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急患搬送に1時間以上かかる離島や山間部で、ヘリコプター使った搬送システムを実現したい!

カテゴリー:健康・福祉 

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寄付金額 1,609,000

53.6%

目標金額:3,000,000

達成率
53.6%
支援人数
29
終了まで
受付終了

愛媛県上島町(えひめけん かみじまちょう)

寄付募集期間:2018年12月18日~2019年3月17日(90日間)

ピースウィンズ・ジャパン×愛媛県上島町

プロジェクトオーナー

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)がヘリコプターを活用し展開した巡回医療の本拠を置く愛媛県上島町は、瀬戸内海のほぼ中央の島々からなる、人口7千人の潮風そよぐ美しい町です。私たちは、医師・看護師などの医療チームと、ヘリコプターや船という移動手段を組み合わせることにより、上島町をはじめとする離島や山間部の「医療過疎」の解消を図るとともに、大規模災害などの緊急時の医療支援にも貢献できる新しいモデルを作ります。

災害や、急患発生時にすぐかけつけたい!

町×住民×NPOが協働して、地域を守る

上島町などの島しょ部・中山間地域など、救命救急センターや高度医療機関から遠隔にある地域では、重篤な急患患者の救急搬送に1時間以上時間がかかってしまう事があります。

救命率を向上させるためには、患者さんを一分一秒でも早く医療機関に搬送することが必要となっています。

 

平時にも災害時にも活躍できる医療事業

ヘリコプターの素早さを活かす

PWJは、ふだんは急患搬送などを通じて過疎地域の医療の充実に貢献し、災害などいざという時には現場に急行できる自前の医療チームを持ちたいと考えました。

日ごろから地域の医療機関と連携することで、緊急時に応援の医療スタッフを派遣してもらえるような体制の構築もめざします。

「過疎地医療」と「災害緊急医療」の双方でカギとなるのが、迅速な移動手段の確保です。

命を守る医療は、1分1秒が勝負。民間ヘリコプターを効果的に使い、一刻も早く必要な医療を届けられる仕組みを作ります。

仕組みづくりといっても、そう簡単にできるものではありません。まずは、地域の病院などとの連携や訓練から開始します。

ピースウィンズ・ジャパンの災害医療と地域医療の活動を支えるのは、専属医師・稲葉基高を中心にした医療チームです。

緊急時には、地元の診療所のナースや連携病院の医師が災害支援に同行します。

そして、その医療チームの”翼”となるヘリコプターを管理する航空部門には5名のベテランパイロットと4人の整備士です。

すでに、国内外の災害支援出動で、ヘリコプターを活用したレスキューオペレーションの実績を積んできました。

多くの災害に見舞われた2018年には、昨年開始した「翼のある病院船事業」に対して頂いた皆様のご支援のおかげで強化された、ピースウィンズ・ジャパンの医療チームやロジ能力の力を発揮することができました。

西日本豪雨災害時には、上島町の一部世帯へ水道水を供給している広島県三原市の上水道施設が破損し、数週間断水が続いていました。そこで、ピースウィンズ・ジャパンは飲料水や肌着等の支援物資を上島町で配布しました。

今年の秋には、上島町と防災協定を締結し災害時や急患発生時に協力する体制整備を開始しました。

 

もしものときのために、頼れる存在になりたい

町×民間が一緒だからできること

ピースウィンズ・ジャパンは、上島町魚島と高井神島で医師派遣を行い、また中山間地域で活動する団体として医療機関へのアクセスの不便さを目の当たりにしてきました。特に、夜間や天候の悪い日は不安になります。また、救急車やドクターヘリを呼ぶのにも、二の足を踏んでしまう方もいらっしゃいます。

