【ネクストゴール500万円に挑戦中!!】日本一海洋プラごみが流れ着く島を守りたい!「対馬海ごみアート×NFTプロジェクト」がスタート!
カテゴリー:自然・環境
寄付金額 3,383,000円
目標金額:2,800,000円
- 達成率
- 120.8%
- 支援人数
- 73人
- 終了まで
- 受付終了
長崎県対馬市(ながさきけん つしまし)
寄付募集期間:2023年10月20日~2024年1月18日(91日間)
長崎県対馬市
【ネクストゴール500万円に挑戦中!!】※当初の目標金額を超えたご支援については、漂着物対策事業へ活用させていただきます
「対馬海ごみアート×NFTプロジェクト」は、対馬の漂着ごみ回収率を向上させるための「仕組みづくり」を目的としています。その「仕組み」とは、漂着物を使ったアート作品を制作・販売し、その収益を対馬の漂着ごみ回収・処理の財源に充てるものです。アートの力で対馬の漂着ごみの全量回収を実現し、さらには日本海に流れ込む海洋ごみの量を減らすことに貢献したいと考えています。
みなさまからご支援いただいた寄付金は、GCF目標額の達成、未達成に関わらず当プロジェクト運営費および漂着ごみ回収・処理財源として活用させていただきます。
■プロジェクト名
対馬海ごみアート×NFTプロジェクト
■目的
対馬の漂着ごみの全量回収
■活動内容
・漂着物アート制作、販売
・NFTアート制作、販売 ※次年度以降を予定
・漂着物アクセサリー制作 ※次年度以降予定
・NFT保有者(アート所有者)限定コミュニティ運営 ※次年度以降予定
■寄付金の用途
GCFで集まった寄付金は、大きく分けて2つの用途に活用いたします。
1.プロジェクト設立・運営費
・漂着物アート制作費
・事務局運営費
・Webサイト構築、保守費
・次年度以降のプロジェクト経費
2.漂着ごみ回収資金
GCF目標金額を大きく上回った場合は、漂着ごみ回収・処理に直接活用いたします。
日本一海洋プラごみが流れ着く対馬の海を守りたい!
ご挨拶
数あるプロジェクトの中からご覧いただきありがとうございます。プロジェクトマネージャーの久保(対馬市SDGs推進課)です。私から対馬における漂着ごみの現状とプロジェクトの内容について説明させていただきます。まずは次の動画をご覧いただくと対馬の漂着ごみの多さがお分かりいただけると思います。
なぜ対馬の漂着ごみは日本一多いのか?
対馬の漂着ごみは海外由来のものが7割
対馬は九州と朝鮮半島の間、日本海の入り口に位置した国境離島です。場所柄、対馬海流に乗ってアジア諸国から日本海へ流れてくる海洋ごみが季節風によって対馬の西海岸へ押し寄せ、対馬が防波堤のような役割で海洋ごみをキャッチしています。もし対馬がこの場所に存在していなければ、日本海沿岸にはより多くの海洋ごみが漂着しているでしょう。
このように海流、風向き、対馬の立地等の条件が重なっているために、対馬は日本一海洋ごみが流れ着く島となっています。
漂着ごみの現状について
漂着ごみの量は年間で3万~4万㎥
対馬に漂着するごみの量は年間でおよそ3万〜4万㎥。そして漂着ごみのうち約1割は国内由来、約7割は中国や韓国などを中心とした海外由来のごみです(※ペットボトルラベルのバーコード番号や言語で推計。※残り2割は判別不可能)。
対馬市では国の補助金等を使いながら、年間約2.9億円の事業費をかけて漂着物対策に取り組んでいますが、それでも回収できるのは漂着ごみ全体の3〜4割ほどにとどまっています。本来であれば全て回収したいところですが、どうしても市の予算には限りがあり、長年に渡って全量回収を実現できていません。
海水浴場は綺麗に清掃しているが・・・
観光地や海水浴場のある海岸は、海岸清掃を行い、綺麗な状態に整備されています。
海水浴場以外の海岸は・・・
しかし、回収作業が進んでいない海岸は次のような状態です。
白く細かいものは砂ではありません。すべてマイクロプラスチックです。
