高知県起震車更新プロジェクト ~南海トラフ地震の揺れを体験しよう!~
カテゴリー:まちづくり
寄付金額 4,987,000円
目標金額:2,000,000円
- 達成率
- 249.3%
- 支援人数
- 39人
- 終了まで
- 受付終了
高知県(こうちけん)
寄付募集期間:2021年11月22日~2022年2月19日(90日間)
高知県
南海地震はこれまでおおむね90年~150年の周期で発生し、高知県は繰り返し大きな被害を受けてきました。1946年(昭和21年)に発生した昭和南海地震から今年で75年となり、今後の発生確率は30年以内に70~80%と、年々切迫度が高まっています。
高知県では、県民の皆さまが地震の揺れを体験し、地震について理解を深め、備えの力を高めていただくために、起震車を2台保有し運用しておりますが、購入から12年が経過した1号車は経年劣化が著しく、更新が必要となっています。
今回、起震車の更新についてクラウドファンディングを実施します。皆様の温かいご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
高知県起震車更新プロジェクト ~南海トラフ地震の揺れを体験しよう!~
自然災害とたたかってきた高知県
台風の常襲県
高知県は全国有数の多雨地帯であり、1998年の「'98高知豪雨」や2018年の「平成30年7月豪雨(西日本豪雨)」では死傷者が発生し、県内の多くの地域に甚大な被害が生じました。また、台風の上陸も多いため「台風の常襲県」と呼ばれ、洪水・波浪・暴風でも大きな被害を受けてきました。
※台風の本県への上陸数は全国2位(統計期間:1951年~2020年台風第2号まで気象庁ホームページより)
このように自然災害の多い高知県で、さらなる甚大な被害をもたらすと想定されているのが「南海トラフ地震」です。
南海トラフ地震とは?
今後の発生確率は30年以内に70~80%
南海トラフ地震は、静岡県沖から宮崎県沖の南海トラフ及びその周辺の地域のプレート境界を震源とする大規模な地震のことをいいます。高知県沖を震源とする南海地震は東南海地震、東海地震とともに南海トラフ地震の一つに数えられます。
過去の南海地震は、これまでおおむね90年から150年ごとに発生してきました。前回の昭和南海地震(1946年:昭和21年12月)の発生から今年で75年となり、今後の発生確率は30年以内に70~80%と、年々切迫度が高まっています。
昭和南海地震による高知県内の被害
高知県や西日本各地に大きな被害をもたらした昭和南海地震のマグニチュードは8.0で、高知県の沿岸には4~6メートルの津波が押し寄せ、大きな揺れと津波により679人が死亡・行方不明、1,836人が負傷した他、4,846戸の家屋が全壊・流出するなど、大きな被害をもたらしました。
最大クラスの地震が起きれば
また、発生頻度は極めて低いとされていますが、想定震源域全体を震源とする最大クラスの地震が起こる可能性もあり、最大クラスの南海トラフ地震が発生した場合の高知県内の被害は以下のように想定されています。(2013.5. 高知県公表)
【想定される主な被害】
全壊・消失建物棟数 : 約153,000棟
負傷者数 : 約36,000人(うち重傷者数約20,000人)
死傷者数 : 約42,000人
断水人口 : 約575,000人(給水人口の約82%)
停電軒数 : 約521,000軒(停電率約99%)
避難者数 : 約438,000人
※地震・津波の設定
揺れ:高知県の直下で強い揺れが発生するケース
津波:四国沖で大きな津波が発生するケース
※時間・条件の設定
時間帯:冬深夜
住宅の耐震化率:74%
津波早期避難率:20%
起震車を活用した地震への備え
高知県の南海トラフ地震対策
南海トラフ地震により甚大な被害が想定されている高知県では、県や市町村、事業所をはじめ県民それぞれの立場で実施すべき具体的な取組をまとめた「南海トラフ地震対策行動計画」を作成し、「命を守る」「命をつなぐ」「生活を立ち上げる」対策の3つのステージごとに取組を進めています。2009年度から取組を始めた行動計画は、現在第4期(2019年度~2021年度)にあたり、公共施設の耐震化やブロック塀対策、津波避難空間の整備を概ね完了し、要配慮者支援対策、臨時情報などへの対応を重点的に進めています。
