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医療的ケアの必要な子どもたちに、大自然の中で様々な体験を楽しんでもらいたい!

カテゴリー:子ども・教育 

main_img 達成

寄付金額 1,700,000

113.3%

目標金額:1,500,000

達成率
113.3%
支援人数
92
終了まで
受付終了

鳥取県(とっとりけん)

寄付募集期間:2018年7月2日~2018年9月30日(91日間)

鳥取県

プロジェクトオーナー

鳥取県では、日常生活において制約を受けることが多い医療的ケア児等を対象として、平成30年度に鳥取県の名峰「大山」でキャンプを開催します。
子どもたちに新たな出会い(社会参加)・成長(自立)を実感してもらうとともに、日頃、子どもの介護や見守りに多くの時間を費やしている保護者の負担軽減を図り、併せて、医療的ケア児等に対する県民の理解啓発を図りたいと考えています。
※医療的ケア児とは、人工呼吸器や胃ろう等を使用し、たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアを日常的に必要とする子どものことです。

※鳥取県庁の窓口等で直接ご寄附をいただいた金額・件数を追加しました。(7/24時点)

子どもたちの笑顔が見たい!

新たな出会い(社会参加)と成長(自立)を

医療技術の進歩により、命が助かっても身体に重い障がいが残ったり、人工呼吸器の装着やたんの吸引などの医療的ケアを必要とする子どもたち(医療的ケア児)が増えてきました。

この子どもたちは、日常的に医療的ケアを必要としますが、体調が良ければ長期入院せず、早期に退院して自宅で過ごします。

医療的ケア児は、健常児が通常経験できる社会生活体験を行うことが難しい等、制約を受けて生活しています。

また、医療的ケア児の日常ケアのほとんどは保護者が行っており、介護・見守りのための時間的拘束や夜間の介護等、大きな負担を抱えています。

なお、親が兄弟姉妹に十分な時間をかけて関わることが難しいため、兄弟姉妹は寂しさや孤独を感じていると言われています。

このため、医師等が同行したキャンプを実施することで、医療的ケア児等やその兄弟姉妹に大自然での様々な体験を楽しんでもらうとともに、保護者の身体的負担軽減を図り、併せて医療的ケア児等に対する県民への理解啓発を図りたいと考えています。

どうぞ、御賛同くださいますようお願いします。

 

大自然の中でキャンプを開催

医師や看護師等支援者が付き添います

医療的ケア児等を対象としたキャンプ(2泊3日)を鳥取県の名峰「大山」で行います。

【対象者】
鳥取県内にお住まいの医療的ケア児、重症心身障がい児、難病児及びその兄弟姉妹(おおむね1歳から18歳まで) 定員20名程度

【支援者】
医師、看護師、保育士、介護士、ボランティア
※キャンプ中は支援者が対象者に付き添います。

【内容(予定)】
日中は大山散策等、夜は大山星空観賞等を行う予定です。
1日目:オリエンテーション(ボランティア学生主導による室内遊び)、花火、大山星空観賞
2日目:大山散策等、バーベキュー、キャンドルサービス

 

障がいを知り、共に生きる

共に生きる社会、共生社会の実現を目指して

キャンプの実施によって、医療的ケア児や重症心身障がい児、難病児への理解啓発を図り、地域住民の理解が進むことで、当該児童や御家族が孤立することなく、共に地域(在宅)で安心して暮らすことが可能になると考えます。それが、障がいや病気の有無にかかわらず、共に生きる、共生社会の実現につながると考えています。

また、より多くの方が身近な地域で暮らしていくことにより、地域おこしにつながるとともに、誰もが安心して住める、地域住民に優しい町づくりが期待できます。

他にも、このキャンプに関わった児童、御家族、支援者の横の関係を密にし、これからの治療・支援に前向きに取り組むことができると考えています。

いただいた寄附金は、参加児童及び医療スタッフの宿泊費、イベントや移動に要する費用等に利用させていただきます。

このキャンプによって、医療的ケア児等とその御家族に「安心」・「楽しい」・「チャレンジ」・「休息」を体験いただくことができます。

■子どもたちの安全を第一に考えて

支援者と連絡を密にして支援体制を固めます

2018年5月 キャンプ開催の案内、参加者の募集
2018年7月 参加者及び支援者の決定
2018年9月 キャンプ開催

 

