• TOP
  • 過去実績
  • 【こまつ里山SDGsプロジェクト第2弾】蝶が舞い、生き物の多様性を体験できる里山づくり「里山を有効活用した持続可能な循環型地域社会をみんなで創りたい」

【こまつ里山SDGsプロジェクト第2弾】蝶が舞い、生き物の多様性を体験できる里山づくり「里山を有効活用した持続可能な循環型地域社会をみんなで創りたい」

カテゴリー:まちづくり 

main_img 達成

寄付金額 1,269,000

126.9%

目標金額:1,000,000

達成率
126.9%
支援人数
55
終了まで
受付終了

石川県小松市(いしかわけん こまつし)

寄付募集期間:2022年11月22日~2023年2月20日(91日間)

石川県小松市 × 一般財団法人こまつ里山SDGs倶楽部

プロジェクトオーナー

小松市は、面積の7割を山林が占め、木場潟から臨む霊峰白山の手前に広がるこまつの里山には、美しい花の彩り、清らかな水辺、そして文化の交流拠点として、人と自然が織りなすさまざまな魅力にあふれ、外部からも高い評価を受けています。

小松市では、里山を中心とした地域が持つ多種多様な資源を有効に活用することで、地域活性化を図りつつSDGsを推進し、経済・社会・環境分野でバランスの取れた持続可能な循環型地域社会を実現することを目的として、小松市にゆかりのある経営者や研究者などで構成される組織機能を活かし、強力なパートナーシップのもと、ふるさと小松を未来へつないでいきます。

皆さまのご指導とご支援を心よりお願い申し上げます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

 

環境省から認定されたこまつ里山

小松市の里山は、環境省から「生物多様性保全上重要な里地里山」に選定されています。これは環境省が、さまざまな命をはぐくむ豊かな里山を、次世代に残していくべき自然環境の一つと位置づけるものです。地域住民が築き上げた優れた自然環境と農業のバランスが保たれ、木場潟や大杉谷川、大日川、平成の名水百選に認定されている桜生水など豊かな水源を有し、ホタルやハッチョウトンボなどの希少生物が息づいています。

里地里山に選定されたトンボの楽園(鞍掛山・滝ケ原地区)

こまつ里山が取り組むべき課題

小松市では以下の課題解決に向け、農林業者や地域コミュニティ、市民、企業、市民団体、行政など官民一体となった活動を拡大し、里山の保全・活用を推進するビジネスモデルとして確立することを目指します。

里山林の手入れ不足による生態系への影響拡大

3,300ヘクタールの里山林で十分な手入れがされておらず、日光がさえぎられ、風通しが悪く、広大な面積の里山林の荒廃が進んでいます。また中国原産の竹(モウソウチク)がはびこることで森林の衰退が進んでいます。里山林の荒廃により、ツキノワグマの出没・人身事故なども多発しています。

高齢化や耕作放棄など農業が抱える課題

農業においては耕作放棄地が増えており、洪水調整機能や水質浄化機能の低下が懸念されます。また高齢化に伴う農業の担い手減少、転作田や里山農地の収益性向上、大麦や大豆を活用した特産品の開発など地元農作物の有効活用と高付加価値化なども課題になっています。

こまつ里山SDGsプロジェクトについて

PROJECT.1 生物多様性を体感できる里山づくり

【蝶が舞い、生き物が躍動する里を創生、植物や昆虫の里づくりを通して自然のしくみを学ぶ】

小松市の森林面積21,000ha のうち、施業可能な里山林3,300ha の整備と併せ、蝶が舞い、生き物が躍動する里を創生します。また、森林を守り、子どもから大人まで植物や昆虫の里づくりを通して自然のしくみを学びます。また、季節ごとの観察ポイントの整備を行い、身近に生物多様性の大切さを体験・実感できる環境づくりを進めます。さらに、クマやイノシシ、シカなどの野生動物との棲み分けがができる環境づくりを推進します。

①生息調査
蝶や生き物が好む植生管理による生息範囲拡大に向けての保護・増殖計画を作成します。
②蝶や生き物の里の整備
草花の植栽や蝶の増殖飼育、ビオトープの整備等を行います。
③観察会などの情報発信
卵からサナギ、成虫まで育てた蝶の飼育活動の紹介や里山での観察会を開催します。

