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災害で失われる命を減らしたい!支援の届きにくい場所へも民間の力で災害医療支援を

カテゴリー:災害 

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寄付金額 6,037,967

30.1%

目標金額:20,000,000

達成率
30.1%
支援人数
184
終了まで
受付終了

広島県神石高原町(ひろしまけん じんせきこうげんちょう)

寄付募集期間:2023年10月1日~2024年1月31日(123日間)

広島県神石高原町 × 特定非営利活動法人(認定NPO)ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクトオーナー

※神石高原町内在住の方は、ふるさと納税を通じてのピースウィンズ・ジャパンへの寄附を申し込みできません。予めご了承ください。

ピースウィンズ・ジャパンが運営する空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"は、広島県神石高原町に拠点を置き、大規模災害の被災地にいち早く駆けつけ、救助・救命活動を行う、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクトです。
「一秒でも早く、一人でも多く」被災者を助けたい。その想いを胸に、被災地にいち早く駆けつけます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

 

空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"の体制とこれまでの活動  

東日本大震災以降、空飛ぶ捜索医療団の前身となる災害支援チームから、私たちはほぼ全ての激甚災害に出動し、民間組織として支援活動を実施してきました。

【災害支援×地域医療支援、さらに国際医療支援】に対する体制を引き続き強化し、行政などの支援が届きにくい人・場所に支援を届け、1人も見捨てないという思いで活動を継続しています。

災害発生が予測される場合に、発生前から対象地域に入って備えることや、声が届きにくい被災者に寄り添い、行政の支援が行き届かない地域や自主避難所などにも支援を行うことは、民間組織ならではの強みです。

航空機やヘリコプター、災害医療支援船などを駆使して、医師や看護師、レスキュー隊員、災害救助犬などの救助チームを現地へ派遣。捜索からフィールドホスピタル(野外病院)の運営まで、医療を軸とした救助・救命活動を行います。
ロシアからのウクライナ侵攻では隣国モルドバに仮設診療所を設置。医師・看護師・薬剤師などによる医療支援をはじめ、モルドバ、ウクライナ国内において物資支援を実施。また、トルコ・シリア地震、ハワイ・マウイ島山火事では緊急支援チームを派遣し、医療・物資支援にあたりました。

 

皆様のご寄付が、次なる災害医療支援に役立てられます

災害時の医療支援と地域・国際医療支援。これらは一見、まったく違うテーマのように思えるかもしれません。しかし、日頃から地域医療などを軸に貢献できる体制を整えておくことが、より迅速で効果的な支援活動につながります。皆さまからの温かいご寄付をお願いいたします。

1. 災害時、本当に現場に届く支援を

国内外における災害発生時に「一秒でも早く、一人でも多く」救うため、いち早く現場に駆け付け、レスキュー、医療、物資など、必要とされる支援を届けます。

2. 医療を通じ、安心して住み続けられる地域づくりを

へき地の病院・クリニックの応援を継続。オンライン診療・オンライン面会、訪問看護などにも取り組み、地域の人々の健康を守ります。

3. 医療・福祉施設等に物資・医療支援を

新型コロナウイルス感染症対策として、今後も引き続き医療・福祉施設等を支援していきます。

4.あらゆる場面に適応した資機材や物資の調達を

必要な機材や物資を日ごろから準備・メンテナンスを実施。船舶やフィールドホスピタル(野外病院)における実際の支援を想定した体制を強化し、被災地域の人びとに貢献します。

 

災害医療の社会課題に立ち向かう

大規模災害「未治療死」をなくしたい

首都直下型地震では、発災後8日間で、約6,500人が病院に搬送されても治療を受けられずに死亡する可能性がある。<防災科学技術研究所/日本医科大学の研究グループ

約10万5000人の死者・行方不明者を出した関東大震災から9月で100年になります。この間、私たちは自然の猛威による「想定外」に繰り返し翻弄されてきました。
阪神大震災(1995年)や東日本大震災(2011年)では多くの医療機関が機能不全に陥り、大勢の人が適切な治療を受けられずに亡くなっています。
発生が見込まれる首都直下地震で約6200人、南海トラフ巨大地震では約8万人もの「未治療死」が出るとの試算もあります。