【第4期南海トラフ地震対策行動計画の全体像】
地震の揺れを疑似体験できる「起震車」
このような様々な取組の中で、県では、地震防災対策の啓発、訓練活動の一環として、地震の揺れを疑似体験していただき、地震災害に対する日頃の備えを充実させることを目的に、起震車による揺れ体験を実施しています。
起震車は県民が地震による大きな揺れを体験できる県内唯一のツールとして、小学校高学年及び中学校の生徒に3年間で少なくとも1回は揺れを体験してもらうために2台体制で運用しています。また、市町村や自主防災組織が行う防災訓練やイベント、企業などへも派遣し、年間3万人以上の方々が体験し、年間の稼働日数はのべ350日を超えています。(2019年度、2台合計)
【起震車の特徴】
〇体験室
起震車内にある部屋が揺れることで、地震を体験することができます。
最大同時に4名まで体験可能です。
〇地震の再現
震度別(震度2~7)に揺れを発生できます。また、過去に発生した昭和南海地震や兵庫県南部地震、東北地方太平洋沖地震の他、南海トラフ地震(想定されている最大クラス)など全10種類の揺れが体験可能です。
〇外観
起震車の車体には、やなせたかし先生に作成いただいた「高知県防災キャラクター」が描かれており、利用者の皆さまに親しみやすくなっております。
起震車を実際に利用した方々からの感想
・自分の予想を超えた揺れが体験できた。(小学生)
・びっくりするぐらい怖かった。(小学生)
・震度7の恐怖がよく分かった。地震がおきたら、自分の身を守れるように頑張りたい。(小学生)
・地震の揺れのすごさ、怖さを学べた。(県内美容関係の団体)
・実際の揺れを体験することで、これからの自分の身の守り方がよく分かった。(一般の方)
寄附金の使い道
今回のクラウドファンディングでは、起震車をはじめ、本県の南海トラフ地震対策の取り組みを全国の皆さまに広く知っていただき、応援いただきたいとの思いで、挑戦することとしました。目標額を200万円と設定し、皆さまからの寄附金を起震車の更新費用の一部に活用させていだきます。
※目標金額に達しなかった場合も、いただいた寄附金を本プロジェクトに充当し有効に活用させていただきます。
寄附者の皆さまへ
高知県知事 濵田 省司
高知県では、年々切迫度が増している南海トラフ地震の発生に対し、「高知県南海トラフ地震対策行動計画」を策定し、ハード・ソフト両面から様々な対策を進めてきました。地震対策には、堤防の耐震化や津波避難空間の整備、避難所や医療救護体制の確保などの公助としての取り組みが大切なのはもちろんですが、県民の皆さま一人ひとりに地震の揺れについて知っていただき、それぞれが命を守る力を高めていいただくことも非常に重要になります。
皆さまには、大きな揺れを体験することができる県内唯一のツールとしてご好評いただいております起震車の更新にご賛同いただき、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
お礼の品のご紹介
5,000円以上の寄附をしていただいた高知県外にお住まいの方に、寄附金額に応じて返礼品をお送りします。下記の返礼品からお選びください。
現在進捗情報はありません。
高知県
高知県は、輝く太陽のもと、黒潮打ち寄せる変化に富んだ海岸線をはじめ、四万十川に代表される清流や緑深い山々など、美しく豊かな自然に恵まれています。
あわせて、坂本龍馬や吉田茂など、数多くの先人・偉人を輩出してきた歴史と風土があります。
高知の自由で豪快な気風は、「いごっそう」や「はちきん」と呼ばれる、おおらかな中にも芯の通った県民性を育み、アイデア豊かな土佐人の知恵と行動力は、こだわりのある園芸作物や産業技術を生み出しました。また、「よさこい祭り」に代表される個性豊かな地域の文化を発展させてきました。
こうした高知の良さを生かしながら、高齢者も子どもたちも、働き盛りの方々も、互いに心の絆を保ちつつ、将来に希望を持って暮らせる、そして県外の方々からも「ぜひ行きたい」「ぜひ住んでみたい」と思っていただける高知づくりを目指してまいります。
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