諏訪国のルーツがわかるかも!?小丸山古墳出土品保存処理プロジェクト

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 477,000

47.7%

目標金額:1,000,000

達成率
47.7%
支援人数
26
終了まで
18
/ 90

長野県諏訪市 (ながのけん すわし)

寄付募集期間:2022年6月1日~2022年8月29日(90日間)

長野県諏訪市

プロジェクトオーナー

小丸山古墳は諏訪市にある1,400年前の後期古墳で、大刀や鈴、馬具など多様な金属製品が見つかっています。特に銀象嵌の装飾が施された大刀は、県内でもわずか20数例しか発見されていない大変貴重なものです。
これらの大切な資料を未来へ維持するため、金属製品の保存処理事業を実施していますが、すべての処理を終えるにはまだ多くの費用が必要です。このプロジェクトでは、より多くの資料の保存処理を実施し、その後の公開・活用へとつなげることを目的としています。

長野県諏訪市

諏訪市は人口約5万人、諏訪湖畔の標高は759mで都心へのアクセスも自然へのアクセスも良く、四季の移ろいを色濃く感じることが出来る高原湖畔都市です。
「日本のおへそ」とも言われる諏訪湖、諏訪大社上社本宮、霧ヶ峰高原、高島城、上諏訪温泉、天下の奇祭で有名な御柱祭や日本有数の規模を誇る諏訪湖祭湖上花火大会など、天与の自然と悠久の歴史文化等に恵まれた観光都市でもあります。
また、ものづくりの伝統が息づく先端技術産業の集積地でもあり、「東洋のスイス」とも呼ばれています。

GCFプロジェクト進捗情報一覧

現在進捗情報はありません。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

諏訪市の貴重な文化財を後世に!

古墳出土品の保存にご支援を!

「日本のおへそ」と呼ばれる諏訪湖や、美しい高原風景で名高い霧ヶ峰高原に代表されるように、諏訪地域の豊かな自然に多くの人々が魅了されています。それは私たちの先祖も例外ではなかったようで、市内には旧石器時代から近代にかけて多くの遺跡が確認されています。

「小丸山古墳」は、諏訪市の古墳時代を代表する後期古墳です。出土品からは武具や馬具、装飾品などが発見されました。中には、県内でも珍しい「銀象嵌(地金に彫りこんだ意匠に銀糸を嵌め込む工芸技法)」の装飾が見られる刀剣の鍔などがあり、文化財的価値があるだけでなくこの古墳の被葬者を考えるうえでも重要な資料となっています。
この古墳は諏訪市豊田地区に所在しており、同地区の平林八幡講の人々により発見されました。その時に見つかった遺物は、八幡講の宝として保管されたのち、諏訪市へと寄贈され現在に至ります。これらの資料は約1,300年もの間、地中に埋まっており、さらに発見されてから100年以上の月日を経ていることから、金属製品はサビに覆われ現在も劣化が進んでいる状態にあります。そのため最新の保存処理を実施し、諏訪市の代表的な文化財として未来へとつなげていくために、皆さまからのご支援が必要です。

2022年度保存処理予定の出土品(大刀5点)

出土品の維持には保存処理が必要

将来に残していくために…

サビや泥を除去する精密作業

小丸山古墳出土金属製品は、保存処理が行われないまま保管されていた資料としては比較的綺麗な状態ではあるものの、その多くがサビで覆われており、徐々に劣化が進んでいる状態です。諏訪市では2017年度より継続的に保存処理を専門の業者に委託し、サビの除去や防錆・脱塩処理を行っております。しかしながら、出土した金属製品の数が多く、保存処理には今後も多くの時間と費用が掛かります。2022年度には5点の大刀の保存処理を行いたいと考えています。

【事業の実施スケジュール】

2022年6~8月 :ガバメントクラウドファンディング募集開始
2022年6・7月 :出土品保存処理業務委託・処理開始
2023年3月:令和4年度保存処理業務完了・返還
2023年:令和4年度保存処理出土品展示(速報展)  
※小丸山古墳出土品保存処理事業は2017年から実施している継続事業です。

いただいた寄附金は、すべて小丸山古墳出土品の保存処理事業に活用させていただきます。

【目標金額】:1,000,000円

【目標金額に達しなかった場合】
目標金額に達しなかった場合も、いただいた寄附金はすべて小丸山古墳出土品保存処理事業の費用に充てさせていただきます。
※目標金額以上の寄附をいただいた場合、2023年度以降の小丸山古墳保存処理事業に活用します。

