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「どこでも遊び場プロジェクト」遊び道具をクルマに積んで、子どもの身近な場所を”自由な外遊び空間”にしたい。

カテゴリー:子ども・教育 

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寄付金額 95,000

6.3%

目標金額:1,500,000

達成率
6.3%
支援人数
8
終了まで
受付終了

埼玉県越谷市(さいたまけん こしがやし)

寄付募集期間:2023年9月15日~2023年12月14日(91日間)

越谷市NPO等支援 × 【NPO法人越谷にプレーパークをつくる会】

プロジェクトオーナー

「どこでも遊び場プロジェクト」は“子どものための自由な屋外での遊び場”をつくるプロジェクトです(※NPO法人越谷にプレーパークをつくる会オリジナル事業)。遊びは子どもにとって生きることそのもの。遊びを通して成長していきます。しかし、新型コロナウイルスの影響もあり外遊びの機会が激減しています。

クルマにたくさんの遊び道具をつめこんで屋外の様々な空間を「どこでも遊び場」に変身させます。越谷市内の公園に限らず、地域の広場、神社、空地、路地裏など、地域に密着した場所での遊び場展開も考えています(ここでやってほしい!という声がありましたらぜひ教えてください)。

子どもや保護者、地域のひとたちをつなぐことのできる遊びのリーダー(プレイリーダー)が、この車に乗っています。みんなに見守られながら、のびのびと育つ場をつくりたい!

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

夢中になって遊ぶ子どもの姿はありますか?

プレーパークで遊ぶ子どもたち。
「こんなことできちゃうの?」「…失敗してもいいの?」「もう、笑っちゃう」

自分の「やってみたい!」を見つけて、子どもたちの瞳がどんどん輝いていきます。そんな子どもたちの表情に、大人も思わず笑って気持ちがゆったり。はじめましてなのに、いつの間にか自然とおしゃべりがはずみます。プレーパークには心地よい空気があふれています。

さて、日常で子どもたちはこんな風に、夢中になって遊べる機会があるでしょうか。遊ぶ子どもたちを見て大人たちもいつの間にか気持ちがゆったりするような、そんな場所はあるでしょうか。子どもたちの外遊びの機会が少なくなっていると感じませんか。

公園ではどんな光景が見られるでしょうか。

・午前中の公園はがらんとしています。わが子以外とだれとも話すこともなく、公園でポツンと過ごし、ちょっとだけ遊んで帰る乳幼児親子。

・住民からの苦情などトラブルをさけるため次々掲げられる看板(ボール遊び禁止等)は、子どもの遊びを制限。思いっきり遊べる場所とは程遠い公園に…。だからでしょう。どうやって遊んだらいいのか分からないような子どもの姿も。とりあえずベンチで友だちとスイッチ(ゲーム)していたけど。つまらなくなったのか、早々帰る子どもたち。

・習い事などで忙しく時間がない子どもと遊ぶのは至難の業。あと15分しかない、と時間を気にし、あっという間に「バイバーイ」。

・異年齢での遊びを見かけることは、ほぼありません。

子どもの成長に必要な三つの間(空間・時間・仲間)が減少しています。子どもの遊び環境は、放っておいても生まれるものではなくなってきています。私たち地域の大人が責任を持ってつくり続ける必要があるのです。

外遊びの減少が様々な「〇〇低下」を生んでいます

①体力の低下、視力の低下
外遊びが減少し増えているのは「スクリーンタイム」(ゲームやスマートフォンなどの利用時間)。このスクリーンタイムが長いほど、体力の低下が見られることがスポーツ庁の調査結果から分かっています。また、子どもの近視・視力低下も顕著です。外遊びによって近視は抑制されるといった研究結果もあり、台湾やシンガポールでは児童の外遊びを推奨する政策をとっているほどです。

②コミュニケーション能力低下
外遊びの減少は、子ども同士のコミュニケーション能力低下にもつながります。異年齢との関わりもなく、人との関係づくりに難しさを感じる要因にもなりえます。

③自己肯定感の低下
日本は30歳以下の死亡要因の第1位が自殺となっている国です(厚生労働省、人口動態統計より)。心が不安定になる若者が増えていることは深刻な状況です。遊ぶことが、実は自己肯定感を育んでいることをご存知でしょうか。自己肯定感とは、他者と比べることなく、ありのままの自分を認めることができる感覚のこと。やってみたい遊びはひとりひとり違います。比べようがないものです。遊びはその子そのもの。つまりひとりひとりの「やってみたい」を大切にすることは自己肯定感につながるのです。

