介助犬にならない犬たちの活躍育成事業

カテゴリー:健康・福祉 

main_img 達成

寄付金額 8,489,847

106.1%

目標金額:8,000,000

達成率
106.1%
支援人数
392
終了まで
受付終了

愛知県長久手市 (あいちけん ながくてし)

寄付募集期間:2020年10月5日~2020年12月31日(88日間)

長久手市×日本介助犬協会

プロジェクトオーナー

介助犬になる犬に対しては公的補助金制度がありますが、介助犬以外の活躍をする犬(啓発担当のPR犬、病院で多くの方を笑顔にするD I犬(Dog Interventionとして医療やリハビリ等の補助のための介入をする犬)、障がいを抱える方とご家族に寄り添う犬(WithYouプロジェクト))には公的補助が全くありません。
犬は障がいの有無など関係なく、すべての人に温かい時間、笑顔、癒し、楽しい時間をもたらしてくれます。介助犬に“なれない”ではない、“ならない”犬だからこそ活躍できる場があります。全ての犬がそれぞれの個性を活かして活躍できるように!介助犬にならない犬たちの活躍育成事業に活用します。
長久手市では、日本介助犬協会の本取組を支援するため、ふるさと寄付金を活用して補助を行っています。

愛知県長久手市

長久手市は、名古屋市東側に位置し、面積は21.55平方キロメートル、人口約5万7千人の街です。

天正12年に徳川・豊臣両氏があいまみえた激戦の地(小牧・長久手の戦い)として名を知られた本市は、平成24年1月に市制を施行して現在の長久手市となりました。
2005年には、愛・地球博のメイン会場に本市にある愛知青少年公園(現在は愛・地球博記念公園に改称)が選ばれ、新たな歴史を刻みました。
名古屋に隣接した市西部は住宅地・商業施設などが多く都市化が進んでいます。また、市東部は今なお自然を多く残しており、市街化された都市と自然豊かな田園の両面を併せ持った二面性の良さを兼ね備えているのが特徴です。

市の中央部を東部丘陵線(リニモ)が走っており、西は地下鉄藤が丘駅、東は愛知環状鉄道八草駅と乗り換えもできます。車でのアクセスも東名高速道路名古屋ICや、名古屋瀬戸道路長久手ICが近く、交通の便にも恵まれています。

GCFプロジェクト進捗情報一覧

  • 目標金額を達成しました!

    2021年02月01日 20:09

    皆さまのご協力で12月31日までに目標の800万円を達成することができました!!
    皆さまのご協力、本当にありがとうございました!!

  • ■キャリアチェンジ犬たちの動画を公開しました♪

    2020年12月24日 12:37

    キャリアチェンジ犬とは、健康面・性格面など何かしらの理由で介助犬には向かないと判断された犬のことです。ただ介助犬には向かなかっただけで、各家庭に笑顔と幸せをもたらす素晴らしい犬たちです。

    そんなキャリアチェンジ犬たちを家族として迎え入れてくださった皆さまからメッセージを頂きました!

  • WithYouプロジェクトのご報告!

