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多頭飼育崩壊から動物も人も救いたい!社会福祉と動物保護で連携した生活困窮ペット飼育者支援

カテゴリー:動物 

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寄付金額 1,082,000

36%

目標金額:3,000,000

達成率
36%
支援人数
73
終了まで
受付終了

岐阜県岐阜市(ぎふけん ぎふし)

寄付募集期間:2023年10月3日~2023年12月31日(90日間)

岐阜県岐阜市 & 一般社団法人岐阜県動物愛護ネットワーク会議

プロジェクトオーナー

近年多発している多頭飼育崩壊の背景には、飼い主の精神・発達障害や、社会的孤立孤独、就業の不能など、様々な生きづらさがあることが指摘されています。
飼い主である生活困窮者が、入院が必要な状態にも関わらずペットを預けることが出来ず、入院を拒否する事例も少なくありません。

これらの問題を解決するため、動物保護団体と社会福祉関係機関で連携し、困難な状態にある生活困窮ペット飼育者を支援。
必要に応じてさらなる繁殖を防ぐ不妊去勢手術を実施し、飼い主とそのペットの福祉の回復を図ります。

多発する多頭飼育崩壊の裏側で起こっていること

動物も、人も苦しんでいる


「多頭飼育崩壊」という言葉。
目にするだけで悲惨な光景を想像してしまうこの言葉を、ニュース等で見かけることが増えるようになりました。

岐阜市においても、非常に残念ながら、多頭飼育崩壊が多数発生しています。


なぜ、多頭飼育崩壊が起こってしまうのか。
実は、多頭飼育崩壊では飼い主が高齢で病気を抱えていたり、社会的に孤立していたり、発達障害や就業が難しいなど、様々な生きづらさを抱えているケースが非常に多いのです。


不妊去勢手術をせずにペットが増えてしまっても、貧困により手術費用を捻出できない、孤立により助けを求めることができないという理由で、さらに増えてしまう。
なかには、病気で入院が必要な状態にも関わらず、ペットを預けることができずに入院を拒否するといった事例もあります。

多頭飼育崩壊をなくすためには、背景にある飼い主が抱える社会的な課題にも目を向ける必要があります。

社会福祉と動物保護が連携

これまでは支援の手が届かなかったところにも、連携すれば届けられる!


多頭飼育崩壊で苦しむ動物と人を、どのようにすれば救えるのか。

生活困窮者や社会福祉に問題を抱える飼い主への支援は、動物保護団体単独では飼い主自身が抱える問題を解決できず根本的な解決に至らなかったり、そもそも現場に立ち入ることができない場合があります。


一方で、社会福祉関係機関のみでは動物の保護・管理のノウハウがなく、支援が必要な方に対して、ペットを理由に支援を届けることができないことも少なくありません。


本プロジェクトでは、地域包括支援センター等の社会福祉関係機関と、動物保護団体等の動物福祉関係機関が連携。
生活困窮など困難な状態にある飼い主の支援と、状況に応じたペットの保護や不妊去勢手術の実施により、飼い主とそのペット双方の福祉の回復をめざします。


動物を愛し、真摯に向き合う団体・行政が、単独ではなく連携して動くことで、複雑な背景を抱える多頭飼育崩壊の解決に向け、必要な支援を届けていきます!

具体的な支援のステップ

持続可能な活動を見据えて連携体制を構築

具体的な事業内容は以下の通りです。

1.生活困窮ペット飼育者への訪問相談支援

岐阜市内19か所の地域包括支援センターと連携して、市内で発生した多頭飼育崩壊等の生活困窮ペット飼育問題への支援を行います。
動物保護にあたっては、当団体事務局と会員が連携して、訪問での相談支援を実施します。
相談内容に応じて、適正飼育指導、地域猫化指導、譲渡支援を行います。

