すべての命を救える未来へ!犬猫サポートプロジェクト~人とペットの共生するまち・なごやに向けて~
カテゴリー:動物
寄付金額 10,030,000円
目標金額:10,000,000円
- 達成率
- 100.2%
- 支援人数
- 169人
- 終了まで
- 受付終了
愛知県名古屋市 (あいちけん なごやし)
寄付募集期間:2021年11月1日~2022年1月30日(90日間)
名古屋市健康福祉局

<すべての犬猫の命を救える10年後を見据えて>
名古屋市は「人とペットの共生するまち・なごや」の実現に向け、「名古屋市人とペットの共生推進プラン」における令和11年度までの目標に「犬猫の殺処分ゼロの達成・維持」を掲げています。
名古屋市では犬は平成28 年度に達成した殺処分ゼロを維持し、猫においても殺処分ゼロの達成を目指しています。
これらの目標達成に向け「目指せ殺処分ゼロ!犬猫サポート寄附金」を活用し、新たにTNR活動の支援や譲渡犬猫の飼主への支援など、犬猫の収容頭数を減らし、譲渡頭数を増やすための様々な施策を進めています。
今後も犬猫の「いのち」を守る取り組みを推進し、一頭でも多くの犬猫の命を救うとともに、犬猫による迷惑をこれまで以上に減らし、「人とペットの共生するまち・なごや」を実現すべく取り組んでいきます。これらの殺処分ゼロを目指す様々な取り組みを継続していくために、多くの方の寄附金が必要です。
私たちは、目の前の犬猫を譲渡して命を救うだけでなく、動物愛護センターに来てしまう不幸な犬猫を減らし、殺処分がない未来を目指します。皆様の温かいご支援をお願いいたします。
愛知県名古屋市
名古屋は、伊勢湾の湾奥部に面し、木曽三川により形成された広大な濃尾平野の東に位置しています。また、日本のほぼ中央に位置し、東京からは約260km、大阪から約140kmの距離にあり、鉄道や幹線道路の結節点として交通の要衝となっています。
そして、国内有数の国際貿易港である名古屋港を抱え、伊勢湾には名古屋港のほか四日市港などの大規模な貿易港があり、伊勢湾岸沿岸部にはコンビナート、工場、倉庫などが集積しており、経済や海上物流の一大交易圏となっています。
GCFプロジェクト進捗情報一覧
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犬猫の命を救う取り組みってなに?

動物愛護センターには、飼主から引き取られた犬猫、迷子の犬、のら猫が生み捨てた子猫や路上で負傷した犬猫などが収容されます。一頭でも多くの犬猫の命を救うため、新たな飼主と出会えるまでの間、ミルクが必要な子猫へのきめ細やかな世話、咬みつき癖を改善するトレーニングや病気の治療に精一杯取り組んでいます。また、多頭飼育崩壊の防止やのら猫の避妊去勢手術の推進など収容頭数を減らす取り組みにも力を入れています。
寄附するとどうなるの?

皆様からのご寄附は、フード、薬品などの購入費、譲渡ボランティアへの支援のほか、のら猫の避妊去勢手術や譲渡会の開催、収容動物の避妊去勢手術、譲渡犬猫の飼主への支援(ワクチン補助・避妊去勢手術)など犬猫の命を救う取り組みに活用させていただきます。
犬猫の殺処分の背景にある社会問題
動物愛護センターに収容される犬猫たち

動物愛護センターには、飼主から引き取られた犬猫、迷子の犬、のら猫が生み捨てた子猫や路上で負傷した犬猫などが収容されます。
譲渡による懸命な努力

動物愛護センターでは、犬猫の殺処分をなくすために、譲渡ボランティアの献身的な協力のもと、収容された犬猫が新たな飼主と出会えるよう懸命な努力をしています。しかし、令和2年度は、依然として重篤な感染症や治療の見込みがない等の理由により、63頭の猫を殺処分せざるを得ませんでした(犬は平成28年度に殺処分ゼロを達成)。
のら猫が生み捨てた子猫たち

猫の殺処分ゼロのためには、収容頭数を減らす必要があります。猫の収容頭数は犬と比較し非常に多く、令和2年度では犬115頭に対し、猫1,120頭で、そのうち733頭がのら猫が生み捨てた子猫でした。のら猫の繁殖を防止することが収容頭数を減らすためには最も重要です。
助けることが難しい多頭飼育崩壊の猫たち

