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今治市 温泉水を活用した化粧水で鈍川温泉を再生したい!

カテゴリー:観光・PR 

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寄付金額 890,000

59.3%

目標金額:1,500,000

達成率
59.3%
支援人数
99
終了まで
受付終了

愛媛県今治市(えひめけん いまばりし)

寄付募集期間:2023年10月30日~2024年1月28日(91日間)

愛媛県今治市

プロジェクトオーナー

愛媛県今治市 × 鈍川温泉組合(今治市玉川町)

私たちの今治市は、サイクリストの聖地として親しまれている「しまなみ海道」で本州とつながっており、世界有数の多島美を誇る温暖で暮らしやすいまちです。
しかしながら、中山間地域では、人口減少や高齢化などによる過疎化といった地域課題も抱えています。
今治市玉川町の観光名所の一つ、鈍川温泉もその一例であり、さらに近年では観光客の減少といった課題に直面しております。
そこで、地域を活性化し特産品の一つにしようと温泉水を活用した化粧水の開発を行いました。

本プロジェクトでは、温泉水を活用した化粧水で全国に鈍川温泉をPRし、かつて観光客で賑わっていた鈍川温泉を再生させたいという願いをこめてクラウドファンディングに挑戦します。

廃れていく温泉街

鈍川温泉は、道後温泉(松山市)と本谷温泉(西条市)とともに「伊予の三湯」と数えられるほど古くから楽しまれている温泉郷です。明治初期に、今治藩知事が冷泉浴場を作ったのが始まりと言われています。
大正14年に地元住民が温泉組合を結成し、現在の鈍川温泉が誕生しました。
pH9.8を誇るアルカリ性のトロトロな泉質は、全国トップレベルと言えるほどの良成分です。

そのような伝統のある温泉郷ですが、宿泊客数は1999年をピークに右肩下がりを続けています。宿泊客数は、来島海峡大橋が開通した平成11年がピークで約38,000人を数えていたものの、令和元年には約19,000人(ピーク比50%減)にまで減少しました。その後、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、令和3年には約10,000人(ピーク比74%減)まで落ち込んでいます。

泉質の良さは全国トップレベルにあるにもかかわらず、後継者不足、温泉街の老朽化、情報発信力の不足など、地域の課題も山積みです。このような状況に本当に危機感を覚えた鈍川温泉組合は昨年、一念発起し、これからご紹介するプロジェクトに着手しました。

住民がアイデアを持ち寄り、グランドデザインを考案

『お湯は良いけどね』という話を多くの方から聞きました。“泉質の良さだけではなく、プラスアルファの目的を創出しなければ”また、“地域の魅力と組み合わせて温泉街を再び盛り上げていこう!”そう考えて、地元の関係者を巻き込み、愛媛県、今治市、伊予銀行さまにご支援をいただきながら、スタジオ・ゲンクマガイさまを招いて鈍川・玉川地区全体でグランドデザインを作成することにしました。

グランドデザインとは、目的やビジョンに基づいて全体的な計画を立てること。長期的な目標を明確化できるので、組織や地域社会全体を統合しながら、この地域の有限なリソースを最大限に活用できると考えたからです。
2022年10月から12月にかけて、月1回のペースで合計3回のワークショップを開催しました。
60年ほど営業を続けている宿泊施設の会長さんや、長年この地域の活性化に尽力するNPO法人の理事長さんなど、鈍川温泉および玉川地区をよく知る方々から貴重なお話をお聴きし、これまでの鈍川温泉が取り組んだ事例を参加者に共有。グループワークで5年後の鈍川・玉川地区について意見交換をくり返しました。

泉質の良さをPRする商品を作りたい

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グループワークでは、交通、景観、宿泊と体験、そして人とのつながりを重視したさまざまなアイデアが生まれました。その中で出てきたアイデアの一つが、この化粧水、「鈍川温泉スパミスト」です。
“泉質の良さをいつでも、どこでも感じられるように化粧水にしたらどうか”、“パッケージもおしゃれにして若い人にも手に取ってもらえるデザインがいいな”、“ミスト状にスプレーされることで日常の中でも使いやすくしたい”、そんな意見をまとめて作ったのがこの商品です。

この商品には、温泉水だけでなくヒアルロン酸も含まれており、お肌に潤いを与えます。また、温泉水独特の匂いが気になったので、ヒノキの香りを加えました。お肌にうるおいが欲しい時、顔や手にシュッと一吹きすると、鈍川温泉のヌルヌル感を始めは感じますが、すぐ肌になじみ、ヒノキの香りでリフレッシュもできます。
鈍川温泉の泉質の良さが気軽に感じられる商品になったと自信をもっています。

ボトルも自然の豊かさを感じつつも、日常使いができるグリーンの透明ボトルにしました。バッグの中に入っていても、ご家庭の洗面台に置いていてもちょっと目を引く素敵なデザインになったと思います。

