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ひとり親家庭の親子に手作りのお弁当を配達!コミュニケーションと笑顔を増やすために

カテゴリー:子ども・教育 

main_img 達成

寄付金額 4,699,999

234.9%

目標金額:2,000,000

達成率
234.9%
支援人数
50
終了まで
受付終了

東京都町田市(とうきょうと まちだし)

寄付募集期間:2022年11月16日~2023年2月13日(90日間)

東京都町田市

プロジェクトオーナー

<事業のポイント>
●経済的に厳しいひとり親家庭の親子に、無料でお弁当を届けています
●お弁当配達時には、担当ボランティアさんとの間で日々の出来事や困り事などの会話が交わされています
●利用されている保護者からは「おうちでごはんの日は、子どもとゆっくり話すことができています」といった喜びの声が多数寄せられています。

「おうちでごはん事業」は、経済的に厳しいひとり親家庭の親子を対象に、ボランティアさんにご協力いただき、2週間に1回、無料でお弁当をお届けする事業です。2022年度は約250人の親子にお弁当をお届けしています。
ただ単にお弁当を届けるだけでなく、お弁当を届けてくれる担当ボランティアさんとコミュニケーションを取っていただくことで、人とのつながりを感じられるということがこの事業の特色です。また、地域で行われるイベントなどの情報もお届けし、地域や近隣の方とのつながりを作るきっかけとしていただいています。
利用されている方からは「普段の夕方はバタバタしていますが、おうちでごはんの日は、子どもとゆっくり話すことができます」「おうちでごはんのお弁当だと、子どもたちは苦手な野菜を残さず食べてくれます」といった喜びの声が多く届いています。
「おうちでごはん事業」は、お弁当を配達してくれるボランティアとつながることで、孤独感が解消できるだけでなく、安心感を得ることができます。

ひとり親家庭にお弁当を配達「おうちでごはん」

「おうちでごはん」の概要

「おうちでごはん事業」は、町田市社会福祉協議会が町田市の補助金を活用して実施しています。経済的に厳しいひとり親家庭を対象に、地域のボランティアさんにご協力いただき、2週間に1回、お弁当を配達しています。

お弁当だけでなく、地域のボランティアさんや社会福祉協議会の職員が、子ども食堂の情報をはじめとする地域の情報をお届けしています。
 

ときどきでもいい おうちに着いたら お母さんとゆっくり話したい

「おうちでごはん」がうまれた背景

「”なんでママはたくさん働いているの?”と子どもに聞かれましたが、うまく答えられませんでした」

これは、応募されたひとり親の方からのメッセージです。

他にも、「いつも仕事で帰りが遅く、そこからごはんの仕度をして、お風呂に入れて、気付いたら22時を超えています」「子どもと一緒の時間を作ることがあまりできずに申し訳なく思っています」という切実な声が寄せられています。

町田市が以前実施したアンケート調査では、「親子間でのコミュニケーションの機会が少ない」「保護者は相談相手を必要としている世帯が多い」といった悩みが見られました。

「おうちでごはん」のお弁当が届くまで

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配達日は、14時過ぎにボランティアさんが集合して手際よく準備を始めます。多い時で、1回に70食近くのお弁当を作ります。

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市内でお料理教室を主宰されている方がボランティアでメニューを考えています。子どもでも食べやすいよう、味付けも工夫している他、野菜やフルーツを多く取り入れています。

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できあがったお弁当は、おうちでごはん専用のナプキンに包みます。

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安心して食べて欲しい。そのために、世帯ごとに専用の保冷バッグに入れます。

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お弁当の準備ができたら、配達担当のボランティアさんに渡します。

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お届けする世帯にあわせて、担当のボランティアさんを決めています。お弁当を届けるだけでなく、ちょっとしたコミュニケーションを取って欲しいという思いもあります。

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担当のボランティアさんが直接手渡しますので、ご家族の状況を確認することができます。

