛着形成につなげていくことが大切と考えました。
そこで、トキのオリジナル絵本を作成し、乳幼児健診の際に全員に無償で提供するとともに、保育所、幼稚園、診療所、子育て支援施設等に絵本を設置したいと考えています。
この絵本をきっかけに、トキについて、環境について、自分のまちについて話をしていただくとともに、親子のきずなも育んでいただいきたいです。

プロジェクト推進室の職員

お礼の品の紹介

トキの絵本からはじまる環境保全

写真提供:環境省

3,000円以上のご寄付をいただいた方に絵本をお送りします。
*出雲市在住の方は、寄附はできますがお礼の品(絵本)はお送りできませんので、ご承知おきください。
トキの放鳥・野生復帰には、多くの方の理解と協力が必要です。応援をよろしくお願いします。

本市のトキの野生復帰に向けた取り組みについて、動画での紹介をしています!

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2024年03月06日 17:13

    「トキも人も育つまちづくりシンポジウム」を開催しました!

    環境にやさしいまちづくりを推進するため、トキの放鳥・野生復帰に向けた機運醸 成やトキによるまちづくりの認知度向上を図り、「トキも人も育つまちづくりシンポジウム」を開催しました。
    シンポジウムでは、環境省のトキ野生復帰検討会の座長を務められている、山階鳥 類研究所の尾崎清明副所長を講師にお招きし、「トキが最後の5羽から大空を舞う日まで」という演題での講演を行っていただいたほか、後半部分では、飯塚出雲市長 らを交えて「トキが羽ばたく未来へ 夢追人のトークセッション」というテーマでの 座談会を行いました。

    もっと見る

    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

    まだコメントはありません

    コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。

  • 2024年02月03日 12:00

    「トキも人も育つまちづくりシンポジウム」を開催します!

    2月25日(日)に、環境にやさしいまちづくりを推進するため、トキの放鳥・野生復帰に向けた機運醸成を図るとともに、トキによるまちづくりの認知度向上をめざし、朱鷺会館大ホールで「トキも人も育つまちづくりシンポジウム」を開催します。

     当日は、環境省のトキ野生復帰検討会座長であり、絶滅する前の野生下最後のトキ5羽の捕獲から、佐渡島での放鳥・野生復帰に至るまで、日本におけるトキの変遷に深く携わってこられた鳥類学者・尾崎清明さんによる講演のほか、飯塚市長らを交えて、トキがはばたく未来について語り合うトークセッションを行います。

    県外にお住まいの方におかれては、遠方となりますが、出雲観光をかねて、ご参加いただけるとよろこびます。

    出雲市朱雀会館
    島根県出雲市西新町2丁目2456−4

    ※参加にあたっては事前申込が必要です。お申し込みはこちら(参加費無料)
    https://www.city.izumo.shimane.jp/www/contents/1706519026869/index.html

    もっと見る

    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

    まだコメントはありません

    コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。

  • 2024年01月20日 12:00

    出雲市新年賀会において、トキによるまちづくりのPRを行いました。

    1月4日に出雲市役所のくにびきホールにて、出雲市新年賀会があり、市・市議会・商工団体及び農業団体の各関係者200人弱が一堂に会しました。
    会場の前には、なぜ、トキの野生復帰が必要か、などのパネルを展示も行い、取り組みの周知、理解をお願いいたしました。
    引き続き、皆様のご支援をお願いいたします。

    もっと見る

    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

    まだコメントはありません

    コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。

  • 2023年12月27日 16:29

    「トキによるまちづくり」にむけて、様々な活動を行っております。

    出雲市 プロジェクト推進室では、「トキも人も育つまちへ」を合言葉に様々な取り組みを行っております。
    今後、こちらの進捗状況で紹介させていただければと存じますので、引き続き、応援をお願いいたします。

    11/15     子どものための自然体験イベント「田んぼで生き物探し」を実施しました。
    11/18・19  いずも産業未来博2023に出展し、トキのエサ釣りゲーム、トキの折り紙ワークショップを行いました。
    12/16  島根県主催の宍道湖・中海水鳥観察会において、トキの公開施設を見学,出雲市トキによるまちづくり事業の説明、トキの折り紙ワークショップを実施しました。
    12/17  出雲市トキによるまちづくり事業について地元説明会を開催しました。

    もっと見る

    この進捗情報を読んで「エールを送りたい」
    と感じたらぜひ拍手を

    拍手をありがとうございます。
    あなたのエールがプロジェクトの支えになります

    まだコメントはありません

    コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。

島根県出雲市

出雲市は、「神話の國出雲」として全国に知られるとともに、出雲大社、荒神谷遺跡、西谷墳墓群などの歴史・文化遺産と、日本海、宍道湖、斐伊川などの豊かな自然に恵まれた地域です。「元気な出雲、活力のある出雲、笑顔の絶えない出雲」をモットーに、全国に誇れる都市づくり、愛着と誇りが持てる故郷づくりを展開しています。
出雲市では、出雲市の発展を願う郷土出身の方々や、出雲市に心を寄せていただく全国のみなさまから、広く寄附を募っています。
このふるさと寄附をきっかけに、全国のみなさまとたくさんのご縁を結びたいと願っています。ぜひ、この機会に出雲市への温かいご支援をよろしくお願いいたします。