 

被災地に近い場所で迅速な医療支援を可能にする、移動式の病院「フィールドホスピタル(野外病院)」の体制強化を継続します

2020年にスタートしたピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の野外病院は、ヘリコプターや災害医療支援船などによる患者搬送機能を有する民間初の取り組みです。訓練などを重ねいつでも出動できる状態にあり、診療所レベルの問診や診察、処置をします。
診療室、処置室、薬局、レントゲン室、スタッフの事務室、宿泊を要し、大規模災害時には被災地で展開し被災者の診療を行うことを目的に配備しています。

被災地での診療に必要な医療支援は、怪我だけではなく持病の悪化、感染症など、あらゆる症状に対応する必要があります。医師をはじめ、看護師や薬剤師、ロジスティクススタッフなど、それぞれの専門職が一丸となって被災者の治療にあたります

私たちの機動力の一つであるヘリコプターを生かし、道路や橋が寸断された状況でも、迅速に被災地へ入れることで、瓦礫に埋まった人や、孤立した病院に、迅速な救命活動に備えています。

全てはあらゆる危機により脅かされる、尊い「命」を守るために 

山間地域で深刻化する「医療過疎」に医師らを派遣

神石高原町とピースウィンズ・ジャパンは2019年7月、地域活性化、医療など住民サービスの向上、災害発生時の支援協力などを目的とした包括連携協定を結びました。

広島県の神石高原町は、人口8000人あまりの町で、高齢化率は49.68%(2023年9月1日時点、全国平均29.0%、昨年10月1日時点)と非常に高い地域です。また、医師不足が深刻な問題となっており、現在2名いるピースウィンズの医師は2018年5月から山間部にある「へき地診療所」での定期的な診療支援や、地域住民の方への「訪問診療」を行っています。

高齢者から子育て世代まで、すべての人が安心して住み続けられる地域をつくるため、医療環境の充実を今後も図って行けるよう活動を続けていきます。

災害時の医療支援と過疎地医療。この2つは一見、まったく違うテーマのように思えるかもしれません。しかし、ふだん地域医療に貢献できる体制を整えておくことが、より迅速で効果的な災害時の医療支援につながります。皆さまからの温かいご寄付をお願いいたします。

空飛ぶ捜索医療団プロジェクトリーダー 稲葉医師から皆さまへのメッセージ

  • 2023年12月20日 09:00

    「その時」はいつ来てもおかしくない

    ふるさと納税を通じて、平時からあたたかいご支援を賜り、誠にありがとうございます。
    募金活動というものは、一般的に災害が起きた後に行われることが多いです。
    しかし、それでは迅速な出動、そして大きな災害に備えることができません。改めて、皆さまからの平時からの心強い支えに、深く感謝申し上げます。
    私たちも、一秒でも早く、一人でも多く命を救うことのできるよう、現在も体制を整えています。

    ●「その時」はいつ来てもおかしくない
    30年以内の発生確率が70~80%と言われる南海トラフ地震。同じく70%と言われる首都直下地震。
    地震大国・日本では、数十年から数百年に一度というサイクルで巨大地震が発生しており、次の大震災がいつ訪れてもおかしくない状況です。
    いつか訪れる「その時」のために備えているのが、私たち空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”です。私たちは、行政機関ではなく民間のNGOのチームです。

    災害救助活動は行政や自衛隊が行うものなのでは?と疑問に感じられるかもしれません。
    しかし、行政が取り組むには難しい範囲もあります。派遣や現地での活動の判断をする際にどうしても「要請」や「承認」が求められ、救助までに時間を要することがあります。
    さらに、国や自治体の予算は、すでに起きた災害や社会課題に使うことが優先され、まだ発生していない災害の準備に対して大きく予算を割くことが難しいという現状もあります。

