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【受付終了】わに塚のサクラを救いたい!歴史を紡ぐ樹齢330年エドヒガンサクラを未来に残そう

カテゴリー:自然・環境 

main_img 達成

寄付金額 5,795,848

128.7%

目標金額:4,500,000

達成率
128.7%
支援人数
329
終了まで
受付終了

山梨県韮崎市(やまなしけん にらさきし)

寄付募集期間:2021年10月4日~2022年1月2日(91日間)

山梨県韮崎市

プロジェクトオーナー

「わに塚のサクラ」は、遠景に富士山、南アルプスの山々、周囲はのどかな田園風景の中に、空高く枝を広げる様子は、韮崎市のシンボルツリーそのもの。
1989年に市の指定文化財(天然記念物)にも登録されました。
凛とした美しさで四季折々に人々を魅了するサクラは、ドラマ「桜咲くまで」(2004年TBS系列で放映)のタイトルバック、さくらメールのポスターや切手に起用されたことをきっかけに、全国的に知られるところとなりました。
現在では、市外からもたくさんの皆様にお越しいただいております。
ここ数年、自然災害の影響による枝折れや花数の減少がみられ、サクラの維持の必要性が叫ばれております。
このクラウドファンディングをきっかけに、「わに塚のサクラ」を応援下さる方や、咲き誇る姿を見守ってくださる方が一人でも増えることを願っております。

歴史を紡ぐ樹齢330年 未来へ咲きほこれ「わに塚のサクラ」プロジェクトとは?

韮崎市のシンボルとも言える「わに塚のサクラ」は韮崎市神山町にある、樹齢約330年、樹高17メートル、幹周り3.6メートルのエドヒガンザクラ。
近年、豪雪、台風による枝折れや花数の減少が観察され始め、サクラの危機を感じる方々が増え、維持を本格的に行う時期にきているのではないかという声が高まりました。

これまでは地元で動植物の保護・保全のボランティア活動を続ける地域住民の方々などが、なんとかサクラを守ってきました。
これから美しい風景を後世に残すためには、全国の皆様にサクラの危機を広くお知らせし、サクラの未来について共に考え、サポートしていただくために、クラウドファンディングを実施することにいたしました。

わに塚のサクラの歴史

戦前より神山町北宮地地区は養蚕農家が多く、わに塚周辺は、桑畑が主流でした。
現在も耕作放棄地の一部には桑の木の名残が見られます。
伝聞するところでは、昔は、桜が5~6本あり、戦時中 の木材供出で切られてしまいました。
残った一本がわに塚のサクラですが、根元の土は、塗り壁の建材として掘られて使われ、根元には、人が出入りできるようなトンネル状になっていたとの事・・・
その後、食糧事情の関係で養蚕から稲作へと転換が図られ、現在の様な水田となっています 。
※「わに塚のサクラ」の名前の由来は、「日本武尊」の王子「武田王」の墓と言われるところから「王仁塚」とする説や、塚の形が鰐口に似ているので「鰐塚」とする説など諸説あります。

四季折々の「わに塚のサクラ」 

「わに塚のサクラ」の花の時期は、それはそれは美しく、薄紅色をまとったサクラの木に圧倒されます。
また、空気が澄んだ春の日には、残雪の残る霊峰富士や八ヶ岳をバックに、夏は田植えの時期の旺盛な緑、秋には金色に輝く稲穂の中、そして冬は雪化粧した大樹と四季折々人々を魅了しています。

写真愛好家や観光客の方も「わに塚のサクラ」目当てにたくさんお見えになります。

「わに塚のサクラ」の以前の姿と今の姿

2014年春の姿

2月の豪雪でトップの太枝や多数の枝折れが発生しました。
とても大きな木のため、遠くからみる姿にあまり変化がみられませんでしたが・・・

2021年春の姿

たび重なる降雪・台風・強風のダメージを受け、さらに太い枝が折れるなど、樹木全体で花数が減少し、地元住民や観桜客から樹勢の衰えに対し、たくさんの心配の声が寄せられています。

