我々は松坂城跡の石垣を直したい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

main_img 達成

寄付金額 2,247,000

112.3%

目標金額:2,000,000

達成率
112.3%
支援人数
153
終了まで
受付終了

三重県松阪市(みえけん まつさかし)

寄付募集期間:2022年8月1日~2022年10月29日(89日間)

三重県松阪市

プロジェクトオーナー

国指定史跡、また日本100名城に認められる松坂城跡は、三重県松阪市の歴史文化を語る上で必要不可欠な、このまちのシンボル的存在です。
松坂城跡が高く評価される理由はなんといっても、その豪壮な石垣です。
多くのお城ファンをとりこにしてきたこの石垣を後世に残すためには、適切な時期に適切な保存整備を施す必要があります。
多くの皆様に応援いただきながら、このまちのシンボルを未来に残していきたいです。
皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

 

国指定史跡・日本100名城「松坂城跡」

築いたのは、信長が認めた大器“蒲生氏郷”

 三重県のほぼ中央に位置し、世界のブランド“松阪牛”で知られる松阪市の中心市街地にその存在をひときわ大きく誇る「松坂城跡」があります。

 松坂城は、今から430有余年前、戦国武将・蒲生氏郷が標高38mの独立丘陵に築いた平山城です。

 氏郷と言えば、織田信長に才覚を見出されて娘婿となった人物で、豊臣秀吉からも恐れられる存在であったと言われています。若くして亡くなってしまいますが、後の商都「松阪」の礎を築き上げたのは紛れもなく氏郷でした。

氏郷のまちづくり 

 氏郷は、築城と同時に、一気に城下町の整備を行います。
 氏郷の町づくりは、軍事の拠点にとどまることなく、経済の発展を目指して商工業に力を入れたものでした。
 海よりを通っていた伊勢街道を内陸部の松坂城下へと移動させ、街道を軸に職人町通りを配置。一方で、有力商人を誘致し、楽市楽座を導入しました。結果、松坂城を中心とした城下町は賑わいと活気にあふれる商都に変貌を遂げました。

氏郷のまちづくり 

まちのシンボルにして、市民憩いの場

 残念ながら、1877年の失火や1881年までの破却等によって、城の建物はなくなってしまいましたが、現在は、歴史的価値の高い文化財でありながら、都市公園としての役割も担っています。

四季折々で変化する景観

 桜や藤、銀杏に紅葉。四季折々に違う姿を見せる城内。豪壮な石垣とともに映える美しい自然が訪れる多くの人を魅了しています。

全国屈指の豪壮な石垣

 日本百名城に認定される松坂城跡が高く評価される理由はなんといっても、この豪壮な“石垣”です。

 築城の際、氏郷は、石垣工事に際して近江から穴太衆(あのうしゅう)と呼ばれる石垣専門の職人を呼び寄せたといわれています。
 松坂城築城当初の石垣は「野面積み」と呼ばれる工法で、江戸時代の石垣修復時に積み直された石垣は「打込みハギ」や「算木積み」と呼ばれる工法が使われています。

 一見するとその勇壮な石垣に圧倒されてしまいますが、広い敷地内を散策しながら、それぞれの石垣をじっくり見ると、時代、時代の石垣づくりの変化をお楽しみいただけます。

野面積み

 自然石がほぼそのままの形で積み上げられています。石と石の間に隙間があるため水はけが良く、堅固であるのが特徴です。天正年間の姿を残す天守跡等、限られた部分で見ることができます。

野面積み

打込みハギ

 石を積みやすいように、石と石の接触面をある程度加工して形を整えてから積み上げる工法です。石と石の間に小さい石を詰めるのが特徴で、本丸や二ノ丸、隠居丸のあたりで見られます。

打込みハギ

算木積み

 石垣の隅に使われる工法で、長方形の石材を長短交互に積み上げていきます。二ノ丸の石垣の隅は、それぞれ算木積みが用いられています。

算木積み

まちのシンボルを未来に残すために

今回行う“石垣保存整備”

 松阪市では、見学者の安心安全の向上に取り組み、貴重な歴史遺産を次世代に継承すべく、保存活動に力を入れています。

 今回保存整備する石垣は、かつて金の間櫓という櫓を支えていた石垣です。写真のように石垣の角石が何らかの原因で前方にせり出しています。これにより石垣全体が緩み、石と石の隙間が大きくなることで、間詰石が落ち、さらには石垣背面の裏込石も表面に流れ出して危険な状態です。

 そこで、石垣測量の成果を元に、専門家による指導を受けて、特に変形が顕著な約45㎡を解体・積直しすることになりました。

 実際の工事は令和4年10月から始まり、年度内に完了する予定です。

 

