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誰もが安心して移動できるまちに~未来のモビリティ社会の実現に向けたチャレンジ~

カテゴリー:まちづくり 

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寄付金額 180,830

18%

目標金額:1,000,000

達成率
18%
支援人数
20
終了まで
56
/ 90

兵庫県三田市 (ひょうごけん さんだし)

寄付募集期間:2022年11月3日~2023年1月31日(90日間)

兵庫県三田市

プロジェクトオーナー

学校、仕事、病院、買い物、レジャーなど、私たちの生活で「移動」することは欠かせません。これらの移動は、「鉄道」「バス」「タクシー」といった公共交通に支えられ、まちの基軸として重要な役割を担っています。しかし、今、人口の減少や働くスタイルの変化に伴い、「移動する人」が減る一方で、「移動に求められるサービス」は多様化し、これまでのように運行を維持していくことが困難になりつつあります。

兵庫県三田市では、こうした「移動」や「公共交通」が抱える課題を解決するため、新しい技術やアイディアを積極的に活用し、様々な企業をはじめとするプレーヤーとの連携により、誰一人取り残すことなく自由で快適な移動の実現を目指しチャレンジしていきます。
(トップのイメージイラストは「国土交通省:2040年、道路の景色が変わる~人々の幸せにつながる道路~」より転載)

兵庫県三田市

花と緑と水、豊かな自然に恵まれた、兵庫県三田市。

南部には、成熟期を迎えるニュータウンの美しい都市空間、北部は昔ながらの里山の暮らしもあり、日本の原風景が広がっています。また、市街地に垣間見る情緒ある街並みは、かつての城下町の歴史を語ります。
長い年月を経て紡ぎ出された、そんなさまざまな土地の色合いが混ざりあって三田のまちの豊かさを育んでいます。

GCFプロジェクト進捗情報一覧

現在進捗情報はありません。

変化する「暮らし」のスタイルと移動を取り巻く課題

 1980年代、ニュータウンの開発で人口が増え続けてきた三田市は、いま、急速な高齢化を迎えつつあります。中には高齢化率50%近い地区もあり、車で不自由なく移動できていた「暮らし」の事情が変化してきました。
 主な課題として高齢者にとっては、病院や買い物といった昼間の「ちょっとそこまで」の移動を、自宅からサポートしてくれる手段が少なく、地域によってはいつまでも自家用車の免許が返納できない、返納したから外出しにくいといった状況にあります。
 一方の公共交通も、高齢化の加速・人口の減少・働き方の変化に伴い、移動する人が減少してきたことで、これまでのようなサービスの維持は難しくなると同時に、運転手のなり手も不足。地域公共交通の安定的な運行が困難な状況に直面しています。
 このような「移動」をとりまく課題は、今後さらに拡大していくことが予測され、地域交通サービスに新たなしくみや技術を取り入れ課題解決を加速させる必要性が高まっています。

これまでの取り組み

三田市は様々な「移動」に関する課題に取り組んできました

「元気な広野をつくる会」が運営する『あいのり1号』

 三田市広野地区は、市の北西部に広がり、三田駅からは車で30分ほどの地域です。
ここでの一日のバスの本数は4便。休日の運行はありません。市の中心部に行こうと思ったら、朝8時30分に家を出て、9時30分に三田駅に到着。病院やお買い物などの用事をすまし、帰宅するには・・・バスがありません。となりの鉄道駅の新三田駅まで移動し、13時のバスに乗って帰ります。
 「もっと自由に気楽におでかけしたい。」そんな地域の声にこたえるため、地域の有志が立ち上がり、市と一緒に解決にむけた検討を繰り返した結果、新たな移動手段として「あいのり1号」を誕生させました。これはバスがたくさん走るお隣の地区まで送迎するもので、これにより三田駅に行ける手段も機会も増えました。運行を支えているのは地域の皆さんです。バスを下支えする新しい移動のしくみは、どこに住んでいても、いつまでも住み続けられる地域づくりの一助となっています。
 現在、広野地区の他に小野地区でも運行中。今後も地域の皆様と一緒に他の地区へ拡大していきます。

未来のモビリティ社会の実現に向けたチャレンジ

チャレンジ1:グリーンスローモビリティ実証実験

グリーンスローモビリティ(写真提供:株式会社モビリティワークス)

 三田市フラワータウン地区の中心にはスーパーや病院などの利便施設が集約されています。現在、ここへのアクセスは、徒歩や自転車による移動が主となっています。一方で、急激な高齢化の進展に伴い、地区の中心地だけでなく、コミュニティセンターなど交流拠点への移動に不安を抱える人が増えています。
 そこで、「環境への負荷が少ない」、「乗降がしやすい」、「近距離の移動に適している」といった特性をもった、新たなモビリティとして期待されている「グリーンスローモビリティ」の活用により、移動に不安や不自由を感じている方々の外出を支援していく取り組みを始めます。
 また、この実証実験では株式会社アシックスとも連携し、運動量を観測することで、健康づくりを推進するとともに、新しいモビリティサービスの実施による運動量の変化や地域商業施設の活性化などへの影響を検証します。
 実施にあたっては、神姫バス㈱や神戸電鉄㈱といった交通事業者や地域のまちづくり協議会をはじめ、商業施設など様々な企業の皆さまとの共創により推進していきます。(実施地:三田市狭間が丘、武庫が丘(11月~12月))