私たちは子どもたちの「やってみたい」という気持ちを大切にしています。2002年より越谷市内にいつでも行ける常設の自由な遊び場「冒険遊び場(プレーパーク)」をつくりたいと活動をしてきました。2013年にNPO法人化し、現在は越谷市と協働で越谷市内の公園で定期的にプレーパークを開催しています。

どこでも遊び場プロジェクト3つの目的

①減少している外遊びの機会を増やすこと。

②プレイリーダーが遊び道具をもって定期的に子どもの身近な場所に出向くとことで、外遊びの機会が増えることはもちろんのこと、遊びを通して顔見知りにとなり居心地のよい子どもの居場所をつくることができます。また、信頼関係を育むと困ったときに相談できる場ともなります。単に遊びの場をつくるだけではなく、こういった子どもにとって大切な場所となる屋外空間を作りたいと考えています。

③屋外であることから地域の大人(子育て世代から高齢者まで)も自由に参加でき、コーディネーター役のプレイリーダーがいることで地域の交流の場にもできたらと考えています。

遊び道具のつめこみ先をキャリーケースからクルマに変えて、

2021年、キャリーケースに遊び道具を詰め込んだ「コロコロ君」をつくりました。越谷市内の様々な場所で午前中を中心に移動式の遊び場づくりにチャレンジ。やってみて分かったことは、遊び場は求められている!ということ。遊び道具のつめこみ先をキャリーケースからクルマに変えて、放課後の子どもたちも遊べるよう年間24回、1日を通しての開催にチャレンジします。

クルマには廃材や遊び道具、組み立てると遊具に変身する遊びキットなどを詰め込みます。様々な屋外空間でプレイリーダーが子どものやってみたいことに寄り添えるよう遊びを手助けします。また安全に遊ぶことができるよう安全管理をしたり、地域の大人同士をつなげる役割も果たします。

子どもの遊び心をくすぐる遊び道具と、遊びを通して地域の子どもや大人と関わることができるプレイリーダーを届けるのがこのプロジェクトです。

スケジュール

2023年10月頃 オリジナルカー試運転
・昨年のガバメントクラウドファンディング寄附金によって準備した車両と搭載する遊び道具を準備
2024年~(予定)年間24回、1日を通しての遊び場開催
・完成したオリジナルカーを使って越谷市内で「どこでも遊び場」を開催

寄附金の使い道

・寄付金の具体的な使い道
皆さんからいただいた寄附金は、「どこでも遊び場プロジェクト」の開催費用、年間24回(月2回×12月)開催するための運営資金として使用いたします。
目標金額150万円の内訳は、プレイリーダー3名の人件費、遊びに使用する消耗品費、車を所有し続けるために必要な経費です。

〈目標金額に達成しなかった場合〉
実施回数を減らして遊びの機会をつくります。

〈目標金額以上の寄附が集まった場合〉
次年度以降もこのプロジェクトを継続するための費用とします。

遊びで地域が変わる

子どもたちの外遊びの機会が増え、心も体も元気になることが期待できます。ユニセフの調査では、外遊びの機会が多い子どものほうがより幸福度が高いとなっています。一日を「たのしかったー」と終われることは、子どもを幸せな気分にさせることでしょう。

信頼できるプレイリーダーの存在は、子ども自身が自ら向かうことのできる相談できる場所となるでしょう。最も期待される効果は、地域や大人の目が少しずつ変わっていくことです。

遊びによって人と人がつながる心地よい遊び場で過ごすと、いつの間にか、こんな遊び場を自分もつくりたいと思うようになります。大それたことではなくても、自分のできる範囲で取り組みたくなるのです。例えば、公園で近くにいるひとに「こんにちは」と挨拶をすることだってそうなのです。

参加者からのメッセージ ~「プレーパークに行くと、いつもだれかお友だちがいるからすき!」~

2017年のこと。越谷に引っ越してすぐ、間もなく2歳になる娘と遊びに行った近所の遊び場がプレーパークとの出会いでした。娘はそこで本当にたくさんのことを経験してきました。

全身どろんこになったり、公園に落ちていたどんぐりを炒めて食べてみたり、虫取りをして手で触れるようになったり。でも、風が冷たいとか、草がチクチクするとか、いちいち書くようなことでもない些細な事がもっともっとあって、そのひとつひとつが娘にとっては刺激的で、心から笑って・泣いて・怒って・楽しんでいるのがわかりました。

