ひなビタ♪キャラクターをデザインしたマンホール蓋を製作し、白壁土蔵群周辺の回遊性を高めたい!
カテゴリー:観光・PR
寄付金額 4,617,072円
目標金額:1,000,000円
- 達成率
- 461.7%
- 支援人数
- 499人
- 終了まで
- 受付終了
鳥取県倉吉市(とっとりけん くらよしし)
寄付募集期間:2019年12月2日~2020年2月29日(90日間)
鳥取県倉吉市

倉吉市は鳥取県中部に位置する人口約5万人のまちです。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている打吹玉川地区(通称白壁土蔵群)は、山陰の小京都とも呼ばれ多くの観光客でにぎわっています。
しかし、滞在時間の短さや白壁土蔵群以外の周辺エリアに人が回遊していないという課題が上げられます。
一方で、平成28年には、倉吉市が舞台のモデルではないかとファンの間で話題となっていたキャラクターバンドコンテンツ「ひなビタ♪」との連携をスタート。前代未聞となる架空のまちとの姉妹都市提携やコラボイベントの開催などをとおして、多くの若いファンが倉吉を訪れています。
「ひなビタ♪」をデザインしたオリジナルマンホール蓋を製作・設置することで、回遊性を高め滞在時間の延伸を目指します。
世界で唯一!“レトロ&クールツーリズム”によるまちづくり
歴史・文化と最先端のポップカルチャーの融合・調和

倉吉市の観光の中心地である白壁土蔵群は、赤い石州瓦に白い漆喰壁、黒い焼き杉の腰板を配した土蔵が立ち並んでおり、その風景は倉吉ならではのどこか懐かしい落ち着いた景観を形づくっています。
近年では、平成26年に世界的なフィギュアメーカーである㈱グッドスマイルカンパニーの日本初工場を誘致したことをきっかけに、フィギュアやアニメといった“クールジャパン”の素材と、白壁土蔵群に代表される“レトロ”な町並みや素材を融合・調和させることで、これまでにない観光誘客を図っていくことを目的に“レトロ&クールツーリズム”を掲げ取り組んできています。
平成28年には、キャラクターバンドコンテンツ「ひなビタ♪」との連携をスタートさせ、コラボイベントや地域の方との交流などをとおして、「倉吉に帰りたい」という合言葉のもと多くの若いひなビタ♪ファンが倉吉ファンとして、まちづくりに関わる関係人口の創出や移住定住にも結び付いています。
その一方で、白壁土蔵群には年間60万人の観光客が訪れているものの、日帰りによる来訪者が約4割を占めていることや、周辺温泉地に宿泊する方が多いこともあり、平均的な滞在時間は1時間56分と短い点が課題となっています。
白壁土蔵群の西側エリアには、当市におけるポップカルチャーの中核施設「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」やパワースポットとして知られる満正寺、県指定保護文化財の小川家(整備中)などが徒歩圏内に存在していますが、白壁土蔵群を訪れる観光客の回遊に繋がっていないのが現状です。
白壁土蔵群と西側エリアの素材を繋ぎ、白壁土蔵群を訪れた観光客を回遊させる手段として、「ひなビタ♪」をデザインした世界にここだけにしかないマンホール蓋を設置することで、周遊エリアの拡大や滞在時間の延伸を目指します。
「ひなビタ♪」とは
とある地方都市『倉野川市』で暮らす5人の女の子がバンドを結成し、音楽の力で自分たちの住む商店街に活気を取り戻そうと奮闘する『地域活性化』をテーマとした物語。
ウェブ上で展開される物語をとおして、楽曲の制作過程や込められた想いなどを共有しながら、CDやゲーム、ライブイベントなどで楽しむことができる。
ひなビタ♪に登場する風景や歴史的背景などが倉吉市とよく似ていることから、「倉野川市のモデルは倉吉市では?」とファンの間で話題になっていたことを受け、平成28年4月1日に実在のまちと架空のまちとの前代未聞となる姉妹都市提携を締結。
以降、様々なイベントなどを通して多くのファンが倉吉へ訪れている。