諏訪市が大事にしている文化財を未来に残していきたい

銀象嵌刀装具の修復前、X線撮影、修復後

旧石器時代から現代にいたるまで、多くの人々を魅了してきた諏訪地域では時代を問わず多数の遺跡が見つかっています。中でも旧石器・縄文時代には著名な遺跡もあり、市民をはじめ地域の人々にもよく知られています。

一方で、今回対象となる小丸山古墳をはじめとした古墳時代の遺跡については、素晴らしい遺物が見つかっているもののあまり広くは知られていません。保存処理事業と並行して実施した調査では、奈良の飛鳥寺から見つかっている当時最新式の甲冑とよく似たものが小丸山古墳の資料にあることなどもわかっており、今後も更なる発見が期待できます。地元の宝を守り伝えるだけではなく、新しい発見を通じて諏訪の「謎」を一緒に解き明かしませんか?
あわせて、保存処理を終えた際には、これまで展示できていなかった品々を皆さまにも見て頂く機会をご用意します。これをきっかけとして、市内のみならず市外・県外の皆さまにも小丸山古墳、ひいては諏訪市の歴史について知っていただければと思います。

諏訪市長 金子ゆかり

プロジェクトに賛同していただける皆さまへ

諏訪市長 金子ゆかり

小丸山古墳から出土した1,400年の時を超えた品々は、平林八幡講を中心とした地元の方々によって大切に守られてきました。現在、出土品とともにその思いは諏訪市へ引き継がれ、今も大事に保管をしています。
この古墳からは、貴重な装飾が施された大刀や、当時最新式の甲冑など、優れた副葬品も見つかっており、後の諏訪国のルーツとなるような古墳ではないかと期待が持たれています。
しかし、最初の発見から100年以上が経過し、出土した金属製品などは日々劣化が進んでいます。そこで今回のプロジェクトでは、劣化した金属製品の保存処理を加速し、諏訪の文化財を未来に継承し、今後考え得る新たな発見への可能性を守り、古代ロマンへの思いと資料を残すことを目的としています。
この使命に賛同を頂ける皆さまからの温かいご支援・ご協力をどうか宜しくお願い申し上げます。

保存処理事業に携わる方の思い

諏訪市博物館 児玉利一学芸員 

資料の価値と人々の思いを残し、伝えたい

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小丸山古墳出土品は、近年の調査研究によって新たなことが分かってきました。まず、諏訪市内では初となる銀象嵌装大刀(ぎんぞうがんそうたち)の確認です。大正時代の発見から100年を経て、精緻な文様が目視できる形となりました。小札甲(こざねよろい)については一領分があろうかという量がバラバラになった状態ですが、おおよその全体形が判明し、なおかつそれは類例のほとんどない珍しい形式であることが分かってきました。小丸山古墳と同時代の6世紀末に建てられた、奈良県明日香村の蘇我氏建立の飛鳥寺塔心礎(あすかでらとうしんそ)埋納品の小札甲などとの共通点がみられ、注目されます。
馬具は金銅装(こんどうそう)や銀装を含む3組以上が副葬されていた可能性があります。鉄地金銅装(てつじこんどうそう)の十字文透心葉形鏡板(じゅうじもんすかししんようけいかがみいた)は、「額田部(ぬかたべ)」氏族や推古天皇に関わりが深い馬具とされており、この点でも「蘇我氏」などとの関連が注目されます。
小丸山古墳が築かれた頃、日本はまだ各地の地方豪族が群雄割拠している時代ですが、中国大陸からは仏教が伝来し、また、ヤマト王権中枢(奈良・大阪周辺)では大王(天皇)を頂点とした中央集権的な国づくりに向かい始める、時代の転換期にあたります。小丸山古墳に葬られた主は、まさにこの転換期の諏訪地方の有力者であるとともに、ヤマト王権の有力氏族とも関わりをもつような、対外的にも活躍していた人物だと、出土品からは想像されます。今後さらに調査研究を進めることで、より具体的な人物像や他地域との交流関係が判明することが期待されます。

大昔調査会 高見俊樹さん

小丸山古墳の鈴の音を未来へ残すために

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諏訪市豊田地区の小丸山古墳は6世紀末頃に築造された当時の有力者のお墓です。大正8年に発見調査され数多くの副葬品が見つかりましたが、主要な出土品は東京国立博物館に収蔵され、その他の遺物は土地所有者の平林八幡講が保管することになりました。副葬品の一部を国が所有したことは、その学術的な価値に当時の中央学界も気づいていたことを示しています。又その後の中央道建設工事に先立つ発掘調査でもさらに多くの出土品が得られました。

