2022/05/13 (金) 12:10
行楽シーズンにほたてを楽しむ方法
別海町の文化財にもなっている「野付の千島桜」をはじめ、町内の桜が咲き始めるのは、例年5月になってから。お花見シーズンも毎年5月の中頃になります。
そして、暖かくなるこれからの行楽シーズンも、お弁当にBBQと別海町の「野付のほたて」は大活躍します。今回は、行楽シーズンにアウトドアでほたてを楽しむ方法をご紹介します。
ご参考にしていただき、別海町を応援してくださるとうれしいです!
野付の千島桜とは…
「野付の千島桜」は、別海町の天然記念物として文化財に指定され町のシンボルにもなっています。明治39年に当時の小学生3人が野付半島のキラク岬から小舟で運んできて植えたもので、樹齢は120年以上とされています。根室管内最大のチシマザクラであり、幅は日本最大です。
1.ほたてのソテー
最も手軽なのは、ほたてのソテー。大粒の「野付のほたて」の両面をフライパンで焼き、お弁当に入れるだけ。味付け無しで冷めても十分に美味しい「野付のほたて」ですが、バター醤油やバルサミコ酢などの味付けもバランス良く馴染みます。串を添えれば手に取りやすく、人気のおかずになること間違いなしです。
2.炊き込みご飯で楽しむ
次にご紹介するのが、アウトドアでも食べやすい炊き込みご飯です。お米2合に対し、食べやすい大きさに切ったほたてを100g程、さらに醤油と酒を大さじ1杯ずつ加え、規定の水の量で炊けば完成。ほたてのうま味たっぷりのご飯は、おにぎりにしても美味しくいただけます。そしてさらに、炊きあがりに桜の塩漬けを添えれば春らしさを演出できます
3.BBQで楽しむ
最後にご紹介するのは、BBQでの焼きほたてです。殻なしの冷凍粒ほたては、そのまま、もしくは串に刺して、適宜裏返しながら焼きます。殻付きの活ホタテは、平らな面を下にして焼き、貝が開いたら平らな面を取り、くぼんだ面を下にしてさらに焼きます。最後、黒いウロの部分は取り除きましょう。どちらも焼きすぎると縮んで固くなるため、全体が白くなってから程々のところで焼くのをやめるのがコツです。
行楽シーズンも美味しく、楽しくする「野付のほたて」をぜひともお楽しみください。
●「野付のほたて」の返礼品 一例はこちら
東京海洋大学非常勤講師 おさかなコーディネータ ながさき一生
漁師の息子として18年間家業を手伝い、東京海洋大学を卒業。築地市場の卸会社を経て、魚のブランドの研究で同大学院を修了。水産庁公認「浜の応援団」である「さかなの会」を10年以上主宰し、食材としての魚に関するセミナー・イベントも多数開催する。