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みんなで子どもの成長を喜び合える佐賀へ 【さが妊娠・子育て応援プロジェクト BigTree】を大きな大きな木に育てたい

カテゴリー:子ども・教育 

main_img 達成

寄付金額 1,000,000

100%

目標金額:1,000,000

達成率
100%
支援人数
12
終了まで
受付終了

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2023年11月22日~2024年2月20日(91日間)

佐賀県NPO支援 × NPO法人poco a bocco

プロジェクトオーナー

子どもの生涯を支える“根っこ” が育つ妊娠期から就園前の子どもを育てるパパとママが、安心して新しい命と向き合い、自信をもって少しずつ我が家流の子育てスタイルを創り上げていくことが出来るように。
産みたい、育てたい、子育てが楽しい
そう想えるまち”佐賀”を実現したいと願う団体や個人が、それぞれが持つ強みを持ち寄って、一つのチームとして取り組む活動、それが【さが妊娠・子育て応援プロジェクト BigTree】です。多職種、多組織が連携するからこその相乗効果が生まれています。
この活動を続けていけるよう、多くの皆様の温かいご支援をよろしくお願い致します。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

妊娠期から就園前はサポートが届きにくい時期

子どもの生涯を支える“根っこ” を強く、太く

コロナ禍で人と人がつながることが難しくなった時期を経て、子育てをサポートするボランティア等の活動も少なくなったように感じています。
自分と同じように子育てをしているママ友、パパ友を作るにはどうすればいいんだろう?とへ悩む声も頻繁に耳に届きます。

平成30年 6 535
令和元年 6 231(前年比-304)
令和2年 6 004(前年比-227)
令和3年 5 853 (前年比-151)
令和4年 5 552 (前年比-301)

佐賀県の出生数は減り続け、お産ができる産科がない市町も増えています。
どこに住んでいても、豊かな人間関係のなかで、笑い合い、助け合い、子どもの成長を喜び合えるそんな佐賀県を実現するための産学官民の垣根を超えた連携を。
その想いで始まった【さが妊娠・子育て応援プロジェクト BigTree】をますます大きな木に育てていくために、皆様のご協力をお願い致します。

成功体験を重ねて、少しずつ親になる

必要なものは「自信」と「仲間」

➀さが妊娠・子育て応援キャラバンの開催

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佐賀県内各地を助産師や管理栄養士、保育士など多職種の専門家がキャラバン隊として訪ね、支援の輪を広げる取り組みです。
佐賀大学理工学部が開発中の子育てDXを体験するブースなど、プレママ・プレパパ、子育てママ・パパだけでなく、兄弟や祖父母、地域の方々も一緒に参加して楽しめるイベントを目指し、未来を担う子ども達を地域全体で育もうという機運を醸成することも目的としています。
2023年10月から始めた地元のプロバスケットボールチーム「佐賀バルーナーズ」のパブリックビューイングと組み合わせての開催も好評です。

②グリンピース(双子・三つ子サークル)

写真

佐賀市に住む双子や三つ子を育てている人や、これから出産予定の妊婦等の交流を目的に毎月、佐賀市の保健福祉会館で開催しているサークル”グリンピース”。

当事者同士の支え合いとして長く活動が続いていますが、今後は助産師等の専門家や運営補助スタッフが加わって、より一層、参加者の笑顔が増えるよう活動を充実させていきます。

寄付金の使い道

BigTreeが取り組む3つの事業の運営費として

【内訳】
・スタッフ謝金:50万円
・消耗品費: 5万円 
・会場費:10万円  
・ふるさと納税の募集に要する費用:35万円

【目標金額に達しなかった場合の寄附金の取扱い】
目標金額に達しなかった場合、開催回数の調整するなどして実施可能な範囲内で取り組みます。
また並行して別財源の獲得に努めます。目標金額以上の寄附を頂いた場合、より皆様のニーズにこらえられるよう開催回数、開催地域、開催内容を充実させます。

市民・企業・行政・大学などがゆるやかにつながる仕組み

公的な支援だけに頼らない”共助”の子育てが人とまちを育む

もともとの少子化傾向に追い打ちをかけるように、コロナ禍で出産や育児を取り巻く環境は厳しさを増し、その後は国をあげての対策も進められていますが、行政サービスの担い手となる専門職の不足や地域による偏在が課題となっています。