PROJECT.1 生物多様性を体感できる里山づくり

PROJECT.2 グローバルな交流拠点とひとづくり

【新たな生活スタイルに対応した移住・定住の推進による里山ステイを推進】

里山エリアに広く点在する日本遺産などの歴史・文化資源や食文化、体験コンテンツを活かし、サスティナブルツーリズムとして魅力を発信します。 また、伝統的な「古民家」に人を呼び込み、にぎわいを創り出す拠点を創生し、新たな生活スタイルに対応したワーケーションを推進します。

①古民家の活用
伝統的な古民家のリノベーションを進めるとともに、庭園などを一体的に整備しロケーションを改善します。

②歴史・文化遺産等の活用
「KOMATSU Sustainable Tourism(サスティナビリティ・ツーリズム)」として、地域の文化や自然環境に配慮し、本物を体験し味わえるサービスを開発します。

PROJECT.2 グローバルな交流拠点とひとづくり

PROJECT.3 風薫り、木漏れ日あふれる里山づくり

【里山本来の姿を取り戻し、健康で生物多様性を体感できる環境づくり】

近年、生活スタイルの変化や農林業従事者の減少等に伴い、里山林の手入れ不足が進み里山の荒廃が進行しています。このため、里山を風が薫り、木漏れ日あふれる里山に整備し、カタクリの花が咲き蝶が舞い、ドングリや山野草が豊かに生育する里山本来の姿を取り戻し、健康で生物多様性を体感できる環境づくりにつなげていきます。

①情景整備
風薫り、木漏れ日あふれる森を復元します
②間伐材の有効活用
間伐材をチップ化等により再活用します
③企業の里山づくり
森づくりに関心を持つ企業等に活動場所を紹介します。

PROJECT.3 風薫り、木漏れ日あふれる里山づくり

PROJECT.4 スマート里山ビレッジの創造

【里山に点在する拠点を結ぶ、スマート里山ビレッジ(里山王国づくり)を推進】

自然、環境、快適、健康、安心を実現する里山をキーワードに、AI、自動運転、パーソナルモビリティなど先端技術の開発研究支援を通じて、里山に点在する拠点を結ぶスマート里山ビレッジ(里山王国づくり)を推進していきます。

①次世代モビリティの普及促進
民間企業によるEVなど次世代モビリティの研究開発と連携し、地域コミュニティや交流拠点を結ぶ利便性の高い移動手段の普及をめざします。

②カーボンニュートラルのモデルづくり
再生可能エネルギーの利活用を進め、地域の防災拠点としての役割を担う、レジリエントな里山づくりを推進します。

PROJECT.5 サスティナブルな食と農の創造

【農業のブランド化推奨や6次産業化と高付加価値化などサスティナブルな食と農のモデルを創造します】

里山の農地の収益性の向上と農業の担い手の確保に向け、農産物のブランド化や特産品の開発などによりサスティナブルな食と農のモデルを創造します。

①農業のブランド化推進・特産品の開発、体験農園
特別栽培米や酒米の生産拡大、無農薬農園など体験農園を整備します。

②6次産業化と高付加価値化
農作物規格外品の活用など6次産業化を推進します。

PROJECT.5 サスティナブルな食と農の創造

プロジェクト全体のスケジュール

PROJECT.1 生物多様性を体感できる里山づくり

2020年度実績
・草木、つる草の剪定
2021年度実績
・ボランティア団体「蝶が舞う里づくり部会」発足(2022.3.31部会員:26名)
・ボランティアの募集
・研修会
・草花の植栽、補植、管理
2022年度実績
・研修会
・生態調査
・飼育活動
・観察会
・情報の発信(ホームページ掲載「アサギマダラの飛来確認」)
・ボランティアの募集

2023年度以降(予定)
・研修会
・生態調査
・飼育活動
・蝶の観察会
・情報の発信
・ボランティアの募集

PROJECT.1 生物多様性を体感できる里山づくり

PROJECT.2 グローバルな交流拠点とひとづくり

2020年度実績
・整備箇所の確定
2021年度実績
・ボランティア団体「大杉牡丹の里山づくり部会」発足(2022.3.31部会員数:48名)
・植栽敷地の整備
・ボランティアの募集
・勉強会
・牡丹の植栽(171本)、管理(大杉地区)
2022年度実績
・牡丹の植栽(新植栽場所 牡丹600本)、管理
・牡丹まつりの開催(2022.5.15~5.25)
・ボランティアの募集

2023年度以降(予定)
・牡丹植栽(目標合計1,000本)
・牡丹まつりの開催(規模拡大)