    ●いち早く駆けつける、だけではない。被災地に到着したら柔軟な機動力で支援を届ける
    一方、民間のNGOが災害救助活動に取り組む価値は、大きく3つあると考えています。

    1. 迅速性
    2. 柔軟性
    3. 協調性

    民間チームは、迅速な意思決定や、柔軟な対応ができ、多組織で協調して連携することが可能です。時間を急ぐ事案に対処したり、支援が届きにくい地域・施設の救助に対応したりと、細かい規程や指針にとらわれず、柔軟に活動することができます。
    具体的な例を挙げれば、ドクターヘリは国の指針で患者しか乗せることができませんが、空飛ぶ捜索医療団のヘリでは水や必要な物資も運べます。


    ●災害で脅かされる命のために、本気で備える
    民間団体の私たち空飛ぶ捜索医療団が間の立場に立つことで、自衛隊、DMAT、行政職員、地域の医師会、赤十字など、官民連携での協働が可能になります。
    未曾有の災害が発生した際、それらの多機関が実際に連携して支援活動にあたれるよう、2023年12月16日(土)・17日(日)に、フィールドホスピタル(野外病院)の展開訓練を実施しました。
    全ては、一人でも多くの命を救うために。私たちは平時から本気で体制を強化しています。引き続き、皆さまからの応援をよろしくお願いいたします。

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    コメント 1件

    ゲスト さん

    新年早々であろうといつでも災害に対する救援活動を開始できる体制を整えている事、本当に感謝してます。皆様のご健康とご活躍を心より願っています。

    2024/1/3 08:58

    ゲスト さん

    新年早々であろうといつでも災害に対する救援活動を開始できる体制を整えている事、本当に感謝してます。皆様のご健康とご活躍を心より願っています。

    2024/1/3 08:58

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広島県神石高原町

神石高原町について

●「神石高原町(じんせきこうげんちょう)」をご存知ですか?
ほとんどの方は初めてお聞きになる町名かと思います。広島県にある世界遺産「宮島」や「平和公園」から約100㌔東の岡山県との県境に位置する豊かな自然に恵まれた町です。人口は約8,000人。標高約400~700mの中国山地の中にわずかな平地と里山,丘陵地で構成された中山間地域です。戦後から緩やかに続く近郊都市への人口の流出により,全国的にも早い時期から過疎高齢化社会を迎えてきた町ですが,自然だけでなく,都会では得られない「本当の豊かさ」が溢れる町,それが神石高原町の魅力です。

●神石高原町は豊かな自然に恵まれた,天然の遊び場の宝庫です!
夏は水遊び,冬は雪遊び・・・。都会では遠出しないと体験できないような自然と隣り合わせの環境がここにはあります!

●中山間地にも,いろんな仕事があります。新しいチャレンジを応援しています。
特産品のトマトや畜産にチャレンジする方,無農薬にこだわって農業に取組む方,地元の酒造メーカーや近隣都市に通勤する方まで,仕事も様々です。
テレワークでできる仕事も増えている昨今。IT系の仕事で移住された方も。ストレスのないインターネット環境を整備しています。

●子どもが少ないから待機児童もなく,登下校もスクールバスで安心・安全
保育所は待機児童なし!小学校も少人数なので,先生や友達と距離も近く,学年を越えて仲良く遊びます。スクールバスのため登下校時の事故リスクも少なく,ご近所の目も届きやすいから治安が良いのも特徴です。

●ゆとりの住空間と広い敷地。静かでゆったり流れる時間を満喫!
近年,多くの移住者が古民家を改装して住まわれています。庭だけでなく,畑や山まで付いている物件もあり,都会のようにとなり近所を気にすることなく,ゆったりと暮らせる贅沢な時間もこの町の醍醐味です。

●綺麗な水と空気,豊かな大地に恵まれ神石高原町は特産品も豊富!
「まる豊とまと」や「神石牛」などのブランド特産を筆頭に,「こんにゃく」や「ピオーネ」など多くの地元産品が生産されています。6次産業化も推進され加工品として流通するものも増えています。