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鳥取城の大手門を復元し、32万石・鳥取藩の栄光を現代によみがえらせたい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 2,288,000

71.5%

目標金額:3,200,000

達成率
71.5%
支援人数
78
終了まで
受付終了

鳥取県鳥取市(とっとりけん とっとりし)

寄付募集期間:2023年10月2日~2023年12月31日(91日間)

鳥取市教育委員会文化財課

プロジェクトオーナー

地域の顔としての鳥取城、文化財としての史跡鳥取城跡の真価を、目に見える・体感できる形で現地に再現し、広く歴史と文化に親しめるように整備することを目標とするプロジェクトです。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

国指定史跡・鳥取城跡の復元整備

■鳥取城の大手門を復元し、32万石・鳥取藩の栄光を現代によみがえらせたい!

鳥取城大手門(中ノ御門)復元CG(戸田建設株式会社作成・提供)
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鳥取市では、戦国時代の織田VS毛利の激戦地であり、江戸時代には国内12番目の石高を誇った鳥取藩32万石の藩主居城であった名城・鳥取城の復元整備を進めています。昭和32(1957)年に国の史跡に指定されて以来、本市ではその高い文化財価値を守るために石垣の修理や環境整備を60年以上続けてきました。
現在は建物を含む復元整備を進めており、まずは正面玄関にあたる大手門(中ノ御門)の復元に取り掛かっています。現在は、鳥取城では最初の櫓復元である、渡櫓門の復元工事を進めているところです。
発掘調査の成果や写真・古文書など関連資料の調査によって、幕末期に建っていた渡櫓門を忠実に再現した建物を、伝統的な工法に沿って、城跡に残された石垣や遺構を保存しつつ建築しています。
渡櫓門の復元を通じて、天守代用櫓であった二ノ丸三階櫓など、将来の大型建物復元につながるノウハウや研究の蓄積も図られます。

江戸時代、32万石の大藩の中心地として「山陰の大都」と呼ばれた鳥取市。鳥取城の勇姿を復元することによって、かつての賑わいを取り戻し、未来に向けて発展していく起点としたいと考えています。

寄付金の使い道

■鳥取城大手門(中ノ御門)復元整備事業(渡櫓門建築工事等)に使用します

写真

【寄付金の使い道】
・史跡鳥取城跡附太閤ヶ平 中ノ御門復原整備事業(渡櫓門建築工事等)及び鳥取城跡の整備・活用に係る事業に使用します。
【事業実施のスケジュール】
・令和5(2023)年現在: 渡櫓門工事実施中
・令和7(2025)年3月: 渡櫓門 復元整備竣工予定
 大手登城路全体の整備完了は令和10年以降となります。

※目標金額に達しなかった場合、寄付いただいた額を事業に活用させていただきます。
※目標金額以上の寄付をいただいた場合、将来の鳥取城跡の整備・活用に活用させていただきます。

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私たちが取り組む中ノ御門渡櫓門整備事業は、具体的には、
(1)令和3(2021)年8月に復元工事に着手
(2)令和7(2025)年3月の竣工
を予定しています。
一階を門とし、二階に櫓を備えた渡櫓門は、全高9.2メートル、全幅10.4メートル、奥行4.5メートルにもおよび、城内では初めて室内空間を持つ本格的な城郭建築の復元となります。また、このたびの復元工事は、伝統技術を駆使するだけではなく、専門家による時代考証・技術指導を重ね、材料の加工方法や仕上がり具合など、細部に至るまで江戸時代の城郭建築の再現に挑んでいます。
(3)大手登城路整備で得た技術の蓄積をもとに、今後は、鳥取城天守クラスに位置付けられている「二ノ丸三階櫓(にのまるさんかいやぐら)」の復元について、検討を進めていく予定です。

鳥取市民の誇りとして、また日本を代表する城郭文化財としての鳥取城を体感できる復元整備を目標とする私たちの取り組みへ応援をよろしくお願い申し上げます。

大手登城路の復元整備事業について

■大手登城路とは

「大手登城路」とは、鳥取城の正面玄関口全体の呼称です。擬宝珠橋と大手門(中ノ御門)のふたつの門、城内最大の門である太鼓御門で構成されています。近世城郭としての鳥取城の背骨にあたる重要な場所で、藩主が参勤交代で江戸に向かう際、大名行列の出発点・帰着点となっていました。江戸時代末期に撮影された写真や、建物の基礎部分が残されており、具体的な姿を知ることができます。

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大手門(中ノ御門)は、元和7(1621)年に鳥取藩主池田光政(みつまさ)によって創建されました。江戸時代に火災で焼失しましたが、正面玄関として債権され、大手登城路として威容を誇りました。

明治維新により藩主が退去した鳥取城ですが、明治新政府による明6年(1873)の廃城令に際しては軍事施設としての必要性が認められ、改修して残されていました。西南戦争終結後の軍事体制整備により役目を終え、主要な建物がすべて解体されたのは、明治12(1879)年のことです。
幕末から明治へと移り変わる激動の時代も鳥取城は活躍を続け、新たな時代とともに終焉を迎えました。

