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高校生をコスタリカへ派遣!若者の多様な経験を応援し、これからの地域づくりに繋げるまちへ

カテゴリー:まちづくり 

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寄付金額 200,000

10%

目標金額:2,000,000

達成率
10%
支援人数
7
終了まで
受付終了

長野県松川町(ながのけん まつかわまち)

寄付募集期間:2018年9月27日~2018年12月31日(96日間)

長野県松川町

プロジェクトオーナー

多くの地域が若者の地域離れという課題に直面しているのではないでしょうか。
松川町は、ホストタウン事業を通じて、この課題に取り組みます。

松川町では、若者の多くが町外へ進学・就職し、20代の人口が極端に少なくなっています。そして、進学・就職のためにいったん町外へ転出した若者が、その後も町に戻っていないのが現状です。若者に「地元に戻る」という選択肢を持ってもらいたい。そのために、地域を見つめ直し、地域に愛着を抱けるようなきっかけをつくりたいと考えています。

松川町は、JICA(国際協力機構)の研修事業や草の根技術協力事業により築いた縁から、2020年におけるコスタリカのホストタウンに登録されました。しかしながら、草の根技術協力事業は今年度で終了します。

松川町は、今後もコスタリカとの交流・協力関係を継続するため、高校生をコスタリカへ派遣する「コスタリカスタディツアー」を企画しました。
コスタリカの学校訪問、草の根技術協力事業実施地域の訪問などを行い、2020年大会後もコスタリカとの関係が続くよう人的・文化的交流を促進するとともに、若者のグローバルな感性と主体性を養います。
スタディツアーが、若者が地域を見つめ直し、地域との繋がりを深めるきっかけになり、そして、地域の活気につながっていくことに期待します。

2020年をきっかけに、若者の多様な経験を応援し、地域づくりにつなげるまちへ

長野県松川町 × コスタリカ

松川町は、コスタリカのホストタウンに登録されたことを契機に、より一層交流を深めていきます。そして交流を通じ、まちの未来を担う若者に、国際感覚豊かな経験と、地域とつながる経験を積んでもらいたいと考えています。

松川町とコスタリカは、2012年より、JICA(国際協力機構)と連携した研修事業をきっかけに交流がはじまりました。2016年からはNPO法人国際農民参加型技術ネットワークが実施する「生活改善アプローチによる農村開発」事業により、コスタリカからの研修員を受け入れ、町からも専門家を派遣するなど、相互交流を行ってきました。

そのご縁から、コスタリカのホストタウンとして登録され、様々な交流イベント等を通じ、人的・文化的交流を行っています。

2020年という大きな機会に、国際交流の発展に力を入れ、松川町からも大会を盛り上げていきます。大会終了後も続く関係を築き、まちの未来を担う若者の多様な経験と若者の地域づくりへの参加を応援していきます。皆さまのご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

▶ホストタウン構想とは?


2020年の大会開催に向け、スポーツ立国、グローバル化の推進、地域の活性化、観光振興等に資する観点から、参加国・地域との人的・経済的・文化的な相互交流を図る地方公共団体を「ホストタウン」として全国各地に広げる事業。
ホストタウン構想推進要綱(内閣官房:抜粋)

2018年8月31日現在、全国各地でホストタウンに登録している件数は245件にのぼり、2020年という契機に日本全国各地が世界と繋がり、交流を推し進めています。

現在ホストタウンに登録されている自治体一覧

 

 

コスタリカとのつながりを若者に!

地域を担う「人財(じんざい)」を養成するまちへ

松川町はコスタリカとの異文化交流を通じて、多様な価値観を共有することはもちろんのこと、この交流を通じてこれからの地域を担う「人財(じんざい)」も養成していきたいと考えています。現在松川町でも若者の地域外への流出は問題となっており、一旦進学等で町外へ転出した10代後半から20代前半の若者が、その後30代になっても町へUターンしていない状況が見られます。高校から20代前半の若者は地域との繋がりが希薄となりがちで、地域を見つめ直すきっかけが少ないことから、一旦地域外へ転出した若者にとって「地元へ戻る」という選択肢ができにくいのかも知れません。

