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子規が遺してくれた「たから」を未来に継承したい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

main_img 達成

寄付金額 1,015,000

101.4%

目標金額:1,000,000

達成率
101.4%
支援人数
42
終了まで
受付終了

愛媛県松山市(えひめけん まつやまし)

寄付募集期間:2022年11月16日~2023年2月13日(90日間)

愛媛県松山市

プロジェクトオーナー

 子規記念博物館では、正岡子規をはじめ松山ゆかりの文豪たちが遺した多くの資料を修復しながら保存管理しています。資料を適切に保存し、有効活用したいと今回クラウドファンディングに挑戦します。
 子規記念博物館に収蔵する約7万点の資料を適切に維持管理していくには、劣化した資料を適切に修復し保管することが大切です。しかし、こうした「たから」である資料を永く後世に継承していくためには、皆さんに広く活用していただくことも大切だと考えています。そこで修復された資料をデジタルアーカイブ化することで、皆さんの活用範囲が広まり、よりその資料がもつ魅力にふれていただきたいと考えています。

子規が遺してくれた「たから」を未来へ継承したい

子規博収蔵の資料を修復し、デジタル化して活用する。

収蔵資料の状況

・子規記念博物館は、正岡子規をはじめ松山ゆかりの文豪らが遺した資料を収蔵していますが、経年劣化が見られるものもあります。
・展示資料の入替や照度調整、また収蔵庫の温湿度管理や害虫・菌の駆除などの対策に努めていますが、それでも経年劣化は防ぎきれません。
・修復にかかる時間や経費の問題から、近年では、毎年1~2点程度を修復しています。
・正岡子規をはじめ松山ゆかりの文豪たちが遺した資料をもとに、調査・研究の成果や資料自体を後世に継承することで、子規らの功績を顕彰する必要があります。またこうした実物資料を来館者に見ていただくだけではなく、インターネットを通して全国の正岡子規や俳句愛好家の方に広く活用していただくことで、正岡子規をはじめとする文豪の魅力の再発見に繋げたいと考えています。

劣化した収蔵資料をよみがえらせる

実物資料を適切に修復し活用!

収蔵資料の活用

・子規記念博物館では毎年、正岡子規やゆかりの文豪の資料を専門業者により修復しています。また令和3年には開館40周年と子規没後120年目を記念し、子規博ホームページ上に「デジタルアーカイブ」を立ち上げました。
・令和4年度は、貴重な子規の俳句稿である「明治廿九年俳句稿」などの資料を修復するとともに、修復した資料を「デジタルアーカイブ」に掲載し、来館できなくてもインターネット上で誰でも自由に閲覧できるようにします。

寄付金の使い道

収蔵資料を修復し、保存活用する費用の一部
【内訳】
・資料の修復、撮影に関する経費:年間約720,000円
・デジタルアーカイブへの資料追加に関する経費:年間約330,000円 など

【目標金額に達しなかった場合の寄附金の取扱い】
目標金額に達しなかった場合も本プロジェクトへ活用させていただきます。また、目標金額に達した時点で受付を終了し、本プロジェクトへ活用させていただきます。

どこでも自由に収蔵資料にふれる

子規記念博物館デジタルアーカイブ

 子規記念博物館では、開館40周年と子規没後120年目を迎えた令和3年度の記念事業としてホームページ上に「デジタルアーカイブ」を設置し、全608カットの収蔵資料の画像を自由に閲覧できるようしています。現在は、子規記念博物館を代表する正岡子規の資料である「なじみ集」と「竹乃里歌」を公開しています。
 令和4年度は、子規の貴重な俳句稿「明治廿九年俳句稿」など3点の資料をデジタルアーカイブに掲載することで、来館しなくても収蔵資料に触れることのできる機会を提供するとともに、来館いただけた方には子規記念博物館の研究・調査の成果に触れていただく機会を提供します。

道後公園の桜の開花時期の更新を目指して

実物資料を適切に修復し活用!