回収しきれずマイクロプラスチック化が進んでいる
発泡スチロールが細かく砕けたものを中心に様々なものが混ざり合っています。このようなマイクロプラスチックが海岸を覆い尽くしています。細かくなると回収が非常に困難になるため、マイクロプラスチック化する前に回収することが望ましいのですが、回収が間に合わずにどんどん溜まっていきます。
回収作業と回収した漂着ごみ
陸から車でアプローチできる海岸は重機を用いることができ、回収作業が容易なために回収が進んでいますが、対馬のリアス海岸の特性上、陸からアプローチできない海岸が多数存在するため、地元の漁協へお願いして海側から船を使って回収していただいています。
分別して処理施設へ運ばれる漂着ごみは年間で約8,000袋
漂着ごみは回収時に分別し、トン袋(高さ1m×幅1m×奥行1m)と呼ばれる袋に入れられて、島内の処理施設へ持ち込まれます。
このトン袋が毎年約8,000袋運び込まれます。仮に対馬の漂着ごみを全て回収するとトン袋が4万袋程度になります。とてつもない量です。※上記写真は約2,000袋。
他の自治体と比べて財政的な負担が大きい
7割が海外から流れてくるごみであるにも関わらず、対馬市が回収・処理しなければならないのか?という気持ちは否めませんが、日本から流れ出ているごみがハワイやアメリカ西海岸に漂着していることもありますし、お互い様です。目の前にあるごみは誰のものであっても拾うしかありません。しかし、対馬の場合は、他の自治体と比べて負担が大きすぎることが問題です。
ブイや発泡スチロールなどは破砕機等にかけてリサイクルできるものはリサイクルに回し、魚網などのリサイクルが難しいものは埋立処分されます。
海洋プラスチックの問題点
多岐にわたる悪影響
海洋ごみの中でもプラスチックごみが増え続けています。漂着したプラスチックごみを回収せずに放置してしまうと次のようなリスクがあります。
生態系への影響
鳥や魚などの誤飲・誤食、ゴーストギアによる捕殺、漂流ごみヒッチハイキングによる外来生物の拡散
人体への健康被害
マイクロプラスチックを誤食した魚を人間が食べることによる健康被害の懸念
海岸の景観悪化
観光資源の質低下による観光客の減少
船舶航行への支障
魚網等が船のスクリューに絡まることによる海上航路や水産業への悪影響
このように海洋プラスチックを放置すると環境・生態系・人体への健康被害、経済活動など、多岐にわたって悪影響を及ぼす恐れがあります。
活動資金の確保が重要
自治体の財政とボランティア活動だけでは限界にきている
ごみは捨てない、目の前のごみは拾う。こういった市民一人一人の気持ちは大切ですが、気持ちだけではどうにもならないこともあります。特に資金の問題です。対馬市の予算で行っている年に1度の漁協を通じた漂着物回収事業では漂着する量に対して半分も回収できず、毎年、多くの取り残しが生じています。市民、小中高生、島内外の企業・団体、日韓の学生等に清掃ボランティアへ参加いただいていますが、それも限界があります。ボランティア活動だけで解決できる問題であれば漂着ごみはなくなっています。
清掃ボランティアは大切ですが、もはやボランティア活動だけで海岸を守ることが難しい状況に追い込まれています。海岸を守るためには持続的な資金が必要になります。
持続可能な仕組みづくりを目指して
■プロジェクト名:対馬海ごみアート × NFTプロジェクト
活動内容
・漂着物を活用したアート制作、販売
・NFTアート制作、販売(次年度以降を予定)
・漂着物アクセサリー制作(次年度以降予定)
・NFT保有者向けコミュニティ運営(次年度以降予定)
スケジュール
【2023年】
9月 各種プロジェクト準備
10月 プロジェクト開始
委託事業者選定(事務局運営、Webサイト開発、動画撮影等)
ギャラリー、アーティスト選定
11月 作品の方向性の決定
12月 Webサイト開発
【2024年】