事業に携わる方の思い

小児在宅支援センター 玉崎 章子さん

■どんな子どもも「楽しい」を経験してほしい

難病の子どもや医療的ケアが必要な子どもたちは、病気のことを一番に考え、安心、安全の中で生活しています。
家と病院の往復しか経験したことのない子どももいます。

もちろん病気のことや安心・安全を一番に考えることは大切なことですが、その分、子どもたちの成長発達に必要な「楽しいこと」や「チャレンジ」を経験することが少なくなっています。

病気の子どもたちの兄弟姉妹も我慢を強いられることで、子どもとして当たり前の「経験」が少なくなっています。

今回の大山キャンプを通じて、専門職やボランティアといった支援者の工夫やマンパワーがあれば、子どもたちは「楽しいこと」「チャレンジ」が経験できるんだ!ということを、子どもたち自身、親御さんたち、地域住民の方々に知ってほしいと思います。

そして、それぞれが、次の「チャレンジ」に繋げていってほしいです。

保護者Aさん

■お友達と遊びたい!

この子にはお友達がいません。
心臓に病気があって、気管切開をしているので、通院で外出する以外、ほとんどの時間を自宅で過ごしています。

訪問看護師さん、訪問リハビリさんが一緒に遊んでくれますが、やっぱり大人との関わりでしかありません。
体調が良いうちにお友達をつくって、子ども同士たくさん遊んでほしい!

親だけでの外出はとても大変です。この大山キャンプで、皆さんの支援を受けながら、この子に「楽しい!」「嬉しい!」「おもしろい!」をお友達と一緒に経験してほしいです。

 

寄附者のみなさまへ

鳥取県からのメッセージ

医療的ケア児等とその御家族への支援に御理解いただき、ありがとうございます。当該事業の御支援に、心より御礼申し上げます。
寄附いただいた方へのお気持ちとして、キャンプの様子をまとめた冊子をお送ります。

  • 2018年11月26日 09:00

    【ご報告】ご支援いただきました皆様へ

    この度は本プロジェクトをご支援いただき、ありがとうございました。

    皆様のおかげで目標金額を達成することができ、医療的ケア児等とその家族を集めた大山キャンプを開催することができました。
    キャンプでは、ポニーなどの動物とのふれあい、星空観賞、花火など、初めての体験に子どもたちの笑顔があふれました。
    また、保護者同士のつながりもでき、実りあるものとなりました。

    鳥取県では今後も、医療的ケア児等とその家族への支援を広げていきたいと考えています。
    引き続き、ご支援及びご協力くださるようお願いいたします。

    【日時】平成30年9月22日(土)から2泊3日
    【場所】ホテル大山しろがね
    【参加者】医療的ケア児等9名、兄弟姉妹4名、保護者13名
     ※支援者・ボランティアとして医師、看護師等計50名が参加
    【内容】
    1日目:オリエンテーション、屋内での遊び、大山星空観賞、花火
    2日目:動物とのふれあい、バルーンアート、バーベキュー 等

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鳥取県

青く澄み渡る日本海、緑豊かな山々。鳥取県は豊かな自然に囲まれています。
こうした環境の中で、二十世紀梨をはじめ、数々の農産物が生産され、新鮮な海の幸が水揚げされます。
自然との共生が、氷温技術など独自の新技術を生み、付加価値の高い産業を支えています。
そして文化の香り高い風土の中で、新しい時代を担う人材が育っています。
また鳥取県は、古くから日本海を隔てた対岸の国々との交流があり、環日本海時代の拠点づくりを進めています。