2.不妊去勢手術による繁殖制限

多頭飼育崩壊に陥っている場合や、多頭飼育崩壊に陥る可能性が高い場合には、対象の動物に関して不妊去勢手術を実施し、それ以上の繁殖を防止します。
仮に2匹であっても、雄雌が揃っていれば今後繁殖の可能性はあります。
予防的に手術を行うことが、未来に生まれてくる動物の命を守るとともに、生活困窮ペット飼育者自身の困窮の悪化を防ぐことにつながります。

寄附金の使い道

ご寄附いただいたふるさと納税は全て、本プロジェクトの費用として大切に活用させていただきます。


一般的なふるさと納税と異なり、返礼品のご用意はありません。
【内訳】
①不妊去勢手術医療費(100頭分):100万円
②消耗品費(消毒、防護服、捕獲機等):35万円
③業務委託費(受付業務、広報業務等):120万円

今回ご寄附いただいた寄附金は、2024年3月〜2025年2月に実施する相談受付及び支援、不妊去勢手術に使用させていただきます。

【目標金額に達しなかった場合の寄附金の取り扱い】
目標金額に達しなかった場合、①不妊去勢手術医療費を最優先し、②消耗品費、③業務委託費の順に活用します。

【目標金額以上に寄附金が集まった場合】
目標金額を超えて寄附金をいただけた場合、より多くの多頭飼育崩壊現場の支援に活用させていただきます。

ご支援くださる皆様へ

岐阜市 市民協働推進部 市民活動交流センター

岐阜市では、「協働のまちづくり」を推進しており、共に地域社会の課題解決を目指すNPO等の事業を応援しています。この事業を皆様にも応援していただくために、ふるさと納税を活用しています。
この事業によって、市民の皆様が誇りを持てる個性豊かな地域社会の実現を目指します。

岐阜県動物愛護推進員 糸田恵子さん

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現代社会は人間関係が希薄となり、周囲が、時には親族でさえ当事者の生活状況を把握できず、知らない間にペットの頭数が増えている、気づいてみたら個人では解決できないところまで進んでいる・・・ということが起こっています。
多頭飼育崩壊の多くは、高齢者世帯、精神・発達障害を持つ方、地域コミュニティーとの関わりを持たない孤立状態の方など、生きづらさを抱えた方たちのもとで起こっています。
今や飼育者個人の動物への愛情や飼育の意識の高低といった、いわゆる「個人の責任」では片付けられない状況となってきています。

多頭飼育崩壊問題に対応するため、社会福祉関係機関と動物保護団体との連携が重要であるという認識は広まりつつあります。
双方が情報を共有しつつ、ペットの多頭飼育状態を改善し、飼育者自身が生活を立て直していく態勢を作って行くことが急がれます。

また、この活動が普及し、多頭化の可能性がある方たちに寄り添い、相談できる先があると知っていただくことは、多頭飼育崩壊の未然防止にもつながっていくでしょう。
しかし、社会福祉関係機関は人間のために動くことはできても、人と共にあるペットの問題には直接関与できないという事例も多くあり、ボランティアの動物保護団体が多頭状態の解決部分を担っています。
ほとんどが行政からの資金支援のないボランティア活動です。

これまでボランティアが行ってきたこの活動を、より安定して継続していくためには資金が不足しています。多頭飼育崩壊から動物と人を救う、生活困窮ペット飼育者支援事業に多くの方の賛同とご支援をよろしくお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

岐阜県岐阜市

ガタン、ゴトンと、名古屋から電車で約20分揺られた先に、岐阜市はあります。

岐阜県の県庁所在地である岐阜市には、魅力が満載。
玄関口であるJR岐阜駅周辺に並ぶ高層ビル。
昭和の面影を残しながら新たな活気がみなぎる柳ケ瀬商店街。
1,300年以上の歴史を持つ鵜飼が行われる清流長良川。
そして、岐阜城を冠する自然豊かな金華山があり、斎藤道三公・織田信長公・明智光秀公をはじめとする戦国武将ゆかりのまち。

そんな、まちと自然がバランスよく共存する岐阜市には、暮らしやすさと豊かさがあります。