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まちの生活を支えるローカル線「養老線」を守りたい!

カテゴリー:まちづくり 

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寄付金額 3,502,000

10.3%

目標金額:34,000,000

達成率
10.3%
支援人数
178
終了まで
受付終了

岐阜県池田町(ぎふけん いけだちょう)

寄付募集期間:2017年7月1日~2017年12月31日(184日間)

岐阜県池田町

プロジェクトオーナー

◆養老線は、約100年前から住民の移動手段として地域を支えている、小さな田舎まちを結ぶローカル線。
◆この鉄道がいま、人口減少などにより毎年約10億円もの赤字が発生し、存続の危機に瀕しています。
◆養老線がなくなるとまちの住民たちは生活ができなくなります。特に通学の子供達は隣市町の高校に通えなくなり、未来の選択肢が狭まります。
◆住民の生活の足を守るため、子供達の未来を守るため、「養老線」の存続にご協力をお願いいたします。

子どもや高齢者の「大切な移動手段」地域の鉄道をまもる

養老線は、小さな田舎まちを結ぶローカル線。岐阜県揖斐川町から池田町を通り、三重県桑名市までの27駅、全長57.5キロを結びます。揖斐川(いびがわ)や養老山地の麓を走り、沿線には多度大社や養老の滝があります。この田舎の小さなローカル鉄道は、約100年前から住民の大切な移動手段として地域を支えています。

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その利用客は、学生を中心に地元のおじいさんやおばあさん、お父さんやお母さん、そして子供達。通勤や通学、通院や買物など、日々の生活には欠かすことのできない地域の鉄道です。

その養老線がいま、存続の危機に瀕しています。人口減少やマイカーの利用により年間利用客が、最高時の約1330万人から600万人に落ち込み、毎年約10億円もの赤字が発生しています。この鉄道がなくなるとこれまで通りのまちの住民たちの生活に大きな支障をきたします。特に通学の子供達は隣町の高校に通えなくなり、未来の選択肢が狭まります。

池田町は、住民の生活基盤を守るため、子供達の未来を守るため、「養老線」の存続を目指します!

≪池田町からこれまでのお礼と改めてのお願い≫

2016年5月16日~12月31日、230日間にわたってご協力をお願いしました前回のプロジェクト「まちの生活を支えるローカル線『養老鉄道』の存続を目指す!」に対し1068万9377円ものご寄附を頂いた615人の方へ、岐阜県池田町から感謝を申し上げます。

大変ありがとうございます。
予想以上の反響で、応援メッセージも多数頂き、あらためて感謝申し上げます。

昨年度(2016年度)、ふるさと納税の使い道指定の寄附と、GCFプロジェクトへのご支援を合わせて養老線の存続を目指す事業に大変多くの寄附金をいただきました。
皆様から頂いた寄附金は、養老鉄道存続補助金や、平成29年度にスタートする養老線を運営する一般社団法人「養老線管理機構」の運営に使わせていただきます。

また、GCFを始めたことにより、新聞社やテレビ局からも注目され、その報道を見た方から寄附いただけるようになりました。
町内の方も「養老鉄道の実情が分かった」ということで、町外の親戚知人にPRしていただけるようになりました。
おかげさまで、「養老鉄道の池田町」が少しずつながら全国に浸透しはじめたと手応えを感じています。

このプロジェクトは「施設を建てる」あるいは「イベントを行う」という性質のものではなく、「鉄道を存続する」という果てしない事業で、これが終わる事のない様にして行きたいです。
皆様の浄財が一つの町を救っていると言っても過言ではありません。引き続き皆様のご支援をよろしくお願いします。

養老線存続に向けて新たな取り組みも

地域住民の大切な移動手段として「町の生命線」であるこのローカル鉄道は、地域の草の根運動の甲斐あって、新たなファンも獲得しつつあります。

■鉄道好きな男の子(高橋秀歩君)によるワークショップ

養老線の存続は通学手段として使っている生徒にも関わってくる大切な問題でもあり、まちの将来を考える生きた教材として取り上げられています。

高橋秀歩君は鉄道好きな池田町の中学生。小学3年生のとき、学校の授業で養老鉄道の危機を知り、夏の自由研究はそのことについて調べました。以来、毎年自由研究は続き、池田町長をはじめ、関係者へのインタビュー、養老鉄道への取材、街のワークショップへの参加など、積極的に活動し取材をして研究資料で200ページ以上のボリュームになりました。

その継続と内容の良さが認められ、町のまちづくり講座の講師に抜てきされるまでになりました。また、このことが大手情報サイトのトップページに掲載され、大阪や栃木からの参加者もあり、また、申込多数のためお断りをするほどでした。

