• TOP
  • 過去実績
  • こども流鏑馬大会を成功させ、貴重な馬事文化である流鏑馬を次世代に!馬とのふれあいがこどもの生きる力に!

こども流鏑馬大会を成功させ、貴重な馬事文化である流鏑馬を次世代に!馬とのふれあいがこどもの生きる力に!

カテゴリー:観光・PR 

main_img

寄付金額 374,000

37.4%

目標金額:1,000,000

達成率
37.4%
支援人数
25
終了まで
受付終了

岩手県遠野市(いわてけん とおのし)

寄付募集期間:2019年11月1日~2020年1月31日(92日間)

岩手県遠野市

プロジェクトオーナー

柳田國男の『遠野物語』の舞台として知られる遠野は、名馬を輩出する「馬産地」としても知られています。

「流鏑馬」は、人馬一体の境地を表現する、馬事文化の象徴と言ってもよい貴重な文化です。この貴重な文化が、昨今の生活様式の変化で馬を飼う家庭が減少し、馬とのふれあいが少なくなる中で存続の危機に瀕しています。

今回のクラウドファンディングを通じ、「こども流鏑馬」を広く周知し更に盛り上げ、貴重な流鏑馬を次世代に継承し、馬事文化の担い手を育成する場として守り伝えていきます。多くの皆様のご支援が、こどもたち一人ひとりの笑顔へと繋がります。どうぞご協力をお願いいたします。

680年の伝統を誇る流鏑馬を後世に!!

馬事文化の伝承者となる

■馬とふれあう機会の減少

柳田國男の『遠野物語』で知られる遠野。古き良き生活と伝統が息づく遠野市は、古来より「馬産地」としても知られ、「南部駒」と呼ばれる数々の名馬を輩出してきました。

有名なところでは、ひよどり越えの逆落としを成功させた源義経の愛馬が「太夫黒」という南部駒だったと言われています。

馬と人がともに暮らす「南部曲り家」ひとつとっても、この地域がどれだけ馬を大事にしてきたかご理解いただけるでしょう。

それだけ馬と関わりの深い地域にもかかわらず、近代化による生活様式の変化により馬を飼う家は少なくなり、ましてやこどもが馬と触れ合う機会はほとんどありません。

■こども流鏑馬とは?

日本で唯一遠野でしか行われていない、こどもが引馬に乗って3つの的を射る行事です。平成4年に第1回を開催し、28回を数えます。

こども達の健やかな成長を願うのはもちろんのこと、馬産地遠野にふさわしくこども達が馬と触れ合う機会を提供するとともに、南部流鏑馬という貴重な文化に興味持ってもらうきっかけになればと始められました。

■こども流鏑馬存続の危機から、規模を拡大しての開催に

平成4年に初開催した当時は3頭のポニーと10名の射手により行われていましたが、平成29年に協力いただいていたポニーの飼い主が飼育を辞められたことがきっかけで、馬の調達難と資金不足から存続の危機に瀕しました。

しかし、全国でも唯一のこども流鏑馬の灯を絶やしてはいけないと馬関係者が奮起。全国各地の流鏑馬大会を運営するなど、流鏑馬イベント開催のノウハウが豊富な流鏑馬競技連盟東北支部に協力を仰ぐとともに、各種助成金を活用し、さらに多くのこども達に流鏑馬を経験してほしいという思いから、ポニー3頭を体格の大きい和種馬6頭に、射手の定員を10名から20名に増やし、当日飛び入り参加OKの体験会の開催、全国的な盛り上がりを見せる競技流鏑馬大会を併催するなど、規模を拡大して行いました。大会は大成功に終わり、こども達の満ち足りた笑顔が印象的でした。

■さらなる交流の拡大・地域活性化を目指して

この度より広く、全国各地の馬愛好家の皆様や、こどもへの自然体験を推奨されている方々などにもこども流鏑馬を知っていただき、ファンになっていただくきっかけとなりますことを期待し、クラウドファンディングに挑戦いたします。

みなさまのご支援が、将来を担うこども達を大きく成長させることに繋がります!

こども流鏑馬大会・体験会を成功させよう!

流鏑馬ってどんなことをするの?