民間のフレキシブルさを活かして、上島町やそのほかの医療過疎地域において、我々のもつロジ能力を活かし地域貢献したいと願っています。

■丁寧に事業づくりをすすめます

2020年運用を目指す

事業実施に向けたスケジュールです。2019年中に、 広島・岡山県周辺の3病院と連携協定(患者受け入れ、医師派遣、下り搬送など)を締結し、急患搬送の仕組みづくり(連絡体制や、受け入れ病院の確保、予行訓練など)の構築を目指します。

また、上島町との防災訓練を通して、町との連携も深めたいと思います。災害支援はすでに各地で行っていますが、地域医療にかかわる急患搬送などについては2020年をめどに運営開始を目標にしています。

2020年運用を目指す

 

事業に携わる方の思い

ピースウィンズ・ジャパン専属医師 稲葉 基高

■西日本豪雨災害出動経験や地域医療の経験を活かしたい

写真

医療の専門分野が細分化する中で地域の医療は危機に瀕しています。

「へき地」と呼ばれる過疎地域では人口の減少と高齢化が顕著ですが、その中で医療の重要性はますます高くなっています。国の政策では病院の病床を減らし在宅医療・在宅介護がその受け皿となることになっていますが、もともと医療者が足りないへき地において今のままでそれが可能でしょうか?

1人の医師の力でできることは限られています。これまで災害時や難民に対する緊急支援のためのチームを募ってきた我々は、2018年度よりへき地への医療支援も開始しました。

今後協力してくれる医療者を増やし、緊急支援とへき地診療が融合した医療チームの醸成に取り組みます。行政や今までの医療システムでは限界と諦められていた領域への挑戦を、少しでも多くの方に応援していただければ幸いです。

 

寄附者のみなさまへ

ピースウィンズ・ジャパンからのメッセージ

本事業は、離島山間部医療支援・迅速な被災地支援の課題を解決するために行われるものです。

今後日本が直面するであろう課題に挑むこの取り組みに是非ご支援をお願い致します。

 

お礼の品をご紹介

瀬戸内海の干物セットに加え、ふるさと納税のために作られた弓削鯛塩ラーメンもご用意しております。また、ふるさと納税限定で、PWJ専属医師によるメディカルコンサルテーションツアーもご用意しました。

■[期間限定]上島町の無人島ゲストハウスでメディカルコンサルテーションツアー1泊2日

何人も患者さんを抱える医師とは、日ごろゆっくり話す機会がないのでは。小さな悩みは聞きづらいし、と思う方も多いでしょう。

そこで、上島町豊島の美しいゲストハウスで、PWJ専属医師・稲葉によるメディカルコンサルテーションはいかがでしょうか。(※コンサルテーションのみで、医療行為は行っておりません。)

担当医師経歴:稲葉基高(いなばもとたか)

岡山県真庭市出身

【主な経歴】
1998年:岡山県立津山高等学校卒業、長崎大学医学部入学
2004年:長崎大学医学部卒業
2004年〜2006年:倉敷中央病院 初期臨床研修
2006年~2011年:岡山済生会総合病院 外科勤務   
2011年~2013年:済生会千里病院、千里救命救急センター勤務   
2013年~:岡山済生会総合病院 救急科勤務(2018年4月より非常勤)
2018年〜:認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン勤務(大分耶馬溪土砂災害、西日本豪雨災害、北海道胆振東部地震出動経験あり)

【専門分野】
救急診療、救急外科、災害医療

担当医師経歴:稲葉基高(いなばもとたか)

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

愛媛県上島町

瀬戸内海のほぼ中央に浮かぶ上島町は、平成16年10月1日、弓削町・生名村・岩城村・魚島村の4町村が合併し、誕生しました。春は絶景の桜と美しい桜鯛、夏は綺麗な海で釣りや海水浴、秋は特産のレモンとお祭り、そして冬は温泉とデビラ。近年では、潮風のそよぐ島々を巡るサイクリングコースとしても人気です。ふるさとを大切に思う方々や、上島町を応援してくださる方々にも、気持ち良く訪れていただけるようなまちづくりを目指しています。