高橋君は自由研究のために全国のローカル鉄道関係者にもインタビューを敢行。猫のたま駅長で有名な和歌山電鉄貴志川線では、乗客数250万人の目標達成には地元の人が1年間に4回乗れば可能になると「あと4回切符」の発行などのキャンペーンを実施して乗客増を図っいる計画を聞き、この発想を使って、養老鉄道では沿線の各自治体から毎年約1億円の経費を出すことになるので、単純計算すると池田町では町内の大人2万人が2か月に1回、池野-大垣間(運賃360円)を往復すれば達成できる、と今すぐ、みんなでとりかかれる提案をしました。

高橋君も、養老鉄道存続のために自分ができることを考えて、町内3つの駅を月に一回掃除しています。自分にできること、地域のみんなでできることなど少しずつみんなで手をかけることが大切というメッセージになっています。

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■身近な題材として授業で取り上げられ、子どもたちからも反響

岐阜市の青山中学校の奥田先生は地方創生とふるさと納税を題材に、全国のガバメントクラウドファンディングの4つのプロジェクトのうち、どれに寄附したいかを聞くという研究授業が行われ、近くにある養老鉄道のプロジェクトへも理解が進むうちに生徒たちの得票を集めました。「大人は存続の危機を知っているが、子どもは知らないのでもっと周知した方がいい」という意見が出ました。

養老鉄道がまちに観光客を呼び込む

このローカル鉄道は、地域住民の大切な移動手段としてだけではなく、小さな田舎まちに観光客を呼ぶ大きな役割を果たしています。

■薬膳列車

養老鉄道では、平成21年3月から美味しく食べて元気になる「薬膳列車」を運行しています。窓の外に広がる里山風景を眺め電車にゆられながら、地元で採れたチカラのある食材を使った四季折々の本格的な薬膳ランチを楽しめます。

また、食事とともに趣向を凝らした楽しい寸劇もみられ、首都圏からも多くの利用客が訪れます。観光客が増えることによって、周辺地域の活性化も進み、まちが元気になります。

■サイクルトレイン

サイクリング愛好者や地域の利用者のため、電車内に自転車をそのまま持ち込める「サイクルトレイン」を運行しています。乗車券のみで自転車と乗車することができ、土日祝日はすべての列車がサイクルトレインになります。また、多度駅、駒野駅、養老駅、西大垣駅、揖斐駅の5つの駅で自転車の無料レンタルもしています。多度大社や養老の滝など沿線の名所旧跡を巡り、のどかな里山風景を堪能できる自転車旅行が楽しめ、県内外から多くの利用客が訪れます。

また、池田町ではお隣の揖斐川町と連携し、両町の自然、文化、歴史、食を体験し、楽しんでいただくため、自由自在に観光スポットを周遊できる交通手段として、「電動アシスト付きレンタサイクル(有料)」を道の駅池田温泉、揖斐駅、池野駅で利用できます。

まちの人々の協力

左:池田町「美濃本郷駅」の清掃活動 右:池野駅イルミネーション

長い間地元住民に愛され大切に守られてきた養老鉄道。乗客が気持ち良く鉄道を利用できるように、まちの有志が駅やホーム、駅前広場の清掃や花壇を管理し、いつもとてもきれいな状態です。また、駅を彩るイルミネーションで飾り付けを施し、毎年12月に点灯式も行われます。

「養老鉄道」存続の危機

■鉄道施設は近鉄が保有のまま、運行は近鉄子会社へ

1913年に初代養老鉄道が養老・池野間を開通。1919年に全線開通し、その後運営主体の変更を数回経て、1944年に「近畿日本鉄道養老線」となりました。

近年の交通形態の変化に伴い、厳しい経営状態が続きました。

そのため近鉄は2007年に鉄道設備を継続保有したまま、列車の運行は新たに設立した100%子会社の「養老鉄道」に任せる「上下分離方式」に移行。地域より路線の存続を望む声を聞いた沿線自治体は、赤字の養老鉄道に金銭的支援を毎年行ってきました。

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■そして運行は近鉄子会社のまま、鉄道施設は自治体保有に

運行ダイヤの見直しなどの経営努力の結果、養老鉄道は初年度の赤字を9億円に抑えましたが、毎年10億円前後の赤字が続いています。その赤字補填を続けてきた親会社である近鉄は、沿線自治体が鉄道施設の保有と管理を行う「公有民営方式」への移行を提案。

沿線7市町(大垣市、桑名市、海津市、養老町、神戸町、揖斐川町、池田町)が協議に協議を重ね2017年、沿線7市町などが鉄道を運営する新法人「一般社団法人養老線管理機構」が設立され、近鉄から車両や鉄道施設の無償譲渡を受けます。そして、養老鉄道はこの管理機構から鉄道施設などを借り、引き続き列車の運行を担当します。今後近鉄は養老鉄道の赤字補填は実施せず、毎年赤字は池田町を含む沿線自治体がすべて補填することとなります。現在、この方法が行えるように、国と協議をしています。

小さなまちの大きなチャレンジ

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池田町は、まちの生活を支えるこのローカル鉄道の存続していきます。

