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コンゴの子どもたちが持続的に「教育」を受けられる環境をつくりたい。~佐賀から国際協力を~

カテゴリー:子ども・教育 

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寄付金額 570,000

19%

目標金額:3,000,000

達成率
19%
支援人数
23
終了まで
受付終了

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2018年5月1日~2018年7月29日(90日間)

佐賀県NPO支援 × 認定NPO法人 テラ・ルネッサンス

プロジェクトオーナー

認定NPO法人テラ・ルネッサンスは、「すべての生命が安心して生活できる社会(=世界平和)の実現」を目指して2001年に誕生したNGO団体です。
このプロジェクトでは、コンゴ民主共和国において、元子ども兵及び孤児の受け入れ家族が収入源を確保し、子どもの徴兵を予防することを目的とし、また、紛争にまつわる課題に対して、佐賀県を中心とした市民の関心を喚起し、紛争防止のための平和構築活動に参画を促進するための平和教育を行ってまいります。

コンゴ民主共和国の現実

マーティン君(仮名)の壮絶な体験

写真:コンゴで暮らす子供たち

ぼくは銃を持ち、数えきれない人々を襲わなければ生きていけませんでした。
村の襲撃にも加担しました。
逆らえばぼくが大人兵士に殺されたからです。
あたえられた仕事は金鉱山を警備することで、鉱山に近づいてきた政府軍やほかの武装勢力と戦いました。
食べ物も十分ではありませんでした。
つらいことばかりの毎日でした。

唯一の楽しみは同じように誘拐された子どもたちと戦闘の合間に
「話をすること」でした。
でも、そんな仲間も戦闘で死んでしまいました。

町に帰ってきてからも、両親や親戚はぼくを受け入れてくれず、
独りぼっちです。
すべてを失ってしまいました。

忘れられた紛争

豊富な天然資源に恵まれたコンゴ民主共和国では、欧米諸国などが資源を奪い取るために、様々な介入をし、紛争が激化。無数の人々の命が奪われたと言われています。そして、複数の国や武装グループが関わり、1998年以降のコンゴ紛争では540万人もの人々が命を失いました。第二次世界対戦以降、世界最大の犠牲者を出しながら、国際社会から注目されず「忘れられた紛争」と呼ばれています。

コンゴ民主共和国では多数の子ども たちが親を失い戦災孤児となりました。また、3万人以上にも及ぶ子どもたちがこの紛争に兵士として徴兵され、身体的な傷害を負ったり、戦闘中に受けた心の傷を持ったまま村々へ帰還しました。大規模な紛争が集結した2003年以降も、コンゴ東部では、断続的に紛争が続いており、武装 グループによる村の襲撃や子どもの徴兵が頻繁に発生しています。  

特に、プロジェクト実施地域のカロンゲ区域は治安の悪化に加え都市部からの交通網が十分整備されておらず、国連機関やNGOなどの支援も十分に行き届かない状況にあります。そんな中、 多くの女性や子ども達が紛争下で不安定な生活を強いられ、子ども達が兵士として徴兵される状況が続いています。紛争の影響で親を亡くした孤児や、過去、武装グループに徴兵された元子ども兵たちの多くは小学校に通えなかったり、途中で中断せざるを得ない状況にあります。

また、こうした孤児や元子ども兵たちは、衣食住も十分に満たせない家庭で生活していることが多く、武装グループからの勧誘、再徴兵のターゲットとなる危険性が最も高い状況にあります。

【注意事項】

上部2枚の写真に写る子どもたちは、同一人物ではありません。

 

子どもたちが紛争に巻き込まれない世界を作るために

本プロジェクト概要

コンゴ民主共和国南キブ州にて、元子ども兵や孤児を受け入れている世帯が収入源を確保することを目的として、15世帯(約90 名)を対象に家畜飼育による収入向上を支援していきます。各世帯の状況(ベースライン)を調査した上で、それぞれが生活を再建するために必要な課題を 抽出し、家畜の提供や飼育技術の研修、また小規模ビジネスの指導を行っていきます。

最終的に、対象者である孤児や元子ども兵の受け入れ家族が、自立的に衣食住を満たして生活し、持続的に子どもたちが初等教育を受けれられる家庭環境を作ることをめざしていきます。

また、孤児や元子ども兵が通い始めた小学校の運営を支援します。現状、対象地域の公立小学校 では政府からの予算がほとんど与えられず、生徒が使用する教科書もなく、簡易の建物で地元の人々や子どもの保護者からの資金で運営している状況にあります。一方、孤児や元子ども兵以外の子どもたちの多くも貧困層が多く、学校の運営に必要な十分な資金を保護者から徴収することが難しい状況にあります。

こうした状況を鑑みて、小学校で使用している教科書の提供や、必要備品の提供などを行っていきます。

 

コンゴ民主共和国での実績

当会は、コンゴ民主共和国において、自給食料を確保するための活動や収入源を確保するための活動を行ってきました。本プロジェクトとは別ではありますが、その他の事業をご紹介します。

・自給食料を確保するための活動

対象者が、共同農場で食料を生産するために、種子や農機具の供与、農業指導、輸送のサポートを行い、主食のカッサバは、2016年までにトータルで70トンを収穫することができています(190人が1年間消費する食料に相当)。
また、共同農場に食料を貯蔵したり、農機を保管しておくための倉庫を建設し、粉末機を導入し、受益者がカッサバの一次加工技術を習得しました。