1月 アート作品制作(約1ヵ月間、アーティストが対馬に滞在しながら制作)
2月 アート作品完成、Webサイトローンチ
3月 アート販売開始(ギャラリーによる販売)
以降、収益が発生次第、ギャラリーから対馬市へ寄附いただき漂着ごみ回収・処理財源へ充当
環境、アートのコミュニティを作りたい
作品制作について
今回のプロジェクトでは芸術性と風土性の融合を目指し、アーティストが対馬に滞在しながら制作活動を行うアーティスト・イン・レジデンスを採用します。壮大な自然と固有の島文化に満ちた対馬にて、アーティストによる非日常の発見と国境離島である対馬の独自性の融合によって、より説得力のある作品に仕上がることが期待されます。
第一弾作品は2023年度内の完成を予定しています。本プロジェクトページの「進捗情報」やSNSで制作過程をご報告しますので、ご興味ある方は定期的にチェックしていただければと思います。
NFTの活用について
NFTアート(デジタルアート)については、来年度以降を予定していますが、海ごみアート(リアルアート)の場合、作品の証明書としてNFTを発行し、本プロジェクトのアート作品を購入された方が環境問題に貢献していることの「証」とします。
将来的にはNFT所有者限定のコミュニティを設立し、日本中の海ごみについてアクションを起こすためのプラットフォームを目指します。
寄付金の用途
GCFで集まった寄付金は大きく分けて2つの用途に活用いたします。
1.対馬海ごみアート×NFTプロジェクト設立・運営費
・海ごみアート制作費
・事務局運営費
・Webサイト構築、保守費
・次年度以降のプロジェクト経費
2.漂着ごみ回収・処理費
目標金額を大きく上回った場合は、既存の漂着物対策事業に充てて漂着ごみ回収・処理費用として直接活用します。
プロジェクトに携わる方の思い
一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会 幸 政司 様
現場視察に参加、海外からの漂着ごみで埋め尽くされる海岸を目の当たりにし、現場の方々の努力と苦悩を伺い、それまで想像していたリゾート風景とのギャップに愕然といたしました。故郷を子供たち、そして未来に受け継ぐべく、何としてもこの問題を解決しなければなりません。
ブロックチェーンは世界中で自由に資産をやり取りできる革新的な技術です。この技術をアートと融合させ、寄付者と自治体が繋がる新しい寄付の形を作ることが出来ます。日本ひいては世界の海ごみ問題の解決の一助になるべく、私どももプロジェクトを後押ししたいと考えております。多くの方にこの問題に対する意識を高めていただき、ご支援を賜りたいと願っています。
一般社団法人対馬CAPPA代表理事 上野 芳喜 様
弊社は長崎県の国境の島、対馬で海ごみ問題に取り組んでいます。今回の試みは海ごみ問題を多くの方に知っていただく良い機会だと思います。社員一同応援しています。
hatoba代表 小宮 翔 様
私たちhatoba(埠、波止場、ハトバ)は、海を渡った船が到着して補給をし、また次の所へ船出をする様子にちなんで名付けられたコミュニティ拠点です。海から流れ着く漂着物と同じく、ここには小さい子どもから大人まで多世代の人々がやってきます。
hatobaではメンバーの1人がこれまでなんとなく拾った漂着物を使って、ランプや流木アートなどを作ってきました。廃ガス缶のシェードランプや流木から生まれたオリジナルの電灯を使いながら日々何に満足感をもって過ごすのかを大切にしています。
そんなhatobaだからこそ、対馬の海に流れ着いた漂着物を活かしながら、みんなが好きな対馬の海のために動けると思い、今回のプロジェクトに参加しました。かつて人の役に立ち廃棄された漂着物たち。けれどもう一度アートやその他の作品として新しい価値を得て、対馬のこれからの海を明るく照らしてくれると信じています。ぜひ一緒に対馬の海を守っていきましょう!