流鏑馬は、馬に乗って3つの的を射ることです。的に当てるためにはまず弓矢の扱いに慣れなくてはなりません。

こども流鏑馬大会に参加する選手は、5月1日から4日まで弓矢の練習を行います。形の稽古から始めて、弓の持ち方、矢のつがえ方、ねらいのつけ方、矢の放ち方などを学びます。大会前日には本番と同様の装束を身にまとい乗馬練習を行います。

馬に蹴られないよう後ろには回らないことなどの注意点を学び、実際に馬上から的に向かって弓を引いてみます。地面に立って行うときと違い、揺れる馬上から的に当てるのは至難の業です。

また、矢をつがえるのをもたもたしていると、矢を射る前に的を過ぎてしまい外れとなります。こども達が実力を出し切れず悔いが残らないよう、南部流鏑馬の経験者が丁寧に指導します。

当日参加できる「流鏑馬体験会」では、競技流鏑馬の選手による指導のもと、形の稽古から弓矢の扱い方、そして実際に馬上から的に向かって矢を飛ばすところまで体験できます。

流鏑馬に対するハードルをぐっと下げ、将来の流鏑馬選手の発掘にもつなげていければと思います。

「こども流鏑馬大会」が終わると、すぐに「競技流鏑馬大会」が始まります。

体験会で指導してくれた競技流鏑馬の選手が、その熟練の技を披露し、的中を競い合います。

その迫力に、こども流鏑馬大会に参加したこども達は憧れのまなざしを向けることでしょう。

寄附の使い道

こども流鏑馬大会実施に係る資金に使用させていただきます。

・印刷製本費:40,000円(チラシ作成、印刷費)
・運搬費:565,000円(馬代金、馬輸送費、馬スタッフ費用)
・旅費交通費:60,000円(協力者宿泊費)
・研修費:30,000円(指導謝礼)
・使用料:63,000円(音響設備レンタル、仮設トイレレンタル)
・手数料:139,000円(保険代、クリーニング代、返礼品郵送料、新聞折込チラシ)
・消耗品費:153,000円(返礼品作成費、的用発泡スチロール、馬走路用縄等)

※目標金額に達しなかった場合、規模を縮小しての開催も検討いたします。目標金額以上の寄附を頂いた場合、来年度以降更に充実した活動にするための資金として活用させていただきます。

流鏑馬を通じた馬事文化伝承の場の提供

そして、馬事文化の担い手へ―

最初、「馬が怖い」と言っていたこどもも、一度馬に乗ると「馬って楽しい!」に変わり、馬事文化のすそ野の拡大に貢献している実感があります。

また、射手として参加するこどもたち以外にも、地元の高校生がボランティアとして運営に関わって頂いており、こども流鏑馬は、単なる流鏑馬の技術を披露する場ではなく、世代や立場、役職も違う様々な人と協力し合いながら一つの行事を作り上げていくことを通じて、人間的な成長につながる場となっています。

さらに、日本古来より武道は技の習得だけでなく精神の修養も重視してきましたが、流鏑馬も例にもれず、礼儀作法を学ぶことができます。

このように、一過性のイベントとせず、馬文化に興味を持ってもらい、人間性や社会性を涵養し、将来的には馬事文化を受け継ぎ、そして次世代へと伝承する人材を育成する場となることを期待しています。

■桜満開のこどもの日に

桜咲き競い鯉のぼりが泳ぐ八幡宮境内で

2020年5月5日に開催いたします
■2019年
・3月:第1回実行委員会(事業概要決定)
・4月:第2回実行委員会(事業詳細決定)、こども流鏑馬選手募集、弓矢練習開始
・5月:前日乗馬練習、当日事業実施
・6月:第3回実行委員会(事業報告、決算、反省会)

桜咲き競い鯉のぼりが泳ぐ八幡宮境内で

事業に携わる方の思い

遠野市産業部畜産園芸課長 小森 孝夫

■馬事文化を守り続ける活動のために!

写真

令和元年の夏、小学生を対象とした「馬学講座」を一般社団法人遠野市畜産振興公社の協力をいただき初めて開催しました。「こども流鏑馬」をきっかけに馬に興味をもった子、初めて馬に触れる子、夏休みの体験行事として参加した子、きっかけはさまざまでしたが、参加したこどもたちは皆、目を輝かせて馬と触れ合っていました。

「こども流鏑馬」は、古来より続く伝統武芸「南部流鏑馬」の保存、継承を図るため、その基礎となる人材育成を目的に市民有志により行われている活動です。たくさんの人たちが馬を大切に思い、愛情をもって育て、馬を通じた文化を育み、そして、心豊かに暮らしています。馬に携わるそんな人たちの思いが「こども流鏑馬」という形になって受け継がれています。

本市では、「遠野市馬事振興計画」を策定し、馬に関わる伝統文化の保存、継承を行ってきました。馬と関わる人材を育成し、次世代につないでいくためには、馬との暮らし、文化、触れ合いに魅力を感じ、馬を操るだけではなく、生産、改良など馬産振興に情熱を注ぐ人材の育成・確保が必要です。その人材をつくるための種をまき、育て、実らせることができる活動が「こども流鏑馬」だと考えております。

ぜひ、皆さまにもご協力いただき、この日本の伝統文化を守っていただきたいと思います。この誇れる文化を次世代に残してあげることができるのは、今を生きる私たちです。

ぜひ、この活動にご賛同いただき、ご支援くださいますようお願いします。

こども流鏑馬実行委員会 会長 菊池 茂勝さん

■馬産地遠野ならではの文化を残したい!!

