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世界的巨匠ゲルハルト・リヒターの作品がある瀬戸内海の無人島、豊島(とよしま)を、現代アートの聖地に!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 765,000

38.2%

目標金額:2,000,000

達成率
38.2%
支援人数
15
終了まで
受付終了

愛媛県上島町(えひめけん かみじまちょう)

寄付募集期間:2018年11月29日~2019年2月28日(92日間)

愛媛県上島町(瀬戸内アートプラットフォーム)

プロジェクトオーナー

上島町は、瀬戸内海の中央部の島々からなる人口約7000の小さな町です。瀬戸内アートプラットフォーム(SAPF)は、上島町の無人島「豊島(とよしま)」で、世界的な現代アーティストであるゲルハルト・リヒターの立体ガラス作品を一般公開するなどの事業を展開しています。
巨匠の作品を多くの方に鑑賞していただくとともに、国内外から気鋭のアーティストを豊島に招き、創作の場を提供します。また、現代アートに関する資料を集めたライブラリーの開設もめざします。SAPFは豊島をアートの「聖地」とし、地域の新たな価値を創出したいと考えています。

瀬戸内の島にアートで活力を!

「世界の宝石」を再び輝かせるために

内海特有の穏やかな海と、大小3000ともいわれる島の多島美で、「世界の宝石」とも言われる瀬戸内海。世界で初めて旅行会社をつくり、近代ツーリズムの祖と呼ばれるトーマス・クックは「私はイングランド、スコットランド、アイルランド、スイス、イタリアの湖という湖のほとんどすべてを訪れているが、ここはそれらのどれよりも素晴らしく、それら全部の最も良いところだけ集めて一つにしたほど美しい」と、瀬戸内海の美しさをたたえました。

古来、瀬戸内海は、大阪・京都と北部九州や朝鮮半島を結ぶ海上交通の大動脈でもありました。たくさんの物資や人が船で瀬戸内海を行き来し、豊かな文化や産業がはぐくまれました。しかし、陸上交通の発達で「海の道」は急速に廃れ、1985年に12000人余りだった上島町の人口は、30年間で4割以上も減りました。

一方、サイクリングや国際芸術祭など、景観を生かして新たな魅力をつくろうとする動きも近年活発になり、瀬戸内海は世界の富裕層の注目を集める場所にもなっています。アートを核として地域の価値を高め、「世界の宝石」を再び輝かせるための活力を生み出します。

 

世界の巨匠リヒターの作品を一般公開

現代アーティストの招へいやライブラリー計画も

SAPFは、NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)と連携し、豊島でドイツ人現代アーティスト、ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)のガラスの立体作品を無料で一般公開しています(季節・曜日の限定あり)。

リヒターは1932年、旧東ドイツのドレスデン出身。世界中の主要な美術館が彼の作品をコレクションするなど、名実ともに世界最高の評価を受け、最も影響力のある現代アーティストです。

「14 Panes of Glass for Toyoshima, dedicated to futility=14枚のガラス/豊島」(futilityは「無用(無益)であること」「目的のない行為」などの意味)と名付けられた作品は、正方形に近い14枚の大きなガラス板が、少しずつ角度を変えながら台座の上に並び、季節や時間によって移り変わる光のもと、多彩で重層的なイメージを創り出します。リヒターが1967年から手掛けてきた〈ガラスの立体〉シリーズの最後を飾る作品となりました。

SAPFはまた、PWJと協力して豊島に4棟あるヴィラ形式のゲストハウスを運営しています。ここにはすでに、世界から著名なアーティストが何人も訪れ、滞在しています。世界的巨匠リヒターに強いインスピレーションを与えた豊島の風景や自然環境は、他のアーティストにとっても新たな創造の源になると考えられます。SAPFは今後も随時アーティストを招き、創作につなげていきたいと考えています。

また、現代アートに関する貴重な資料を幅広く集めたライブラリーの建設構想もあり、1980年代以降の主要な展覧会のカタログ、作家の作品集などを収蔵・公開する計画です。現在、ライブラリーの建築プランを検討しており、2020年の着工をめざします。

 

一時のにぎわいでなく本物の「価値」を

めざすのは、アートを核とした「巡礼地」

ふるさと納税による寄付金は、豊島でSAPFが展開するアートプロジェクトに活用されます。具体的な使途は以下の通りです。

・リヒター作品の展示と一般公開に必要な、展示スペースや周辺環境の維持・管理費
・豊島へのアーティストの招へいや、作品の制作にかかる費用
・現代アートに関するライブラリーの建築に向けた準備や資料の収集・保管のための費用
・ゲストハウスの管理・運営経費

