知恵と工夫で受け継がれた福井県伝統食へしこを全国の食卓に並べてもらう 【憩い処みなみ】

伝統食「へしこ」とは？

へしこは、冷凍技術のなかった当時に編み出された先人たちの知恵や技術の賜物です。

鯖に塩を振って塩漬けにし、さらに糠漬けにした郷土料理で保存食として重宝された伝統的な発酵食品です。日本海が生んだ和製アンチョビとも言われています。

へしこの名前の由来は、漁師が魚を樽に漬け込むことを「へし込む」と言ったことから「へし込まれた物」が略されて「へしこ」となったと言われています。

ご飯やお酒のおつまみに最高で、栄養価も高く保存食として重宝された福井県の素晴らしい代表的な食材です。

食べてNo.1グランプリ「へしこ寿司」を広めたい！

その食材を活かし、当店ではへしこの押しずしを作りました。へしこ寿司は、「食べて№1グランプリ」になり地元では非常に人気の高い商品です。

しかしながら、全国的には認知度は低く、食材としての扱いや味わい方も知られていないのが現状です。

その上、寿司はその日が賞味期限。県外の方に知ってもらうには扱いにくい商品です。

そこで、へしこ寿司を急速冷凍で冷凍食品として商品化し、美味しさそのままで全国に広められないかと考えております。

伝統食“食べるサプリメント”へしこの魅力

へしこは、美味しいだけじゃなく“健康”、”美容“にも優れた食品です。

鯖などの青魚に含まれる「ペプチド」という成分は、疲労回復促進や、免疫力アップ、糖尿病の症状改善、血液サラサラ効果が期待できるといわれています。また、シミやソバカスを除去してくれるという美容効果もあるそうです。

鯖は糠に漬け込むことで加工前の生鯖より、アミノ酸が2.５倍ペプチドは５倍に増えます。アミノ酸が増える事で旨みが倍増し、この大量のペプチドが血圧の上昇を抑えてくれるのです。

歴史を誇る福井伝統の「鯖のへしこ」はまさに食べるサプリメントなのです。

若年層にも「へしこ」を身近に感じて頂くためアレンジ商品に挑戦！

しかし、へしこは独特の味を持っているものが多く、若者や都会の方に受け入れられがたいのが現状です。

「へしこ」の素材の味を活かしながら、調理のアレンジを加えた商品作りをして、沢山の方に受け入れられるよう取り組んで参ります。

また、和製アンチョビとも言われるへしこは、調味料としても活躍してくれるので調理法を広め、多くの方々に愛される郷土料理にしていきたいです。

「福井の伝統食」から「日本の伝統食」に！！

へしこを知ってもらう為、効能や名前の由来、さばき方、簡単に食べられる料理レシピ等も載せたリーフレットを作成し、全国各地の食イベントにも参加し実際に試食してもらうことで美味しさや良さを知ってもらい認知を広めていきたいです。

2024年には北陸新幹線開通に伴い、福井県内の新駅舎の開設でお土産等の商機が増えると見込まれる為、お土産として持ち帰りしやすいように常温で持ち帰れるへしこふりかけも新商品化したいと考えています。

へしこ以外にも、福井県の三国町は港町で新鮮な食材が豊富にあります。その代表的な甘エビ・福井サーモン・鯖・蟹等の冷凍寿司も開発し、福井の美味しいものも併せ、米、水加減、冷凍方法や解凍方法など、こだわり抜いた商品を全国に広めていきたいと考えています。

どうか皆様からのご支援をよろしくお願いいたします。