永井隆博士の精神を次世代へ伝え、未来へ繋げよう!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 612,000

61.2%

目標金額:1,000,000

達成率
61.2%
支援人数
45
終了まで
23
/ 90

島根県雲南市 (しまねけん うんなんし)

寄付募集期間:2022年10月3日~2022年12月31日(90日間)

島根県雲南市

プロジェクトオーナー

島根県雲南市は、放射線医学の研究による白血病と原子爆弾による重傷をおいながらも、「平和を」、「如己愛人」の願いを全世界に訴え続けた永井隆博士のふるさとです。

雲南市では、博士の精神が次世代へ引き継がれることを願い、永井隆記念館の建設による顕彰資料の公開や、全国から「愛」と「平和」をテーマとする作文を募集し表彰する「永井隆平和賞」を開催するなど、平和について考える機会を設け、恒久平和を願う取組に力を入れてきました。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻、新型コロナウイルス感染症など、人々が平和や暮らしに対する不安感を抱いている今だからこそ、「平和を」の都市宣言をしている雲南市では、「永井隆平和賞」をはじめとする顕彰事業のさらなる充実を図り、安定的、継続的な取組を通じて、市内外及び世界に向けて永井隆博士の「平和を」の精神を発信していきたいと考えています。

永井隆博士が訴え続けた「平和を」の願いを次世代に伝え、多くの人にその想いを知っていただくため、ふるさと納税(ガバメントクラウドファンディング)による皆様のご協力をお願いいたします。

島根県雲南市

雲南市は、島根県の東部に位置する人口およそ3万5千人のまちです。
2004年(平成16年)に6つのまち(大東町・加茂町・木次町・三刀屋町・吉田村・掛合町)が1つになって誕生しました。
「雲南」という名前は。旧出雲国の南に位置していることに由来し、古くからこの地方の呼び名として親しまれてきたことから名づけました。

GCFプロジェクト進捗情報一覧

現在進捗情報はありません。

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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

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結果:-

永井隆博士の精神を次世代へ伝え、未来へ繋げたい!

雲南市三刀屋町にある永井隆博士生い立ちの家

「ふるさと、雲南市」

島根県雲南市三刀屋町飯石地区は、永井隆博士が多感な少年時代を過ごした「生い立ちの地」です。三刀屋町多久和にある「生い立ちの家」は、2022年(令和4年)7月に、茅葺き屋根と内装の一部(畳・襖)を改修しました。博士がこの地を駆け回り、遊びや勉学に励んでいた往時が偲ばれます。

博士は、地元の飯石小学校を卒業した後、旧制松江中学校、旧制松江高校から長崎医科大学(現長崎大学医学部)へ進学しました。

長崎市に投下された原爆により自らも重傷を負いながら、被爆者の救護にあたりました。その後、病床に伏しながら、「長崎の鐘」、「この子を残して」などの著書を通じて世界に平和を訴え続け、1951年(昭和26年)5月に43歳の若さでこの世を去りました。

永井隆博士の精神を次世代へ、そして未来へつないでいく!

~永井隆平和賞を通じた「平和を」の精神の発信~

第32回永井隆平和賞(令和4年9月11日発表式典開催)

1991年(平成3年)に永井隆博士顕彰事業として「永井隆平和賞」を創設しました。毎年9月に「愛」と「平和」をテーマとした作文を全国から募集し、恒久平和を願う式典として30年以上にわたり開催し、博士の精神を継承し、発信する活動として取り組んでいます。

これまでの応募総数は70,992作品にのぼり、小学生から大人まで、市内外、国内外から応募された作文を通して、人類普遍のテーマである「愛」や「平和」について考える機会となっています。

雲南市の小中学校では、「永井隆平和賞」やキャリア教育カリキュラムである『夢』発見プログラムの柱のひとつ「平和と人権」の取組等により、永井隆博士の生き方やその功績を学ぶ平和・人権学習を教育の基底として取り組んでいます。

第31回永井隆平和賞入賞作品より(一部抜粋)