これらのプロジェクトは、何千人、何万人という観光客を呼び込むことを目的としたものではありません。あまり大勢の人が一気に押し寄せると、一時のにぎわいは生まれても、島の静かな環境が失われ、長い目で見れば地域の魅力を損なうことにもなりかねません。

私たちが実現したいのは、いつまでも変わらない本物の「価値」をこの地域に生み出すことです。時間をかけ、交通の不便をおしても、いつかは足を運んでみたいとあこがれる場所。

そして、一度訪れた人がその素晴らしさを周囲に語り、静かに知られていく場所。豊島を「巡礼地」のような特別な島にすることが目標です。一流のアートはその核になり得ると考えています。

■事業の目標スケジュール

3年後までにライブラリーを開館

現時点で目標にしているスケジュールです(資金調達の状況によって変わることがあります)。

【2019年】
・リヒター作品の一般公開、アーティストの招へい(その後も毎年継続)
・現代アートライブラリーの設計など建設準備

【2020年】
・ライブラリー着工、アーティストによる創作活動の支援

【2021年】
・ライブラリー完成・開館

3年後までにライブラリーを開館

 

アートの絶対的な強さを体現

孤島の作品に込めたリヒターの思い

豊島は定期船が1日2便しかない無人の孤島。「なぜそんな場所に世界的なアート作品を?」とよく聞かれます。リヒターは二度目に豊島を訪れた2015年、次のように語っています。

写真

「この島で最初に感じた、こんな不便なところまでいったい誰が観に来るのだろう?という思いは、今では逆に特別な魅力に感じられます。単に寂しい場所という意味で言えば、都市の中にだってあるでしょう。でもこの島のこの場所の寂しさ、誰もいないところに作品が置かれているこの感覚は、何より特別なものです。誰の役に立つこともなく、観に訪れる人がいなくてもアートはここに存在する。その絶対的な強さを、この建物と作品は体現しているのだと思います」(ゲルハルト・リヒター)

2016年から毎年続けている一般公開では、日本各地はもとより海外からも多くの人が、この作品を観るために、はるばる豊島に足を運びました。あたかも海の中に浮かぶ「神殿」のように、リヒター作品は強力な磁場となって人を引き付けます。

 

寄附者のみなさまへ

瀬戸内海の魅力にじかに触れてください

瀬戸内アートプラットフォームへのご支援、本当にありがとうございます。

上島町は、瀬戸内海のちょうど真ん中にあり、「海の道」を通した人の交流の歴史や文化の交わりを実感できるところです。

プロジェクトをご支援くださるみなさまには、ぜひ、当地を実際に訪れ、瀬戸内海の魅力にじかに触れていただきたいと思います。お待ちしております。

 

ふるさと納税とは?

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄附ができる制度のことです。手続きをすると、所得税や住民税の還付・控除が受けられ、「実質の負担が2,000円」になります。

多くの自治体では地域の名産品などのお礼の品も用意! 寄附金の「使い道」が指定でき、お礼の品もいただける魅力的な仕組みです。

私はいくらふるさと納税できる?

※上のシミュレータでは子どもがいない家庭の参考値を表示しています
※正確な金額は今年の収入・所得・控除から算出されます
※上限額についてのお問い合わせにはお答え出来ないので税理士や税務署にお問合せください
※「本人の給与収入が1120万円超の方」、「配偶者の給与収入が103万円超~201万円以下の方」
 に1つでも該当する方は現在のシミュレーションですと平成30年施行の改正の影響で 計算結果
 が実際の控除上限金額と異なる可能性がございます。

 

お礼の品をご紹介

ふるさと納税限定プラン!

■無人島のゲストハウスに滞在し、リヒター作品を堪能する プライスレスな島の休日

無人島のプライベートなゲストハウスに泊まり、世界でもここにしかないリヒター作品「14枚のガラス/豊島」を鑑賞するー。クルーザーによる送迎も付いた、ふるさと納税をしていただいた方限定のご招待プラン(ペア)を用意しました。瀬戸内海の島でプライスレスな休日を!

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

愛媛県上島町

瀬戸内海のほぼ中央に浮かぶ上島町は、平成16年10月1日、弓削町・生名村・岩城村・魚島村の4町村が合併し、誕生しました。春は絶景の桜と美しい桜鯛、夏は綺麗な海で釣りや海水浴、秋は特産のレモンとお祭り、そして冬は温泉とデビラ。近年では、潮風のそよぐ島々を巡るサイクリングコースとしても人気です。ふるさとを大切に思う方々や、上島町を応援してくださる方々にも、気持ち良く訪れていただけるようなまちづくりを目指しています。