その為、高校生が地元にいる「今」、彼らに、地域の良さを知る機会や地域の人と繋がる機会をつくり、将来も失われない地域との繋がりを築いてほしいと考えています。

コスタリカとの交流を通じて、人と人との繋がりを創出し、高校生が自分たちとは異なる世界に学び、グローバルな視点を持ってこの地域を見つめ直し、これからの地域づくりにつなげるために、松川町はコスタリカへ高校生を派遣する事業を行います。

 

 

松川町とコスタリカ

世界幸福度指数1位の途上国、コスタリカ

コスタリカ共和国は、世界一幸福な国として知られる中米の国です。四国と九州を合わせたくらいの大きさの国土には、美しいビーチや熱帯雨林、活火山などの豊かな自然が広がり、地球上の動植物種の約5%が生息すると言われています。
コスタリカは、国をあげて自然を大切にしており、国土の約1/4が国立公園・自然保護区になっています。また、国内電力の90%以上を再生可能エネルギーで賄う再生可能エネルギー先進国でもあります。
そんなコスタリカは、あまり知られていませんが、英国のシンクタンクであるニュー・エコノミクス財団が発表する「世界幸福度指数」第1位に輝きました。

また、コスタリカは、常備軍を持たない平和を愛する国でもあります。長い内戦を経て、1949年、常備軍の撤廃を宣言しました。国民の幸福のため、いままで軍事に使っていた予算を教育や医療、環境保全などに充てています。

 

草の根技術協力からホストタウンへ

コスタリカと松川町の関わりは、JICAの研修事業から始まりました。そして、草の根技術協力事業を通じて関わりを深めてきました。

コスタリカでは、農村部における人々の生活の質の向上が課題となっています。これに対し、NPO法人国際農民参加型技術ネットワークの「生活改善アプローチによる農村開発」事業が行われてきました。「生活改善」は、日々の生活の中から課題を見つけ、自分でできる解決策を考えて実行するよう促す取り組みです。
生活改良普及員として長年活動なさってきた米山由子さんが、JICA(国際協力機構)の活動に携わっていたことから、町は「生活改善アプローチによる農村開発」事業に参加してきました。
また、町では、同時に、コスタリカセミナーの開催、小学校での交流などを行い、コスタリカへの関心と理解を深めてきました。

そして、2016年12月、松川町はコスタリカのホストタウンに登録されました。コスタリカからの研修員の受入れ、町民のコスタリカ派遣、町での交流事業の実施などにより、一歩一歩友好を深めた縁が、ホストタウン登録に繋がったのです。

 

町の将来を担う高校生をコスタリカへ派遣します

ホストタウン事業の一環として、地元の高校生をコスタリカへ派遣する「コスタリカスタディツアー」をはじめて実施します!

・高校生10人をコスタリカへ派遣し、学校訪問、生活改善地域の訪問、ホームステイ体験、大使館等の表敬訪問などを行います。
・ツアーの前には、事前学習会を開催し、町やコスタリカについて理解を深めます。
・ツアー終了後は、報告会を開催し、自分たちが学んだことや今後に生かしたいことなどを発表し、地域活動へつなげていきます。

■ 寄附金の使い道

皆様からいただいた寄附金は、高校生のスタディツアーのための渡航費・滞在費に使用させていただきます。
目標額を上回ったときは、今後のホストタウン事業に使わせていただきます。

20万円×10人分=200万円

 

 

若者のグローバルな感性を養い、地域との繋がりを深める

スタディツアーのねらい

コスタリカスタディツアーは、異文化交流を通じて、多角的に物事を考える力とグローバルな感性を養うこと、自分自身の暮らしや文化を見つめ直し、松川町の将来ビジョンを描くことのできる人材を養成すること、ホストタウン事業としてコスタリカ共和国との親善交流を図ることを目的に実施します。

コスタリカは、世界幸福度指数1位に輝いた国です。「幸せ」についての考え方も私たちとは違いますが、自分の価値観とは違う価値観に触れることは、互いの価値観を尊重し合うことにつながります。互いを認め合う心が生まれると、協働して取り組む力や自分で考えるという主体性が育まれます。若者が持っている突破力、実行力、失敗を恐れないコミュニケーション力をもとに、高校生が自分自身と町の将来の糧になる経験を得ることに期待します。

若者のグローバルな感性と主体性を養い、地域づくりに携わる若者を育成することで、地域の活性化へつなげていきます。

 

■ 2019年3月ツアー実施!