■鳥取城の目指す未来像

取り壊し前の二ノ丸 三階櫓・走櫓・菱櫓(明治12年)
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鳥取市では、平成17年に「史跡鳥取城跡附太閤ヶ平保存整備基本計画」を策定し、長期計画で鳥取城跡の復元整備に取り組んでいます。
この計画では、正面玄関である大手登城路を復元し、鳥取城の骨格を明示し、その後、幕末期まで存続していた城郭としての姿を、遺跡上で表現することを目標としています。
江戸時代中期に落雷で焼失した山上の天守は含みませんが、天守代用の三階櫓を始めとする二ノ丸の櫓群や、石垣や井戸、水路などを含む復元整備を目標としています。

■これまでの成果

「史跡鳥取城跡保存整備基本計画」に沿って、鳥取市では着々と事業を進めてきました。
発掘調査や史料研究の成果をもとに、平成30(2018)年には大手橋にあたる擬宝珠橋、令和3年(2021)には城の正面入口となる表門が完成しています。

完成した表門
完成した擬宝珠橋

賑わいの起点としての鳥取城

渡櫓門の完成により、鳥取城の大手門が完成し、来訪者が名城・鳥取城の姿をより正確に体感することができるようになります。鳥取市の中心市街地の都市核としての存在感が増し、タウン・プライドの醸成と歴史文化資源としての価値の向上を目指します。
鳥取市が、歴史と文化の薫る、多くの人の交流する賑わいのあるまちとなるよう、その起点となる鳥取城跡の整備に取り組みます。

最初の復元建造物である擬宝珠橋 竣工後の賑わい
幻想的な堀端の夜景

市長の思い

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鳥取城跡は、昭和19年に、鳥取大震災の一周年記念として、所有者であった旧藩主・池田侯爵家より、市民の宝として本市に寄付を受けたものです。寄付に際して、池田家は、史跡の保存を強く望まれたとお聞きしています。
本市では、市民の心のよりどころ、憩いの場である鳥取城跡の価値を広く永く伝えるとともに、市民の歴史や景観に対する意識を呼び覚ます基点となる整備を進めることを目的として、平成17年度に『史跡鳥取城跡保存整備基本計画』を策定しています。この計画は30年間にわたる長期計画で、現在実施している大手登城路復元整備は、その第一期にあたり、調査研究や、国史跡として求められる正確な復元設計といった長年の努力の成果を活かして事業を実施しているところです。
本市としては、鳥取城跡を中心市街地の2核2軸のひとつの核と位置づけており、これらを市民の憩いの場、来訪者に本市の歴史を伝える観光資源として活かしていきたいと考えています。
まずはこの大手登城路の復元整備を起点として、これまで続けてきた地道な調査研究を継続し、市民の誇りとしての鳥取城跡の適切な保存と活用の取り組みを進め、在りし日の鳥取城の雄姿を取り戻すとともに、未来の鳥取市のシンボルとして参りますので、是非ご支援をお願いします。

鳥取市長 深澤義彦

寄付者のみなさまへ

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復元整備は、目的ではなく国の史跡に指定されている鳥取城、久松山の「歴史的価値を伝えるための方法」です。 かつて現役の城郭として、あるいは戦場としての姿を想起し、また、実際にその場所に立って歴史的な出来事に想いをはせてみてください。 過去の人々の営みを体感し、現代の私たちの暮らしもまた歴史の中にあることを実感していただければと思います。 皆さまの寄付により、一日も早く渡櫓門を完成させることで、鳥取城はその真価を発揮することができます。 なお、この瓦の紋章は、江戸時代の鳥取藩主・池田家の家紋「揚羽蝶」です。もともとは平家の家紋でした。 鳥取城では、池田家の家紋である揚羽蝶と、徳川一門衆であることを示す三葉葵紋の両方の瓦が出土します。

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鳥取城は昭和32年(1957)に国の史跡に指定され、昭和34年から保存修理工事を休まず実施しています。石垣の修理工事を地道に行い、近年は調査研究・発掘調査を丁寧に行っています。
復元整備は、それらの地道な作業を土台に、現地に立つ方が時間を超えてかつての時代を体感し、文化財の価値をよりわかりやすく知っていただくために実施しています。

お礼の品をご紹介

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【1】壱万石 着座コース(10万円) 先着5名様
【返礼品】「着座札」(18×14×1.5cm程の杉材の木札)
・江戸時代の鳥取城の通行札を模し、表面に御城印を施した特典チケットです。
・「着座」とは、鳥取藩において家老などを務める最高の格式を表します。
・渡櫓門竣工式 出席権(旅費、宿泊費は除く):史跡鳥取城跡(鳥取県鳥取市東町二丁目)で令和7年4月頃に開催を予定している渡櫓門の竣工式に出席いただけます。
・竣工式当日の鳥取城探訪ツアー参加券 :令和7年4月頃開催の竣工式終了後に着座コース限定で開催する現地探訪ツアーに参加いただけます。ガイドは本市で鳥取城の整備を担当している職員によります。
・鳥取市歴史博物館・鳥取市因幡万葉歴史館・重要文化財仁風閣の10名無料入館パス(ただし重要文化財仁風閣は令和10年まで休館)
・有効期間 令和6年4月より太鼓御門竣工まで(期間中何度でも利用可)
※画像は試作中のもののため、実際の返礼品とは異なります。

