【第3弾】雄大な自然と 頂へと続く道を守りたい。ー信州の山小屋応援プロジェクトー
カテゴリー:自然・環境
寄付金額 14,619,943円
目標金額:20,000,000円
- 達成率
- 73%
- 支援人数
- 478人
- 終了まで
- 受付終了
長野県(ながのけん)
寄付募集期間:2022年7月1日~2022年9月30日(92日間)
長野県

雄大で多様な表情を持つ信州の山岳は、多くの登山者の皆さまに愛され、支えられてきました。
登山が安全に楽しめるよう、山岳の自然を守り、登山道の維持管理を最前線で担っているのが、山小屋です。
新型コロナウイルスによる影響が長期化していることに加え、昨今の原油価格高騰により、昨シーズン以上に、山小屋の経営環境は厳しい状況が続いています。
山小屋の活動を支え、誰もが安全・安心な登山ができる環境を維持していくため、今年も継続して、クラウドファンディングにより寄付を募集します。
山小屋への、全国の皆さまからの温かい応援に感謝
長野県では、山岳の保全や安全安心な登山環境の維持に取り組む山小屋を応援するため、県による支援に加え、2020年、2021年とクラウドファンディングに取り組んできました。
ご支援いただきました皆さまに、改めてお礼申し上げます。
2年間で県内外から延べ1,399人、33,655,420円もの寄付をいただき、そのすべてを県内およそ130の山小屋に均等に配分することができました。
自然保護や登山道の維持管理、感染防止対策などに使っていただいております。
山小屋の方々からの感謝の声をご紹介します
ご寄付と応援メッセージありがとうございます。コロナ禍2年目もなんとか山荘を稼働、運営することができました。不採算な状態はぬぐえませんが、山の上にお越しになる登山者の皆さんの笑顔を見ると「開けていてよかった」と心が和みます。3年目も頑張って運営いたします。登山道整備、救急救助の体制の維持、環境保全、引き続き取り組んでまいります。
プロジェクトに寄せられた応援メッセージを拝読するにつれ、60年ほどの山小屋経営の重さや意義を改めて強く感じさせていただきました。これからも環境保全はもとより、登山者の癒しの山小屋であり続けるよう努めたいと思います。
寄付者の皆さまからいただいた応援が、山小屋の方々の大きな励みになっています。
山小屋の皆さまへの温かい応援をよろしくお願いします。
雄大な自然と 頂へと続く道を守りたい。
賑わいが戻ってきた信州の山々。
一方、山小屋の現状は・・

信州の山々に、少しずつ、登山を楽しむ人々の姿が戻ってきました。
思うように行動できなかった2年余り。
山に関わる全ての方々が心待ちにしてきた光景です。
そうした中、登山者の皆さんが安全安心に登山ができるよう、山岳の自然を守り、登山道の維持管理や遭難者の捜索・救助を最前線で担っているのが、山小屋です。
しかしながら、新型コロナ感染症に加え、原油価格をはじめとする物価上昇など新たな問題に直面しています。
期待を持って迎える今シーズンではありますが、山小屋の経営は一層の厳しさを増しているというのが現状です。
山小屋が行っている活動を知っていますか。
頂への挑戦を支える、縁の下の力持ち。

登山の途中、山小屋が見えると ”ほっ” とする方も多いのではないでしょうか。
山小屋は、登山者の皆さまを温かくお迎えすることはもちろん、皆さまが山頂へ到達するまでの道のりを無事に終えられるよう、登山道の補修、傷んだ橋の修繕などの登山道の維持管理を担っています。
また、美しい自然を守るため、放棄されたゴミの処理や、し尿処理などの衛生環境を整えています。
私たちが登山によって体感できる、心身のリフレッシュや登頂の達成感などは、山小屋の地道な活動によって保たれている部分があるのではないでしょうか。
無事に家に帰るために。
救助の補助も担う山小屋の役割

山の天気は変わりやすいもの。
登山計画を立てる際、山の天気予報を確認していても、いざ当日になってみると、登山の途中で悪天候に見舞われることはありますよね。
こういった場合に、緊急避難先として受入れてくれるのが山小屋です。
山小屋のスタッフさんから、登山に関してアドバイスを受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
山で働いているからこそ、山の危険を誰よりも理解しているのが山小屋のスタッフさんです。
また、万が一の遭難時、救助の補助活動も行っています。
遭難者の一番近くにいるのが山小屋です。山小屋のスタッフさんが遭難者の場所にいち早く駆けつけ、遭難者の状況を遭難救助隊に伝える役割を担うこともあります。
無事に家に帰れてこそ、楽しめる登山です。山小屋は、私たちが安全に登山できるよう、支えてくれる存在です。
山小屋の活動を支えるため、皆さまのご支援をお願いします。
変わる登山のかたち、山小屋の新たな挑戦
安心して山小屋に泊まりに来てほしい

