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放火焼失した九州最古のえびす神社再建のシンボル、不幸や失望から不死鳥のようによみがえる「たちあがりえびす」石像建立プロジェクト

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 150,000

6.8%

目標金額:2,200,000

達成率
6.8%
支援人数
13
終了まで
受付終了

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2021年8月20日~2021年9月3日(14日間)

佐賀県×佐賀未来創造基金×鎮西西宮社再建委員会

プロジェクトオーナー

佐賀市北川副町光法にある「鎮西西宮社」は創建848年を誇る、九州最古のえびす神を本宮・西宮神社(兵庫県・西宮市)から勧請した由緒ある神社です。古くは龍造寺家、鍋島家からの崇敬も厚く、現存していた社殿は鍋島勝茂公によって建設されたものでした。この神社が昨年11月に放火により焼失し、悲憤と失望感が地域全体を覆いました。そのような絶望感に包まれた、地域の方々をはじめ、心を痛めて再建に協力しようと考える地域外の方々の心を一つにし、至難に満ちたプロジェクトを乗り越えるためのシンボルとして、えびす像を建立します。

9/3追記 プロジェクト募集期間の短縮について

寄附者の皆様へ

このたびは、本県がNPO等支援として実施した
「放火焼失した九州最古のえびす神社再建のシンボル、不幸や失望から
 不死鳥のようによみがえる「たちあがりえびす」石像建立プロジェクト」に対して、
御支援を賜りありがとうございます。

本プロジェクトについては、諸般の事情により、募集期間を短縮し、
令和3年9月2日をもって終了することといたしました。
御協力いただき、ありがとうございました。

佐賀県県民環境部県民協働課

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

九州最古のえびす宮が放火で焼失してしまった

落胆した住民に希望を与えるために力をお貸しください

■氏神さんが焼けてしまった

令和2年11月8日23時10分、佐賀市北川副町、諸富に氏子を持つ「鎮西西宮社」から出火、神社約126平方メートルが全焼しました。火災の原因は「放火」でした。地域の人々の落胆と観光資源の損失に悲憤と失望感が地域全体を覆いました。

鎮西西宮社

佐賀市北川副町光法にある「鎮西西宮社」は創建848年を誇る、九州最古のえびす神(蛭子尊)を本宮・西宮神社(兵庫県・西宮市)から勧請した由緒ある神社です。古くは龍造寺家、鍋島家からの崇敬も厚く、現存していた社殿は鍋島勝茂公によって建設されたものでした。

昔日の秋祭りには縁日や舞台での出し物などでにぎわい、地域の活性とつながりの象徴でもあり、歴史ある建造物は地域の人々にとっては観光資源でもありました。 

最近は、そのような賑わいも失われ、年4度の神事を氏子総代によって連綿と受け継いできました。

特に秋の大祭では「おくだり行事」郷土伝統芸能「彩の毛(しゃーの毛)」は、いまもなお、地域の氏子によって営まれています。

再建までの苦難

氏子の数は約1300世帯。氏神様のことは氏子で行うのが通例ですが、氏子地域は少子高齢化の日本の地方の例に洩れず、高齢化率40%を超え、独居高齢者もおり、氏子だけで社殿全体の再建に必要な金額を賄うことは絶望的な状況にあります。

このような中、再建に関する議論はなかなか進まず、そもそも再建が必要なのか、今できる範囲の金額で小さな祠でもいいのではないか、と再建の目処が全く立たない中、課題ばかりが浮き彫りになってきました。

氏神様を地域の氏子が守る、という前提についても揺らぐ事態となってきました。氏神様が氏子によって忘れ去られていく、共同体の象徴として連帯の感謝の気持ちが希薄化している、つまり共同体の絆が弱体化しているという、現在日本の各地方に同一して存在する課題がその根底にあるのでした。

一番の問題はその費用をどうするかでした。

地域の方々の声

氏子ならびに恵比寿信仰をお持ちの方々の落胆と観光資源への損失に悲憤と失望感は地域全体を深く覆いました。

「子どもの時から何かあると家族全体でお参りしていたのに、これからどうしたらいいのか」
「小さいころから親父と参っていた神社は、亡くなった親父との思い出。思い出までなくなってしまうのではないかという絶望感がある」
「地元の神社が亡くなって、悲しい」
「私が生きている間にこんなことが起こるなんて。生きている間にもう神社にお参りができないなんて」
「氏神様に去られた地域は、もう地域として再生できないのではないか」
「どうにか、もう一度作れないのか」
「私ができることなら何でも言ってください。」

