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幸せを運ぶコウノトリと共生するまちづくり

カテゴリー:動物 

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寄付金額 894,000

89.4%

目標金額:1,000,000

達成率
89.4%
支援人数
34
終了まで
受付終了

島根県雲南市(しまねけん うんなんし)

寄付募集期間:2022年10月3日~2022年12月31日(90日間)

島根県雲南市

プロジェクトオーナー

特別天然記念物のコウノトリは、全国で野生復帰の取り組みが行われいます。雲南市には、数年前からコウノトリがやってきて、2017年から6年連続で営巣(子育て)しています。雲南市で子育てをするコウノトリは田んぼにいるドジョウやカエルなどを主なえさにしています。多くの生きものを育んでいる豊かな田んぼが農家の努力によって受け継がれてきたことが、コウノトリの営巣につながったと考えられています。

コウノトリが安心して子育てを続けるためには、生きものを育む田んぼを守り・増やしていくことが大事です。コウノトリや生きものに関する理解を広め・深めるための啓発活動や、環境づくりとして、生きものを育む農業や環境づくりを推進していきます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

コウノトリと共生する豊かな自然環境を広げたい!

理解を広げ・深め、生きものを育む農業を広げる

巣塔のヒナたち

2017年にコウノトリが飛来し、子育てをはじめたことで、私たちは、この雲南市の自然環境の豊かさに気が付きました。それは、コウノトリが子育てに必要なえさとなる生きものがたくさんいるということです。特に山際の田んぼにある「よけじ」と呼ばれる土水路がポイントでした。
この「よけじ」は、田んぼを縁取るように作られる土水路で、山から流れてくる冷たい水を温めたり、水はけをよくするための先人の工夫です。よけじには四季を通じて常に水があるため、多くの水生生物が生息しています。生きもの調査をしてみるとメダカ・ドジョウ・ヤゴ・エビ・イモリなど多種多様な生きものたくさん見つけることができます。この「よけじ」が、これらの生きものを育むビオトープのような役割を果たしています。
しかし、このよけじの維持管理は、定期的に泥上げなどをする必要がありとても重労働です。
しかし、生きものを育んでいる大事な場所だということがわかってから農家の方たちがこれを守ろうという気持ちが強くなってきました。
また、耕作をしていない田んぼも草刈りや水を貯めることにより、ビオトープのようにしていく取り組みも始まりました。

これらのコウノトリが子育てしやすい環境づくり-コウノトリをはじめとした日本の生きものや農村風景を守るためには、皆さまからのご支援が必要です。どうぞ、ご協力ください。

よけじのコウノトリ
2021年の生きもの調査の様子

今回のご支援は、主にコウノトリや生きものを育む豊かな環境づくりに関する事業に充てさせていただきます。
・コウノトリが営巣するための人工巣塔の設置に取り組みます。
・豊かな環境づくりとして、多くの生きものを育んでいる「よけじ」を守る活動や耕作していない田んぼを活用したビオトープづくりなどに取り組みます。
・市内の田んぼの生きものの実態等を把握するため、広域的な生きもの調査などを行います。
・コウノトリや生きものに関する学習会や生きもの調査のイベントなどを企画しています。
いずれの取り組みもコウノトリや生きものの専門家や地域の関係者など多様な主体が連携しながら取り組んでいきます

コウノトリが住みやすい豊かな環境づくり

【寄付金の使い道】
・人工巣塔設置、生きものを育む農業やビオトープの試行・啓発、学習会、生きもの調査:100万円

コウノトリが住みやすい豊かな環境づくり

コウノトリや生き物を育む環境をつくりたい

田んぼのコウノトリ

コウノトリの子育てが雲南市で始まったことの影響は大きく、このことにより、生きものだけでなく環境全体を考えるきっかけになっています。

コウノトリの巣塔がある雲南市立西小学校では「げんきくんとひなたちの応援プロジェクト」(「げんきくん」は越前市生まれのコウノトリ(オス)の愛称)と題し、巣材を集める「一人一枝運動」やコウノトリが棲みやすい環境づくりを呼び掛けるチラシやポスター作りなどが行われています。コウノトリがいることが、子どもたちの心も豊かにしてくれています。これらの活動や思いが市内全域に広がることを期待しています。

また、コウノトリが田んぼでエサをついばむ姿を見た農業者も田んぼに棲む生きものに注目をするようになり、生きものを育む農業への関心も高まっています。またそういった取り組みが生産する米に新たな付加価値を与えるものと期待されています。

雲南市では、そういった活動が市内に広がり、また市外からも認知されることで、市のブランド価値の向上につながるものと期待しています。

「幸せを運ぶコウノトリ」と共生するまちづくり

雲南市 市長 石飛厚志

特別天然記念物コウノトリの野生復帰は日本全国で取り組まれている一大プロジェクトです。
雲南市はコウノトリが選んでくれたまちとして、豊かな環境づくりをしっかりと取り組んでいきたいと思います。