    2020年12月16日 18:33

    WithYouプロジェクトとは、なんらかの理由で介助犬に向かないと判断した犬たちを「キャリアチェンジ犬」として、障がいがある児者のご家族へ譲渡する活動です。

    2020年4月にあるご家族に譲渡した元介助犬の訓練犬:オズと、その譲渡先のご家族、そして譲渡の際にオズとご家族のマッチングを行った協会職員に話を聞きました。

  • ■DI(DogIntervention)活動のご報告

    2020年11月27日 18:47

    前回の進捗情報でご報告をした「楓の丘こどもと女性のクリニック」よりDI活動を行っている効果についてメッセージが届きました♪

    おっとりマイペースな性格を活かしてDI犬となったハチは、患者さまだけでなく保護者の皆さまやスタッフにも癒しを与えてくれています。

  • DI犬ハンドラーとその活動を行う犬としてペアで認定を受けました♪

    2020年11月19日 18:44

    ​手や足に障がいがある方の日常生活動作をサポートする介助犬を育成する(社福)日本介助犬協会。(以下、協会)新たに力を入れているのが、Dog Intervention (DI)活動です。医療現場にPR犬を連れて訪問する「動物介在活動」の他、特定の患者さんに対して医師からの指示のもと行われる「動物介在療法」にも取り組んでいます。協会が医療従事者に対してハンドラー研修・認定を行い、この動物介在療法に取り組むのはこれまで聖マリアンナ医科大学(神奈川県)で活躍する「勤務犬」のみでしたが、この度2020年10月に「楓の丘こどもと女性のクリニック(愛知県大府市)」の向野看護師、そしてラブラドールレトリバーのハチが、DI犬ハンドラーとその活動を行う犬としてペアで認定を受けました♪

    きっかけは「楓の丘こどもと女性のクリニック」より患者さんに寄り添う犬について相談を受けていた中、おっとりマイペースな性格を活かし介助犬として活躍していたハチが早期引退をしたことでした。

    ハンドラーとなった向野看護師は、2019年12月に協会の介助犬総合訓練センター(愛知県長久手市)で研修を受け、その後クリニックで実地研修を行ってきました。コロナ禍で一旦ハンドラー研修及び活動を見合わせていた時期を経て、2020年6月以降クリニックでの活動を少しずつ再開。この度、協会が行ったハンドラー試験を経て正式に認定となりました!

     こどもと女性の心をケアする同クリニックで、ストレスや心の傷(トラウマ)を和らげるために、ハチは診察や心理治療への同席を行う他、触れ合いを通じて患者さんとご家族の心のサポートを行います。

    これまでの活動から「ハチのおかげで、通院中も一旦落ち着いて考えることができるようになった」「癒しの時間はとても大切。ハチのようなファシリティドッグがもっと増えてほしい」「子どもが喜んで通院できるようになった」と早くも向野看護師とハチの活動についてはポジティブな声が数多く寄せられています。そして「患者さんの辛いお話を聞くスタッフの負担をハチが軽減してくれる」というように、ハチに関わる関係者誰もが笑顔になっていることも分かります。
     
    クリニックから患者さんへの犬の介入について相談がある中で、ハチの介助犬早期引退があり、良き縁で今回のハンドラー認定に至りました。コロナ禍では心のサポートを必要とする女性や子どもがさらに増え、また悩みが深刻化していく可能性があります。ハチがもたらす癒しと笑顔の力には言葉では言い表せない力があり、今後も協会としてこうした活動を広げていきたいと思っております。

  • センター長 ごあいさつ

    2020年11月11日 14:00

    この度、ふるさと寄附金に共に取り組んでくださっております長久手市より「ガバメントクラウドファンディング©」という「ふるさと納税を活用したクラウドファンディング」のお話をいただき、当会として初めて取り組むことになりました。「介助犬にならない犬たちの活躍支援」のためのふるさと納税に取り組むのは本年が2年目となりますが、今年は特に当会として力を入れております「DI(Dog Intervention)活動:犬の介入事業」にスポットライトを当てております。

    「動物介在活動」や「動物介在療法」といった言葉をご存じでしょうか。犬が持つ癒しの力、そして人を元気にする力に着目し、医療や司法の場でリハビリ中の患者さんや、虐待や性被害を受けた児童に優しく寄り添います。現在聖マリアンナ医科大学(神奈川県)で「2代目勤務犬」として活躍中のスタンダードプードルのモリス、そして楓の丘こどもと女性のクリニック(愛知県)で活躍中のラブラドールレトリバーのハチ。2頭に共通するのは「人が大好き。なでられることが大好き。」という性格です。それぞれ医療従事者がハンドラーとなり活動する中で、2頭のまわりにはいつもたくさんの笑顔が生まれています。

    また、従来より取り組んでまいりました「障がい児者がいるご家庭への犬の譲渡」も、2019年にWith Youプロジェクトと名前を付け、一層力を入れて取り組んでおります。昨年度は新たに3家族とのご縁があり、障害をお持ちの方やそのご家族の癒しとなっているとお話を伺っています。

    犬たち1頭1頭と向き合い、それぞれの適性を見極めながら、得意なことを活かした道に進めるよう、職員は日々悩みながらも、精力的に活動しております。

    これからも、犬を通した活動で一人でも多くの方が笑顔になれますように、「介助犬にならない犬たちの活躍支援」にご支援、ご協力をお願いいたします。

    社会福祉法人 日本介助犬協会

    センター長・訓練部長 水上言

  • 介助犬総合訓練センター~シンシアの丘~にて「ガバメントクラウドファンディング®」開始の記者発表を行いました!