PROJECT.2 グローバルな交流拠点とひとづくり

PROJECT.3 風薫り、木漏れ日あふれる里山づくり

2023年度以降(予定)
・絆の森遊歩道の間伐、修繕
・森林の間伐

PROJECT.4 スマート里山ビレッジの創造

2023年度以降(予定)
※今後、具体計画を策定します

PROJECT.5 サスティナブルな食と農の創造

2023年度以降(予定)
※今後、具体計画を策定します

2022年度の取り組みと寄附金の使い道

ご支援いただいた寄附金は、下記の通り活用させて頂きます。
なお、目標金額に達した場合も、達成しなかった場合も本プロジェクトに活用させていただきます。
また、寄附金が2022年度の事業費を超えた場合は、2023年度以降の事業に活用させていただきます。

①蝶の里整備(1,000千円)

憩いの森において、本市の里山で多くみられた「ギフチョウ」「ジャコウアゲハ」「アサギマダラ」などの蝶を復活させるため、幼虫などが必要とする食草の植栽、管理を行います。
アサギマダラは、某人気アニメの蝶屋敷でたくさん舞っている蝶と言われています。

・食草(フジバカマ・カンアオイ・ウマノスズクサ)の購入、植栽
・肥料等の購入
・植栽敷地の整備
・PR看板の設置
・柵の設置

写真

②古民家の庭園整備(6,500千円)

大杉町にある国登録有形文化財である江戸古民家「旧下里家」や「旧前家家」などに加え、今年度新たに5か所に牡丹を植栽しました。

・牡丹の苗木の購入、植栽
・肥料等の購入
・植栽敷地の整備

写真

 

小松市からのメッセージ

小松市長 宮橋 勝栄

里山を有効活用した持続可能な循環型地域社会を創るために

写真

小松市は、市域の7割が森林であり,霊峰白山を源とする豊かな水と美しい緑に恵まれた里山では古から自然と人が調和した暮らしが営まれてきました。しかし,近年,山間地では高齢化・過疎化による森林の荒廃と田畑の耕作放棄が進み,動植物の生態系にも影響を与え,固有の昆虫が減少するなど生物多様性も失われつつあります。
一般財団法人こまつ里山SDGs倶楽部の活動は,里山を中心とした 地域課題に向き合い,里山の再生,地域資源を活用した地域振興,そして生物多様性の復元に向けて,とても有効な取組みであり,本市としても共に推進してまいります。
皆さまからの温かいご支援をお願いいたします。

一般財団法人こまつ里山SDGs倶楽部 代表理事  鈴木 康夫

写真

一般財団法人こまつ里山SDGs倶楽部は、小松市にゆかりのある経営者や研究者などで構成されており、強力なパートナーシップのもと、ひと・モノ・技術・情報・資金をマッチングし、新しい事業やベンチャー創出により、里山から未来を創生する、小松の特性を活かした事業を展開していきます。

 

お礼の品をご紹介

小松市の特産物を楽しみながらプロジェクトをご支援ください!

【注意事項】

ふるさと納税の制度上、小松市内に在住している方にはお礼の品をお送りすることができません。何卒ご了承ください。

現在進捗情報はありません。

石川県小松市

小松市は、面積の7割を山林が占め、木場潟から臨む霊峰白山の手前に広がるこまつの里山には、美しい花の彩り、清らかな水辺、そして文化の交流拠点として、人と自然が織りなすさまざまな魅力にあふれ、外部からも高い評価を受けています。

小松市では、里山を中心とした地域が持つ多種多様な資源を有効に活用することで、地域活性化を図りつつSDGsを推進し、経済・社会・環境分野でバランスの取れた持続可能な循環型地域社会を実現することを目的として、小松市にゆかりのある経営者や研究者などで構成される組織機能を活かし、強力なパートナーシップのもと、ふるさと小松を未来へつないでいきます。

皆さまのご指導とご支援を心よりお願い申し上げます。

自治体の紹介
小松市は、石川県西南部に広がる豊かな加賀平野の中央に位置し、古くからものづくりで栄えたまちです。建設機械メーカー「コマツ」の発祥の地であることや伝統工芸の九谷焼の産地としても有名です。

町人文化も脈々と継承され、全国三大子供歌舞伎の1つに数えられる「お旅まつり」の曳山子供歌舞伎は、250年の歴史を誇ります。
ほかにも、歌舞伎十八番の内「勧進帳」の舞台「安宅の関」、1300年の古湯「粟津温泉」、桜の名所「芦城公園」、紅葉が美しい「那谷寺」では、四季折々の美を楽しめます。