当市は、人口減少・高齢化など多くの課題を抱えておりますが、さまざまな市民や団体の「チャレンジ」により、これらを解決するための取り組みを進めているまちです。コウノトリと共生に関する市民アンケートでは、72.5%もの方が「コウノトリのために何かをしたい」と回答していただいております。
このコウノトリと共生するまちづくりについても市民のみなさまの力をあわせて、取り組んでいきたいと考えております。

そのためにも市内外の方からの共感やご支援が欠かせません。
どうか日本の豊かな環境を守るため、ご理解とご協力をお願いいたします。

事業に関わりのある方の思い

雲南市立西小学校 校長

■コウノトリが巣作りにえらんだ学校

写真

西小学校には、コウノトリのための人工巣塔があります。もともとコウノトリのペアは校区内の別の場所(電柱)で営巣していましたが、2019年から引っ越して営巣を始めました。

当校では、この巣塔に引っ越す前から「げんきくんとひなたち応援プロジェクト」と題し、コウノトリ「げんきくん」とそのヒナたちを先生として、生きものへの愛着、生命の神秘や自然のすばらしさ、生態系、人と生きものとのかかわりや共存、ふるさとの愛などを育むプロジェクトに取り組んでいます。

今後ともコウノトリの観察、米作り、生きもの調査などの取り組みを児童たちとともに続けていきたいと考えています。

大月谷 米生産者部会のみなさん

■コウノトリと共生するため田んぼを守りたい

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私たちが耕作している「大月谷(おおつきだに)」では、コウノトリがよくやってきます。この谷では、よけじが多くある上に、以前から減農薬栽培や堆肥の活用に積極的に取り組んできました。
そういうこともあってか、この谷には生きものが多いと専門家から注目をされていましたが、コウノトリもそのことを証明してくれました。

2020年春には、高齢化により耕作放棄地になる6反の田んぼをコウノトリや生きものが育つ環境を守りたいと思い、その田んぼをこの谷のみんなで耕作することにしました。
こうしてできたお米は、様々な方々の共感やご協力で「大月谷コウノトリやすらぎ米」として、販売することとなりました。

私たちは農業を通してこの地域の自然環境の豊かさを守っていきたいと考えています。

プロジェクトを応援する声

ロゴを決める際にウェブアンケートで市内外の方からいただいた応援メッセージ

・コウノトリに優しい土地は人にも優しいと思います。どうか成功しますように。
・コウノトリと共に、幸せいっぱいの雲南市でありますように。
・素晴らしい取り組みだと思います。2つがい目、3つがい目の繁殖を目指して頑張ってください!
・コウノトリが棲み良い雲南市を後世に引き継いでいきたいですね。
・コウノトリを普段から当たり前に近くでみれる贅沢さを私も伝えたいです。

寄付者のみなさまへ

雲南市からのメッセージ

子育てしているコウノトリ

当市のコウノトリと共生するまちづくりへのご支援に、心よりお礼申し上げます。
コウノトリは、幸せを運ぶ鳥と言われています。コウノトリが全国で増え、皆様にも幸せが訪れますように。

お礼の品の紹介

大月谷コウノトリやすらぎ米(きぬむすめ)

コウノトリが訪れる雲南市大東町飯田の大月谷で生産者グループが栽培した「きぬむすめ」。
きぬむすめは島根が全国に先駆けて取り入れた品種で程よい粘りであっさりめの触感が特徴です。

現在進捗情報はありません。

島根県雲南市

雲南市は、島根県の東部に位置する人口およそ3万5千人のまちです。2004年(平成16年)に6つのまち(大東町・加茂町・木次町・三刀屋町・吉田村・掛合町)が一つになって誕生しました。「雲南」という名前は、旧出雲国の南に位置していることに由来し、古くからこの地方の呼び名として親しまれてきたことから名づけました。
雲南市には2017年から連続してコウノトリが営巣していることから、「゛幸せを運ぶコウノトリ”と共生するまちづくりビジョン・アクションプランを策定し、コウノトリが継続して営巣できる豊かな環境づくりを取り組んでいます。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 頑張ってください。

    2022年12月31日 23:34

  • 応援しております!

    2022年12月31日 22:00

  • 応援しています!

    2022年12月30日 17:37

  • 頑張って下さい

    2022年12月29日 11:00

  • SDG'sが叫ばれる今、この保護活動は時代の先を言っているのかも知れません。バーチャルで得ることができない幸せを享受できることを羨ましくも応援したい気持ちです。

    2022年12月13日 22:31

  • これからも、みなさんで、元気くんや子どもたちをやさしく見守って下さい。

    2022年12月1日 16:43

  • 日本に折角戻ってきたコウノトリ、各自治体での保護が定着の第一歩だと思います。頑張ってください。

    2022年10月29日 22:01

  • げんき君が今年も4羽の雛を育たて、巣立ちさせたことを大変嬉しく思っています。コウノトリが安心して子育てが出来る環境を作ってくださいね。応援しています。

    2022年10月3日 22:30

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