平成28年度は、養老鉄道の赤字等へ約8,000万円を補助や負担をいたしました。平成29年度は、近鉄からの赤字補填がなくなることから、平成29年度で7,000万円強、平成30年度で1億円、と、以降の池田町の補填額は1億円を超えていくことが予想されます。池田町は人口約2万4千人の小さなまち。元々税収の少ない池田町が毎年この金額すべてを町費で賄うことはとても難しいのが現状です。

そうした事情から今回引き続きクラウドファンディングで皆様からのご協力をお願いすることになりました。地域住民の大切な移動手段となり、まちの生活を支えるローカル線。そして田舎の小さなまちに観光客を呼んでくれるローカル線。この「養老線」の存続のため、温かいご支援をお願いいたします。皆様からの寄附金は、養老線の運営のために大切につかわせていただきます。

■「いけだ」のまちづくり

「まちづくり工房『霞渓舎』」は、養老鉄道の池田町を走る区間にある3つの駅のひとつ、無人駅の池野駅駅舎に平成29年4月、開設されました。

池田町で町民と役場が一緒に取り組んで様々なプロジェクトが具現化し、新たな人のつながりや、これまでになかった活動が始まっています。こうした動きが続くように、何かを始めたい人が集まることができる場所が必要になってきました。
「霞渓舎」は何かできることでまちづくりに関わりたいという学生、主婦、会社員などさまざまな立場の方たちが集い、交流できる場所です。フリースペースは、講座・体験、物産品販売、イベント等さまざまな活動に活用されています。

また、池田町では多くの方に利用していただけるよう、養老線に関するプロジェクトも企画されています。

お礼の品

ご支援いただいた皆様にお礼の品をお送りいたします。池田町自慢の特産品をぜひご家庭でお楽しみください。

現在進捗情報はありません。

岐阜県池田町

池田町は、木曽三川によって形成された広大な濃尾平野の最北端に位置し、西に924メートルの池田山を背負い、森林の総面積は町の総面積の1/3を占めている。 東は神戸町、南は大垣市、西は垂井町、北は揖斐川町に隣接し、町の中央は国道417号線が南北に横断しており、大垣に12キロ、岐阜市へ20キロの位置にある。
池田山の東の斜面には緑の茶畑が広がり、暖かい日差しを受けて良質のお茶が育っている。このお茶の花が池田町の花である。また、池田町の木はヤマザクラです。特に霞間ヶ渓(かまがたに)の桜は全国的に有名で、国の史跡名勝・天然記念物であり、全国の桜百選に指定されている。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 養老鉄道応援しています。

    2017年12月31日 16:23

  • 養老鉄道に乗りに行きました。少ない額ですが、応援したく思います。

    2017年12月26日 5:50

  • がんばれ!養老鉄道!!また遊びにいくぞ!!

    2017年12月24日 15:58

  • 養老鉄道を応援します

    2017年12月24日 13:59

  • 先日、養老鉄道で大垣から桑名に行きました。今度は池田町にも行ってみたいです(=^・^=)

    2017年12月21日 10:26

  • 池野駅に今度行ってみたいです。

    2017年12月16日 19:28

  • 養老線は会社の前を通っていてたまに利用しています。ノスタルジックな雰囲気が貴重な路線なのでこれからも存続を応援しています。微力ながら活動に協力したいと思い、寄付しました。

    2017年12月16日 13:58

  • 若い時にお世話になった
    養老線、是非 存続させてください。

    2017年12月14日 16:11

  • これからも養老線存続のためにがんばってください!

    2017年12月13日 15:48

  • 養老線存続を願っています!

    2017年12月13日 6:33

  • 私は高校の通学にこの鉄道を使ってました。
    揖斐線の池野駅から大垣までです。
    テレビで偶然池田町故郷納税の鉄道支援を視て懐かしく、感じ応援したくなりました。

    2017年12月12日 15:50

  • 昨年に引き続き、参加させていただきます。

    わずかな額ではありますが、養老鉄道存続のお役に少しでも立てれば幸いです。

    2017年12月11日 21:34

  • 養老鉄道は一度乗りに行ってみたいと思っています。近鉄の古い電車も乗ってみたいです。

    2017年12月10日 19:14

  • 養老鉄道のある風景を見ると、懐かしいような気分になります。いつまでも地域の足として、そして、観光客の訪問する楽しみのためにも存続して欲しいと思います。頑張れ!養老鉄道。頑張れ!池田町。

    2017年12月8日 22:04

  • 寄付金額が少なくて申し訳ないですが、養老鉄道の活性化と存続に役立ててください。

    2017年12月7日 11:56

  • 頑張れ養老鉄道!

    2017年12月6日 22:47

  • ぜひ、頑張ってください。

    2017年12月6日 22:17

  • 微力ながら今年も応援します。

    2017年12月3日 20:05

  • 三重県の桑名でよく見かけた養老線の赤い電車。乗るチャンスは無かったけど、心惹かれる小さな赤い電車。 今度、絶対行く。
    がんばろう。

    2017年11月29日 21:51

  • 是非、養老線を存続させてください。応援しています。

    2017年11月22日 22:22

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