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毎回、親子でワクワク・ドキドキしながらお弁当箱を開ける光景が目に浮かびます。

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ひとり親である保護者の家事負担を少しでも減らして、お弁当を食べながら、いっぱい、いっぱいコミュニケーションを取って欲しい。それが、私たちの願いです。

「おうちでごはん」で実現していること

利用者(ひとり親家庭)からのメッセージ

「おうちでごはん」は、衛生対策はもちろんのこと、新型コロナウイルス感染症対策を徹底した上で実施しています。利用された方からは、毎回多くのメッセージカードが届いています。

【その他の主なメッセージ】

○1歳の子どもに冬瓜の煮物をあげたところ、「おっ!!」と驚き、パクパク食べていました。

○仕事をしながらだと、なかなかバランスのいいメニューを作れませんが、おうちでごはんの日は最高なごはんを食べることができ、感謝しています。

○お弁当を開けた時、娘から「わー、スイカだぁー!!」という喜びの声と笑顔が見られました。

○子どもとの会話も増えて、食事の時間が楽しくなりました。

○自分で作ると、どうしてもどんどん濃い味になってしまうので、おうちでごはんのお弁当は料理の勉強にもなります。

ボランティアさんインタビュー

配達ボランティアとして従事している二組のボランティアさんの声を紹介します。

インタビュー1:三浦さんご夫妻

―配達ボランティアをやろうとしたきっかけを教えてください。
(寿夫さん)おうちでごはんの趣旨が良いなと思いました。
(奈穂子さん)ひとり親で働いているお母さんが、帰宅したら子どもとしゃべりながらごはんを食べられる、時間を共有できるというのが新しい感じで良いなと思った。

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―配達時の子どもや保護者の様子はどうですか
(寿夫さん)子どもたちの緊張が解けたのが3回目ぐらいでした。段々とはっきり挨拶するようになったし、顔もちょっと笑うようになりました。
(奈穂子さん)「あっ、弁当きた!」「お腹減ったよ―」と言って出てきてくれる子どももいました。

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―新型コロナウイルスの影響はありますか。
(奈穂子さん)仕事が減ったという声が聞かれます。あと、気持ちに余裕がない保護者の方もいらっしゃるような印象を受けています。
(寿夫さん)私たちが配達する際は、消毒用アルコールを用意して対策を徹底しています。

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―最後に、何かメッセージをお願いします。
(寿夫さん)地域でお互いに助け合えることがあると思いますので、是非、心を開いてもらえると良いなと思います。
(奈穂子さん)もっとこう、地域で相談すれば適切な相談先につながる仕組みがあると良いですね。

―ありがとうございました。

インタビュー2:柿澤さんご夫妻

―これまでを振り返っての感想を教えてください。
(美代子さん)運搬ケースが重いので、雨の日は少し大変ですね。最近だと夜が暗いので、運転する際は気を遣っています。それでも、やりがいがあります。お弁当を持って訪ねていくと、必ず待っていてくれますし、子ども達も「美味しかった」と感想を言ってくれます。

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(治さん)私は、妻から声を掛けられて一緒にやるようになりました。やっていて細かい大変なことはあります。しかし、お子さんやお母さんから「美味しかった」「ありがとう」と言われたら、私たちにとって何よりも嬉しいですね。

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―お二人が配達することを楽しみにしているご家庭が多いようです。
(美代子さん)「いくつ?」「何年生?」と気軽に話し掛けています。慣れてくると、保護者から相談を受けることがあります。先日都合により従事できなかったことがあったのですが、次に配達した際に配達先の親子から逆に心配されてしまいました。

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―これまでに嬉しかったことを教えてください。
(美代子さん)お弁当を配達した時に、子ども達が駆け寄ってきてくれること。それと、いつも笑顔で待っていてくれることですね。あと、保護者から「家で食べないものでも、おうちでごはんのお弁当は全部食べる」という感想を聞くと嬉しいですね。
(治さん)仕事が終わって帰宅してからごはんを作るのは大変だと思う。その点では、喜んでもらえて良かったと思います。