    2020年10月26日 19:04

    現在聖マリアンナ医科大学(神奈川県)で2代目「勤務犬」として活躍中のモリス(写真中央)と職員がリモート出演し、普段のモリスの活躍について話をしてくださいました。

    ハンドラーの竹田看護師からは「リハビリ中の患者さんは、モリスのおかげでリハビリを懸命に進められ、前向きになることができていた。モリスは3度の飯より人に撫でられることが大好き。その性格のおかげで、患者さんの『動こう。手を伸ばしてモリスを撫でよう』という意欲が生まれている。」と。小児科の長江千愛医師からは「モリスの存在を通して患者さん・ご家族・医療スタッフまでもが笑顔になる活動を、是非今後も広げていきたい」とお話がありました。

    介助犬に“ならなかった犬”だからこそ輝ける場所があります。
    多くの方に笑顔を届けられるように皆さまのご支援ご協力をお願い致します。

  • 日本介助犬協会の取り組みをご支援ください!

    2020年10月26日 18:45

    社会福祉法人日本介助犬協会として初のガバメントクラウドファンディングに取り組みます!
    皆さまのご支援ご協力をよろしくお願い致します。

介助犬総合訓練センター~シンシアの丘~

私たち社会福祉法人日本介助犬協会は、愛知県長久手市にある、全国で唯一の介助犬専門訓練施設「介助犬総合訓練センター~シンシアの丘~」で介助犬の育成を行っています。人にも動物にもやさしく楽しい社会をめざして活動しており、2009年の訓練センター開所以降、34組の介助犬と使用者のペアを、北海道から沖縄県まで送り出してきました。また、2004年の団体設立以降、これまで53組の介助犬ペアを送り出して来ており、全国に25以上ある介助犬育成団体の中では随一の実績といえます。
介助犬ペアを目指す肢体不自由者の方が宿泊しながら訓練が行える専門の施設としては全国唯一を誇り、訓練センターには全国から介助犬希望者・使用者のみならず、介助犬について知るために見学で延べ約54,000人もの方が訪れている、活気あふれる施設です。
私たちの事業は「介助犬育成=犬の育成」にはとどまらず、介助犬を通して障がい者がリハビリテーションとして新たなる人生を歩む支援をすることです。当会理事長・専務理事はリハビリテーション科の医師であり、役員にはリハビリテーション・福祉専門職が多く就いています。職員には社会福祉士・介護福祉士も多く、理学療法士・作業療法士も嘱託として深く連携をとりながら、決して「犬の訓練」にとどまらず、広くリハビリテーションとしての介助犬育成を行っている団体です。

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社会福祉法人日本介助犬協会について

アメリカから介助犬を導入した女性を支援するために集まったボランティアが、日本での介助犬育成と普及活動をするために東京都八王子市で任意団体を発足し、1995年に活動を始めたことがきっかけです。
2004年に社会福祉法人を設立し、「人にも動物にもやさしく楽しい社会をめざして」をモットーに、介助犬育成・普及活動、身体障害者補助犬法の啓発活動を全国に展開しました。
北海道から沖縄県まで全国に介助犬育成実績を拡げると共に、2005年から研修生制度として人材育成に取り組み、これまで15期37名の研修生が卒業しています。また、1年間に約250件のイベントや講演にPR犬と共に出向き、のべ87万人の方に介助犬の普及・啓発活動を実施しています。

また、新たな取り組みとして医療現場への犬の介入や、障がいを抱える方のサポートをする犬の譲渡などの公益的な活動にも力を入れています。犬が持つ力で一人でも多くの方が笑顔になるよう、日本介助犬協会はあゆみを進めていきます。