そこで、今年6月樹木医、研究者にサクラを診断していただきました。

今後、実施が必要な作業について

・枝葉の密度が高い箇所の間引剪定や枯枝剪定(年1回・隔年程度/1月~2月)
・折れた大きな枝跡の断面を切断して薬剤を塗布
・根への影響を最小限に抑える処置

有志によるわに塚のサクラを守る保全活動

桜の近隣に住む有志が桜を守る活動として20年程前から枝折れなどの片づけや、桜周辺に花を植えることから始まりました。
(開花前)草狩り、市観光協会で行うロープ貼りやライトアップの補助
(開花中)桜の歴史を含め観桜客へ説明・立ち入り禁止区域内の周知

平坦ではなく、下から見上げることができる珍しいビュースポットであり、より美しく迫力の感じられる自慢の桜ですが、自然保護=「桜を大切に守る」ということから、手遅れになる前に歴史ある桜をこれから先も維持するために手入れをしながら守っていく必要があります。
そのために、ひとりでも多くの方が開花時期以外にも関わってくれることで桜の保全に興味をもっていただけたら嬉しいと思います。

「わに塚のサクラ」は人々の暮らしの中に生きている

「わに塚のサクラ」は守り神のような存在

韮崎西中学校では、生徒がサクラの開花時期に行われるライトアップに合わせ、サクラを見に来る人のための足元灯(あんどん)を、地元の方と協力して作成してきました。
ほのかな光がわに塚のサクラまでの道のりを優しく照らします。

「わに塚のサクラ」は子どもたちに元気と希望を与えてくれる

韮崎北西小学校では、地域を学習する地域遠足で「わに塚のサクラ」を訪れ、由来やその地域の歴史学習を行っています。
2020年度はコロナ禍で入学が延期となり、桜を見ることができなかった子どもたちのために、希望と元気を届けようと市がサプライズ企画を決行。
アーティストの鈴木蘭菜(らな)さんにお願いし、「わに塚のサクラ」の黒板アートをプレゼントしました。
突然現れた絵に「わぁ~」と大歓声が起こりました。

これからは私たちがサクラの成長を見守っていきたい

近隣にお住まいの清水裕子さん一家は、祖母の代から清掃活動などをおこない、サクラを大事にしてこられました。
特にお父様は「わに塚のサクラ」が大好きで、サクラの周りに花の苗を植える活動をされる先駆者だったとのこと。
「わに塚のサクラは、今まで私たちの成長を見守ってきてくれた。これからは私たちがその成長を見守っていきたい」と清水さんは語ります。

現在、他県在住のお子さんたちは、「入学の節目にはサクラをバックに記念撮影をした。子供の頃から変わらず残っている数少ないものの一つなので、いつまでも枯れずにきれいな花を咲かせ続けてほしい」「県内外の多くの人にサクラのすばらしさを知ってほしい」とサクラの存続を願っています。

ブログ【わに塚の桜 四季(地元発信)】を通じて

地元在住のジュエリー作家 小澤健一さんは、2007年より、「わに塚のサクラ」の開花情報、及び四季を通じて桜の魅力を発信しています。
撮影により、「わに塚のサクラ」の状態を熱心に観察し、その異変にいち早く気づいた方です。

「ずっと見ていたい大好きな桜です。」

咲き誇る春、水田に映る夏、黄金色の稲穂を纏う秋、雪桜の冬、一年を通して魅力ある桜ですが、虫食いの葉や猛暑、乾燥、台風や雪害で、一枝折れても心配が尽きない桜です。
幾多の試練を乗り越え、樹勢の衰えの中、何事も無かったように春には美しい花を咲かせ、訪れる人々の心に感動とパワーを与え、人との絆を深める不思議な桜、まるで心と桜が桜色の糸で繋がるように...
そして、役目を終えた花びらが静かにが舞い散る朝、「お疲れ様、今年も美しい花をありがとう。来年もよろしくね。」こんな会話が何年も続いています。
近年、樹勢の衰えが目立ち、心が傷みます。
あの頃の美しい桜は、私の心中に咲き続けています。
いつの日か、再び元気な姿に出逢えるまで見守りたいと思います。

寄附金の使いみち

・「わに塚のサクラ」の樹勢回復及び維持費用
  枝葉の密度が高い箇所の間引剪定や枯枝剪定(年1回・隔年程度/1月~2月)
  折れた大きな枝跡の断面を切断して薬剤を塗布