事業実施のスケジュールです。2023年の春にデジタルアーカイブでの公開を予定しています。
2022年 資料修復、修復資料の撮影
2023年3月 デジタルアーカイブで公開

松山市立子規記念博物館 総館長 竹田美喜

実物資料の魅力に気軽に触れてほしい。

 松山出身の正岡子規は、最後まで故郷松山を大切に思っていました。子規が私たちに遺してくれた作品を調査・研究していると、松山への愛着がわかる作品が多いことがわかります。
 当館は現在約70,000点の資料を収蔵しています。このうち収蔵品の核をなす正岡子規の実物資料は1,343点を数え、他に夏目漱石、河東碧梧桐、高浜虚子ら子規周辺の文学者たちに関する収蔵品も充実しています。こうした貴重な資料を、松山市民をはじめ、全国の俳句愛好家や子規研究者の方々に活用していただくことが、当館の大切な使命であると考えています。
 実物資料を保存し活用するにあたっては、修復作業が必要となります。適切に修復することで他の博物館へも積極的に貸し出すことが可能となり、皆さんのお近くの博物館でも展示されるかもしれません。
 また当館では、令和3年度に開館40周年事業として「子規記念博物館デジタルアーカイブ」を新設し、当館が誇る子規を代表する資料である「なじみ集」と「竹乃里歌」の画像、計608カットを公開しています。収蔵資料の画像をデジタルアーカイブに掲載することで、来館することなく資料を閲覧することができるようになり、またページをめくるように中身を読むなど、博物館での展示とは異なる閲覧も可能となります。当館では今後も継続的にデジタルアーカイブを更新し、皆様にご活用いただきたいと考えています。
 これからも私たちは、遺してくれた作品から子規やそのゆかりの仲間を顕彰し、作品とともに永く後世に継承してまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。

俳人 夏井いつき

今、WEB句会ライブが面白い!!

 令和3年度、正岡子規の博物館である松山市立子規記念博物館では、開館40周年、そして子規が没して120年目の節目を迎えての記念式典が開催されました。コロナ禍の影響もあり無観客での開催でしたが、松山と関東、そしてアメリカのボストンをリモートで繋ぎ、パネルディスカッションに私も参加しました。ニューヨークの俳句愛好家の活動や私のWEB句会の活動を紹介し、コロナ禍で人と人の関わりが薄れていく中、俳句が人と人の繋がりをつくる大きな力になると改めて感じました。
 コロナ禍以降、Webで行われる句会には私も触れる機会がありました。
 老若男女問わず参加することができて、顔を出して行うこともあれば声だけでやり取りすることもあります。また、選句と選評を集計してメールで配信するような形の句会もあります。
 近代俳句の祖である正岡子規さんが今の世の中を見たら、きっと大いにインターネットを活用して誰よりも俳句を楽しんだことでしょう。
 しかし、ネット上で句会を楽しむことができても、諸処の理由で簡単には博物館へ足を運べない皆さんがいらっしゃいます。正岡子規をはじめとしたさまざまな資料を、勉強や興味の赴くままに閲覧できれば、一人ひとりのなかで俳句の魅力はさらに深まっていくことでしょう。子規記念博物館による資料のデジタルアーカイブ化への挑戦を是非応援したいですね。

松山市長 野志克仁

「たからみがき」のまちづくり

 松山市には、俳句などの文学的な土壌や野球文化といった全国に誇れる宝が数多くあります。松山市ではこれまで取り組んできた「坂の上の雲」のまちづくりを継承しながら、「たからみがき」の新しいまちづくりを市民の皆さんと一緒に進めています。
 こうした宝の一つが松山市出身の偉人である正岡子規です。俳句や短歌といった難しい文学を、親しみやすく、さらに身近にした子規の功績は大きく、特に俳句は愛好家も増えテレビなどで取り上げられる機会も多くなっています。そして、正岡子規は故郷の松山を愛し、故郷を離れても松山とのつながりを持ち続けました。私たちは松山市民として子規が遺してくれた宝を永く後世に継承していく必要があります。
 今、全国でコロナ禍の影響を受けています。正岡子規が病床でも文学活動に励んだように、私たちも、この局面に対応して新しい取り組みを行い、正岡子規を顕彰していきたいと考えています。皆さんの御協力をいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。

寄付者のみなさまへ

松山市からのメッセージ

 資料を永く保存するためには、保管しておくだけでも経年劣化が進むことから修復が欠かせません。たくさんの資料を専門業者により適切に修復して、資料を残し未来へ継承する拠点となる本プロジェクトのご支援に、心より御礼申し上げます。
 また偉人が遺した実物資料を実際に見に、是非松山市へお越しください。お待ちしています。