全国の若いファンが地域の課題を解決する!
ともにまちづくりを行う関係を目指して

平成30年には、地元事業者や行政、観光協会、商工会議所が一体となり、ひなビタ♪と倉吉を盛り上げていくことを目的に「倉吉ひなビタ♪応援団」を結成しました。
今では70団体以上が参画し、定期的に“作戦会議”を開催し情報共有や横の連携を図るとともに、食べ歩きイベントやキャラクターパネル探しなど、キャラクターの誕生祭イベントを年5回開催するほか、Twitterを活用した情報拡散などを行い、地元事業者・住民が中心となって継続的に多くのひなビタ♪ファンに訪れていただく工夫を実施しています。
これらの取り組みをとおして、全国から訪れるひなビタ♪ファンとそれを迎える地元事業者・住民との交流も進み、新たな倉吉ファンが着実に増えています。
中には倉吉へ移住し、地元住民として「倉吉ひなビタ♪応援団」の活動に参加いただく方も出てくるなど、共にまちづくりを行っていく関係人口にも発展しています。


今回のプロジェクトは、こうした地域とファンが一体となった取り組みに加え、GCFを活用することで広くひなビタ♪ファンによるまちづくりへの協力・参画を促すとともに、完成したマンホール蓋を巡ることで地域の回遊促進を図るものです。
今回のご支援は世界にひとつだけのマンホール蓋を製作するための費用の一部に充てさせていただきます。
■春の行楽シーズンに向けた設置を目指す
桜の時期に新たな周遊目的の提案を
【寄附金の使い道】
ひなビタ♪のキャラクターを描いたオリジナルマンホール蓋2種(日向美ビタースイーツ♪版、ここなつ版各1枚)を製作する費用の一部
・デザインマンホール製作経費(2種各1枚):80万円
・啓発普及費:20万円など
※目標金額に達しなかった場合でも、全額をマンホール蓋製作費に活用させていただきます。また、目標金額以上の寄附をいただいた場合、本プロジェクトをはじめとしたポップカルチャーによるまちづくりの経費として活用させていただきます。
【事業実施のスケジュール】
・2019年12月~2020年2月:プロジェクトのスタート・ファンへの周知
・2020年4月:マンホール蓋お披露目
白壁土蔵群と西側エリアの観光資源を繋ぐ!
新たな回遊ルートの確立に向けて

倉吉市では、平成26年に㈱グッドスマイルカンパニーの日本初工場を誘致して以降、ポップカルチャーを活用したまちづくりを推進してきました。
平成27年には、同社のフィギュア約600体を展示した「フィギュア博覧会2015」を開催し、約1ヶ月間の会期で全国から2.5万人の方にお越しいただきました。
平成30年4月には、老朽化により一度は解体が決定した日本に現存する最古の円形校舎が、地元民間団体の手でフィギュア約2,000体が展示される「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」として生まれ変わり、本市におけるポップカルチャーの中核施設となっています。令和元年6月には、ここでしか見られない貴重な資料を展示した「ひなビタ♪ギャラリー」を開設し、多くのファンが訪れています。


しかし、円形劇場くらよしフィギュアミュージアムと倉吉観光の中心地である白壁土蔵群とは1kmほどしか離れていないにも関わらず、点在する観光資源を繋ぐ周遊ルートが確立されていないのが現状です。
このような課題を解決するためには、市や観光協会、地元事業者などが一緒になり取り組みを進めていく必要性を感じています。
今回の取り組みはその具体的な施策のひとつとして、それぞれの地点にオリジナルデザインのマンホール蓋を設置することで、回遊の促進を図り、滞在時間の延伸や地域の賑わい創出を目指すものです。
まちなかを往来する若い人たちの姿が、新たな地域資源の掘り起しや商業機会の創出に繋がることを期待しています。
事業に携わる方の思い
倉吉市長 石田 耕太郎
■ともにまちづくりを行うパートナーに

