• TOP
  • 過去実績
  • 300年を超える歴史を持つ『南部ばやし』の保存・伝承に向けて、物品等の整備を行いたい。

300年を超える歴史を持つ『南部ばやし』の保存・伝承に向けて、物品等の整備を行いたい。

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

main_img

寄付金額 194,000

19.4%

目標金額:1,000,000

達成率
19.4%
支援人数
20
終了まで
受付終了

岩手県遠野市(いわてけん とおのし)

寄付募集期間:2019年11月22日~2020年2月21日(92日間)

岩手県遠野市 × 仲町南部ばやし保存会

プロジェクトオーナー

300年以上の歴史がある『遠野南部ばやし』は、誠に優雅な祭囃子です。

私たち仲町南部ばやし保存会では、遠野市内外で南部ばやしを披露しています。

今回のクラウドファンディングでは、南部ばやしに使用する衣装や道具を再整備することにより、南部ばやしの保存・伝承を図りたいと考えています。また今後、気軽に南部ばやしに参加してもらうために3か年計画で、物品等を整備し、交流人口の拡大を図っていきます。

地域文化の継承に向けて

郷土芸能は地域に誇り

 

柳田國男の『遠野物語』の舞台として知られる遠野市。南部ばやしの優雅な囃子は町方を代表して『静』の世界を醸し出しています。

江戸時代に遠野を治めた遠野南部家第22代直義公が、遊芸師に命じて、京の祇園囃子を模して作らせた芸能と伝えられています。

昭和30年ごろ『仲町南部ばやし保存会』が結成されて以来、多くの皆様のご協力の基に仲町南部ばやしを後世に残すために伝承活動を行っています。

本年度は衣装の整備を行い、地域に伝わる郷土芸能を次の世代に引き継ぎたいと考えています。

南部ばやしとは?

南部ばやしの歴史と組み立て

口伝によると、1627年に八戸から遠野へ移封された遠野南部家第22代直義公が、1661年八幡神社を現在の地に遷宮し祭りを盛大に行いました。この時に旅の遊芸師に命じて京都の祇園ばやしを模し、遠野の特色を取入れて作られたのが『南部ばやし』の始まりとされています。

囃子は、太鼓、三味線、笛、大鼓、小鼓からなり、囃方に歌、踊りがついております。演目は神社に奉納に向かうときに舞う『通り』、町内に戻るときに舞う『帰り』があります。『帰り』は別名『六方』ともいい、東西南北に天と地を加えた六方を鎮める囃子ともいわれています。

■参加して楽しい仲町南部ばやしを目指して

今年の目標は『踊り』の着物の整備

【寄附金の使い道】
仲町南部ばやし伝承に向けての衣装等の整備

・着物等の衣装の整備:100万円

※目標金額に達しなかった場合、集まった金額に応じて着物等の衣装の整備を行います。

【事業実施のスケジュール】
・2020年4月~5月:着物等衣装の整備
・2020年7月~8月:遠野まつりに向けての市外からの参加者(来訪)の募集
・2020年9月:日本のふるさと遠野まつり 参加

今年の目標は『踊り』の着物の整備

仲町南部ばやしで

交流人口の拡大

2011年3月、遠野市は震度5強の地震に見舞われました。半年後の9月、遠野市最大のイベント『日本のふるさと遠野まつり』に参加も危ぶまれた『仲町南部ばやし』ですが、遠野市内外の多くの皆様のご協力の基に無事遠野まつりに参加することができました。その後も市外の多くの方々のご参加をいただき現在に至っております。


今回の事業を行うことにより、地域に伝わる『仲町南部ばやし』の伝承に向けてのさらなる強化を行うと共に、『仲町南部ばやし』をツールとした交流人口の拡大を図ります。

事業に携わる方の思い

遠野市産業部観光交流課長 菊池 功幸

■日本のふるさと遠野まつりを後世に。

写真

遠野まつりは、毎年9月第3土日の2日間行われており、参加者、観客数合わせて3万人を超す、遠野で最も規模が大きいイベントです。

近年、遠野まつりの参加団体から、少子高齢化の影響等により、出演者不足について課題となっている旨の発言が目立つようになってきました。

まつりは、地域住民の手によって伝統芸能の継承、地域全体の連帯と協調、他地域間の交流が図られるだけでなく、関係人口と交流の活性化が図られ、後には定住化へのきっかけともなりうる、大きな意義を持つものと考えています。

遠野遺産「遠野南部ばやし」を活用した交流促進事業により、寄附者からの応援をいただくことにより、衣装、小道具等、団体運営の基礎的な整備に活用されることとなるため、まつり参加団体の強化は遠野まつりの維持存続に不可欠です。

このプロジェクトが他団体へ広がることによって、遠野市の活性化及び他地域への波及と過疎地域の活性化につながる先駆的な取り組みとなることに期待しています。

仲町南部ばやし保存会 会長 笹村 庄吾

写真

300年以上にわたり継承されてきた遠野特有の郷土芸能『南部ばやし』。仲町では昭和30年ごろから現在に至るまで、地域の方々を始め、遠野市内外の多くの方々の繋がりにより伝承されてきました。

『仲町南部ばやし保存会』は、遠野の中心部にありますが、商店街の衰退、少子高齢化等の影響により、ここ数年『仲町南部ばやし』の伝承に苦悩しております。今、伝承のスタイルを変えることにより、全国の皆様と新たな『繋がり』を作り、新たな『仲町南部ばやし』を作りたいと考えております。

『見て楽しい』、『やって楽しい』参加したくなる南部ばやしを目指して、今回のクラウドファンディングに応募しました。多くの皆様からのご賛同・ご協力をお待ちしております。

みなさまの支えでつなぐ、遠野の文化

日本のふるさと遠野まつりを後世に。

写真

遠野市は、郷土芸能の伝承と、地域の活性化、交流・関係人口の拡大にむけ、市民総意で取り組んでいます。

人口約28,000人の市ですが、毎年9月第3土日に行われる「日本のふるさと 遠野まつり」には2日間で、60団体以上、約1万人が演者として参加します。

このまつりを今後も盛り上げながら、継承していくことについて、本プロジェクトのご支援に心よりお礼申し上げます。

市は、今後も更に遠野まつりにおける郷土芸能の振興を通じて、地域の活性化、交流・関係人口の拡大を図ってまいりますので、是非、遠野へお越しくださいますよう、よろしくお願いいたします。

※目標金額に達しなかった場合でも、数量を調整して、物品等の購入を行います。

お礼の品をご紹介

仲町南部ばやしオリジナルグッズ

10,000円

仲町南部ばやし特製手ぬぐい

10,000円

20,000円

仲町南部ばやし特製ミニ半纏

※襟元の歌舞伎十八番と記載されているところに仲町南部ばやしと入ります。

20,000円

30,000円

仲町南部ばやし特製ミニまわし若しくは巾着

※寄附者のお名前が入ります。
※家紋の部分は仲町なんぶばやしと入ります。

30,000円

現在進捗情報はありません。

岩手県遠野市

遠野市は、岩手県の中央部を南北に貫く北上高地の中南部近くに位置する遠野盆地の小都市です。江戸時代には南部藩の重要拠点の一つとして、また県央部と沿岸部の交通の要衝、宿場町として栄えた地域です。

焼肉と言えば穴あきバケツでジンギスカンを食べる独自の文化や、ホップの生産量は国内随一であり、キリンビールのとれたてホップ一番搾りには、遠野産ホップが使用されています。