寄付金の使い道

今回のクラウドファンディングは、温泉水を活用した化粧水を、まずは地域の方に愛される商品として定着させたい、また、この化粧水を特産品とし、全国に鈍川温泉をPRすることで地域を活性化させ、観光地としての再生を目指すためのものです。
具体的には、初回ロット購入時の資金に充てさせていただきます。

※目標金額に達した場合、又、達しなかった場合でも、上記の費用として活用させていただきます。

鈍川温泉の再生をめざして

この商品が発売されることは、地域の皆さんの希望につながります。グランドデザイン完成以降、温泉街の各旅館も客室の水回りをきれいにしたり、安全に入浴できるように大浴場を改修したり、食事処をくつろげる空間に改装したりしています。
昔良く泊まっていた、おじいちゃんと一緒に温泉に入りに行っていたという人が、この商品に触れることによって、もう一度鈍川温泉に足を運んでもらう。お土産に鈍川温泉スパミストを買っていったら、この温泉に行ってみたい、入ってみたいと思ってもらえる。
再び鈍川温泉に足を運ぶきっかけとなるように、この商品を販売したいと思います。

どうぞ、今治の地域を盛り上げるために、ご協力をお願いします。

関係者からのメッセージ

鈍川温泉組合 中川修一郎組合長

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この度は、今治市クラウドファンディング活用事業創出支援事業に認定いただきまして、誠にありがとうございます。
鈍川温泉組合では昨年度より、今治市鈍川温泉“ゆ”ノベーション推進事業として変革に取り組んで参りました。
組合員一丸となり、温泉街の再生に取り組んでいる最中でございます。
その中で、良質な泉質をPRするものとして、「鈍川温泉スパミスト」を開発いたしました。
この商品をきっかけに、さらに鈍川温泉が活性化していきますように、組合員一同頑張っていきます。皆様のご支援、どうぞよろしくお願いします。

今治市長 徳永 繁樹

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今回の提案は、地域を活性化するために、温泉水を活用した化粧水で鈍川温泉を再生し、PRしていただく事業です。
かつて観光地として賑わっていた鈍川温泉も現在は、観光客が減少し、地域の人口減少・高齢化といった課題を抱えています。
そのような中、鈍川温泉組合の方が、新たな地域の特産品の一つにしようと、伊予の三湯と称される温泉の一つ、鈍川の温泉水を配合した化粧水を開発しました。この化粧水を県内外の方に広く知っていただきたい。そして、鈍川温泉に足を運んでいただき、泉質の良さを体感していただきたいと願っております。
素晴らしい自然と泉質を味わうことができる鈍川温泉を次世代につなげていくため、全国の皆さまからの温かいご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

【注意事項】

※頂きました個人情報は、今治市より寄附先の事業者へ提供させていただきます。
※お礼の品の発送については、寄附募集期間の終了後となります。ご了承ください。

  • 2024年01月31日 16:21

    【御礼】たくさんの方からのご支援、誠にありがとうございました

    たくさんの方から本プロジェクトにご支援を賜り、誠にありがとうございました。

    目標達成には至りませんでしたが、ご寄付をいただいていく中で、鈍川温泉への期待のお気持ちを多くの方から受け取ることができました。

    幼いころおばあちゃんと芝居を見に行った思い出や、ご夫婦で温泉旅行で訪れたこと、同窓会を毎年鈍川温泉で行っていたこと。
    鈍川温泉の長い歴史の中で、沢山の方の思い出の場所になっていることを再確認し、この歴史ある温泉を後世につなげていくことの責任を改めて感じております。
    皆さまの温かいご支援が本当に嬉しく、感謝しています。

    ご寄付の使い道である温泉ミストの制作は、現在、開発は終了しており、納品を待つのみとなっております。
    2月中旬には、鈍川温泉の各旅館で販売が開始される見込みです。またネット販売も準備が整い次第、開始する予定でいます。

    みなさまのご支援いただいたこの温泉ミストの販売をきっかけに、鈍川に多くのお客様が戻ってきてもらえるよう、組合員一同、努力してまいります。

    今年は暖冬につき、桜の開花も早まることが予想されます。3月中頃には、満開の桜で皆様をお迎えできるのではないかと思います。この機会に是非、鈍川温泉に足をお運びいただき、
    自慢の泉質を持つお湯を楽しんでいただけますと幸いです。

    みなさまからのご支援のお気持ちに応えられるよう、頑張っていきますので引き続きの応援をどうぞよろしくお願いします。

    本当にありがとうございました。


    鈍川温泉組合長 中川修一郎
    愛媛県今治市

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愛媛県今治市

愛媛県の北東部に位置し、温泉が湧く緑豊かな山間部、かつて村上海賊が活躍した来島海峡を有し、世界有数の多島美を誇る瀬戸内海に浮かぶ島々や臨海部まで多様な地域性をもっています。国内生産の約5割を占めるタオル製造や造船業を中心に発展した産業都市であり、1999年の瀬戸内しまなみ海道開通により、中四国の流通拠点になっています。
近年は「今治タオル」ブランドや「サイクリストの聖地」と呼ばれるしまなみ海道などで、海外からも注目されているまちです。