倉野川市と姉妹都市提携を結んで以来、これまで多くのひなビタ♪ファンの皆さんが倉吉を訪れ、たくさんの交流が行われてきました。実在のまちと架空のまちとの姉妹都市提携という前代未聞の取り組みから始まったひなビタ♪と連携したまちづくりではありますが、結果として多くの新たな“倉吉ファン”の獲得につながっていることを実感しています。
県外のひなビタ♪ファンの方々は、「倉吉に行く」ことをよく「倉吉に帰る」と言われます。倉吉出身じゃなくても「倉吉に帰る」、初めて倉吉を訪れる方でも「初めて倉吉に帰る」という具合です。ひなビタ♪に登場する倉野川市の雰囲気や空気感を倉吉で感じることで、「遂にあのまちへ来たんだ」という思いはもちろんあるのでしょうが、この倉吉のまちが持つ“どこか懐かしい心のふるさと”のような空気感を感じてもらえているのではと思っています。
今後も、ひなビタ♪ファンと倉吉市民とが積極的に交流をすることで元気を分け合い、まちづくりの良きパートナーとなることを期待しています。多くの倉吉へ「帰ってくる」ひなビタ♪ファンの方々に、地元の人は「ようこそ、お帰りなさい」と伝える、そんな関係性をつくることができればと思っています。
倉吉ひなビタ♪応援団 団長 小林 健治さん
■若者がまちなかを歩く姿を目指して

当初、応援団長にとの要請を受けたときは、ファンと年齢差のある自分に務まるか心配でしたが、周囲の支援もあり引き受けました。初めは「ひなビタ♪ってなんだいな?」と思っていましたが、公式ガイドブックを読んだり応援団主催のセミナーに参加するなどして勉強を始めました。応援団長を訪ねて来られるファンはみんな礼儀正しく、ファンをあたたかく迎え入れる倉吉市民に応えてくれた姿なのだと感じています。
平成28年10月には、鳥取県中部を震源地に最大震度6弱、マグニチュード6.6の鳥取中部地震が発生しました。震災の直後には、多くの報道などにより観光客の数が大きく落ち込んだ時期が続きましたが、そんな時に最初に連絡をくれたのはひなビタ♪ファンでした。ボランティアに参加したファンもたくさんいます。彼らが倉吉に根付いてくれれば、人口減少の歯止めになるかもしれません。倉吉のまちづくりのために協力し、それが定着できればと思っています。
今回のひなビタ♪デザインマンホール蓋の製作・設置が、新たな倉吉への来訪動機となり、まちを歩く若い方が増えるきっかけになればと願っています。
全国のひなビタ♪ファン、倉吉ファンの皆さまへ
倉吉市からのメッセージ

「地方創生」が大きなテーマとなっている昨今、人口が急速に減少に向かう中で、いかに地域の活力を維持していくのかが当市でも大きな課題となっています。
そんな中、白壁土蔵群に代表される歴史・文化資源を観光資源として、若者世代や外国人の興味関心を喚起する新たな地域資源(ポップカルチャー)と融合・調和させることで、これまでにない観光需要の創出が図られています。
これからも、市民や市内事業者はもとより、誘致企業やコンテンツ、倉吉を訪れる観光客などと連携・協力することで、バーチャルとリアルの交錯するまちおこしの展開による関係人口の創出・移住の促進など、倉吉市ならではの地方創生へつなげていきます。
お礼の品一覧
【注意事項】
倉吉市にお住まいの方は、ご寄附をいただいても返礼品をお送りしておりません。あらかじめご了承ください。
※5,000円以上のご寄附をいただいた場合は、寄附者芳名板への掲載は可能です。
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2019年12月03日 11:41
目標金額達成の報告と引き続きの応援のお願い
12月2日、プロジェクトの公開から僅か12時間で目標金額を達成いたしました。
皆さまからのたくさんのご寄附と応援、誠にありがとうございます!
多くのひなビタ♪ファンの皆さまからの熱い応援メッセージ、本当に感謝いたします。
ご期待に応えられるよう、プロジェクトを実行してまいります。
さて、目標金額は達成しましたが、寄附の受付は当初の予定どおり2020年2月29日(霜月安吾さんの誕生日)まで続きます。
目標金額を上回りいただいた寄附金は、本プロジェクトをはじめとしたポップカルチャーによるまちづくりへ活用させていただきます。
引き続きの応援、お待ちしています♪もっと見るまだコメントはありません
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鳥取県倉吉市
倉吉市は、鳥取県中部に位置する人口約5万人のまちです。古くは伯耆国の国庁が置かれ、政治・経済・文化の中心地として繁栄してきました。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている白壁土蔵群は、江戸後期から昭和初期にかけての町家や商家が数多く残っており、ゆったりと落ち着いたまちなみが多くの観光客に喜ばれています。
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