そのそばにはいつもプレイリーダーの姿がありました。一緒に「そうだねえ!」と共感し、面白がってくれました。

あるとき娘にプレーパークの好きなところを聞いたことがありました。娘は「プレーパークに行くと、いつもだれかお友だちがいるからすき!」と答えてくれました。そのお友だちとは、幼稚園などの顔見知りではなく、その日その場で出会った年齢も異なる子どもやボランティアの大学生やプレイリーダーのことでした。異年齢の子ども同士、親でもない、先生でもない大人と一緒に遊べるのはプレーパークならではなのではないでしょうか。

残念なことにその大好きなプレーパークは、2年前に区画整理のため拠点公園を遠くに変えてしまいました。今は車で30分ほどかけて遊びに行っています。今の場所でのプレーパークも好きですが、やっぱり近くで、放課後などに気軽に遊びに行けたら最高なのに!と思ってしまいます。このプロジェクトが実現したら、近くの公園で放課後プレーパークができたらいいなと思います。

運営メンバーからのメッセージ ~ここなら安心して遊べるよ~

緊急事態宣言が発令され学校が一斉休校になり、しばらく息をひそめるかのように暮らしていたあの頃。
家の前の通りで近所の子どもたちがそっと集まって、遊び始めました。何週間かぶりに聞く子どもたちの笑い声。私はホッとしながらながめていました。

しばらくするとパトカーがやってきました。コロナ禍ということももちろんあったかと思いますが、子どもの声がうるさい、と通報があったと警察官から注意を受けました。誰からかとは言えないのですが、と繰り返し伝える警察官。警察官も注意をするのもなあ、と困った表情だったのを覚えています。遊んでいたのは1時間くらいだったでしょうか。子どもたちは肩を落として、静かに家に戻っていきました。

それからは、『またパトカーが来るかも』『どこの誰が言っているのかも分からない』とびくびくして遊ぶことが減っていきました。子どもが大声を出すと、「静かに」と私は言うようになり、見えない誰かに怯えていました。

ある時、学校から全員に配られた手紙がありました。学校の帰り道の子どもの話し声がうるさい、道路で遊ぶのはやめてほしい、と言った内容でした。もちろんマナーも大いにあると思います。危険な時は、あぶないと伝える必要もあります。でも、一斉に注意を受けた子どもたちはどうなるか。委縮しているように私には見えるのです。息をひそめるかのように。なんでこんなに静かに歩いているの、と思う時があります。

こんな状況で思いっきり遊ぼう!なんてできるわけがないと思いませんか。ここなら安心して遊べるよ、という場所をつくっていく必要があるのです。子どもの「やってみたい」に寄り添える場所、自由に思いっきり遊べる場所は、つくり続けていく必要があります。そして、保護者に連れて行ってもらわなければ行けない場所ではなく、自分でも行くことのできる日常の場所に。

子どもの声は耳を傾けなければ聞こえない、と伝えてくれたプレイリーダーがいました。子どもは夢中になって遊んでいると、心の声が聞こえてきます。楽しくてたまらない声も、反対に普段は心の奥底にしまっている声も、
遊びをきっかけにこぼれてくるのです。実際そんなことがありました。このような場があることで、子どもの虐待や貧困の早期発見にもつながると感じています。

どんな家庭環境にある子どもも思いっきり遊んで、心の声を聞かせてほしい、私はその声に耳を澄ませていたいと思っています。

このプロジェクトを通して、私たちの思いに共感してくださり、ともに、地域の子どもたちの心の声に耳を傾ける大人が増えることを願っています。ともに、越谷市を遊びあふれるまちにしませんか?

  • 2023年12月20日 13:00

    【越谷市より】ご支援ありがとうございました

    越谷市役所市民活動支援課のクラウドファンディング担当です。

    「NPO法人越谷にプレーパークをつくる会」のプロジェクトに対し、温かいメッセージと共に応援いただき本当にありがとうございました。
    いただいた寄付金は、来年度以降、記載の活動に活用させていただきます。
    団体の活動をぜひ引き続き見守っていただけますと幸いです。
    この度は、誠にありがとうございました。

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埼玉県越谷市

越谷市は、昭和33年に誕生し、首都近郊のベッドタウンとして人口が急増、平成27年には埼玉県内で2番目の中核市となり、平成30年11月に市制施行60周年を迎えました。
「水郷こしがや」と呼ばれるように元荒川、葛西用水など多くの河川・用水が市内を流れ、農業が盛んに行われてきました。
越谷市では将来像として、「水と緑と太陽に恵まれた みんなが活躍する安全・安心・共生都市」を目指し、市民参加と協働によるまちづくりを進めています。