スタディツアーの実施スケジュール

・~2019年3月 月1、2回程度学習会等を開催
・2019年3月21日~29日 スタディツアー実施
 スタディツアー後、報告会を開催

 

 

将来を担う若者を応援します

長野県松川町 町長 深津 徹

■ 若者とまちの将来を豊かに

コスタリカは、豊かな自然と、自然環境を大切にする国民性を持つ国です。JICAの研修事業や草の根技術協力事業が2020年東京オリ・パラ「ホストタウン」登録に繋がり、町では様々な交流事業が展開されています。

このコスタリカスタディツアーでは、明日を担う子どもたちが、学校では学べない文化や言葉の違いを、実際に現地で体験することになります。コスタリカの風土と人々の生活や想いを通じて、大きく視野を拡げ、多くを学ぶことができるでしょう。
そして、このスタディツアーで得たこと、感じたことを町へ持ち帰り、仲間や町民に伝えてくれることを期待しています。

ホストタウン事業を通して、既に新たな交流も芽生えつつあります。子どもたちや多くの町民が互いに愛しみ、ふるさと「松川町」を見つめ直すことができることを願い、今後も国際交流事業に取り組んで参りたいと考えています。

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長野県松川町 教育委員会 教育長 高坂 敏昭

■ コスタリカの人々との出会いは、若者に多くのことを教えてくれる

昨年1月、「子育てと教育の視点からの生活向上支援」を目的にコスタリカを訪問しました。現地の生活改善グループの皆さんは、「以前は貧しければ何もできないと考えていたのに、生活改善を進めることで人生が180度変わった」と話してくれました。
小さな目標を立て成功体験を積み重ねる、そのことが彼らの自己肯定感につながっています。お金やものを得ることが幸せか?いや、幸せは追いかけるものではない、自分の足元に幸せを見つけること、つくることだということを、彼らは私に教えてくれました。
この旅の私にとっての一番の収穫はこうした人々との出会いでした。豊かな自然と豊かな心の人々、コスタリカの全てが私には輝いて見えました。
「コスタリカを自分の家だと思ってください」、この言葉は9月に出会ったあるコスタリカ人の言葉です。彼らは高校生を温かく迎えてくれることでしょう。人の心に国境はありません。文化と言葉の違いを越えて、つながり合う喜びを味わってほしいと思います。

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元生活改良普及員 米山由子さん

■ 子どもたちに異文化と接する機会を

戦後の農村の近代化を目指して始まった生活改善に、長野県の生活改良普及員として取り組んだ経験をもとに、生活改善の技術や考え方を、コスタリカなどから来日した研修員に伝えたり、現地に赴いて指導しました。私たちが伝えたことが現地で役に立っていることを聞いたときは、感動しました。

コスタリカとの交流は、子どもたちが異文化と接触する良い機会になります。町の方々にとっても、新たな学びの機会になると思います。
コスタリカスタディツアーが、地域の活気に結びつくような、地域の人材の育成・発掘につながることに期待します。

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地域おこし協力隊 白井瑞穂さん

■ コスタリカで「自分」を大きく広げてほしい

誰に対しても惜しみない愛情を持ち、明るい笑顔が素敵なコスタリカの人々。青年海外協力隊としてコスタリカに派遣され、ある日突然やってきた外国人の私を、まるで昔からの友人や本当の家族のように受入れてくれました。彼らの心のあたたかさ、包容力、前向きな精神によって、この国の平和は成り立っているように感じました。

今回のスタディツアーでは、ホームステイや学校交流など、人々の当たり前の日常に入り、様々な世代の方とふれあいます。コスタリカの方々が一体どんな生活をし、何を大切にして生きているのか、肌で感じてほしい。高校生という若く多感な時期に、日本とは異なる世界を知ることで、感動もあればショックなこともあるかもしれません。しかし、そのすべての刺激・感情を全力で受け止め、「自分」を大きく広げてほしいと願います。

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スタディツアーに参加を申し込んだ高校生の意気込み

高校生たちの「学びたいこと」「得たいもの」を応援してください!