令和3年1月1日、地域の皆様に安心していただくために総代総出でお勤めをした歳旦祭・初詣に出られた地域の方々の声は悲痛に満ちたものでした。この声に何とか応えることはできないのか、おじいさん、おばあさん、子どもたちの思いを何とかできないのか、打開できる方法はないのか、だれもが納得できる方法はないのか、強い気持ちで方法を考えていました

再建委員会(CSO)という方法

北川副地区の住民の方々をはじめ、地域外の西宮社に観光や地域づくりで関わっている方々に向けて広く有志を募り、志縁組織であるCSO(市民社会組織)をつくり、幅広い方々と地域づくり団体としての地域振興や観光資源の復活という位置づけで活動することになりました。

歴史的建造物を市民の手で再建することで地域コミュニティへの「誇り」「愛着」「共感」をもち、「地域のために自ら関わっていこうとする気持ち」=「シビック・プライド」を再構築する市民活動とする方法ではどうか、という提案がなされました。様々な懐疑や批判がある中、総代会を中心に議論を重ね、「焼失社殿の復元・復興」「自治会への義務として再建資金の割当、強要はなし」「再建の過程を楽しむ」を理念とした再建委員会の設置が了承され、組織設立が行われました。再建委員に募集に賛同した12名により令和3年3月14日に発足されました。現在も委員は地域内外の方々に向けて広く募集を継続しています。

再建に関しては様々な費用を含めて見積りにおいて概算で1億3千万円必要で、現在はその資金のファンドレイジングを中心に計画実行していく予定になっております。

これについては奉賛会員を広く募ることで実現させる計画ですが、一方、会員を募集するのも困難に満ちたものだと予測しています。

なぜならば、本殿は完全焼失しており、目に見える復興のシンボルがないからです。

今回は、再建プロジェクトのキックオフの位置づけで再建のシンボルであるえびす像を観光資源として建立することを目的にクラウドファンディングを実施します。 

「たちあがりえびす」石像建立プロジェクト

再建をやり遂げる勇気を与えるシンボルに力を与えてください

焼失した鎮西西宮社には、今地域の方がお参りに来られても建物もない、神様の依代(よりしろ:鏡とかご神体)もない状況で、寂しさだけが漂う状況です。多くの力を結集し、再建に向かおうとしていますが、その苦難に満ちた大事業に挑むにも、再建の希望や再建に立ち向かう勇気を与えることができない状況です。

再建を望む絶望の中にいる地域のお年寄りや子どもたち、再建に多くの資金が必要な歴史的建築物再建に向けて頑張ろうとする地域の方々、心を痛めて再建に協力しようと考える地域外の方々の心を一つにし、至難に満ちたプロジェクトを乗り越えていこうとするためのシンボルとして、「たちあがりえびす像」を建立します。

■寄付金の使い道
・恵比須像建立費:100万円
・恵比須像設置費:30万円
・事業管理費(130万円の30%):39万円
・クラウドファンディング経費(全体の30%)51万円

※目標金額以上の寄付が集まった場合、えびす像建立に関わる整備費用等に援用します。
※目標金額に達しなかった場合、公益財団法人佐賀未来創造基金に積み立てをして、募集期間を延長します。

■事業実施のスケジュール
・2021年 7月31日:鎮西西宮社再建キックオフイベント
・2021年10月30日:資金調達と発注
・2022年 1月20日: 二十日えびす祭でえびす像お披露目
・2022年度内 : 資金調達完了(1億3千万円)
・2023年度内 :再建完了

再建に賛同する人々を一つにつなぐ

シビック・プライド

地域の人々の落胆と悲憤と失望感は地域全体を覆いました。そこで、再建を希望する地域内外の方々を広く募り志縁組織である再建奉賛会をCSO(市民社会組織)として立ち上げ、幅広く会員を募集することとなりました。

一方、少子高齢化で疲弊する地域の課題として地域コミュニティの弱体化、共助する組織体の脆弱化がありました。同じ目的、課題を共有しコミュニケーションを保っていくという地域の求心力が存在しなくなってきたからです。通信技術や生活スタイルの変化や通信技術の発展、行政サービスのいきわたりにより、助け合う必要がなくなってきたからです。また、現住民の子どもたちが地域から流出して戻ってこない理由は地域を愛するための要因がなくなってしまったからでもあります。これは神社が焼失する前からあった地域の課題でした。

今後、人口減少と地方の疲弊や災害等で命を守るためににも、今回、この火災消失を奇貨として、新たに地域のCSOが社会貢献活動として実施する神社再建事業を通して、地域のつながり、ともに助け合う共助の気持ちを今再び構築し、歴史ある建造物を住民の連携により再建することでのシビック・プライドの涵養、そして佐賀市の恵比寿88か所巡りにも選定されている観光資源の復活をすることも目的としています。