このような状況の中でも、新しい命は次々と産声をあげており、家族を丸ごとサポートし、孤立を防ぐ取り組みの充実は急務です。
ヒト、モノ、カネ、の全てに限りがある公的支援の整備を待っていては、課題は深刻化するばかりだと考え、草の根で活動する市民が、それぞれの強みを持ちよって取り組む新しい事業モデルを提案したのがBigTreeです。
一人の人、一つの団体では実現が難しいことを諦めるのではなく、チームで乗り越えていくために。


本事業を通して当事者や地域のニーズに即した形でサービスを提供し、県内地域ごとの医療格差の拡大に伴う「産みやすさ・育てやすさ」の格差を補うことが可能となり、それがひいては“子育てし大県さが”の実現へと大きく寄与するものと考えています。

また、この取り組みは、地域の保育、看護、助産学生の学びの場として、新たな実習やボランティアの受け皿にもなります。直接、当事者の声を聞き、赤ちゃんを抱っこし、多様な価値観に触れることにより、様々な課題に柔軟に対応できる実践力を身に付けることができます。

地域で活動する妊娠期から就園前の時期をフォローできる専門性の高い人材を増やすことで、どの地域にも気軽に足を運べる距離に専門家がいて相談したり、訪問ケアを受けたりすることが出来る環境づくりにも寄与できると考えています。

市民活動の強みを活かして、細かいルールにしばられず、支援者も当事者も笑顔で参加できる楽しい場をつくり続けることにより、母親はもちろん、父親や祖父母など、家族の育児参加も促進させ、夫婦の産後うつと母親の孤立も予防していきます。

”継続”は力なり

定期的な開催が安心感につながる

➀さが妊娠・子育て応援キャラバン
 →県内各地への出張開催 年6回程度
  佐賀バル―ナーズパブリックビューイングと組み合わせて実施 年20回程度

②グリンピース(双子・三つ子サークル)
 →2回/月

親になるプロセスが大事

NPO法人poco a bocco 理事長 寺野 幸子

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わたしは人の「気持ち」にとても興味があります。
前職は市役所の職員で、ひとり親家庭やDV被害者のサポート、児童虐待防止などを担当していたこともあります。たくさんの「気持ち」に触れる仕事でした。当時よく思ったことがあります。「気持ち」はまるで木製の玉みたい。丁寧に磨かれたまあるい玉はすべすべで、触れると心地いいから、みんなが撫でる。どこへでもコロコロと転がっていく。でも誰からも磨いてもらえないトゲトゲの玉は、痛いから誰も触れない。あっちこっちで引っかかるから、どこにも行けない。トゲトゲの家庭で育つ子どもの気持ちが、まあるくすべすべになることは難しいなあ、と。

子育て支援は”与えるもの”ではなく、一人ひとりが自分のペースで”親になる”、そのプロセスを経ることをサポートすることが大事だと感じています。そのためには、実際に体験ができて、分からないことを気軽に専門家に聞くことができて、同じように子育てをしている仲間とつながることができる、そんな場所が必要です。一度や二度ではなく、繰り返し成功体験を積み重ねることで、自信が育まれ、子どもの成長とともに現れる困難な壁も乗り越えていける糧となるのです。パパとママがまあるい心で、子どもと向き合えるように妊娠期から継続してサポートできる環境を佐賀で実現したいと考えていますので、ぜひGCFを通じて、そんな居場所の継続を応援してくださいますようお願い致します。

佐賀の子育てが楽しくなったらいいな

つながりや共感を大切に子育ての輪を広げていきたい

【吉村純子さん】

子育て中に関わった地域のサークルでは、私自身が人との「つながり」に助けられてきました。その恩返しのような気持ちもあって、子ども達が就園、就学して大きくなってからも、ずっとお手伝いをしていました。

記憶をたどってみると、子どもに関わる活動の原点は、親戚同士の集まりだったかもしれません。私が10歳の頃、1歳くらいの子と一緒に、お父さんたちが飲み終わったビールの空き缶を積んでは壊し、積んでは壊し、っていう遊びをしていたのを思い出します。その子がとてもかわいくて、またお母さんも愛らしい人で「ああ、親子ってかわいいな」と思った瞬間です。「子どもを見ているお母さんのまなざしは素敵だな」って今でも思います。