・「わに塚のサクラ」の根の周辺の環境整備
  根への影響を最小限に抑える処置

目標金額に満たなかった場合、または目標金額以上のご寄附をいただいた場合においても、「わに塚のサクラ」関連事業に活用させていただきます。 

本プロジェクトの思い

韮崎市 内藤 久夫 市長からのメッセージ

写真

韮崎市は甲府盆地の北西に位置し、雄大な南アルプス、八ヶ岳、茅ヶ岳、そして霊峰富士山という偉大な名峰に周りを囲まれ、美しい景観に恵まれた地であります。
このような素晴らしい環境の中、「わに塚のサクラ」は、日本武尊の王子「武田王」が葬られたと伝えられる塚の上に立つ樹齢約330年の巨大な一本桜です。
八ヶ岳をはじめとする周辺の山々や田園を背景に凛として孤高に咲き誇る姿は、訪れる人々を魅了し多くの観桜客やカメラマンが訪れます。
また、ライトアップ期間中は、昼間とは違った幻想的な姿が映し出されます。
このように多くの人々の心を引き付ける「わに塚のサクラ」ですが、近年の台風や強風、降雪等の自然災害の影響により枝折れや花数の減少が目立ち、樹勢の衰えが心配されております。
今回のプロジェクトは、樹木医の診断による枯れ枝の剪定等により樹勢回復を図り、この危機から本市の大切な資産である「わに塚のサクラ」を救い、後世にその美しい姿をしっかりと残すことを目的としています。
一人でも多くの皆様からの温かいご支援ご協力を心より願い申し上げます。

お礼の品をご紹介

【ガバメントクラウドファンディング限定セット】
「わに塚のサクラ」にちなんだお礼の品!

「わに塚のサクラ」を中心に取り巻く棚田で作られた『わに塚の桜米』

「わに塚のサクラ」をモデルにしたアクセサリー

ガイドつきのウォーキングプラン

お礼の品一覧

  • 2022年01月04日 14:42

    目標達成の御礼

    この度は、ふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディングに対して、多くの皆様からご支援をいただき、誠にありがとうございました。
    「わに塚のサクラ」は、ここ数年、自然災害の影響による枝折れや花数の減少がみられ、サクラの樹勢回復の必要性が叫ばれておりました。
    こうした中、今回のクラウドファンディングによる取り組みを行ったところ、多くの皆様のご理解ご支援を賜り、おかげさまで目標額を達成できましたことに深く感謝申し上げます。

    皆様からのご寄附は、サクラが未来に向けて咲き誇り続けるための樹勢回復、維持経費として、枯れ枝の剪定や薬剤の塗布、根回りへの影響対策等に活用させていただき、大切な資源を後世に引き継いでまいります。

    今後も引き続き、本市への応援をお願いいたします。

    韮崎市長 内藤久夫


    ●目標金額:4,500,000円
    ●寄附金額:7,461,848円
    【内訳】
    ●個人寄附:5,795,848円 
    ●法人・団体寄附:1,666,000円 



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  • 2021年12月15日 17:23

    【継続受付中】目標金額を達成しました!

    多くのみなさまからご寄附を賜り、目標額である450万円を達成いたしましたことをご報告するとともに、心より感謝申し上げます。

    寄附受付期間内に目標を達成できたことは、サクラの樹勢回復を願うみなさま方からの熱い支援のお陰であります。

    6月の樹木医診断から少し時間が経過しましたので、先日新たにドローン撮影を行い現状把握を行い、樹勢回復にむけ、着実にプロジェクトは進行しています。
    つきましては、今回行う樹勢回復作業に加え、サクラを未来へ向けて咲き誇りつづけるための維持経費を終了期間の令和4年1月2日まで継続募集いたします。

    引き続き、多くのみなさまからのご支援、ご協力をお待ちしております。

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山梨県韮崎市

韮崎市は古くから人と文化が行き交う交通の要衝、甲州街道の宿場町として栄えてきました。周囲には雄大な南アルプス、八ヶ岳、茅ヶ岳、そして「世界遺産 富士山」といった日本の名峰がそびえたち、韮崎市が他に誇る大自然の大パノラマが360度に展開します。
武田氏が氏神として崇拝した武田八幡宮や、勝頼が自ら火を放った悲運の城・新府城など、武田家ゆかりの史跡が市内のいたるところに点在する“甲斐武田家”発祥の地でもあります。
私たちの生命の源である自然と、先人たちが築き、保存・継承されてきた伝統と歴史、人々の営みが紡ぐ生活文化とが調和するまちが、「にらさき」です。