多数の犬猫を飼育継続することが困難となる、いわゆる「多頭飼育崩壊」が発生しています。多頭飼育崩壊は、猫による事例が多く、ひとたび発生すると一度に多数の猫を収容しなければなりません。そのうえ、多頭飼育崩壊で収容される猫は十分な世話がされていないケースがあるため、病気や人への攻撃性などの理由により譲渡が厳しく、救うことが困難な場合があります。
目指すビジョン
私たちは譲渡の推進と収容される犬猫を減らす取り組みによって、動物愛護センターに収容された犬猫の殺処分ゼロを目指します。そしてその先には、最期まで犬猫が飼主と共に暮らし、動物愛護センターに来てしまう不幸な犬猫がいなくなる未来を目指しています。
すべての犬猫の命を救う未来につながる「本気の」取り組み

名古屋市の取り組みが、どのように殺処分ゼロが達成・維持される未来につながるのか、取り組みとその結果を段階ごとに表した「ロジックモデル」を作成しています。
譲渡頭数を増やすためのロジックモデル
譲渡を推進するためには、①動物愛護センターの救命率(収容された犬猫のうち譲渡・返還された犬猫の割合)の向上と②譲渡ボランティアから譲渡される犬猫の頭数が増えることが必要です。

小さな命を救う努力

離乳前の子猫は1日何度も哺乳を行う必要があります。さらに、体調を崩しやすいため、きめ細やかな体調管理や治療が必要で、多くの時間と手間が必要です。名古屋市では、このような子猫も365日、獣医師、世話を行うスタッフやボランティアが譲渡できる状態に育つまでしっかりケアしています。
譲渡犬猫の飼主への支援

動物病院を訪れていただくきっかけを作ることで、獣医師の先生から様々なアドバイスを受けながら、犬や猫を安心して飼育してもらえるように、動物愛護センターが保護した犬猫の新たな飼主となっていただいた方に対して、ワクチン接種補助と避妊去勢手術が受けられる診療券をお渡ししています。令和2年度には、374頭の犬猫(犬4頭、猫370頭)の避妊去勢手術と、184頭の犬猫(犬3頭、猫181頭)へのワクチン接種費用の支援を行いました。
譲渡ボランティアへの支援

令和2年度は、犬47頭、猫671頭がボランティアに譲渡され、新たな飼主へとつなげられています。彼らの活動を支援するため、犬と猫のフードやおやつ、子猫用ミルク、ペットシーツを提供するほか、マイクロチップの装着、マイクロチップリーダーの提供といった支援を行いました。また、公益社団法人名古屋市獣医師会や動物愛護センターなどの会場で、合計17回の譲渡会を開催し、173頭の保護犬猫に新たな出会いが生まれました。
もう一度人と一緒に暮らすために~猫に寄り添う心のケア~

動物愛護センターに来たばかりの猫は、今までと違う不慣れな環境にパニックになり、攻撃性が高くて触ることもできないことがあります。動物愛護センターでは毎日その猫の状態に合わせて接し、このような猫が新しい家族と暮らせるように、時間をかけて心のケアを行っています。
収容頭数を減らすためのロジックモデル
のら猫の繁殖を防止するためには、まずのら猫の避妊去勢手術を進める必要があります。またそれだけではなく、手術をされていない猫が遺棄されないようにすることが必要です。
犬猫の飼主は避妊去勢手術を行い、適切に飼い続けられる頭数を守ることで多頭飼育崩壊を防止する必要があります。

動物愛護センターに収容される猫を減らすために
名古屋市では、TNR活動と地域猫活動を支援するため、動物病院での避妊去勢手術費用の支援を行っています。
詳しくはこちらの名古屋市公式HPをご覧ください。「のら猫に対する取り組みについて」

(1)TNR活動とは
のら猫を捕獲(Trap)し、避妊去勢手術を実施(Neuter)した後に元の場所に戻す(Return)活動です。のら猫の頭数を抑制する人道的な方法として国内で広く行われています。町中で見かける猫の耳の先がV字カットされていたら、それが手術後の猫の目印です。令和2年6月からTNR活動の支援制度を開始し、この制度で市民ボランティアの方々により1,606頭ののら猫(メス993頭、オス613頭)の避妊去勢手術が行われました。
(2)地域猫活動とは
TNR活動に加え、その猫が寿命を全うするまで周辺住民の十分な理解のもとに、適切なエサやりやフン尿の片づけなどを行う活動です。
多頭飼育崩壊をなくすために