私の母も子どもに全身全霊注ぐ人で、「親の愛は無償の愛よ」ってよく言っていたのを覚えています。実際に親になってみて、真剣に子どもを信じて、一生懸命に育ててくれたことが分かって、「お母さんってすごいんだな」って痛感しています。
  
これまでの子育てを振り返ると、「こうしたい、こんな母でありたい」って思うのに、できない自分とのギャップに苦しんだ時期がありました。例えば、朝早く起きて支度をしても、子育てサークルのスタートになかなか間に合わないんです。朝ごはんとか授乳の頃でも何にでも時間がかかって。出かけようとする時、子どもがお茶をこぼすとか、服も上下とも汚れてた、とか。やっと公民館に着いたら会は始まっていて、一生懸命に連れてきたその子は寝ていたりとか。 

子育てサークルのスタッフを担当するようになってからも、理想と現実に挟まれて「私、何やってるんだろう?」と悩む日々がありました。でも、大変なことも楽しいことも一緒に子育てしてきた仲間がいることで乗り越えられたし、そういう自分がいたからこそ、できない人の気持ちも分かるような気がします。

勤めていた幼稚園の子育てサロンを10年弱の間お手伝いさせてもらうなど、これまでの経験も踏まえて、今は地域の子育てサークルの中でサポートする側に回っています。親子で居心地よくリフレッシュしながら、気持ちがちょっとでも穏やかになれる場が作れたらいいなと思います。

一人で何かを抱えこんでいる親御さんにも安心できるようなつながりが作れたら。ただ、こちらが「大丈夫、心配ないよ」と言葉をかけても、本人がそう思えないのなら「大丈夫」ではないこともありますよね。そういう気持ちも大事にしながら、本人がこうありたいって思うことに向かって、自分で悩んだり考えたりする時間を確保してもらい、頑張る力を少し補ってあげられたらいいなと思います。

今の世の中は、身近に子育てする人たちを見ないまま親になる人も多いんじゃないかと感じます。例えば2歳の子がどういう動きをするとか、小・中学生時代にも年齢に応じた特性があるという感覚が薄く、そこが不安につながり、状況に応じての選択肢をあまり持てずにいる親御さんたちもいらっしゃるかもしれません。もっといろいろな子育てにふれる機会が増えればいいですね。そのためにも、これからも子育てサークルをはじめ、親子の居場所をできるだけなくさないよう、減らさないよう、働きかけていきたいです。

4人の子どものうち長男は成人、4番目も10歳になるので、仕事を含めこれから自分でやれること、やりたいことって何かな?と思い始めた時期にいただいた「Big Tree」プロジェクトのお話。自分たちだけでやれることってなかなか少ないけれど、ここでは、それぞれの草の根活動が集まってみんなで何か一つの取り組みができたらいいな、それで佐賀に暮らすみなさんの子育てが楽しくなったらいいな、と思っての参加です。

「点々とした自分たちの思いが、線になってつながって、やがて形になる」というイメージを持ちつつ、その一つひとつがちゃんとバランスよくいられることが大事なことだと思っています。

子どもはママが笑っている顔を見るだけで安心する

隣にいて、すぐに話ができる存在でありたい

【助産師の溝口明美さん】

助産師として臨床を20年、母校で10年間助産の教員として勤めたのを機に退職して、フリーで活動しています。佐賀県助産師会にも理事として関わりながら、poco a boccoの寺野さんとオンラインの講座を開催するなど、新しい試みを進める中でこの「Big Tree」の活動に至ります。
    
双子、三つ子のサークル「グリンピース」のお手伝いに助産師会として入った時、赤ちゃんの体重測定をさせてもらいました。何かこういう依頼があると、つい「指導」みたいなことをするスタンスになりがちですが、いざ行ってみたらママたちのおしゃべりの中に入らせてもらって、いろんなこと言わなくていいんだなって考えさせられました。

まずは体重を測るだけ。ただ気になることや質問したいことが出てくるかもしれない。そんな時に隣にいて、すぐに話ができる存在でありたいと思いました。実際に、帝王切開のことや、傷の治り具合についてのことなどが話題に上ったので、そこでちょっとお話しさせてもらったりもしました。