小丸山古墳に葬られたのはどのような人であったのかは全く分かりません。しかし副葬品に武器や馬具が多く、またこれらの装飾も豪華なものであったことから、地域を治めていた有力な武人の長であることは間違いないように思います。その後の奈良時代以降において信濃が馬の産地として発展していくことを考え合わせると、古墳時代のお墓に馬具を副葬したことにも特別な意味があったような気がします。小丸山古墳出土品は、古代の諏訪に思いを馳せることができる貴重な国民市民共有の財産と言えるでしょう。

小丸山古墳から出土した一部考古遺物の管理が平林八幡講から諏訪市に移管された頃、私は教育委員会の職員として初めてこの古墳の副葬品の数々に接しました。まず驚いたのは、出土品にしては保存状態がかなり良く、鉄製の直刀はその硬さを保っており青銅製の鈴は音を鳴らすことさえ出来ました。奇跡的に良い条件で長く土中にあったことと、地元の方々がこれらの歴史的文化遺産を大切に保管されてきたことのたま物です。

しかしながら金属製品は必ず劣化が進行します。最新の技術による保存処理を施すことで劣化の進行を抑え、諏訪市の誇る文化財を末永く保存することができるのです。小丸山古墳の鈴の音を未来へ残すために、ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。

プロジェクトを応援する声

平林八幡講 平林大市さん

地域の宝が話し継がれていくように

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諏訪市豊田有賀地区、八ヶ岳連峰から諏訪湖までを一望できる所に小丸山はあり、頂上の八幡社は古くから平林八幡講の氏神として信仰されてきました。
大正時代、八幡社のお社の下から石材を採取しようとしたところ、武具や馬具、装身具などが出土しました。それにより、小丸山には古墳時代後期の横穴式石室をもった古墳があることが分かりました。諏訪市教育委員会の調査研究により、古墳の大きさ、また出土品のすばらしさから、地域を支配する今の県知事クラスの人の墓ではないかといわれています。
小丸山古墳は、中央道建設により姿を消し今では遺物のみが残っています。この工事の際に、平林八幡講の氏社も近くの山の麓に移しており、今年も氏子37家で御柱祭を行う予定です。
発見以来、平林八幡講所有の遺物は代々の世話人によって管理され、その後、諏訪市博物館に寄託して大切に保管されていました。のちに、諏訪市の有形文化財にも指定され、近年の再調査・研究により小丸山古墳の重要性が改めて判ってきたようです。

さて、2015年に諏訪市博物館の学芸員さんより、(平林八幡講から)預かっている小丸山古墳の出土品を見てくださいとの話があり、私と他2名で見させていただきました。
発見から100年を経て傷みが激しく、すぐにも保存処理をしないとさらに資料が劣化してしまうとの話がありました。しかし、保存処理をするには膨大な資金と年数が必要と分かり、平林八幡講の所有で無くなる寂しさはありましたが、諏訪市に寄贈して保存処理をお願いする事にしました。
今回の保存処理を通じて新たな発見が進み、これから先、調査、研究、講演会などで、小丸山の名が諏訪はもとより県内外でも重要な遺跡として話し継がれる事を望みます。

寄附者のみなさまへ

諏訪市からのメッセージ

ありし日の小丸山古墳

御柱祭や諏訪大社、霧ヶ峰、諏訪湖など、諏訪市には地元住民が市外・県外へ誇れる魅力がたくさんあります。遺跡などの文化財もその魅力の一つであり、後世まで残していくべき宝です。諏訪市の貴重な文化財を守るために、諏訪の誇りを継承していくために、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

また、諏訪地域の誇る風土・歴史・自然をぜひ皆様の目で見つけに来てください。
心よりお待ちしております。

関連発行物へ記名をさせていただきます

2023年度実施予定の小丸山古墳出土品保存処理事業についての速報展で展示するパネル等に、寄附をいただきました皆様のお名前を記載させていただく予定です。
(お名前の記載を希望されない方は、寄附お申し込みの際のアンケートでその旨ご回答ください)

お礼の品一覧

【注意事項】
※諏訪市内在住の方及び市内企業・団体の皆様には返礼品をお送りすることが出来ませんのでご容赦ください。