事業内容は、以下の通りです。

・良質な介助犬の育成

一人でも多くの肢体不自由者が自立と社会参加を果たせるよう、良質な介助犬の育成と訓練を行います。若い障がいをお持ちの方が、介助犬というパートナーを得ることで、自立し、行きたいところに行きたい時に行けるようになること、就労して新たなる人生を歩むお手伝いをすることが介助犬育成・訓練事業です。

・人材育成

「良質な介助犬は良質な訓練者から」と、高度な知識と技術を有する介助犬訓練者の養成を行うとともに、介助犬訓練者の資格化をめざします。

・相談および情報提供

各地リハビリテーションセンター等と連携し、介助犬希望者へ適切な助言を行うとともに、障がい者団体を通じて介助犬の有効性や役割等の情報提供を積極的に行います。

・啓発

介助犬が、障がい者が自立し社会参加するために不可欠な犬であると広く知っていただくために、介助犬およびその他の補助犬の必要性と安全性を啓発してまいります。

・研究

専門機関や研究機関と連携し、国内外からの情報収集および調査研究から、より一層の介助犬の効果的かつ効率的な育成をめざします。

・公益的な活動

医療現場等への犬の介入(Dog Intervention)活動として動物介在活動(AAA)/動物介在療法(AAT)の実施、医療専門職のハンドラー養成に取り組む他、障がい児者のご家庭へ犬の譲渡を行います。

介助犬とは、身体障害者補助犬法について

介助犬とは、手や足に障がいのある方の手助けをするために特別な訓練を積んだ犬のことをいいます。盲導犬が目の不自由な方の目となって障害物や曲がり角の存在を知らせるように、介助犬は肢体不自由者の手足となり、日常生活における動作の補助をします。介助犬は介助作業を行うという機能的な役割のほかにも、使用者の精神的な支えにもなります。介助犬と暮らすことによって、一人で外出することの不安が軽減された、家族が安心して外出できるようになった、近所の人との会話が増えた、などの2次的効果もあり、介助犬を通して社会との繋がりがより深くなることが期待できます。介助犬はペットとは異なり、使用者である肢体不自由者と共にお店や公共交通機関等の公共の場所を利用できることが、「身体障害者補助犬法」という法律の元、定められています。現在、日本では62組(令和2年4月現在)の介助犬が活躍しています。しかし、介助犬がいれば生活が変わるといわれている潜在的な介助犬希望者は全国で約15,000人いるといわれており、まだまだ数が足りない現状があります。

介助犬ペアの社会参加を支える法律である「身体障害者補助犬法」ですが、制定までの長い道のりの中で一頭の介助犬と使用者の活躍がありました。その犬がラブラドールレトリバーの「シンシア」です。シンシアの飼い主木村佳友氏は事故で手足がうまく動かせなくなり、失意の底にあった木村氏が一人で外出できるように支えてくれたのがシンシアでした。しかし法律がないことで犬の同伴を断られてしまい、思うようにお店や公共交通機関を利用できない状況がありました。介助犬が社会参加の支えとなるよう法律の制定に向けて動き出した木村氏とシンシアの活躍により、晴れて「介助犬」「盲導犬」「聴導犬」を含む「身体障害者補助犬」を支える法律が誕生したのです。力を尽くしてくれたシンシアから名前を取り、介助犬総合訓練センターは「シンシアの丘」という愛称で親しまれています。
身体障害者補助犬法とは、良質な補助犬を育成して、身体障がい者の自立及び社会参加の促進に寄与することを目的に2002年5月22日に成立、10月1日に施行されました。育成団体側には良質な補助犬の育成が、使用者側には補助犬の行動管理や健康管理が、施設等の受け入れ側には不特定多数の人が利用する民間施設や公共施設、交通機関への同伴を拒んではならないことが義務付けられています。しかしながら、この法律の認知度はまだまだ低く、使用者が飲食店や外出先で同伴を拒否されてしまうことが少なくありません。

