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2020/09/08 (火) 11:49

農家さん直伝のおいしい食べ方とは?新富で人気のあま~い梨の秘密をご紹介!

「秋のフルーツ」の代表選手としてあげられる「梨」。シャクシャクした食感と上品な甘み、何より水分たっぷりのみずみずしさは、まだまだ暑い時期にはうれしいデザートです。
新富町でも、梨の旬がスタートしています!

新富町で梨といえばどこ?

今回お邪魔したのは、町内におよそ3か所ある梨園のひとつ、本部梨園。
梨づくり30年以上にもなる歴史ある梨園さんです。

「この本部梨園は家内の実家なんですよ」と笑うのは、4年前に西都市役所を退職・就農したという園主の本部博樹さん。

いちばん人気の品種は?

豊水・幸水・新高といった昔からある品種はもちろん、本部梨園での一番人気は「あきづき」。甘さと歯ごたえが抜群にいいといわれています。

お客さんはみんなあきづきの収穫を楽しみにしてくれますね。
8月中旬以降の販売時期になると注文が殺到するんですよ。あきづきが不作だった一昨年はクレームが殺到したなぁ(笑)。「楽しみにしてたのに!」って。

うちはあきづきが一番おいしくできるんだけど、他の農園だとそうでもないこともあって。同じ宮崎でも土地ごとに合うものが違うってことなんでしょうね。

現在の作付け面積はあきづきが4割、幸水が2割。残りの面積でその他の品種や栽培研究中の品種を育てているそう。「味が良くて、もっと早い時期に収穫できるものを探しているところです」と本部さん。

実を言うと、ずっと暖かい宮崎は梨を育てるには難しい気候なんです。
梨にはある程度の秋冬の寒さが必要で、寒さに耐えて甘くなります。
だから肥料をやる時期をずらしたり、品種を色々変えて宮崎でも作りやすいものを作っているんです。

【写真】桜に似ている梨の花。匂いのする肥料をまき、虫が自然に来て受粉してくれるようにする

梨づくりへのこだわりは?

完全無農薬!…などと言えればいいんですが、そういうわけにもいきません。
露地栽培で一番怖いのは細菌が発生しやすくなる雨。だから雨が降るたびに消毒は絶対なんです。もちろん有機肥料を使ったりしているけど、本当の意味での無農薬はできません。

でも、一つひとつの作業で決して手は抜かないようにしています。
摘果や袋かけのたびに一つひとつ見ていくから、全部の実に目がいきわたる。すると、「この枝が弱ってるな」というのが気づきやすい。だからすぐに対処ができるんです。
手をかけたほど、目を向けたほどおいしくなるのが梨なんですよ。

袋掛けをする梨の数は、なんと毎年10万個以上!「1日2000袋くらいかけることもありますよ」と本部さん。
袋かけはその大変さから省いている農園が多いそう。
「かけずにいると確かに日が当たって甘くなるけど、細菌がついて収穫率がものすごく落ちる。袋をかけていれば農薬もかからないので、うちは毎年一つひとつ袋かけをしています」と教えてくださいました。

農業もデータの時代!

今は便利な時代になりましたね。
ここ数年は「1日の収穫量がどれくらいか」「今日はどこの畑にどれだけ肥料をやったか」「去年のいつに何の作業をしたか」なんてことを全部データ化して、自宅のサーバーと自分のスマホで管理しています。
ITも活用しないと時代に追いつけないかなって(笑)。

おかげで、前年の畑の様子を参考に来年の栽培方針を決めたりすることもできるようになりました。
こういう風に手をかけて、ようやく安定しておいしい梨を作ることができるようになったんです。

本部さん直伝!おいしい梨の見分け方

梨の表面をよく見ると点々がついているのがわかりますか?
この点の感覚が広い(伸びている)ほどおいしいんです。それから、完熟してない梨は表面がざらついています。全体的な触り心地がつるんとしているのがおいしいですよ!
形としては横から見たとき、横に扁平なほうがいいとされています。ちょっとお尻の形に似ているので「座りがいい」と私は言ってます(笑)。

「キンキンに冷やすより、水に浸けたくらいの冷やし方で自然なおいしさをもっと感じてほしいですね」と本部さん。昔はスイカを水に浸けて冷やす風景が夏の風物詩でしたが、「あのくらいがおいしいんじゃないかな」とのこと。

マンゴーのようなすごく甘い亜熱帯果樹が宮崎は多いから、あの甘さに慣れてしまった人も多いんじゃないかなぁ。
この夏は果物独自のほのかな甘さ・自然なおいしさをもっと感じてみてほしいですね。

そんな本部さんが丹精込めて作った梨は、ふるさと納税でも大人気!
今年も取り扱いがスタートしています。遠方の方はぜひこちらからお申込みください。

ありがとうございます!これからも町のことをたくさんお伝えしていきます!

ふるさと納税推進専門官&しんとみPRライター のなか

新富町にまだまだ隠れているいいところ・面白いことを発掘&発信するため、今日も町を歩き回ります。

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