地域コミュニティの絆を再び深める

神社再建を奇貨として

鎮西西宮社は、秋祭りには縁日や舞台での出し物などでにぎわい、地域の活性とつながりの象徴でした。最近は、地域の高齢化や青年層の流出などで、お祭りのにぎわいの維持も難しくなり、それに並行するように地域の地域を維持する力が弱ってきました。

これは、地域の方々が災害等で命を守っていくことを考えてもマイナス要因になりますし、地域の共助力を保つためにも大きな課題となります。

今回、この火災消失を奇貨として、神社再建事業を通して、地域のつながり、ともに助け合う共助の気持ち、を今再び構築し、歴史ある建造物を住民の連携により再建することでのシビック・プライドを向上させ、地域住民の自発的な自治会活動・地域づくりへの参加や住民同士のコミュニケーションの活性化がなされ、住民の「住み続けたい」という気持ちを改めて深めたいと思います。

また、再建事業は放火により焼失した社殿の再建というシンボリックな活動により、地域の市民と住民の連携の核としての神社のあり方を現在に問いかけ、子とその子孫の末代までの誇りと心のよりどころとなる「心のふるさと」の再構築を目指したいと思っています。

不安に満ちた時代に、地域の方の心の安らぎを

コロナの時代のよりどころ

自然の前では私たちは無力です。令和元年に佐賀は豪雨に見舞われ、大きな被害が出ました。令和2年からは新型コロナウイルスによる様々な弊害がありました。私たちはこの自然の災害の前になすすべもなく、ただ、立ち尽くす事しかできません。

私たちは予期せぬ不幸といつも隣り合わせです。いつ、なんどき、思いもよらぬ困難にまみえるやもしれません。いつも不安の中にただ、怯えるほかありません。

そのような時に大事なのがお互い支え合い、助け合うことなのです。困難や、不安や恐れに対しては、支えてくれる誰かがいる、助けてくれる誰かがいるということを感じていられることが大切です。その象徴としての「たちあがりえびす」建立は「心のよりどころ」として意味のあるものだと思います。お互い支え合い、助け合うことは住民自治の中心ですし、民主主義の根幹でもあるのだと考えています。皆様のお力添えを、お願いしたいと思います。

代表メッセージ

鎮西西宮社再建委員会 委員長 西村 俊光

こんにちは。私は鎮西西宮社再建委員会の委員長の西村俊光です。

私たちは、放火焼失した歴史ある建造物の再建のために集った有志による再建委員会です。

少子高齢化で再建に絶望した地域の方々に元気になってもらいたいと思って集ったメンバーです。

佐賀市は日本で最もえびす像が多く設置された街です。えびす像を中心にまちづくりも行われており、えびす像は様々な形態をしており、街のあちこちで見るえびす像をひとつずつ見ていくと、とても楽しいものがあります。

そのえびす像の中でも今現存するえびす像の中で最も古いえびす像があるのが西宮社のえびす像で、佐賀のえびす信仰の大元であり、佐賀市の恵比寿88か所巡りにも選定されています。

今回作られるえびす像が最新のメンバーとなります。

新旧のえびす像をご覧に西宮社に集いませんか?そして佐賀の様々なえびす像にも会いに来られませんか?ボランティアが案内もしていますよ!

寄付者の皆様へ

お力をお貸しください

私たちには焼失社殿の再建という事業がこれから続きます。これを完遂するためには多くの方のご努力、ご賛同が必要です。

そのためのシンボルとしての「たちあがりえびす」像建立にお力をお貸しください。

この「たちあがりえびす」像は新たなチャレンジをしようとするすべての人への応援えびすです。

応援する寄付者の皆様も応援されることになります。

3000円以上ご寄付いただいた皆様のお名前は「たちあがりえびす」像内にお名前を記銘いたします。

「たちあがりえびす」像は再建までは現在ある仮の拝殿に設置します。

また、再建後は佐賀で最も古いえびす像と並置され、新たな観光資源になります。

建立お披露目は令和4年1月23日(予定)の二十日えびす祭となり、寄付者の皆様もご招待させていただきます。

ご寄付いただいた皆様と、笑顔で鎮西西宮社・二十日えびす祭でお会いできることを願っています。

ご寄付のお礼

「たちあがりえびす」像に皆様のお名前を記銘いたします。

・ 寄付者(1000円):礼状+サイト上でご芳名掲示 

・ 寄付者(3000円~):礼状、ご朱印頒布、サイト上でご芳名掲示 + 石像内に氏名を書いた和紙の巻物を収める

・ 寄付者(10000円~):礼状、ご朱印頒布、サイト上でご芳名掲示 +石像に芳名彫刻(銅板エッチング)

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄附することができます。お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。