多頭飼育崩壊は、動物愛護センターに相談が入ったときには犬猫の数が既に30頭以上になっているなど、本人の努力ではどうにもならない状況に陥っていることがほとんどです。そこで、多くの犬猫を飼っている方を事前に把握するため、令和2年10月から多頭飼育届出制度を開始しました。
さらに、そうした飼主を把握するだけでなく、増えすぎた犬猫の新たな飼主を探したり、飼主に適切な飼い方の知識を伝えたりすることで飼主を支援する窓口として、令和2年6月に「名古屋市人とペットの共生サポートセンター」を開設しました。
「名古屋市人とペットの共生サポートセンター」について詳しくはこちらの公式ウェブサイトでご紹介しています。
多くの人と手を取り合い、殺処分ゼロを目指します!
殺処分ゼロを達成・維持するためには、行政だけでなく犬猫を飼っている人やのら猫に関わる人を含む、すべての関係者が協力・連携して社会を変えていく必要があります。
そのために名古屋市は啓発や譲渡の努力を行うだけでなく、これら犬猫に関わる様々な関係者の協力・連携を推進するため、①殺処分ゼロに向けた計画の提示、②協働事業のための場づくり、③協働先への支援の役割を担っていきます。

動物愛護センター職員からのメッセージ

私は獣医師として、動物愛護センターで犬猫の治療や譲渡に携わっています。初めて勤務した平成24年度当時は、子猫を助けることはできても、成猫は新たな飼主が見つかりにくいという理由から殺処分せざるを得ないことがほとんどでした。助けられるのは成猫よりも子猫や犬、そのような子猫や犬でも殺処分があるのが日常でした。
現在では多くの譲渡ボランティアの方々による努力で譲渡数が増え、負傷した成猫でも治療して助けられるようになりました。攻撃性が高く、毎日の投薬が難しい犬猫に対しても、以前では充分に買えなかった持続期間の長い抗生剤を使い、治療して譲渡できるようになりました。こうした変化は、寄附金による譲渡ボランティアさんへの支援や医薬品の充実のおかげです。
私たちは収容された犬猫を助けるために精一杯努力します。しかし犬猫にとっては、飼主と別れて動物愛護センターに来てしまうことが一番辛いことです。大切にケアした犬猫が、新たな飼主と最期まで暮らすことを願って、「この子のことをよろしくお願いします。」と心を込めて譲渡しています。こうした犬猫を今後も救っていくため、動物愛護センターの応援をどうぞよろしくお願いします。
離れた場所でも身近な存在である犬猫を救うことができます。一緒に彼らを救う仲間になってください。応援を活力に本気で取り組みます。
寄附金の使い道

令和2年度は合計約6,460万円(うちクラウドファンディング受付:約2,415万円、動物愛護センター等受付:約4,045万円)のご寄附をいただき、全額をフード、薬品などの購入費、譲渡ボランティアへの支援のほか、のら猫の避妊去勢手術や譲渡会の開催、収容動物の避妊去勢手術、譲渡犬猫の飼主への支援(ワクチン補助・避妊去勢手術)など犬猫の命を救う取り組みに活用させていただきました。
今年度は合計7,000万円の寄附金を活用した事業を予定しています。このプロジェクトでいただいた寄附金は、本市が直接受け付けた寄附金と合わせて、これらの取り組みに活用させていただきます。目標額以上に集まった場合も、本市の取り組みにご賛同いただく皆様の想いをしっかりと受け止め、殺処分ゼロに向けた取り組みのために有効に活用させていただきます。
寄附していただいた方へ

寄附金は、すべて犬猫の殺処分ゼロに向けた取り組みに活用させていただきます。寄附をしていただいた方には、以下のことをさせていただきます。これらについて不要の場合は、ご希望に沿った対応をさせていただきます。
●全ての方へ【不要の方には送付・公開しません】
①寄附金を活用した取り組みなど動物愛護センターの活動レポートの送付
②公式ウェブサイト上にてお名前又はハンドルネームの公開(※)
③犬猫殺処分ゼロの取り組みを広める動物愛護オリジナルバッジ・マグネットステッカーの送付
※ご了承いただいた場合に限ります
●2万円以上のご寄附をいただいた方へ【不要の方は顕彰しません】
動物愛護センター愛護館でお名前又はハンドルネームを芳名板にて顕彰(※)
※ご了承いただいた場合に限ります
●上記に加え、名古屋の地場産品の返礼品を希望される場合は、ふるさとチョイストップページから「名古屋市」と検索してください。
※平成31年4月1日付け総務省告示により、名古屋市内在住の方への返礼品の送付はできません。
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