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海中の海洋プラごみを回収して海洋生態系と漁場環境を守る ―漁業操業中に見つけた海洋プラごみを回収―

カテゴリー:食・農林水産業・商工業 

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寄付金額 137,000

6.8%

目標金額:2,000,000

達成率
6.8%
支援人数
10
終了まで
40
/ 90

佐賀県NPO支援(さがけん えぬぴーおーしえん)

寄付募集期間:2024年3月8日~2024年6月5日(90日間)

佐賀県NPO支援×浜-街交流ネット唐津

プロジェクトオーナー

経済協力開発機構(OECD)の報告によると、世界のプラスチック消費量のうち3.5億トンがプラごみとなり、170万トンが海に流出しました。2050年には海洋プラごみが魚の量を超えると予測されています。
私たちの佐賀県玄海地区でも海岸や海中のプラごみが増加しており、海水浴場ではボランティアが回収活動を行っていますが、回収困難な海岸にはまだたくさん集積しています。
浜-街交流ネット唐津では、海洋プラごみの回収と石炭に変わる固形燃料としてリサイクルを積極的に行っています。
今回のプロジェクトでは漁業者が操業中に見つけた海中のプラごみも回収し、環境にやさしい固形燃料として再利用します。

海中の海洋プラごみが海洋生態系や漁場環境に及ぼす影響をストップ

近年、佐賀県玄海地区の海洋プラごみは、特に海外由来と考えられるものを中心に急増しており、海洋生態系や漁場環境に影響を及ぼしています。そのため、私たちは豊かな玄界灘を次代に残すために海洋プラごみの回収を行っています。
 また、全国で回収される海洋プラごみは、リサイクルが難しいため多くが焼却処分されてたくさんのCO2を排出していますが、私たちは回収した海洋プラごみをCO2排出量が石炭の2/3と少なく環境にやさしい固形燃料(RPF)化しており、CO2削減にも貢献しています。

今回のプロジェクトでは、漁業者が操業中に見つけた海中や漁網に入った海洋プラごみの回収を行いますが、回収時に余計な燃料を消費することや回収後の処理が難しいなどの問題を抱えています。そのため、漁業者が積極的に海中プラごみを回収して陸上に持ち帰ることに対する協力金を支払い、できるだけ多くの海洋プラごみを回収する体制を構築しています。
 海岸に集積する前に、砕けてマイクロプラスチックになる前に海洋プラごみを回収して、海洋生態系と漁場環境の保全を図ります。

漁業者による海中の海洋プラごみ回収と環境にやさしい固形燃料(RPF)化

1)漁業者による海中のプラごみ回収
  漁業者が海上で操業中に見つけた海洋プラごみを回収し、漁港に持ち帰り保管。
2)漁港に保管された海洋プラごみの回収
  NPO法人 浜-街交流ネット唐津が定期的に漁港に集められた海洋プラごみを回収して、産業廃棄物処理業者へ運搬
3)海洋プラごみの固形燃料(RPF)化
  RPFは、石炭等の代替燃料として開発された固形燃料で、石炭と同等の熱量を発生、CO2の排出量は2/3、価格も割安、ほぼ燃焼しきってしまうなどの特徴があり、近年製紙会社やセメント会社等のボイラー用燃料として需要が増加しています(参考資料:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)。

寄附金の使い道

・漁業者による海中の海洋プラごみ回収:400,000円
  海洋プラごみ回収量に応じた協力金300,000円、回収資材(大型ごみ袋等)100,000円
・漁港に集めた海洋プラごみ回収・運搬:560,000円
  ガソリン代100,000円、事務費460,000円
・海洋プラごみリサイクル処理:40,000円
・返礼品代金・送料:700,000円
・県手数料 300,000円