新型コロナの感染拡大をきっかけに、日帰りできる山への登山や個人のテント泊の増加など、登山者の意識、登山の形態は変わりつつあります。
山小屋でも、そうした変化を捉えながら、登山者の安全安心を守り、快適に利用していただける方法を日々模索し実践しています。
山小屋について、「狭い部屋で相部屋」「雑魚寝」など、いわゆる「密」のイメージを持たれている方もいるかもしれません。
しかし、新型コロナの感染拡大をきっかけに、定員を削減して個々のスペースを確保し、ホテル以上に空間に余裕を持たせている山小屋もあります。
それ以外にも、テント需要の増加に対応するためにテントスペースを広げたり、野外記入台を設けたり・・
予約制の導入、平日と休日で宿泊料金を変えることで利用者数の平準化ができないか・・
ひとつひとつ課題に向き合いながら、前向きに、登山者の憩いの場づくりを進めています。
信州の山岳環境を守っていくために
一方で、宿泊定員を減らしたことに伴う収入が減少している中、新型コロナの感染対策や原油価格高騰による支出は増加しており、いずれ営業できなくなる山小屋が出てくるのでは、という不安の声も聞かれます。
山小屋の営業が困難になると、登山道の維持管理や衛生環境の維持等の活動も十分に行っていくことができなくなります。
この「信州の山小屋応援プロジェクト」をきっかけに、一人でも多くの方に山小屋が担う役割や取り組みを知っていただき、登山の際は、ぜひ山小屋へ足を運んでいただければ幸いです。
信州には約150の山小屋や避難小屋があり、信州の雄大で美しい山岳の保全に尽力し、登山者の皆さまの安心安全な登山を守るための活動をしています。
(信州の山小屋は、長野県公式ホームページの「山小屋情報ポータルサイト」からご覧いただけます。)
寄付金の使い道

皆さまからのご支援は、長野県の各山小屋へ均等に配分させていただき、自然環境の保全活動や登山道の維持管理、新型コロナウイルス感染症対策などに使わせていただきます。
※目標金額に達しなかった場合も、集まった金額を各山小屋へ配分させていただきます。
今プロジェクトの寄付に対してお礼の品はお送りしておりませんので、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
長野県知事 阿部 守一 からのメッセージ
山小屋は、登山者の宿泊や休憩の場所としてだけでなく、登山道の補修や遭難者の救助対応など、登山をされる皆様の安全や信州の山々の自然環境を守るため、日々活動をしていただいています。
しかしながら、新型コロナウイルスの影響などにより、山小屋の経営は厳しくなっており、こうした活動を続けることが難しくなっています。
このため、長野県では「信州の山小屋応援プロジェクト」を2020年に立ち上げ、継続して山小屋を支援し、信州の豊かな山岳環境を次世代に引き継いでいきます。
山を愛する全国の皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。
全国の自然や山を愛する皆さまのご支援をお待ちしています。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
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2023年01月31日 15:59
ご報告:寄付金を山小屋の皆様にお渡ししました
信州の山小屋応援プロジェクト寄付金を山小屋の皆様にお渡ししました。(R5.1.18)
ご寄付をいただいた皆様には改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
〇山小屋の皆様にお渡しした寄付金額等について
・山小屋数:124軒
・1軒あたり117,902円
〇山小屋の皆様から、寄付者の皆様へのメッセージ(一部抜粋)
・昨年に続きクラウドファンディングにご協力いただきありがとうございます。このご支援を無駄にしない様、山小屋として努力していきます。山小屋もコロナ影響で苦しい時期が続きましたがR4年夏頃から多くの登山を楽しむ方が増えてきたと思います。今回のクラウドファンディングのお金は登山道の整備、山小屋の備品等で利用させて頂き登山者の方の安全、快適に寄与できれば幸いです。
・本年度も皆様からの温かいご支援、誠にありがとうございます。当山荘では、登山道整備、遭難者の救助等、安全に登山できる環境を維持するために様々な事を行っています。しかしながらコロナ禍により、以前と比べ、ご宿泊される方が半分近くまで減少しております。本寄付金は当山荘の機能、および安全に登山できる環境を維持していくため、大切に使わせていただきます。改めまして心より感謝申し上げます。
・本当にありがとうございます。こんなに山が好き、自然が好きで、その中にある山小屋を大切に思っている方々が大勢いてくれて嬉しい限りです。コロナで以前の様に予約無しで来られたお客様を全て受け入れる事が出来なくなり完全予約制で収容人数を減らしての営業が3年続き、来年もか、と意気消沈していたところでしたが、応援してくださっている方々のために頑張らなければ!と元気をいただきました。
〇寄付金の使い道
登山道の整備資金への充当、山小屋のコロナ対策備品の購入、小屋の修繕 など
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2022年10月06日 09:52
寄付の御礼
この度は、【第3弾】信州の山小屋応援プロジェクトにご支援をいただき、ありがとうございました。
結果、470名余の方々から1,400万円を上回るご支援と、山小屋の皆さんへの励ましや信州の山岳への思いが綴られた心温まるメッセージをお寄せいただきました。
ご支援いただきました皆さまお一人お一人に、心より感謝申し上げます。
お寄せいただいた寄付金は、全額を、いただいたメッセージとともに信州の山小屋にお届けいたします。
当プロジェクトは今年で3回目の取組となりますが、今回の取組を通じて、山小屋の活動への理解と支援の輪が広がっていることを実感することができました。
重ね重ね、感謝申し上げます。
今後も、長野県では、登山者の方々や、山小屋をはじめとする事業者の方々の声をしっかりとお聴きし、
感染対策を含め、安全・安心な登山環境の整備に、一層尽力してまいります。もっと見るまだコメントはありません
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長野県
全国第4位の広い県土を有する長野県。
その8割を占める広大な森林は清らかな水や澄んだ空気を育むとともに、多様な生き物の生息場所となっています。
また、3000m級の山が15座、日本百名山が29座ある全国一の山岳県です。
こうした豊かな自然環境に加え、長い歴史の中で育まれた文化、全国トップレベルの健康長寿を実現するライフスタイルが国内外からも注目され、大都市圏からのアクセスの良さもあいまって、「移住したい都道府県ランキング」では3年連続で第1位に輝いています(NPO法人「ふるさと回帰支援センター」(東京)2019)。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
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投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。