♦入賞作品:「ふつうって、しあわせだな」

おうちっていいな。かぞくっていいな。ともだちっていいな。がっこうにいけるっていいな。ふつうって、しあわせだな。
ながいたかしはかせのべんきょうをして、へいわについてかんがえました。いつもどおりに、かぞくでおいしいごはんをたべたり、がっこうへいって、ともだちとべんきょうをしたりあそんだりできることがへいわかなとおもいました。

♦入賞作品:「「平和」のために」

平和というのは、国や国連が作るのではなく、一人ひとりのゆるぎない意識によって作られると思います。平和のための大きな思想。それを持ち続けるためにも、中学生の今、受けられる教育を大切にし、冷静な行動をしていきたいです。 
そして、あらゆる分野で平和的な解決の方法を模索し、実践する大人になりたいと思います。

寄附金の使い道

永井隆平和賞をはじめとする顕彰事業の発信強化及び事業継続に向け、以下の事業費の一部に活用させていただきます。
・永井隆平和賞のインターネットによる動画配信
・永井隆平和賞入賞作品集の作成
・永井隆記念館博士紹介映像の多言語化及び字幕表記
・永井隆平和賞の式典運営費

~永井隆博士の精神を受け継ぐ市民活動の広がり~

雲南市民のなかでも、永井隆博士の精神を継承する活動が広がっており、市内外の方々との新たな繋がりが生まれています。
市内小学校の児童は、長崎市の児童との平和交流がはじまり、また、永井隆博士が幼少期を過ごした雲南市三刀屋町飯石地区の皆さんによる「平和を」の取組も地道に継続されています。

【長崎平和交流学習】

永井隆博士の母校である雲南市立飯石小学校は、博士とゆかりのある長崎市立山里小学校と姉妹校縁組を結び、1989年(平成元年)から交流を続けてきました。
2016年(平成28年)3月に飯石小学校が閉校した後は、雲南市立三刀屋小学校がその交流を引き継ぎ、平和交流学習が続いています。

山里小と三刀屋小との平和交流学習

三刀屋小の6年生は修学旅行で長崎へ行き、山里小を訪れ、合同で被爆地や長崎市の永井隆記念館など平和ウォークに取り組んでいます。上の写真は、長崎市の如己堂の前で、山里小の児童からお話しを聞いているところです。
近年は、コロナ禍により長崎への修学旅行を中止していますが、各校の平和学習の取組やその成果をお互いに交換するなど、交流学習は継続しています。
また、三刀屋小の6年生は、1年生から取り組んできた平和学習の集大成として自分たちの思いや考えをまとめ、保護者や地域の方へ発表します。

かがやき発表会(学習発表会)

いいし へいわの里(旧飯石小学校の利活用)

いいし へいわの里(旧飯石小学校)

雲南市三刀屋町飯石地区では、永井隆博士の母校であり2016年(平成28年)に140年余りの歴史を閉じた旧飯石小学校を、永井隆博士の「平和を」の精神を受け継ぐ顕彰施設として、また、地域づくりの拠点として活用されており、「いいし へいわの里」という愛称で地域の方に愛されています。
また、ボランティアガイド養成やガイドブック制作を通して、「隆さん」と呼ばれて慕われた永井隆博士の飯石での様子や、博士が愛した「ふるさと飯石」を発信しようと取り組んでいます。

ボランティアガイド養成講座(生い立ちの家にて)

雲南市創作市民演劇 「Takashi」・「永井隆物語」

市民有志による「雲南市演劇によるまちづくりプロジェクト実行委員会」の主催により、永井隆博士の生涯を描いた市民創作演劇が市内外の文化ホールで、上演されています。
・「Takashi」 2014年(平成24年)9月 雲南市チェリヴァホール、益田市グラントワ
・「永井隆物語」 2021年(令和3年)4月 雲南市チェリヴァホール

現在、映像のインターネット配信を通じて、世界中の人々へ永井隆博士の功績を伝え、知ってもらおうと、2021年(令和3年)4月に上演した「永井隆物語」に英訳字幕を入れる翻訳作業に取り組まれています。