写真

岩手県は明治以前南部藩が治めており、その南部藩に伝承された流鏑馬が南部流鏑馬と呼ばれ、今に伝わる貴重な文化です。

しかしながら武家社会の崩壊、産業構造の変化、車社会の到来とともに馬と暮らす生活も変化を余儀なくされ、必然的に流鏑馬も廃れていきました。

流鏑馬は人馬一体の境地を表現する、馬事文化を象徴する文化です。この灯を絶やしてはなりません。

「流鏑馬ってかっこいいな。やってみたい!」、「馬と触れ合いたい!」と思っても、今の世の中これらを経験することは難しいです。

「こども流鏑馬」は、そのような希望を叶えるために気軽に踏み出せる階段の一段目としての役割を期待しています。

そして更に、二段目三段目と登っていき、馬事文化を支える人材を育成する事が出来ればこれに勝る喜びはありません。

こども流鏑馬は継続して実施されてきており、遠野地方のゴールデンウィークの風物詩として定着し一定の成果は上げてきましたが、このクラウドファンディングへの挑戦を通じて、更に多くの方にこの素晴らしいイベントを知ってもらい、ファンになっていただければと思っております。

こども流鏑馬講師 熊谷 将輝さん

■流鏑馬の楽しさを次世代に!!

写真

私は遠野南部流鏑馬の射手をつとめ、競技流鏑馬の選手としても各種大会に参加しており、こども流鏑馬の講師としてこどもたちに流鏑馬を指導しています。

流鏑馬は今、射手不足に悩まされており、後継者育成が喫緊の課題となっています。
 
こども流鏑馬は、ここ遠野でしか体験できない素晴らしいイベントだと思います。日本全国を見回しても、遠野郷八幡宮の境内は流鏑馬をするにも見るにも最高の環境です。

近年、馬とのコミュニケーションを通じた情操教育にも注目が集まっており、こどもの健全育成にも最適です。

馬産地遠野ならではの行事として、これからも恒例イベントとして継続し、将来的には流鏑馬を後世に伝える人材を育てる事が出来ればと思います。

住民の声

こども流鏑馬参加児童保護者 菊池 紋子さん

■こども達の歓声が響き渡る遠野に!!

写真

5月5日はこどもの日ですが、広い県内を見回しても「こども流鏑馬」ほど、こども達が充実した体験をするイベントは、見当たりません。

たくさんの馬と触れ合え、そして集まったこども同士・流鏑馬選手・大会運営・観客の多様な年齢の皆さんとの出会いでも、また交流が広がります。

こども流鏑馬には、おじいちゃんおばあちゃんの家に帰省したこどもも参加しており、都会のこども達にも岩手の自然と文化を体験してもらう絶好の機会です。

この貴重な機会を後世に残していけたらと思います。

寄附者の皆様へ

岩手県遠野市からのメッセージ

写真

馬事文化を伝承するためには、伝える場と人づくりが欠かせません。

次世代を担う子どもたちに馬事文化に触れる機会の提供と馬事文化の伝承を図るとともに、馬事に関する人材育成を目標としている本プロジェクトのご支援に、心より御礼申し上げます。

「馬産地遠野」だからこそできる活動を馬関係者とともに行っていきたいと思っております。馬に関心のある方、ぜひ遠野市にお越しください。

お礼の品をご紹介

全てオリジナル商品!こども流鏑馬を一緒に盛り上げましょう!!

オリジナルステッカー

かわいらしいイラストのステッカーで、こども流鏑馬を支援したという満足感を持っていただけるスポンサーマーク入りです。

オリジナルステッカー

オリジナル手ぬぐい

女の子と男の子の射手が、きりりと弓を引き絞る様子が描かれた、凛々しさあふれる手ぬぐいです

オリジナル手ぬぐい

ステッカーと手ぬぐい

どちらも欲しい人はコレ!

ステッカーと手ぬぐい

当たり的

的に矢が当たった縁起の良い的です。

木目を右上がりに配置し、右肩上がりに物事が運ぶように祈りが込められています。

寄附者の名前を墨書します。

当たり的

こども流鏑馬大会特別参加チケット

限定2名。通常、大会に参加するためには5月1~4日の4日間の練習が必要なところ、3・4日の2日間密着指導することで参加できる特別なチケットです。

こども流鏑馬大会特別参加チケット

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

岩手県遠野市

遠野市は、岩手県の中央部を南北に貫く北上高地の中南部近くに位置する遠野盆地の小都市です。江戸時代には南部藩の重要拠点の一つとして、また県央部と沿岸部の交通の要衝、宿場町として栄えた地域です。
焼肉と言えば穴あきバケツでジンギスカンを食べる独自の文化や、ホップの生産量は国内随一であり、キリンビールのとれたてホップ一番搾りには、遠野産ホップが使用されています。