9月1日、防災の日 ふるさと納税で届ける被災地への想い

ふるさとチョイスではこれまで「ふるさとチョイス災害支援」を通じて、総額「69億円」の寄付金を、450を超える自治体へ届けてきました。
私たちが災害支援について考えるきっかけとなったのは、2011年3月11日に起こった東日本大震災。
ふるさとチョイスとしてできること、それはふるさと納税を通じた被災地への災害支援でした。
以来、災害発生時に被災自治体が復興のための寄付支援を速やかに募ることができるよう窓口を開設し、被災地へ寄付者の皆様からの寄付金と想いを直接お届けしています。
また、2016年の熊本地震発生時に茨城県境町が初めて実施した、被災していない自治体が被災自治体に代わり寄付金を受け付ける「代理寄付」の仕組みも現在多く活用されています。
しかし、私たちが考える災害支援はそれだけではありません。
災害発生時だけでなく、実は災害前後にも「ふるさと納税を通じてできること」がたくさんあります。
9月1日 防災の日、ふるさとを想う皆さんにお届けします。


災害発生時に緊急寄付窓口にて寄付ができる「ふるさとチョイス災害支援」だけでなく、災害前、お礼の品を選んで寄付をする際に防災関連の寄付金使い道や防災グッズを選べる「ふるさとチョイス」、また災害後に自治体が実施する復興関連の寄付金使い道プロジェクトに寄付で応援ができる「ガバメントクラウドファンディング®」など、ふるさと納税を活用した災害支援の形は様々あります。


災害発生時に緊急寄付の受け入れ窓口を迅速に開設できる、ふるさとチョイス災害支援。 被災自治体・代理寄付自治体はふるさとチョイスに連絡をいただくだけで、即座に立ち上げることができます。
寄付者の皆様は、「ふるさとチョイス災害支援」サイトより、緊急寄付受付中の自治体へ寄付が可能です。
※ふるさとチョイス災害支援では、自治体様から寄付受付のためのサイト利用手数料をいただいておりません。
令和2年7月豪雨

令和2年7月に起こった一連の豪雨は、九州・中部・東北地方をはじめ多くの地域に甚大な被害をもたらしました。
なお、今年は新型コロナウイルス感染症拡大の中での災害であり、復旧のためのボランティア活動等にも影響が出ています。現在も行方不明者の捜索や、家屋などの浸水被害の復旧作業が続いています。
【8月7日現在の被害状況】
人的被害114名(死者82名、行方不明4名、負傷28名)
住家被害18,380棟(全壊283棟、半壊658棟、一部破損1,013棟、床上浸水7,916棟、床下浸水8,510棟)
ふるさとチョイス災害支援では、8月現在で総額5億円を超える寄付が集まっています。
ふるさとチョイス災害支援で寄付受付中の被災自治体
【九州地方】
●福岡県:朝倉市、八女市、広川町、久留米市、大牟田市、みやま市
●佐賀県:鹿島市、太良町、上峰町、鳥栖市
●長崎県:大村市、東彼杵町
●熊本県:人吉市、八代市、芦北町、錦町、多良木町、湯前町、水上村、相良村、五木村、山江村、球磨村、あさぎり町、津奈木町、水俣市、天草市、荒尾市、小国町、南関町、和水町、玉名市
●大分県:九重町、玖珠町、日田市、由布市
●宮崎県:西米良村、串間市
●鹿児島県:大崎町、鹿屋市、さつま町、志布志市、伊佐市
【中部地方】
●岐阜県:下呂市、白川町、高山市、瑞浪市、恵那市
●長野県
【東北地方】
●山形県:大石田町、長井市、河北町、東根市、新庄市、朝日町、大蔵村、鶴岡市、村山市、大江町、天童市、中山町、戸沢村、高畠町、花沢市、舟形町、川西町、上山市、南陽市
【中国地方】
●島根県:川本町、美郷町、江津市
復旧に向けてまだまだ寄付を受け付けています
令和2年7月豪雨の被災自治体へ寄付する

災害後も被災自治体の復興への取り組みは続いています。
「ふるさとチョイス災害支援」では、自治体による、皆様からの寄付金の使い道や復興状況などのお知らせを見ることができます。
また、「ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング®️(GCF®️)」では、寄付金の使い道が明確に示されたプロジェクトが多数立ち上がっており、今寄付が必要なところに直接寄付をすることが可能です。その中でも災害後の復興支援プロジェクトに寄付することで、様々な被害の早期復旧に貢献できます。
さらに、ふるさとチョイスで被災した自治体のお礼の品を選ぶことも、災害からの再起を目指す地域への応援につながります。
令和元年台風19号

神奈川県平塚市
令和元年台風19号による相模川の水位上昇のため、河川敷にある大神スポーツ広場や、J1湘南ベルマーレが練習場として使用する馬入サッカー場が水没し、大量の泥の堆積やフェンス破損等の被害を受けました。 総額6,133,000円の平塚市への寄付のうち、ふるさとチョイス災害支援では4,773,000円の寄付金が集まり、グラウンドの復旧工事に活用されました。第2グラウンドは令和2年3月1日に工事が完成し、被害の大きかった第1グラウンドは令和2年8月に完成しました。

長野県東御市(とうみし)
台風19号の被害を受け、東御市ではふるさとチョイス災害支援を通じて7,009,365円の寄付金が集まり、2019年10月12日の崩落以来不通となっていた市内の「田中橋」が、2020年3月11日に復旧しました。1日1万3000台の通行があった橋がようやく復旧し、市民の方々からも安堵の声が上がっています。
市内では、県道24か所、市道・水路54か所、橋梁7か所、河川31か所、農地284か所、農業施設87か所、農作物49か所、林道9か所、山林8か所、その他建物・公共施設等が被害に遭っており、寄付金は現在も引き続き復興のために活用されています。
令和元年台風15号


千葉県鴨川市
ふるさとチョイスでは23,117,562円(1,610件)の寄付が集まり、これらを含め集まった支援金によって、市内では様々な復興が進んでいます。 市道竹平金山線の倒木除去などの道路災害復旧費、東条小学校の倒木除去や長狭中学校倉庫の補修などの小中学校災害復旧費、災害ボランティア活動センターの運営支援等に活用されています。
平成30年7月豪雨



自身やご家族の身を守るために、日頃から災害に備えることが大切です。 防災の日をきっかけに、今一度身の回りを確認し、十分な備えをしておきましょう。

ふるさとチョイスでできる災害支援。「災害時だけでなく、災害前の防災、災害後の復興を応援し伝えていく」
私たちはこれからも、ふるさと納税でできることを考え、寄付者の皆様と全国の自治体、そこに暮らす皆様をお繋ぎします。
災害支援担当者(災害支援チーム 伊田)より

世界で発生したマグニチュード6以上の地震のうち、2割が日本で起きているそうです。加えて風水害も発生するこの国は、間違いなく「災害大国」なのだと思います。
しかし、その多くの災害を乗り越えてきたというのもまた事実です。そしてそれは、人、地域、企業、政府といった様々なものが支え合うことによって成されたのだと思います。
2020年7月の豪雨災害、各地域の新型コロナウイルス対策にも、ふるさと納税による支援が多く集まっています。誰かを支える手段の一つとして、改めてふるさと納税が認知されているのを実感します。
2020年、世界は一変しましたが、この困難を乗り越えるために様々な取り組みが行われています。そういった取り組みを支える手段としてより一層ふるさと納税を活用いただけるよう、積極的に情報発信していきたいと思います。