・目標金額に達しなかった場合は、規模を縮小して実施します。
・目標金額以上の寄付が集まった場合は、規模を拡大して実施します。

海洋生態系と漁場環境保全、佐賀が誇る美しい海を守る意識の高まり

現在、プラスチック製品の使用削減が叫ばれていますが、まだプラスチックに代わる素材開発が進展中の状況です。まずはプラごみの回収と適正な処理・リサイクルを行うことが重要です。私たちは、海洋プラごみの現状を広く知っていただくために、「海洋プラスチックごみ問題を考える写真展」も開催しています。佐賀県玄界灘沿岸域の海洋生態系及び漁場環境を守るとともに、白砂青松の美しい砂浜と虹の松原などの海を舞台とした数々の景勝地としての唐津の景観保全意識につながればと考えます。

海中の海洋プラごみ回収スケジュール

・漁業者による海中のプラスチックゴミ回収:2024年6月~2025年2月
・漁港の海洋プラスチックゴミの回収:2024年6月~2025年2月
・海洋プラスチックゴミの固形燃料化と活用:2024年6月~2025年2月

佐賀県玄界灘の豊かな海と漁業を後世に残したい 十日丸(井上勝海)

近年は海岸だけでなく海中の海洋プラごみも増えているようです。放置しておくと将来、海洋生態系や漁場環境に影響を及ぼすことが懸念されます。操業中に海上で見つけたプラごみは回収して持ち帰るようにしていますが、その都度漁船を止めて回収すると水揚げにも影響しますのでなかなか実行できません。今回の取り組みにより燃料代も気にせずに積極的に回収することができれば海洋プラごみを少しでも減らすことができればと思います。

漁場環境保全と海洋プラごみの有効利用 東宝丸(井上健一)

私は、長年にわたり唐津湾で吾智網漁業とイワシ曳網漁業を行っています。最近中国や韓国からのプラスチックごみを海上でよく見かけます。出漁したときはプラスチックごみを回収しますが、家庭ごみとして出すことも出来ずその処理に困っています。昨年から海中の海洋プラごみに取り組んでいますが、環境にやさしい固形燃料としてリサイクル処理を行うことで、これまで以上に積極的に回収したいと考えています。

唐津の宝である海を守りたい  ㈱唐津魚市場 樋渡貴志

唐津は虹ノ松原や波戸岬など多くの観光名所がある風光明媚な場所で、また玄界灘の海の幸にも恵まれ、多くの観光客の方々に訪問いただいております。しかし、近年は全国的に海洋プラごが問題となっており、唐津も同じような状況です。
 NPO法人「浜-街交流ネット唐津」が取り組まれている回収が難しい海岸の海洋プラごみや海中の海洋プラごみ回収は、継続が必要です。漁業者の皆さんが操業時に海上で見つけたプラスチックごみを積極的に回収できる体制を整えることは、美しい海を保全するために大変有意義な取組みであると思いますので、私はこの取組みを応援しています。

佐賀県玄海沿岸域では大陸からの海洋プラごみが問題となっています

NPO法人 浜-街交流ネット唐津 代表理事 千々波行典

佐賀県玄界灘沿岸域では、近年、韓国や中国から流れてくると思われる海洋プラごみが増えており、漁業操業や海洋環境に大きな影響がみられています。漁業操業時に見つけた海面や海中に漂う海洋プラごみはできる範囲で回収していますが、高騰している燃料代がかさむことや回収後の処理が難しいなど問題を抱えています。昨年度に漁業者が積極的に海洋プラごみの回収ができる体制を整備しましたので、2024年度も継続したいと考えています。ご支援宜しくお願い申し上げます。

お礼の品のご紹介

現在進捗情報はありません。

佐賀県NPO支援

佐賀県のふるさと納税は、皆さまが支援したい佐賀県内のNPO等を指定して寄付することができます。
お返しの品は指定されたNPO等が自らの創意工夫で送ることで、県の事務経費を抑え、できる限り多くの額を指定されたNPO等にお渡しし、“自ら考え行動する自発の地域づくり”を応援しています。