「如己愛人」・「平和を」

クリスチャンだった永井博士は、聖書の教えである「己の如く人を愛せよ」という言葉を生きる指針とされました。また、亡くなる1年前から、病床で「平和を」と書いた1,000枚にものぼる色紙を書き残し、知人や世界各国の人々に送り、平和を訴え続けました。
隣人愛による恒久平和を訴え続けた博士の精神、願いを象徴するものです。

「永井隆記念館リニューアルオープン」

新しくなった永井隆記念館

永井隆博士の功績や人間性、崇高な理念を次世代に引き継ぐことを目的に、1970年(昭和45年)に建設した永井隆記念館は、建物の老朽化のため、2021年(令和3年)4月に、新記念館としてリニューアルオープンしました。
博士に由来する貴重な資料約500点と博士が子どもたちのために開いた「うちらの本箱」にちなんだ約1万3千冊の書籍、病床に伏した博士が暮らした如己堂の復元展示など一般公開しており、平和学習の拠点として引き続き博士の精神を世界へ発信しています。
また、記念館の一角にある高さ6.0mの「平和の鐘」モニュメントは、博士の理念や「平和を」の祈りの象徴として、多くの方のご寄付により建立しました。

平和の鐘

プロジェクトへの思い

雲南市教育委員会 教育長 景山 明

2021年(令和3年)4月14日は、永井隆記念館のリニューアルオープンという記念すべき日でした。オープニングセレモニーには、永井隆博士のお孫さんである永井徳三郎長崎永井隆記念館館長 様にも遠く長崎から駆けつけていただきました。
また、2022年(令和4年)7月11日には、リニューアルオープン一周年記念として「吉永小百合 平和を願う詩の朗読会」を開催し、永井博士の長女 筒井茅乃 様作の「娘よ、ここが長崎です」、そして永井博士の短歌の朗読を、会場の誰もが平和への思いを新たにして聞き入っていました。
記念館の一角には「平和の鐘」のモニュメントを、長崎の「アンゼラスの鐘」の如くとの願いを込めて建立しました。ここからは毎夕、平和を願って建立のために浄財を寄せていただきました日本全国の平和を願う思いを鐘の音ととともに響かせています。今回のふるさと納税にご協力いただいた皆様の平和を願う尊い思いも、鐘の音に乗せて世界へ発信しようと思いますので、どうか皆様のご協力をよろしくお願い致します。

三刀屋如己の会(永井隆記念館 館長 藤原重信)

今、世界中で戦争と新型コロナのニュースが絶えない日はありません。特に戦争については、人の心が落ち着けば、防ぐことも終わらせることもできます。
そこで思い出すのが、永井隆博士の著書「いとし子よ」の中の言葉です。
「敵も愛しなさい。こちらを憎むすきがないほど愛しなさい。愛の世界に敵はない。敵がなければ戦争も起こらない。」
それは普遍の人類愛、そしてその中に武力に頼らない解決を示していると思います。個人では届かない声も、みんなの声が集まれば、少しずつでも届いていくと考えます。この永井隆顕彰事業も微力ではありますが、これからも永らく声を上げていくことが必要だと思います。
是非とも皆様のご協力をお願いします。

地域自主組織 雲見の里いいし 会長 妹尾 富徳

2016年(平成28年)に旧飯石小学校が閉校し、その活用策について地域で検討を重ねました。その結果、永井隆博士の「平和を」の精神こそ、飯石地区の財産であると改めて認識し、永井隆博士を柱とする小学校の活用方針がまとまりました。
そして、地域住民の手で「いいし へいわの里」を作り、現在は永井博士や地域の歴史に関する展示のほか、地域活動の拠点としても活用しています。
世界情勢がきわめて不安定な現在、永井隆博士の「平和を」の精神を全世界の人々が求めていると思います。今回のプロジェクトにより、「平和を」の精神が一人でも多くの人に届くことを祈っています。
私たちも永井隆博士のふるさと飯石の住民として、「平和を」「如己愛人」のメッセージを伝え続けていきたいと思います。