市長コメント
対馬市長 比田勝 尚喜
対馬市長の比田勝です。対馬市は長年にわたって漂着ごみ問題に頭を抱えてきました。日本国内のみならず海外から流れてくる海洋ごみに対して、どのように向き合っていけばいいのか、今でも答えが見つかっていません。しかし、何か新しいことに取り組まなければ状況は悪くなる一方です。
そこで、対馬市ではこのような新たなプロジェクトに挑戦することにしました。本プロジェクトをご覧になっているみなさまには温かいご支援をいただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
寄付者のみなさまへ
最後までご覧いただきありがとうございます!
日本人は古来より海の恵みを享受しながら生活してきました。また、大陸文化の“海道”対馬を通じて、多くの文物が日本にもたらされました。今、その海が悲鳴を上げています。海が汚れると、日本にとって様々な分野においてマイナス面が大きくなります。海を守るためには、みなさまのご協力が必要です。
日本の海を守りたい方、ぜひ本プロジェクトを通じてその想いを一緒に形にしましょう!ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
プロジェクトマネージャー
対馬市 しまづくり推進部
SDGs推進課 兼 デジタル推進課
久保 伯人
・お礼について
本プロジェクトに返礼品はありません。その代わり、寄附をいただいた方で氏名公表を可と選択された方につきましては、お名前を本市ホームページに掲載させていただきます。
・ギャラリー、アーティストの方へ
一緒に活動していただけるギャラリー、アーティストを募集しています。ご興味ありましたら、対馬市SDGs推進課までお問い合わせください。
対馬市しまづくり推進部SDGs推進課
TEL:0920−53−6111
MAIL:sdgs@city-tsushima.jp
担当:久保
・企業様からの寄付について
企業様からの寄付については「企業版ふるさと納税」でのご案内となります。下記担当まで「対馬海ごみアート×NFTプロジェクト」を支援したい旨をお伝えください。
対馬市しまづくり推進部しまの力創生課
TEL:0920−53−6111
MAIL:miraisousei@city-tsushima.jp
担当:内山
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
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2024年03月25日 16:14
作品展示のご案内
みなさまこんにちは。
プロジェクトマネージャーの久保です。
「しばたみなみ」さんによる6つの作品を、対馬市交流センター4階ギャラリーで展示しています。
どなたでも入場無料で間近で作品を鑑賞できますで、この機会にぜひご覧ください!
作品展示は4/11までです。
また、4/13に対馬市交流センターで開催される「対馬市制施行20周年記念式典」の会場において、6作品が展示されることが決まりました!👏👏👏
そしてさらに!!
対馬市制施行20周年の記念作品として、しばたさんに別途制作していただいた「逆さ蜂洞の願い」が式典の壇上に上がることも決定しました!👏👏👏
これからも様々な場所で展示を行い、対馬の漂着ごみ問題について情報発信を行っていきます。もっと見るまだコメントはありません
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長崎県対馬市
対馬市は福岡まで132km、韓国釜山まで49.5kmの距離に位置している国境離島です。空が澄んでいる日には対馬から釜山の街並みが目視できるほど韓国との距離が近く、古くから青銅器や稲作、仏教、漢字など大陸文化の窓口となっており、朝鮮半島との間では貿易などの交流が盛んに行われていました。島の中央部にある浅茅湾(あそうわん)をはじめとして、島全域に渡って美しいリアス海岸が広がっています。また、ツシマヤマネコをはじめとした動物、植物、昆虫など対馬ならではの固有種が多い生物多様性の島でもあります。
2020年7月に発売されたPlayStation向けゲームタイトル「Ghost of Tsushima」が世界的にヒットしたことで、対馬は世界から注目されました。ゲームの物語や史実では、鎌倉時代に元寇が襲来した対馬ですが、令和になった今、襲来してくるのは元寇ではなく大量の海洋ごみです。年間の量は3万~4万㎥とされ、この量は基礎自治体で最も多いとされています。※環境省の交付金額ベースによる
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。