「助産師」=「お産の現場の人」というイメージが強いんですが、本当はもっと女性に寄り添える仕事だと思っています。ママたちも、育児が大変で自分のことは二の次にしてしまっているので。それを考えた時に、やっぱり病院にいるとお産の時だけしか関われないから、地域にも体のことを相談できる人の必要性を感じますね。

    
「この子が幸せにいてくれればそれでいいや」と思えたら、きっと世界が広がっていく。
地域のママたちと接して、「そこまで頑張る必要ないよ。もうちょっと力抜いて育児していいじゃない」と思うこともありますね。子育てって、母親が思うやり方があって、そこに満足できないものは遠ざけたくなるもの。自分たちで何とかしようとして行き詰まっているところもあるのかなって。
でも、思い通りにならないのは当たり前で、その中で「この子が幸せにいてくれればそれでいいや」と思うと、逆にいろいろな人とのつながり、関わりがあった方が自然と幅が広がってきます。
私の場合、3人目が生まれてからは三世代での同居生活でした。最初は抵抗がありましたが、それまで前と後ろに抱っこして、手を引いて3人の子育てをしていたのが、ずいぶんと楽になりました。おじいちゃん、おばあちゃんがいる環境での子どもたちも、お年寄りに自然に接することができて、見守られていることで安心感にもつながっていったと思います。

私は、かつて地域で赤ちゃんが生まれた時から一生お付き合いしていた産婆さんのような存在になりたいです。子どもはママが笑っている顔を見るだけで安心するはず、それじゃあママがいつも笑っていられるにはどうすればいいのかなというところで、ちょっとでもお手伝いができればいいなと思って活動しています。きっと助産師会のメンバーもそういう気持ちじゃないかなと思います。

参加者アンケートより

学びながら少しずつママになる、パパになる

◆住んでいる地域の両親学級は満席で参加が出来なかったので、このイベントに参加できてよかった。インターネットで検索する動画で学ぶのと、実際にやってみるのでは分かりやすさがまったく違っていた。このような機会は大切だと思うし希望する人が全員参加出来るようにしてほしい。

◆専門の方と会う機会がないので正しい知識を身に着けることができてよかった。

◆助産師さんにゆっくり質問などをすることができてよかった。

◆上の子を見てもらえたので集中して講座に参加することが出来て良かった。

寄付者のみなさまへ

あなたもBigTreeの仲間です

【写真左 樅木康子さん】

多面的にみんなであったかく子育てを見守るのが素敵で理想的だと感じます。BigTreeでそういう活動ができることを楽しみにしています。

私自身、娘の寝顔を見ながら泣いていた幼児期の辛い時に、地域の人や先輩ママの友達に声をかけてもらい、一緒に子育てしあった喜びがあって「今」があります。

「今はしんどくても、20年後の私も娘も楽しんでるから大丈夫だよ!」とあの頃の私に言える。

子育て真っ只中のママたちに伴走する、そんな想いで取り組むBigTreeへ応援をお願いします!

【写真右 中村由美子さん】

30年前に男女の双子を出産し、その後次女を出産。保育者で、理想の母親像もあって余計に頑張りすぎて。

ある日、子ども二人の笑顔が目に飛び込んで涙が止まらず「この子たちが私をお母さんにしてくれる」と二人を抱きしめました。

それからは周囲に助けてもらえる自分でいようと思いました。この経験をママ、パパ達に伝えていきたいです。

お礼の品をご紹介

泉山陶石で蘇った、令和の古伊万里【有田焼】【李荘窯】染付窓絵ザクロ文小鉢

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「最盛期の古伊万里を、有田本来の泉山陶石で再生したい。」「伝統に根ざした、真の有田焼らしい有田焼を再現したい。」こうした強い想いから、“Ko-Imari history Labo”と“李荘窯業所”のコラボにより、発掘調査で出土した古伊万里の復活プロジェクトに挑みました。泉山陶石を原料とし、伝統的な技と最新技術を駆使して、令和の古伊万里が蘇ったのです。

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

NPO法人poco a boccoは、女性のあたたかなエネルギーが家庭を、職場を、まちを元気にすると信じて、2014年から佐賀で暮らす全ての女性が、いくつになってもココロも身体も健やかに、イキイキと暮らせるお手伝いをしています。
具体的には、子育てや健康づくりのための講座やフィットネスの開催、ボディケア、産前産後のケア、コーヒーフェスタの開催等に取り組んでいます。