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【2】五千石 番頭コース(5万円) 先着10名様
【返礼品】「番頭札」(18×12×0.7cm程の杉材の木札)
・江戸時代の鳥取城の通行札を模し、表面に御城印を施した特典チケットです。
・「番頭(ばんがしら)」とは、鳥取藩において江戸留守居役などを務める重臣の格式を表します。
・文化財専門員による鳥取城・本陣山ツアー参加券(旅費・宿泊費は含みません):令和7年4月以降に番頭コース限定で開催する現地探訪ツアーに参加いただけます。鳥取城だけでなく天正年の戦い遺構を巡ります。ガイドは本市で鳥取城の整備を担当している職員によります。(開催日程は後日調整)
・現地探訪ツアーの開催場所は、鳥取城跡(鳥取市東町二丁目)その他です。
・鳥取市歴史博物館・鳥取市因幡万葉歴史館・重要文化財仁風閣の5名無料入館パス(ただし重要文化財仁風閣は令和10年まで休館)
・有効期間 令和6年4月より太鼓御門竣工まで(期間中何度でも利用可)
※画像は試作品のため、実際の返礼品とは異なります。

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【3】千石 御目見コース(1万円)先着50名様
【返礼品】「御目見札」(12×9×0.7cm程の杉材の木札です)
・江戸時代の鳥取城の通行札を模し、表面に御城印を施した特典チケットです。
・「御目見」は、鳥取藩において藩主との面会を許された者の呼称で、武士だけでなく町人や農民など様々な身分を含みました。
・鳥取市歴史博物館・鳥取市因幡万葉歴史館・重要文化財仁風閣のペア無料入館パス(ただし重要文化財仁風閣は令和10年まで休館)
・有効期間 令和6年4月より太鼓御門竣工まで(期間中何度でも利用可)
※画像は試作品のため、実際の返礼品とは異なります。

お礼の品一覧

  • 2023年12月01日 09:00

    中ノ御門 渡櫓門の進捗情報です!

    すっかり寒くなってきましたが、鳥取城の復元整備は着々と進んでいます。現場の様子をちょぴりお見せしたいと思います。
    中ノ御門渡櫓門については、棟上げ後、着々と作業が進んでいて、現在、瓦ぶきと壁塗りを行っています。
    来年度には、土塀や櫓門壁の漆喰仕上げに入り、順調であれば来年の今ころには外観が見えるようになっています。
    現在は足場と素屋根で覆われていますが、足場には実寸台の門の図面を掲示していますので、完成後の姿をイメージできるのではないかと思います。
    江戸時代に準じた在来工法での工事の状況と、現在の姿を、写真でご覧ください。

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  • 2023年10月11日 10:14

    令和5年10月15日、鳥取城フォーラム開催。鳥取市歴史博物館「鳥取城のあゆみ展」開催中!

    明治維新により、藩主の居城としての政治・軍事拠点としての意味を失った鳥取城。その後、明治12年までにほとんどすべての建物が撤去され、現在は城跡となっています。しかし、建物がなくなっても、地域の人々の心の中には、常に鳥取城の存在がありました。「鳥取城フォーラム」では、鳥取城の明治以降のあゆみを、同じく「池田家の城」であった世界遺産・特別史跡である姫路城の近代のあゆみとあわせて、市民の目線から捉え直したいと考えています。
    フォーラムの会場となる鳥取市歴史博物館でも、「鳥取城のあゆみ展」を開催しており、フォーラムとあわせて見学していただくと、詳しく鳥取城のことを理解していただけます。あわせて、歴史博物館の常設展示をご覧いただければ、本市の豊かな歴史文化に触れていただくことができます。
    現在の復元整備事業の意義について、より理解を深めていただく機会となります。ぜひご参加ください!

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鳥取県鳥取市

鳥取市(とっとりし)は、南北2.4km、東西16kmに広がる日本最大級の「鳥取砂丘」を代表とする美しい景観と、その豊富な「砂」を素材にした彫刻作品である「砂像」に代表されるまちです。自然豊かな観光都市であり、市街地に温泉が湧くほどの湯どころです。
また、松葉ガニや白イカ、岩ガキといった日本海の味覚に加え、特産品の二十世紀梨や砂丘らっきょうなど魅力的な食の宝庫で、四季を通じて多くの観光客で賑わいます。
江戸時代には32万石の石高を誇り、居城・鳥取城も名城として知られていました。現在の中心市街地は江戸時代の城下町を基盤としており、仁風閣や鳥取東照宮など、文化財建造物の残る歴史の香る町並みが残っています。
今後も「いつまでも暮らしたい、誰もが暮らしたくなる、自慢と誇り・夢と希望に満ちた鳥取市」の実現に向け、取り組んでまいります。