チャレンジ2:中型自動運転バスを使った実証実験

令和2年度 経済産業省・国土交通省中型自動運転バス実証実験

 公共交通の自動運転化は交通事故の軽減や運転手が不足するバス業界の救世主として期待されています。市では、令和2年度、ウッディタウン地区で自動運転バスの実証実験を行われました。ウッディタウンは「北摂三田ニュータウン」として、人口が急激に増加してきた地域です。沿道には街路樹が拡がる美しい街並みのニュータウンですが、今後は急激な高齢化が予測されています。車で便利なまちが、車がないと不便なまちになってしまわないよう、地域の交通ネットワークの基軸として、路線バスの自動運転化による高度でスマートな交通サービスの実現を目指します。(実施地:三田市ウッディタウン地区(2月))

未来への歩み一歩一歩確実に進めます

継続的な実証実験の実現を目指します。

 今後はさらに、新たな移動手段として、グリーンスローモビリティの活用や中型バスの自動運転化を目指した実証実験を繰り返し、環境にやさしく、クルマを持たなくとも、自分で運転しなくとも、文化的で持続可能な暮らしと地域づくりを可能にできる交通まちづくりを目指していきます。

協力事業者からのメッセージ(神姫バス株式会社)

地域とともに歩む未来のモビリティ

連節バス「オレンジアロー 連 SANDA」

 人の移動には、出会いと別れが伴います。私たちはずっと見守っていました。当社は、「地域共栄 未来創成」を企業理念とし、移動をベースに地域を活性化させるとともに、人々の生活を支援し、地域と共に95年間歩んで参りました。未来のモビリティ社会に向けたチャレンジについても、地域課題・技術革新や環境変化に対応するために、バスだけではなく、MaaSやグリーンスローモビリティ等の実証実験を行っています。また、自治体と連携して、人・モノの輸送、観光客誘致、特産品の販売・PR、貨客混載にも取組んでおります。
 今回の三田市の先進的な取組みに積極的に参画し、地域の移動を支え、賑わいづくりに貢献していきたいと考えています。
(神姫バス株式会社 次世代モビリティ推進室 部長 須和憲和)

地域でチャレンジする吉田様からのメッセージ(元気な広野を作る会 会長)

地域で育てて、地域で守っていく

吉田さんと室山さん

 広野地区の北部では、路線バスの便数が極端に少なく、「出かけても帰るのに困る」という課題がありました。また車を手放すと、途端に移動が難しくなるため、高齢になっても無理をして運転を続けざるを得ない状況にありました。
 「このままじゃ、いかん!」みんなが長く快適に住めて、安全で安心な地域をどうつくっていくか。その想いで高齢者の生活支援「まごころサポート広野」に取り組み始めたのが平成27年。これを土台とし、令和元年から2年の検討期間を経て、7月に「自家用有償旅客運送」を開始しました。
 「顔見知りの人が運転してくれるから安心」そんな利用者の声をきっかけに、自分たちの地域は自分たちで守って行かないと みんなの想いが一つに。「最近、調子はどう?」移動の間に交わす少しの会話も大切なコミュニケーションの一つです。少しずつ増えてきた利用者も、今はまだほとんどがリピーター。新たな利用者を増やすことが一番の課題です。「地域で育てて、地域で守る」対象地域や登録者には毎月チラシを配ったり、バスの乗り方教室を開いたり、継続して地域で声を掛け合うことを大事にしています。

(広報さんだ令和3年11月号より抜粋)

寄付者の皆様へ 寄付金の使い道

 今回のご支援は、ファーストワンマイルの新しい移動手段として期待されるグリーンスローモビリティによるモビリティサービス開始にむけた実証実験に要する経費として充てさせていただきます。

ご支援いただいた方は、プロジェクトの一員として参加できます

中型自動運転バス実証実験

 令和5年2月に実証運行を予定している中型自動運転バスの舞台裏から初運行まで、特別にご招待。最新の自動運転技術を間近で体感いただけるほか、その仕組みについても詳しく知ることができます。子どもから大人まで、ワクワクの新体験をどうぞ。
 本プロジェクトに共感し御支援いただいた方なら 誰でもご参加いただけます。
 イベントの詳細、参加方法などは 三田市役所交通まちづくり課 079-555-6777.(担当:大脇、梅村)

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連節バスオレンジアロー”連”を下から見せます なりきり整備士体験

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 三田市内を走る連節バス「オレンジアロー 連 SANDA」の整備中の様子を間近で見ることができます。2連に連なる大きな車両を下から見る機会なんてそうそうありません。特別な体験になること間違いなし!です。
 本プロジェクトに共感し御支援いただいた方なら 誰でもご参加いただけます。
 イベントの詳細、参加方法などは 三田市役所交通まちづくり課 079-555-6777.(担当:大脇、梅村)

最後に

人がつながる みんなで育てる 明日の公共交通

 子どもからお年寄りまで、自由に移動できる環境は、住み続けたいまちの要となります。そして「誰もが安心して快適に移動できるまち」の実現には、知恵とチャレンジと共感が必要です。これまでにない発想で、これまでにない技術を積極的に取り入れ、地域、企業、行政、そして全国の皆さまの共感と応援のもとに取り組みを進めてまいります。

 本プロジェクトのご理解とご支援に心よりお礼申しあげます。