「世界の人々や文化に生で触れて、自分の中に吸収したい」

「日本との文化の違いやコスタリカの幸福度が高い理由を学びたい。『戦争を起こさないために10代ができること』として、コスタリカに友達をつくりたい」

「コスタリカでの経験は、学校ではできない様々なことを学ばせてくれる。たくさんの人と交流して仲良くなりたい。」

「コスタリカの自然や人々との交流、視察内容などを映像にまとめ、町民の皆さんにお伝えしたい」

「コスタリカの言語・文化、軍隊を持たない国の実情や平和国家維持のために行っていることなどを学びたい。そして、松川町や日本との違いを知り、より良い社会にするにはどうしたらよいかを考えたい」

「コスタリカの生の声に触れ、未来へとつながる交流をしたい。松川町やコスタリカのものを活かした交流も実現したい。」

「広い視野で多角度から物事を見られるようになりたい」

「なぜコスタリカは幸福度が高いのか、日本との差は何かを学びたい。それを学んで応用すれば、お金がなくても町民が幸福を感じる町に発展できるのでは」

「コスタリカを訪問することで、松川町の良いところを学びたい。松川町の良さを国内外問わず多くの人に知ってもらいたい。」

「ツアーを通じて得たものを、今後の自分だけでなく町おこしに活かしていき、松川町をコスタリカのような“幸せの町”にしたい」

 

 

松川町を応援してくださる皆様へ

松川町からのメッセージ

松川町の取り組みにご賛同、ご支援をいただき、誠にありがとうございます。
コスタリカと松川町との人的交流を継続・発展させたい、そして、若者が地域を見つめ直し、地域との繋がりを深めるきっかけにしたい。このプロジェクトには、そんな想いが込められています。

コスタリカスタディツアーは、高校生たちにとって、将来に活かせる良い経験になると思います。コスタリカでの経験は、視野を広げ、主体性を育むだけでなく、その豊かな自然や平和を愛する国民性から、たくさんのことを学べるはずです。
そして、スタディツアーを通じて地域を見つめ直し、地域の良いところを今以上に知り、若い力で地域づくりに関わっていってくれることに期待します。

松川町は、研修事業や草の根技術協力事業から、一歩一歩コスタリカとの関係を築き、地域の方々と役場とが一緒になってコスタリカとの交流を進めてきました。コスタリカとの「縁」、コスタリカとの交流を通じて地域で築かれた「縁」を今後も繋ぎ、地域づくりに取り組んでいきます。

皆様の応援を宜しくお願いいたします。

 

ご寄附のお礼に、ツアーのレポートをお送りします!

ご支援いただいた皆様に、感謝の気持ちを込めて、ツアーのレポートをお送りします。
皆様の暖かいご支援と、ツアーへ参加する高校生への応援メッセージを、宜しくお願いいたします。

 

現在進捗情報はありません。

長野県松川町

「ちょっといい ちょうどいい 此処にふるさと」
松川町は、長野県の南部、伊那谷のほぼ真ん中に位置し、町の中央には天竜川が流れ、東には南アルプス、西には中央アルプスを仰ぐ、清流と緑に恵まれた町です。
果樹栽培が盛んに行われる「くだものの里」であり、平成27年に果樹栽培百周年を迎えました。りんごのサンふじやシナノスイート、梨の南水、洋梨、貴陽(すもも)などのおいしいくだものと、豊かであたたかな風土。「ちょうどいい」居心地の良さを感じに、ぜひ、松川町へお越しください。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • ODAの事業を通じて、松川町とコスタリカの出会いが始まったと伺いました。コスタリカへの訪問を通じ、グローバルな視点と共に自らの地域の魅力を見い出し、今後の地域づくりに繋がる人材を育成していく取組み、応援しています!ひとりでも多くの高校生が派遣できますように!

    2018年10月23日 22:53

  • ネットニュースで松川町さんの取り組みを知りました。高校生の皆さんが沢山の経験と感動に出会いますように。微力ですが応援させていただきます。

    2018年10月1日 22:57

  • 松川町ならではの取り組み、応援します!
    地域のことを知った子供たちがグローバルな視点をもってまた地域に戻ってきたときに、本当の地域の魅力や課題に気付き、今後の地域を担う人材に成長すると思っています。
    頑張ってください!

    2018年9月30日 22:22

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