お礼の品

【1万円以上】極堂コース

①ホームページへの記名(希望者のみ)
※記名を希望されない方は、子規記念博物館までご連絡ください(sikihaku@city.matsuyama.ehime.jp)
②子規記念博物館観覧年間フリーパス

【子規記念博物館観覧年間フリーパス】
子規記念博物館の常設展と特別展・特別企画展を無料でご観覧いただけます。
※ご来館時に受付にてご提示ください。
※有効期間は令和6年3月31日までです。
※ご本人様のみ利用可。
※転売、譲渡、返金、換金不可。

◆返礼品の発送はクラウドファンディング終了後となります。

【3万円以上】漱石コース

①ホームページへの記名(希望者のみ)
※記名を希望されない方は、子規記念博物館までご連絡ください(sikihaku@city.matsuyama.ehime.jp)
②子規記念博物館年間フリーパス
③子規記念博物館オリジナルグッズ
④子規記念博物館トートバッグ

【子規記念博物館観覧年間フリーパス】
子規記念博物館の常設展と特別展・特別企画展を無料でご観覧いただけます。
※ご来館時に受付にてご提示ください。
※有効期間は令和6年3月31日までです。
※ご本人様のみ利用可。
※転売、譲渡、返金、換金不可。

【子規記念博物館オリジナルグッズ】
子規記念博物館が収蔵する名品をカラー写真で紹介する『子規博館蔵名品集』、もしくは子規の一生をやさしく解説した『伝記正岡子規』のどちらかをお選びいただけます。

【子規記念博物館トートバッグ】
子規の横顔のイラストをデザインしたトートバッグです。

◆返礼品の発送はクラウドファンディング終了後となります。

【5万円以上】子規コース

①ホームページへの記名(希望者のみ)
※記名を希望されない方は、子規記念博物館までご連絡ください(sikihaku@city.matsuyama.ehime.jp)
②子規記念博物館観覧年間フリーパス
③子規記念博物館オリジナルグッズ
④子規記念博物館トートバッグ
⑤修復資料説明会への参加

【子規記念博物館観覧年間フリーパス】
子規記念博物館の常設展と特別展・特別企画展を無料でご観覧いただけます。
※ご来館時に受付にてご提示ください。
※有効期間は令和6年3月31日までです。
※ご本人様のみ利用可。
※転売、譲渡、返金、換金不可。

【子規記念博物館オリジナルグッズ】
子規記念博物館が収蔵する名品をカラー写真で紹介する『子規博館蔵名品集』、もしくは子規の一生をやさしく解説した『伝記正岡子規』のどちらかをお選びいただけます。

【子規記念博物館トートバッグ】
子規の横顔のイラストをデザインしたトートバッグです。

【修復資料説明会への参加】
当館内の会場で、今年度修復を実施した資料を実際にご覧いただき、修復前の写真と見比べながら、学芸員が資料の内容や意義を説明します。
※開催日時、場所は後日ご連絡させていただきます。
※説明会は60分程度を予定しております。
※旅費や宿泊費等は自己負担になります。

◆返礼品の発送はクラウドファンディング終了後となります。

  • 2023年03月03日 09:17

    「子規が遺してくれた「たから」を未来に継承したい!」の募集期間終了について

    「子規が遺してくれた「たから」を未来に継承したい!」の募集期間が終了しました。
    今回、無事に目標金額を達成することができました。
    ご寄附いただきました皆様に、心から御礼申し上げます。
    寄附金は、当館の収蔵資料の修復やデジタルアーカイブの充実のために使わせていただきます。

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愛媛県松山市

 松山市は愛媛県のほぼ中央にある松山平野に位置する四国最大の都市です。豊かな穀倉地帯である松山平野は、瀬戸内海国立公園に面した温暖な気候でミカンを主とした果樹栽培が盛んに行われています。日本最古の温泉といわれている「道後温泉」や日本を代表する連立式平山城「松山城」などの古くから栄えた城下町で、俳人正岡子規をはじめ多くの文化人を輩出した土壌は、文豪夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台になった街としても有名です。ゆっくりと時間が流れる松山で、松山の風情を満喫し日頃の疲れを癒されてはいかがですか。