緊急支援で食料を配布しても、数ヶ月もすれば底を尽き、結局、それだけでは、子どもに十分な食事を与えることもできません。ですが、各グループのメンバーが協力して、作業に関わり、共同農場が機能し始めたことで、 受益者が自分たちで、食料を確保・備蓄・分配できるようになり、対象の女性たちも安定的に自給食料を確保することができようになっています。

・自給食料を確保するための活動

・収入源を確保するための活動

○(事例)紛争被害を受けた女性による洋裁ビジネス
2007年から、性的暴力を受けた女性や孤児を対象に洋裁技術訓練を行い、収入を得るサポートをしています。洋裁技術を身につけた女性たちには、ミシンの供与とともに、各グループが小さな洋裁店を開業するビジネス支援を行っています。

また女性たちが毎月お金を出し合い、共同貯蓄をして、困窮したメンバーの保険金の支払い、ビジネスへの投資金として貸し出しも行い、相互に支え合う仕組みを作っています。

・収入源を確保するための活動

 

佐賀県発の国際協力の活性化を目指しています!

テラ・ルネッサンスは、コンゴ民主共和国をはじめ、「地雷」、「小型武器」、「子ども兵」、「平和教育」という4つの課題に対して、現場での国際協力と同時に、国内での啓発・提言活動を行うことによって、課題の解決を目指しています。

コンゴ民主共和国をはじめとする世界中の紛争で苦しむ人々の支援には、まだまだたくさんの人の協力や支援が必要です。

そのため、佐賀県発の国際協力の活性化として、紛争防止のための平和構築活動への参画促進を目指し、平和教育を展開しています。

以下の活動を通して、佐賀県民の皆さまに向けて、事業活動報告、ワークショップを行い、佐賀県民の皆様の地球市民意識の向上や、国際協力に携わる人財の育成を行っています!!

・毎月第3火曜日開催「テラ・カフェ in 佐賀」

月に1度、アフリカやアジアで起きている問題について、皆さんともに考える機会をご用意しております。当会のスタッフが講師となり、子ども兵や地雷、小型武器について、様々な角度から問題を提起し、「自分にできることは何か」をいっしょに考えてきます。

・県内での国際貢献・社会貢献意識の向上のためのセミナーを開催

2018年7月~9月に月に1回、教育関係者を含めた県民向けの講演を行います。コンゴ民主共和国を中心として、世界各地での紛争の現状や、その背景にある資源やエネルギーと、私たちとの生活の関連ついて、講演、ワークショップなどでお伝えします。

主に、教育関係者を通じて、佐賀県内の小・中高生に、世界の現状を伝え、それらの課題に、自分たちが何をできるのかを考えてもらうことで、佐賀県内の国際貢献、社会貢献意識の向上を図る予定です。
また、合わせて、佐賀県内各NPO向けに、広報やファンドレイジングに関するセミナーを開催し、弊会の経験・ノウハウを提供し、佐賀県内各団体の活動の活性化に貢献いたします。

 

皆さまのご支援よろしくお願いいたします。

テラ・ルネッサンス理事長 小川真吾です。
コンゴ民主共和国では現在も戦闘が発生し、子どもたちが紛争に巻き込まれる現状があります。この現状は、簡単に解決できるものではありません。
それでも、過酷な環境で生きてきた彼らが、前を進もうとする姿に勇気づけられます。
「ふるさと納税」では、コンゴの子どもたちが徴兵されない仕組みをつくる取組を「応援」できます。
子どもたちが紛争に巻き込まれない環境づくりを、そして、自らのチカラで立ち上がろうとする人々を、皆さまの「ふるさと納税(寄附)」で、応援してください。

皆さまにご支援いただく寄附金の使い道

■コンゴ民主共和国「子どもの徴兵予防プロジェクト 」
①家畜飼育による収入向上支援経費     
②小規模ビジネス訓練経費   
③小学校運営支援経費
④子どもの教育に関する啓発活動費  
⑤事業モニタリング経費

■佐賀県内事業
①テラ・カフェ in 佐賀開催費
②国際貢献・社会貢献意識の向上のためのセミナー開催費

 

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆様が支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄附することができます。
いただいたご寄附は、その額の95%をNPO等にお渡ししており、NPO等の大きな課題の一つである資金調達を可能にします。
佐賀県は、この仕組みによりNPO等が自ら考え行動する自発の地域づくりの促進を応援しています。
※目標金額が未達成、又は目標金額以上に寄附を頂戴した場合においても、皆様がご指定されたNPO等が本プロジェクトへ寄附金を活用いたします。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 普段、京都で応援をしています。多くの人達に地雷除去や子ども兵の問題について、啓発できるように寄付を通じてサポートします。

    2018年7月29日 12:58

  • いつも応援しています。これからも頑張ってください。

    2018年7月10日 0:12

  • セミナーで、とても考えさせられました。ぜひ、子供たちが平和な暮らしと、教育できる環境になることを願います。活動をココロより応援します。

    2018年6月25日 13:26

  • 国をまたいだ支援、応援しております!

    2018年6月8日 16:41

  • アフリカの内戦で生まれる少年兵の存在を知ったときはその壮絶な人生を悲しく思いました。彼らが人生をやり直せるように願います。

    2018年5月2日 16:47

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