また、介助犬と使用者のペア1組の育成には、1頭あたり250万円から300万円程度の費用が必要であり、介助犬として認定された際の補助金(一部自治体のみ)以外のほとんどが、一般の方や法人・団体からのご寄付でまかなわれています。また、介助犬ではなく、別の道へ進む犬たちに対しては公的な補助が一切ありません。しかしながら、介助犬にならなかった犬たちは、医療現場で動物介在療法や動物介在活動などを通じて病気を抱える方のリハビリテーションや心の支えとなる他、PR犬として介助犬の普及・啓発活動を職員と共に行う、障がい児者のいるご家庭で精神的なサポートを行う等、それぞれの個性を活かして活躍しています。本プロジェクトでは、介助犬にならなかった犬たちの育成を積極的に進めていくため、皆さまからのご支援・ご協力をお願いします。

▼犬の幸せを第一に

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私たちは、介助犬として暮らすことが犬の負担にならないよう個々の犬の適性を見極めることが大切だと考えています。介助犬に向いていない性質の犬を無理に介助犬にすることはありません。そのため、介助犬になる割合は高くなく、新たな道を歩む犬が多いのが現状です。
人との信頼関係のもとに、人と一緒に作業を学んでいくことが喜びと感じられる体験を通じて、無理なく自然に仕事をこなせるようにトレーニングを行っています。犬が生まれ持った得意なことを作業に結び付けていき、上手にできた時にタイミングよく褒めることで、犬自身が自信をもって楽しく作業ができることを大切にしています。この方法は、訓練中の犬に過度の負担をかけず、それぞれの能力・個性を最大限に生かして育成することができます。このように、全ての犬がハッピーになるように、楽しく遊びの延長でトレーニングを行っているため、犬たちはいつでも嬉しそうに尻尾を振ってお仕事をしてくれます。
続いて、介助犬にならず、他の道を歩む犬たちについてご紹介します。

▼介助犬にならない犬たち

私たちは、介助犬の育成をメインに行っていますが、介助犬になる犬は、訓練を受けた犬のうちの2~3割程度です。健康面・性格面など何かしらの理由により介助犬には向かないと判断された犬は、介助犬にはなりません。そのような犬たちは、PR犬・繁殖犬として、DI犬(医療現場で動物介在療法や動物介在活動をする犬、後述)として、障がいなどの困難を抱える人やお子さんとそのご家族のサポートを担う犬として、また一般のご家庭でペットとして活躍しています。

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▼たくさんの人に介助犬のお仕事を紹介「PR犬」

PR犬とは、イベントや講演会等で介助犬のお仕事を紹介する犬のことです。
現在、新横浜本部にて3頭、訓練センターにて5頭のPR犬が活躍しています。作業意欲が高く、人に触ってもらうことが大好きで、楽しくお仕事紹介をしてくれるPR犬たちは、介助犬の普及・啓発活動の大きな力となっています。

▼協会の候補犬確保を支える犬たち「繁殖犬」

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良質な介助犬を育成するために、血統や性格、健康面を重視して自家繫殖を行っています。現在活躍している繁殖犬は8頭です。介助犬の適性のある犬を安定的に確保し、介助犬、繁殖犬の質の向上に繋がるよう、海外の実績のある団体にも協力して頂き、取り組んでいます。

▼犬は医療を救う?!病院で患者や医療従事者に勇気と笑顔を「Dog Intervention活動」

犬を介して笑顔や意欲を引き出せるように、PR犬を連れた病院への訪問(動物介在活動)や、特定の患者さんに対して医師からの依頼の元、動物介在療法の実施、大学病院へ動物介在療法のためのDog Intervention(犬の介入事業)として、DI犬の貸与なども行っています。

神奈川県の聖マリアンナ医科大学病院へは「勤務犬」の貸与と共に、ハンドラーとなる医師と看護師に対して研修を実施し、ハンドラー認定を行っています。2015年4月に初代勤務犬ミカと共に小児外科医師・看護師の2名のハンドラーが誕生しました。その後ミカの引退に合わせて、2019年2月に2代目勤務犬モリスと看護師2名のハンドラーが誕生し、現在も活躍しています。DI犬の活躍により、手術を嫌がる子どもが、犬のリードを握り一緒に歩くことで、病室から手術室への移動時間が40分から5分に短縮したというケースや、手術を拒否し続けていた子どもが笑顔で手術室に向かい、無事に治療することができた、というケース、痛みを伴う骨髄穿刺の場面で麻酔の導入時、覚醒時に患者さんに静かに寄り添うケースなど、犬が持たらす笑顔と安らぎの力には大きな可能性を感じます。患者の心に寄り添うだけでなく、笑顔で治療を受ける様子をみたその親御さんの笑顔や安心にも繋がっています。さらに、ストレスの多い医師や看護師の笑顔の源や癒しにも大きく貢献しています。
他にも多摩病院(神奈川県)、国立病院機構箱根病院(神奈川県)、野のすみれクリニック(神奈川県)、楓の丘クリニック(愛知県)での動物介在療法・動物介在活動を実施しています。