―最後に一言お願いします。
(美代子さん・治さん)利用できる制度は利用して欲しいですね。何かあればちょっと相談とかしてもらえると嬉しいです。

―ありがとうございました。

寄附(ふるさと納税)の使い途と事業スケジュール

寄附(ふるさと納税)の使い途

いただきましたご寄附の全額を、町田市から町田市社会福祉協議会への補助金として活用させていただきます。

【主な使い途】
■子どもと保護者へお届けするお弁当の食材費
■お弁当箱や保冷バッグ等の消耗品費
■事業広報費
■配達管理、問い合わせ対応を行うための人件費
■その他「おうちでごはん事業」運営費用

【注意事項】
事業費総額を上回るご寄附を頂いた場合は、「まちだ未来づくり基金」に積み立てし、「おうちでごはん事業」のみに活用させていただきます。

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事業スケジュール

2週間に1回、お弁当を無料でお届けします!(年間24回)
3月~4月:利用者募集、選考、事前個別対応
5月以降:お弁当の配達、相談対応・地域情報の提供

事業に懸ける思い:関係者インタビュー

社会福祉法人悠々会 理事長 陶山さん

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新型コロナの感染については収束の方向に向かい始めました、一方で物価が上昇し、円安が進み、日常生活に打撃を受けるようになりました。

地球の温暖化や、世界を巻き込む争い事も注視する必要がありますが、こんな時だからこそ身近な人同士の支え合いが重要だと思います。

身近な地域に「気になる人がいる」「気にかけてくれる人がいる」そんな思いをつながる事ができる、それが「おうちでごはんです」。

多くの方々にご協力を頂けたおかげで事業を進める事ができました、これからも一人ひとりの小さな笑顔を大切にしながら続けてまいります。引き続きのご支援を宜しくお願いいたします。

町田市子ども生活部子ども家庭支援センター 濱さん

地域で安心して子育てできる環境を実現したい

「おうちでごはん事業」は、今年度で4年目を迎えることができました。ふるさと納税・ガバメントクラウドファンディングを通して応援してくださった皆様のご協力のおかげもあり、毎年度少しずつではありますが、利用人数を増やすことができています。
2022年度は約250人の親子が利用していますが、町田市社会福祉協議会に寄せられたメッセージカードを見ると、「おうちでごはん」に対する期待の大きさを改めて実感しました。
課題としては、まだまだ利用できない親子が多いことです。2022年度は応募者が約850人いましたが、実際に利用できたのは約30%、残りの約70%の親子は利用に結びつきませんでした。
少しでも多くのひとり親家庭の親子が「おうちでごはん事業」を利用できるようにするためには、皆様のご支援が不可欠です。
様々な課題を抱えていたとしても、ひとり親家庭の親子が“笑顔”で生活できる地域を実現するため、皆様のご協力をお願いいたします。

※町田市は、「おうちでごはん」を実施する町田市社会福祉協議会に補助金を交付しています。

寄附者の皆様へ

「みんなで支え合う社会」の実現に向けて

「困難を抱えた子育て世帯を、地域全体でサポートできる仕組みがあるといいよね」

おうちでごはん事業は、町田市社会福祉協議会、子ども食堂を運営する社会福祉法人、町田市の何気ない会話がきっかけとなり一つの形となった事業です。

2022年度の利用者からは、「栄養バランスがとても良く、いつも大変助かっています」「子どもは配達ボランティアさんとのやり取りが嬉しいようで、おうちでごはんの日を心待ちにしています」といった喜びの声が多く寄せられています。

少しでも多くのひとり親家庭の親子が笑顔になれるよう、皆様のご協力をお願いします。

利用されている親子からのお礼の手紙

お礼の品はこちらから

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