寄付者の皆様へメッセージ

松阪市長 竹上 真人

写真

松阪のまちの中にあり、江戸時代から現代に至るまで、人の営みを見守り続ける松坂城。松阪市はもとより、わが国を代表する貴重な歴史遺産であり、学習空間、公園空間、観光レクリエーション空間としての機能を有した、松阪市の精神的シンボルです。
現在松阪市は、「史跡松坂城跡のシンボル性をさらに高めること」、「文化財価値を顕在化し活用すること」、「都市公園・観光拠点としての機能を保持・充実すること」を目指して史跡整備に取り組んでいます。
今回は、単なる資金調達ではなく、松坂城跡の魅力を少しでも多くのみなさんに知っていただきたい。そして、松坂城跡のファンになっていただきたい。そう思い、クラウドファンディングに挑戦いたしました。ぜひ松坂城跡の魅力を感じていただき、応援いただきますようお願いいたします。

お礼の品のご案内

松坂城跡の石垣を支える”裏込石”に名前が書ける!
【10,000円以上の寄附者様全員対象】

今回、整備する石垣の裏側に詰める「裏込石」に皆様の名前やメッセージ等を書いていただけます

先着100石としていましたが、大好評につき、さらに100石を追加します!

詳細

①寄附金額1口10,000円に対し、裏込石を1石お渡しします。
②たくさんの皆様にご記入いただきたいため、寄附者様1名に対し、最大3口までとさせていただきます。
③松阪市外にお住いの方は、複数の返礼と組み合わせてのご寄付も可能です。
(例:寄附額5万円=裏込石1万円×3口+お城グッズ2万円×1口)
下記に表示されているお礼の品ページから寄附手続きを進めてください。
④松阪市内にお住いの方は、制度上返礼品はありませんが裏込石への記名はしていただけます。
緑色の「ふるさと納税で応援」ボタンから進み、お礼の品を選ばず、寄附額を10,000円以上にして手続きを進めてください。その際、備考欄に「石への名入れ希望」と必ず入力ください。
⑤下記の【記入会】に参加して記名される方は、1石に複数人の名前を記載することもできます。ただし、市職員による代筆を希望される場合は2名程度でお願いします。
⑥石垣整備で新規に補充する裏込石に記入するもので、松坂城跡に現存する石に書くことはできません。
⑦ご自身で裏込石を入れることはできません。また、入れる場所や時期の指定はできません。
⑧希望される寄附者様はお名前をホームページに掲載させていただきます。

寄附方法

松阪市内にお住まいの方

松阪市内にお住まいの方に制度上返礼品はありませんが、裏込石への記名はしていただけます。
緑色の「ふるさと納税で応援」ボタンから進み、お礼の品を選ばず、寄附額を10,000円以上にして手続きを進めてください。その際、備考欄に「石への名入れ希望」と必ず入力ください。

松阪市外にお住まいでお礼の品をご希望の方

下記に表示されているお礼の品ページから寄附手続きを進めてください。

記入会

■開催時期
令和4年10月15日~11月27日のご希望日【※月曜日及び11/4、11/24は除く】(時間 9:00~16:00)

■開催場所
松阪市立歴史民俗資料館(松阪市殿町1539 松坂城跡内)

■特典
①松阪市立歴史民俗資料館の入館料無料(記入会にお越しいただいた日限定)
②お土産(松坂城跡グッズ)をプレゼント【市外在住の寄附者様限定】
市職員による代筆対応の方へは、後日郵送します。

■備考
①代理の方による記入、または、松阪市担当者による代筆も可能です。
代理記入・代筆記入を希望される場合は、申込み後、松阪市文化課にメールでご連絡ください。
【松阪市文化課 Mail:bun.div@city.matsusaka.mie.jp】
②お越しの際は寄附者様ご本人(代理人記入の場合は、代理人様)の確認ができる身分証明書等を必ずご持参ください。
③開催期間を逃すと記名していただくことができません。

現在進捗情報はありません。

三重県松阪市

日本を代表するブランド牛「松阪牛」の産地であり、グルメのまちとして知られる三重県松阪市。お伊勢参りの行き来や江戸時代の物流の拠点としての宿場町、多くの豪商を生み出した商人のまちとして、長く賑わってきた歴史ある地域です。
松阪のまちを歩いてみれば、旅人たちで賑わった時代の雰囲気や、商人たちが商売繁盛を願い暮らした時代の名残のある建物があちこちに残されていて、当時の生活感や息づかいを感じる歴史文化を、まるでタイムスリップした気分で体験することができます。
2019年4月には新たな観光の拠点となる「豪商のまち松阪 観光交流センター」がオープンし、初めての松阪旅でも充実した市内観光を楽しめるようになりました。自然豊かな環境で生み出される「松阪牛」などの絶品グルメ、心穏やかに観光できる歴史スポット、お腹も心も満たされる「松阪まち歩き」にお出かけください。