▼介助犬だけが特別な犬じゃない!障がい児・者を支える「With Youプロジェクト」

犬を飼いたいと考えていても、どのような犬を迎え入れてよいか分からない、と悩まれている障がい者や障がい児のいるご家庭に対し、人と犬、両者の個性を丁寧にマッチングして犬を譲渡する取組みを、2014年よりWith Youプロジェクトとして推進しています。介助犬を目指して育てた訓練犬の性格や、遺伝性疾患を含む健康状態も把握できていることから、個々のご家庭の特徴や生活スタイルに合った犬をご紹介でき、且つ、お試し飼育もしていただけるため、安心してご家庭に犬を迎えて頂きます。プロジェクト開始以降、17頭が障がい児者のご家庭の一員となりました。
愛知県に住む高松佑女花ちゃん(9)には知的障害があります。2017年にキャリアチェンジ犬「ノイヤー」を紹介し、一緒に暮らしています。それまでお母さまがつきっきりで世話をしていた佑女花ちゃんでしたが、ノイヤーが来てからは一緒に遊んだり、添い寝するようになる等、お母さまが家事や他の兄弟姉妹と過ごす時間がとることができるようになり増えたりと、家族みんなに笑顔が増えたそうです。障がい児本人の精神的な安定や成長が見られただけでなく、家族の大きな支えとなり、犬の持つ笑顔と癒しの力が最大限に発揮されています。

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その他の動画はこちら

▼司法の場に「付添犬」で安心を

2020年最新の取り組みとして、虐待や性被害を受けた子どもが、安心して自分の受けた出来事について、司法関係者や医療従事者に伝えられるよう手助けをする「付添犬」の取り組みを始めました。被害を受けた子どもにとってこの伝えるという作業は、とても勇気のいることであり、計り知れないストレスを伴います。子ども達の気持ちが少しでも安らぐように、司法の場において話すことができるよう付添犬は子どもたちに寄り添います。

みなさまの支援で出来ること

日本介助犬協会の運営は、皆さまからのご寄付で成り立っております。日本介助犬協会は、これからも、犬と共にあらゆる障がいや課題を抱える人に笑顔と生きる力を提供していきます。皆様のご支援を宜しくお願い致します。

日本介助犬協会と長久手市

長久手市では毎年市内全校の小学5年生がシンシアの丘へ見学に訪れるプログラムがあります。市の施設である平成こども塾主催の介助犬教室は毎年キャンセル待ちが出るほど人気で、子どもたちのみならず、広く地域に根ざした介助犬の普及・啓発活動を行っています。また、長久手市主催のイベント(長久手市民まつり、長久手市福祉まつり、長久手古戦場桜まつり)にも毎年参加しており、昨年(2019年11月)には、長久手市文化の家にてシンシアの丘開所10周年記念式典を共催しました。介助犬訓練犬のパブリック訓練(公共施設でのトレーニング)では市内の施設を利用しています。訓練犬は介助犬の認定を受けていないことから、通常は公共施設、公共交通機関の利用ができませんが、長久手市内の施設の多くはこういった訓練中の犬たちを特別に受け入れています。日本介助犬協会が行っている介助犬の育成・普及活動において、長久手市の協力は欠かせません。

日本介助犬協会は、これからも長久手市と共に「日本一の福祉のまちづくり」を推進し、そして犬と共にあらゆる障がいや課題を抱える人に笑顔と生きる力を提供してまいります。私たちの活動に是非ご支援をよろしくお願い致します。